ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

3日目(2月10日)のミーティングから

いよいよ最後の高校生ミーティングになりました。
ミーティングの前に医療ボランティアが無事に済んだこともあり、ものすごく盛り上がった夕食の後ですから、高校生には気の毒だったかもしれません。

しかしフィリピン医療ボランティアに来ているわけですからこのミーティングをしなくては意味がありません。

2012年 高校生ボランティア参加者たち

人間が生まれる確率は「一億円」の宝くじを「百万回」連続で当てるより難しいといわれています。そういう確率で生まれた私たちが同じ意見などということはないのが当たり前ではないでしょうか・・・・。それよりも生まれてきたことに感謝をしましょう。

成田空港でも話しましたが「人」という字は一人の人と、もう一人の人が寄り添った形で成り立っています。そこに社会が生まれるわけです。

明るい人の周りに人が集まります。しかし社会は自分の思い通りには行きません。同じ「人」という字を構成するのなら、目立つ人より、引き立て役に回った方がいいのです。

目立つほうがいいように感じるかもしれませんが、「人」という字を見ても、左側の目立つ方は右側の人に寄りかかっているようで危うく感じられます。

そして他の人がこの左側のよりかかっている人と右側の支えている人を見たらどちらの人を称賛するでしょうか・・・・。
そういう人になることが大切なのではないでしょうか。

この世に親のない子供はいません。
自分がいるということは両親がいるということです。その両親にも親がいます。そうして先祖を21代さかのぼると親の数は「二百万人」にも上るそうです。

極少ない確率で生まれた私達ですがこうしてここにいるのですから、「あの人が好きだ」、「この人が嫌いだ」などと言っていては先祖に申し訳ないと思います。

一人ひとりに「二百万人」の先祖がいるということは相手にも同じ数の先祖がいるということです。何代かさかのぼれば、「嫌い」だと思っている人の先祖に、自分の先祖がお世話になっていなかったとは言えません。
恩をあだで返すようなことはよしましょう。

相手に「ほめられる」ことも「注意される」こともあるでしょう。ほめられたとしても気持ちがいいだけで、いい気になってしまい「努力」をしないのではないでしょうか。むしろ注意されたり、叱られるほうが努力するのではないでしょうか・・・・。

注意されると気分が悪いかもしれませんが、そういう人は自分の「度量」が小さいだけなのです。注意してくれた人に感謝が出来るようになってくれたら「最高」です。

人間は身の丈の振る舞いが大切です。身分不相応の服を着ても「チンドン屋」になってしまいます。誰にも通用するように勉強をしましょう。自分がよくなることも大切ですが、自分の「親のため」にという気持ちのほうがもっと大切です。

ハローアルソンのことは忘れてくれてもいいです。
でも自分の親への感謝を忘れないでください。

ハローアルソン活動に協力してくれている人が日本に沢山います。
その人たちのために「尽くせる人」になってください。高校生カンパをしてくれた人に活動の後でお礼に行くと、すでに亡くなってしまった人もいます。

お父さんお母さん「よくぞ私をお父さんたちの子どもに産んでくれました」と感謝してください。

今西先生の例をあげてみれば私がボランティアに誘った時、「自分のことさえできないのに人のことをするなんてまやかしだ、診療の終わった後で患者さんなんか見られない。煙草は楽しみだからやめない」といって断られました。
それが今では時間外でも患者さんを診、タバコをやめ、皆さんのリーダーとして1年中この活動のために頑張っています。
ボランティアと言うのはそういう不思議な力があるのです。

また関口先生は大学の時、患者さん専用のエレベーターの中でアイスクリームを食べているところを私に見つかり怒られました。「嫌な奴だ」と思ったと思います。
それで私を遠ざかっていたら今の関口先生はいないことになります。もちろん私と一緒にボランティアもしなかったでしょう。それが今では一緒にボランティアをする、なくてはならない仲間なのです。

一時的な感情や思いで「全てがそうだ」と思わないことです。例え意見が違ったとしても「そういう見方があるのかな」と思うことです。そして自分にはそういう見方が出来ないくらい「ちっぽけな許容力なんだ」と思えることが自分の発展の力になるのではないでしょうか。

若いということは可能性が大きいということです。しかし必ずできるということではありません。毎日コツコツと続けることが力なのです。

この経験を新聞に投稿して下さい。採用されて自分の名前が出るとうれしいですよ。そして家族も喜んでくれるでしょう。多くの仲間を作ってください。この会が目指しているのは会のことだけではありません。決まったこと、やらなければならないことはしっかりやれる日本人として筋の通った「一本人(いっぽんじん)」を目指しましょうということです。

また、ここで決まったことはどんなに大変でもすぐやってください。それを自分には出来ないとか、決まったことを裏切るような人にはならないでください。それでは「言うこと」と、「行動」が違う「二本人(にほんじん)」になってしまいます。皆さんは常に弱い人を支えられる人であって欲しのです。

そういう人はどんどん伸びていきます。いい学校へ行ってください。そして自分の為でなく、弱い人を助けられるような人になるために一生懸命努力して下さい。

世の中には自分たちと違って、一生懸命やっても効果の出ない人もいます。自分のためでなくても、そういう人のためにやれる人になってください。それが一億円を百万回連続で当てるより難しいという確率の中で生まれてきた私達の務めではないでしょうか・・・・。

皆さんがやがて出世ししてお金が自由に使えるようになったとき、両親にお小遣いをあげるのも素晴らしいですが、弱い人のために尽くしきれる皆さんになってくれるほうが両親はずっとうれしいと思います。

皆さんが大学に進んだとき大学の文化祭で、また高校に残っている人は高校の文化祭でみんなをまとめる指導者になって下さい。この活動がきっと役に立ちます。この活動には不可能を可能に変えるような大きな力があるのです。

そしてみんなから素晴らしいといわれる人になってください。

豊かで、素晴らしい日本に住んでいることも素晴らしいけれど、そこに住んでいる人が素晴らしいと思われる人になるほうがもっといいのです。

君たちがここに来る費用は「親が半分」、「周りの人が半分」カンパしてくれて、皆さんはフィリピン医療ボランティアに参加することが出来たのです。両親に感謝してください。そして半分を出してくれたここにはいない日本にいる皆さんに感謝をすることです。

一人では何も出来ません。こうして「支える人」、「支えられる人」で社会は成り立っているのです。

フランスの外交家ポールクローデルに「日本人は貧しい。けれども高貴だ。もし地球上に一つの民族を残すとしたらそれは日本人だ」と言わしめた、明治の人のようになってください。

その明治の人達を私達は先祖に持っているのです。その血を引いているのですから明治の人に恥じない私達になりましょう。

やがて私は死んでいきます。けれどもその時には関口先生や今西先生が引き継いでくれるでしょう。そしてその後には君たち高校生が引き継いでくれなければこの会は続けていくことが出来なくなってしまいます。

だからといって、皆さんが貧しくなりなさいというのではありません。豊かさを今以上に享受して下さい。けれどもその陰には恵まれない人に人がいることを忘れないでいて欲しいのです。「命」はだれにとってもかけがえのないものです。自分の命も、人の命も大切にする人になってください。

ポールクローデルの言ってくれた「貧しくても気高い」日本人になって欲しいということです。

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