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福島県浪江町ボランティア
3.福島市飯坂町仮設住宅(北幹線第一応急仮設住宅)の治療(一日目)

今回参加したメンバーは歯科医師5名、歯科衛生士10名、歯科技工士2名、診療所のスタッフ5名、学習塾経営者1名、会社員1名の総勢24人でした。

治療班と物資班に別れて活動しました。

計画をするにあたって福島県浪江町の“がんばろう!なみえ復興ボランティアセンター”に電話をして計画を練っていただきました。

当初は歯科治療と物資の仕分けボランティアと言うことでした。

ボランティアに行くのは一番人手が足りなくなる平日がいいだろうと言うことで、火曜日と水曜日に決めました。私達にとっては土曜、日曜がいいのですが他の人も集まりやすいので避けた方が地元の皆さんにとっていいだろうと言うことで5月22,23日にしました。

一行は午前4時に長野県の林歯科診療所に、ア歯科グループと林歯科グループが合流し、マイクロバスに乗って出発しました。日が長くなったと言ってもうす暗い内の出発でした。

バスの運転はいつものことながら林歯科の患者さんの斉藤さんがしてくれ、一行は心から安心できる運転に身を任せられました。藤岡のインターで群馬県の吉井歯科診療所のチームが合流し一路福島に向かいました。

途中の高速道はあちらこちらで修理をしており、昨年の3.11大震災の影響がいかに大きかったのかわかりました。途中の那須塩原サービスエリアでせきぐち歯科グループと合流、道路を修理しているところでは多少の渋滞はありましたが順調に目的理に行くことが出来ました。

福島市に入ると震災がなかったかのようなにぎわいで、一瞬自分たちが何をしにきたのか迷うほどでした。ほどなく、目的の仮設住宅に到着しました。

警察署の真横にある小雨に煙る仮設住宅は殺風景で、ここに人が住んでいるようにはとても思えません。

この仮設住宅は飯坂町にあります。現在の入居者数は174世帯ですが昨日も一世帯入居してきたそうです。満員で190世帯あり多少のゆとりはあるようです。見た目には比較的立派な建物でした。アパートに出ていく人入ってくる人でいつも動きがあるそうです。

入居者は全て原発の事故による放射能被害で避難してきた人です。
東京電力から1人1カ月10万円の援助を受けていますが働くことは一切できません。ほとんどが高齢者ばかりで、2世帯に子供が2人いるだけです。

出会う人ほとんどが高齢者ですから異様な気持ちになります。
たまにマスコミの取材がありますが、仮設住宅の皆さんの言いたいことを聞いてくれるどころか、マスコミの思うような答えばかりを期待しているようでストレスがたまっているようでした。

「仮設住宅は大変ですか」と必ずみんなが聞くそうです。4畳半、二間に押し込められて大変に決まっているではないですか。聞く前からわかっています。

浪江では農家だったから大きな家に住んでいたし、野菜は自分で作っていたので金がかかりません。肉や魚は買っていたのでお金を出してもいいけれども野菜も自分で買えと言うが殺生(せっしょう)だと嘆(なげ)いていました。

これも10万円の中で水道、光熱費、ガス代と共に払わなければならないそうです。

そしてここで一日中、何もしないでぶらぶらしていろと言うのです。自分たちの気持ちを分かってもらえない不満が募っていました。

この日、この仮設住宅にプランターの花が届けられ分配をする予定になっていたようですが、これとて一軒に一つですから、植木が一本もないここを飾るにはとても少なすぎます。

私達は9時に現地に到着の予定で来ましたが、途中で道に迷い予定時間を20分過ぎてしまいました。ボランティアといえどもこういう悩みを持っている皆さんのことを考えると申し訳なく、反省させられました。

小雨交じりの中、集会場前に仮設住宅の自治会長さんはじめ数名の役員さんが待っていてくれ、集会場を仮設診療所に提供してくれました。バスに積んできた診療道具を全員で下し、机に並べて準備を始めました。普段、歯科訪問診療でスタッフがやっていることや、フィリピン医療ボランティアでやっていることが生かされ手際よく準備出来ました。

準備が出来る前に患者さんが来てくれ、スタッフが心配していた「患者さんがいなかったらどうしよう」という心配は無くなりました。

ここで物資班の5名はボランティアセンターに移動しましたが、約束の時間を過ぎたこともあったのかどうかわかりませんが、ここで物資班はトマトの苗を植える農業班に変わったようです。雨の中のボランティアでさぞかし大変だったろうと思います。本当にご苦労様でした。皆さんの努力はきっとおいしいトマトに育ってくれると思います。

この日、治療をしたのは男性9名、女性6名の合計15名、義歯修理が10名、義歯新製4床、レジン充填が1名、スケーリングが4名。

ここでの治療が終了したところで、全員で後片づけをして福島駅前にある宿に移動しました。この宿も“がんばろう!なみえ復興ボランティアセンター”の皆さんの紹介で決めました。せっかくボランティアに行くのですから、少しでも被災地の皆さんの協力になるようにここを使わせてもらいました。

長旅と慣れない土地でのボランティアでしたから一行はさぞかし疲れたと思いますが、朝早くからこの宿泊地まで運転をしてくれた斉藤さんには心からの感謝をしたいと思いました。

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