ブログ - 梅雨の雨
祐介先生こんばんは。
梅雨の雨が降り続いていますが皆さんお元気でしょうか。
今朝テレビでは、東京の7月の日照時間がたった5時間だと伝えていました。
これから桃のおいしい時期になるはずなのに、日照不足で実らず病気も発生しているとのことでした。
桃に限らず全ての農作物に影響が出ていると思いますが、こんな時こそ今の自分を見つめなおすいい機会と捉え生活のあり方を考えて見ましょう。
“地球温暖化”とか“異常気象”などと言われて、だいぶ時が経っていますが、リスナーの皆様はこの間、どんな工夫をしてきたでしょうか。
「誰かがやるだろう」「どこかの国がやればいい」という他人任せでは絶対に解決しません。
一人一人が主役になったつもりになって、自分の実践していること、自分のアイデアを発表してもらい「なるほど」ということがあったら聞いた人はすぐにやってみましょう。
それが「環境問題」では一番大切なことです。
日本の1億2千5百万人が1億2千5百万通りのアイデアを出したとしても、実行してくれる人がいなければ何も変わりません。
ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアがスタートした時、メンバーの2人の歯科衛生士が町内のホテルや県営、町営住宅を回って歯ブラシの協力をお願いしてくれましたが、集まったのは“2,000本”だけでした。
それでも2人が頑張ってくれたお蔭で2,000本集まったのです。
もしもこの2人が声をかけなかったとしたら1本ずつ出してくれてもたった2本に過ぎませんでした。
始めはたった2人でしたが、周りの人達に呼びかけてくれたためにこのフィリピン医療ボランティアの活動が広がったのです。
ちなみにハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2019以降に集まった歯ブラシは35,000本です。
毎日スタッフが患者さんに声をかけているかというと、そんなことはありません。
患者さんたちがそれぞれ工夫して持ってきてくれているのです。
の歯ブラシは、基本時にはハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2020でも使いますが、その他にもフィリピンに台風が上陸するたびに、歯ブラシだけでなく石鹸・タオルを届けています。
それもこれも皆さんが一年中、歯ブラシ・タオル・石鹸を届けてくれるからでとても感謝しています。
こうなるまでには14年の歳月が流れてしまいました。
それでは今夜の歯の一口メモです。
むし歯や歯周病は予防しようと思えば予防できます。
しかし、歯並びの悪さや咬合力のコントロールは予防して、予防できるわけではありません。
これなどは歯科医院で治療してください。
予防できるのは、歯と歯肉をしっかりマッサージし予防しましょう。
予防できない矯正治療などは保険で出来るように制度を変えていきましょう。
2019年7月12日 医学博士・歯科医師 林 春二