ブログ - いたましい事件
祐介先生こんばんは ゴールデンウィークも終わり、私の地元栃木県那須ではあれほど賑わった観光地も、今ではすっかり落ち着きを取り戻し、田んぼに揺れる青々とした葉が一層さを引き立てています。
そんな楽しい連休の後、信じがたいような痛ましい事件が新潟で起こりました。
下校途中の小学校2年生の女児が何者かに殺害され、自宅近くの線路に遺棄された事件です。
その狂気的な内容とわずか7歳というが何故このような命の終わり方をしなければならないのかと思うと、本当に心が痛むと共に、今も尚どこかで犯人が潜んでいると思うと本当に憤りを感じずにはいられません。
しかし、祐介先生、連日テレビの報道を見ると、被害者の女の子の幼稚園の時のお遊戯会の映像が流れますね。
また、テレビ局はこぞって自宅近所の事件現場に駆け付け、元刑事や犯罪ジャーナリストなどが“うろうろ”、ああでもない、こうでもない、と話しているさまを見ると、私などはそこまでする必要があるのかと、何故か居たたまれない気持ちにさえなってしまいます。
確かに報道が犯人逮捕の一端をう意味は分かります。
しかし、あの映像ってそもそも誰が提供しているのでしょうか?
被害者のご家族とは到底思えないのですが、このような事件ではほとんどの被害者の過去の写真や映像がここぞとばかりに繰り返し報道されますね。
あれは何か意味があるのでしょうか。
「どんな人だったのだろう」という世間の興味はわからないでもありませんが、ご家族のお気持ちや、もし我が子であったらと思えば過剰な映像の繰り返しは見ているほうはあまり良い気持ちにならないのではないでしょうか。
祐介先生はどう思いますか。
一刻も早い事件解決を祈るばかりですね。
さて、最後に私たちハローアルソン・フィリピン医療ボランティアからのお知らせです。
先日、いよいよ来年度2019年の活動に向けて今年の事務局編成が整いました。
今年は今までの経験者の方々のほかに新たに若い先生や各支部の担当も加わり、更なる活動に向けて全力で頑張っていこうと思います。
来年で14年目のハロアルの活動を迎えます。
初めてこの活動に参加をした第1期の高校生たちは今では30歳を超えお父さん、お母さんになっている人たちもいることでしょう。
また、卒業生たちの中では社会に出て一生懸命頑張っている人や、夢に向かって大学や専門学校で勉強している人たちもいます。
参加をした全ての高校生たちの現在を把握することは難しいですが、報告会に参加をしてくれたり、物資を送ってくれたり、様々な所で多くのOBやOGが協力をしてくれています。
今年も新たに高校生の募集が始まっていますが、ぜひ興味のある方は会ホームページや近隣の各支部にご連絡を頂き、一人でも多くのフィリピンのスラムの子供たちの為にご参加いただきたいと思います。
2018年5月11日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人