ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

2017年ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア活動報告
笑顔のわけ

今回の活動で参加者の皆さんや高校生からとても多く聞こえてきた言葉があります。

それは現地の人たちの「笑顔」です。

「彼らの笑顔が感動できだった。」
「私達の事を快く笑顔で受け入れてくれた。」

皆さん現地の方々の素敵な笑顔にとても感動されたようでした。

しかし、ある高校生が毎晩行われる「高校生マニラ・ミーティング」の時にこんな発言をしました。

「なぜスラムの人たちはあんなに笑っていられるのだろうか。
自分だったらあの環境でニコニコしながら生活などできない。」

ボランティアには「感動」と「悲しみ」が存在しています。

私達が現地で沢山の感動を得るその裏にはたった1本の歯ブラシさえも買うことが出来ない「悲しみの現実」があります。

そして「貧困」という問題は私達人間自身が作り上げた最大の不条理なのです。

現在、この地球には73億人を超える人間が生活をしています。

誰もが幸せになり、誰もが豊かに生きる平等の権利を持っています。

しかし、現実の世界はどうでしょう。

国境、人種、宗教、言葉や肌の色・・・。

全て私達人間が自ら作った価値観によって今まさに「人類の滅亡」が現実のものになりつつある社会を形成しはじめています。

その中でいつの時代もどんな場所でも最初で最大の不幸を背負うのは「子供達」です。

私達は自分で努力をしてこの国に生まれたわけではありません。

世界中のたった10%しかいない「いわゆる豊かな国」に努力をして生まれたわけではないのです。

その反対にスラムの子供たちは自ら望んで汚泥が流れ、糞尿が散乱し、異臭が漂い今日食べる事にも困窮するあの地を選んでいるのではありません。

その現実を知っている私が、あなたが、私達10%の人間がこの現実を「運命だから」といって素通りして良いのでしょうか。

私達は恵まれています。

教育、医療、福祉、私達日本人は誰もが一定の社会的恩恵を受けることができます。

そして有り余るほどの食べ物に囲まれ、たったわずかな賞味期限でも「安全」という名のもとに凄まじい量の食糧を破棄しています。

爆弾や銃声に怯えることなく清潔で温かな布団でゆっくりと眠ることができます。

鉛筆を持ち、ノートを買い、音楽、スポーツ、芸術に小さいころから携わり、将来の夢を膨らませながら毎日を幸せに生きることができます。

このような国は世界にたった10%しかありません。

私達は本当に恵まれています。

だからこそ本当は毎日を笑顔で生きることができるはずです。

私は日本とフィリピンの幸せの比較をしているのではありません。

しかし、なぜ豊かな国の私達が貧しい国のスラムの人たちの笑顔にこんなにも感動し、悩み、考えるのでしょうか。

それは「本当の豊かさ」とは物に溢れ、欲望が満たされ、全てが当たり前のように生きられる、そんな物質的なものでは決してないということなのです。

そして貧しさとは食べることが出来ない、学校に通えない、医療が受けられないというだけの問題ではなく、自分が辛くても苦しくても更なる人が目の前にいるならば、手を差し伸べ互いが「悲しみの分母」になることができない「共に生きようとしない」「心の貧しさ」にあるということなのです。

だからこそ、私達日本人は全てが満たされているはずなのに「笑顔の持つ本当の意味」を知らなかったのではないでしょうか。

私は皆さんに伝えました。

「私達は嬉しいとき、幸せな時に笑顔になります。
何かを得たり、成功したり、それは欲望が満たされた瞬間でもあります。」

「私達は幸せな時に笑顔になるのです。」

「しかし、スラムの人たちは何一つ満たされていない。
食べ物も、仕事も、お金も。
それなのにいつも笑顔でいることが出来る。」

「恐らく彼らは“笑顔の持つ本当の意味”を知っているのでしょう。」

「それは貧しい暮らしの中でもいつも家族や友人、地域で支え合って悲しみを共有する大切さを生活の中から学んできた。
だからこそ、幸せになるためには笑顔でいること。
笑顔が幸せをいつか運んでくれると信じているのでしょう。」

「彼らは笑顔でいるから幸せになれる。」
と考えているのです。
 

  • 2017年度フィリピン医療ボランティア活動報告書
  • フィリピン国内の変化
  • 2月8日バランガイ・タンボ・パラナック
  • 2月9日フィリピン大学敷地内スラム
  • 2月10日バランガイ パコエリア
  • 2月11日 カビテ市 バランガイ サラマ・マルケス
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    歯科医師でミュージシャン今西祐介がパーソナリティの歯科医療ボランティアと楽しいトーク&音楽番組

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