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東北地方関東沖大地震 現地報告 第1集
被災地へ支援物資を

物資受付を済ませ、歯科医師チームであることを告げると、救護班リーダーの菅野医師とお話が出来ました。

「ご苦労様です。お薬有り難うございました。現在、ようやく医療物資が整いつつあるも、医師不足と処方内容の確認で、迅速に血圧等の常備薬をお渡しすることが出来ません。また、被災者の細かな把握も出来ていない状態ですが、少しずつ改善はされています。歯科医師の先生がお一人いますので、ご紹介します。」

すると、そこに歯科衛生士さんが偶然いらっしゃいました。
お名前は沼倉さん。彼女は被災にあった「公立 志津川病院」の勤務で、地震当時、屋上に逃げ一命を取り留めました。まだ歯科衛生士4年目の彼女は私達の応援に心から感謝し、現在の状況をお話してくれました。

「現在、宮城県内の先生が歯科往診車を寄付してくれました。今回の被災者の中に「阿部公喜先生」という方がいます。ご夫婦で診療されていて、津波で住むところも病院も流されてしまい、今は、この本部近くの駐車場で車の中で寝泊まりをしています。その方が、この往診車を任され、被災の方々を治療しています。」
「現在、ほとんど治療道具が無く、薬や薬液もありません・・・」

彼女も被災者の一人で、家は離れたところに在るため何とか住むところはあるものの、3日帰宅しておらず、被災者達の救護をお手伝いしているところです。

そして、数分後、私達はその「阿部公喜先生ご夫妻」にお会いすることができました。

 

憔悴し、目の下には真っ青に隈ができ、疲れ切った表情の先生は、私達を見るなり深々とお辞儀をされ「有り難うございます・・」と、当時の状況を語り始めました。

「この南三陸町には6件の歯科医院がありました。津波により全て流され、現在、私達だけかもしれません。あの地震直後、津波警報が鳴り、すぐに患者を誘導し、車で逃げました。約1週間前、震度5クラスの地震が起きたとき、院内にお年寄りが多かった為、いち早い避難が必要だと感じていた矢先の事でしたので、体がとっさに逃げることを覚えていたように思います。年寄りはすぐには動けないので、そのおかげでより早い避難が出来たかもしれません。」

「しかし、若い先生や、患者さん達は、みんな波にさらわれてしまいました・・・」

 

「現在はかろうじて救急的な治療はありませんが、器材や薬剤が無いので本当に助かります・・」

時より遠くを見つめるような虚ろなその目は、被災の衝撃を言わずとも私達に伝えています。家も、病院も、患者も全てを失った先生に、震災から10日目にして既に、この地域の歯科医療の重責を担わなければならないのです。

同じ歯科医師として何を言ってあげればよいか分からず、「私達に出来ることは何でもしますので、いつでも連絡を下さい。材料、人員、できる限りのことはします。
お体に気をつけて頑張ってください・・・」

先生と会話をした直後、自衛隊の歯科医療班が来られているとのことで、何かに駆られるように先生は本部に戻って行かれました。

先生の背中を押すもの。それは医療人としての「責任」の他ありません。
歯科衛生士の方に、細かな物資の説明と、薬剤、歯科器材、カルテ、歯ブラシ1万本をお渡しし、本部を後にしました。

今回は、実際の治療行為よりもむしろ、物資を届けることのみを中心として活動しました。

それは、現時点ではまだ歯科医療を受ける余裕も、治療する設備も整っておらず、今後ある程度復旧が進むなかで需要が増える事になると判断したからです。

近隣の歯科医師会や自衛隊の救護班よりも早く、医療材料を届ける事が出来たのは幸いでしたが、今後も引き続き支援を行い、私達の会としても現地で何がご協力出来るかを随時考えていきたいと思います。

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