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フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

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2017年ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア活動報告
2月9日フィリピン大学敷地内スラム

 

活動場所

2月9日 : UP campus puck libis (フィリピン大学敷地内スラム)
医療奉仕活動 1日目

患者総数

646人

 

※この地域は「フィリピン大学」の周辺に形成されたスラムです。

広大な大学の敷地内に人々が無断で住居を立てたり、今は劣化したために使用されなくなった大学職員のための古い住居を無断で利用し、生活をしている人たちが一つの集落を形成しているスラムです。

ここのスラムの住民たちの主な仕事は「バスケットボール」で使用する「ネット」や漁業に使用する網を手作りで作りながら一日約495P(日本円900円)程度の収入で生活をしています。

目の前にはフィリピン国内でも大変有名なフィリピン大学が見えますが、その周囲はとても貧しいエリアが広がりまさに貧富の格差を象徴するような場所の一つです。

そしてこの土地はいわゆる「不法占拠」の為、行政や大学側から突然撤去命令を言い渡されても彼らにはどうすることもできません。

AM9:00

治療会場には早朝から長い列ができ私達の活動の開始を沢山の人々が待ちわびていました。

現地統括責任者今西先生の号令で手際よくみんなが各ブースの準備をします。

今回はこの集落の中にあるバスケットコートを治療会場として利用します。

111名の参加メンバーがみんなでバスから一斉に荷物を降ろしていきます。

会場には現地スタッフが用意してくれた木やプラスチックの机やイスをみんなで手際よく並べ、ハロアル診療所の開設を始めます。

消毒ブースには沢山の「抜歯器具」が並べられます。

13年前、わずか6人程で訪れた時、道具という道具はほとんどなく、全て自院からの持ち出しでこのフィリピンにやってきました。

私は机いっぱいに並べられた器具、薬品をみて思わずあの頃を思い出していました。

この光景一つを見ても本当に沢山の方々のご協力のお蔭だと心から感謝しました。

全ての準備が終わり、その「消毒ブース」に医療関係者たち全員が呼ばれました。

会長 林 春二 先生がこれからの治療にあたり諸注意を伝えます。

そして全員が輪になり手を握りあいます。

「思いを一つにしましょう。私達の技術、知識、情熱で安全に、怪我なく、一人でも多くの患者さんの為に尽くしましょう。」

中心には兵庫県から毎年参加をしてくださる 菅原歯科医院 の菅原先生が最後の気合いの掛け声をかけて下さいました。

「頑張るぞー!」「オー!」

会場中に響き渡るみんなの声が今年の医療奉仕活動のスタートの合図となりました。

もうすでに入口のゲートには沢山の人たちがカルテを持って並んでいます。

私は今年も「検診ブース」を担当しました。

このブースはすべての患者さんのお口の中をチェックし、本人が治療する場所、優先するべき治療、それらを一人一人に話、各ブースへ振り分けていくため、言い換えればこの「検診」によって一人のお口の中の今後が決まってしまうとても重要なブースです。

私の目の前に小さな女の子がやってきました。

カルテを見ると「8歳」と書かれています。

「どうしたの?」「どこが痛いの?」と尋ねると左の奥歯を指さします。

それは既に半分以上崩壊した6歳臼歯、最初に生える大人の歯でした。

その歯は黒く茶色く変色し、歯ぐきは化膿しはじめています。

「どうしたいの?」と尋ねると「痛いから抜いてほしい。」と小さな声でつぶやきます。

その声は震え、目は少し潤んでいます。

私はカルテに「抜歯」を選択し、「患者誘導係」の担当の方に「抜歯ブース」へ案内してもらいました。

次々と患者さんが各治療ブースに移動していく中、高校生たちも少し緊張しながら一生懸命取り組んでいました。

特に、抜歯ブースでは泣き叫ぶ子供の手を握りながら「カヤモヤン」(頑張って)と叫びながら励まし、自分の無力さと世界の貧困の現実を肌で感じます。

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