ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

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ブログ - 林春二先生からのお便りカテゴリのエントリ

大切なこと

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
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hayashi 2017-10-13 13:00

祐介先生こんばんは。

衆議院議員選挙が始まり、各党が熱い火花を散らして選挙戦を展開しています。

私は歯医者になって38年、「一本の歯もなくさない」ことを目標にやってきました。歯の
病気を治す歯医者が歯を治せないで「歯を抜いてしまう」ことが本当に歯医者としての在り方なのかと思ったからです。
そうは言っても今の医療では、全ての歯を何事も無かったかのように残すことは出来ません。
人に自然死があるように歯だって何事も無かったかのように終の時を迎えられる死があってもいいように思います。
その場合は代替作用として、別の組織や細胞がその機能をバトンタッチします。自然死でなく歯を抜いてしまう事故死のような場合、一瞬にしてバトンタッチしなくてはならない困難につきまとわれ、例え機能したとしても長期にわたるダメージになります。やがて

iPS細胞が「歯の再生」を可能にすれば、悪くなった歯の代わりができるようになるでしょう。それにはまだまだ相当の時間がかかると思います。
そうなったら抜いてもいいということはありません。
何としても残す、何としても助けるんだという意思が必要なのです。
何故ならば私は歯医者だからです。

医者に求められているのは、この何としても患者さんを助けるという思いです。どんなに

大変な状況の中でも最善を尽くす行動力がなくてはならないと思うのです。
その医者が人を殺してしまうかもしれない軍事力に問題の解決の糸口を求めることはどうなのでしょうか。
歯周病になってグラグラしている歯をどうにか残して咬めるようにしたとしても、一発のミサイルで健康で元気な兵士の命を奪ってしまう軍事を語ったとしたら、人はその人を信じられるでしょうか・・・・。
無法者に対しては力づくでも更生させたくなる気持ちは分かります。
悪人に負けない戦いの技術も大切ですが、最後に相手を納得させるのは人間性であり心です。

私は来院する患者さん一人ひとりに「保険でよい歯科医療の実現を」という署名をお願いしています。
中には署名用紙を持って帰り、職場の人達に署名してもらって持ってきてくれる人もいます。
リスナーの皆様、今医療がどうなっているのか知っていますか。
若い人にとっては医療は年寄りのもの、自分には関係ない。
と思っているかも知れませんが、皆さんだってやがて歳を重ねるのです。
その時、今の医療制度が守られていないと、皆さん自身が医者にかかれなくなってしまいます。
現在の医療は国費がかかるということで、抑制され窓口負担がどんどん上がっています。その窓口負担が払えなくて中断する人がとても多くなっています。
その一方で軍事費はウナギ登りに上がっています。そんなことが本当にいいんでしょうか・・・・。

私は自分のことも大切ですが、他の人も自分が大切なようにとっても大切だと思っています。
だからこそクエッショナブルな歯であっても、何とか保存し噛める楽しみを守っているのです。
食べることは楽しみだけではありません。
大切な命を守り、脳を活性化し、運動能力も高めます。
そして健康で楽しい生活が出来るのです。

リスナーの皆様の中に「こちらの思いが判らないのなら軍事力で」という考えを持つ人達がいたとしたら考え直してもらいたいです。

2017年10月13日 医学博士・歯科医師 林 春二

秋晴れ

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
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hayashi 2017-10-6 0:00

祐介先生こんばんは。

日照不足が心配された夏も終わり、いつものように秋の実りを楽しんでいる時に北海道から雪の便りが届いてしまいました。

梅雨のシーズンにはそぐわないゲリラ豪雨に見舞われたり、太陽がサンサンと輝く夏は日照不足。

最近の気象はあれほど美しかった島国日本を語れないほど変化してしまいました。それでも植物や野菜は生命力が強いと思います。

突然の大変化にも負けず、春になれば花を咲かせ秋には実をつけてくれます。

昨日は午後から施設の訪問診療に出かけました。

秋晴れの好天気に恵まれ、美しい姿の浅間山を見ているうちに「今度講演する時にこの姿を見てもらおう」と思い車を停めて写真を撮りました。

その後車を走らせると早々と稲が刈り取られハゼに逆さまにかけられている田んぼや、まだ稲刈りがすんでいないところがあります。

黄金色に輝いている稲に「あぁこの稲があったからこそ、日本は繁栄して来れたのだな」と感傷に浸ってしまいました。

大きな施設2軒と病院1軒の診療を終えると、短い秋の日は落ち夕暮れが迫っていました。 そんな時、坂城町に住んでいる高齢者から電話が入り、そこから急遽もう1軒診療に行くことにしました。

それから40分かけて訪問先に行くと既に夜のは下り、電気の光がこうこうと差しています。

高齢者の入れ歯を治し帰ってくると9時のニュースが始まっていて、ノーベル文学賞に日本生まれのイギリス人作家カズオ・イシグロさんが選ばれたことが告げられていました。 日本に生まれ育った人がイギリスに渡り、かの地でノーベル賞を受賞されるような活躍をされていることを本当にうれしく思います。

日本の血がまた世界に広がり深まっていることに感動します。

訪問診療の途中で「この稲があったからこそ日本の繁栄があった」のだという感慨はまるでカズオ・イシグロさんの活躍と受賞を予感させる不思議な力だったではないかと思いました。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは、スラムに住む人達への歯科治療を主体としたボランティアですが、この活動に参加してくれている高校生達が一日も早くカズオ・イシグロさんのように世界中から祝福されるような人になってほしいと思います。

カズオ・イシグロさんは「世界が不安定な状況にある中、小さな形でも平和に貢献できればと思う」と言っているのです。

日本では今まさに総選挙の真っ只中で、しかも北朝鮮がとんでもないことを起こすかもしれないという不安の中にいます。

この総選挙が軍事力を高め、力と力の勝負を望むのではなくカズオ・イシグロさんのように、文章やインテリジェンスで人を引き付けるような立候補者が選ばれて欲しいと思います。

力と力の戦いは血を流すことになり、何世代にも渡って憎しみを生みます。

それが今の日中であり日韓です。

戦いではなく話し合いで物事を解決していく努力こそが、人々を幸せに導いてくれることに早く目覚めて欲しいです。

草木はどんな干ばつや水害に遭っても反発しません。

それでも立ち上がり生き延びています。

こういう不屈の生命力が私達日本人には流れているのだと思います。

まさにカズオ・イシグロさんのノーベル文学賞受賞はそういう見本のように思えるのです。

2017年10月6日 医学博士・歯科医師 林 春二

署名活動

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
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hayashi 2017-9-29 0:00

祐介先生こんばんは。

信州はめっきり秋の気配が漂い始めました。実りの秋を彩るブドウやリンゴが香ばしい匂いを放っています。

昨日9月28日は衆議院議員が解散という大変な日になってしまいましたが、午前中は国会議員要請で長野県選出の国会議員宿舎を訪問し、午後から“保険で良い歯科医療を求める”市民集会を国会議事堂前の憲政記念館で行いました。

全国の保険医協会役員と事務局員合わせて155名が集結しました。

各会員が署名活動をしてこの日までに20万筆が集まっていますが、目標が50万筆ですから11月の締め切りまでには今まで集めた以上に集めなければなりません。

この集会では各地の活動が紹介され、経済格差から診療中断をする人や非正規労働者の中には、社会的困難な理由で治療に通う時間もお金も無いという悩み、貧困家庭の子供には学校検診で虫歯が10本以上あって口腔崩壊している子供が35%もいて治療を勧告しても受診しない生徒が65%もいる実態が報告されました。

今私達がやっている署名はこういう経済的に問題を抱えている人達にも診療を受けやすくなるよう窓口負担の軽減、まだ保険に導入されていないセラミック等の保険適用や歯科診療報酬があまりにも低く抑えられているために技工料にしわ寄せがいって技工所が成り立たなくなり、技工士をやめる人や受験者が激減して歯科技工学校が閉鎖している現状を打開する為のものです。

私は診療室の中で通院する患者さん一人一人に呼び掛け、600筆以上の署名を集めましたが、これではまだ不十分です。

集会の後、有楽町駅前のマリオン前に全員で移動し1時間ほど署名を呼び掛けましたが、私の話に耳を傾けて署名してくれたのはたった3人だけでした。

数は3人ですがとても嬉しく思いました。

ほとんどの人達が立ち止まる事なく素通りし、何事もないかのように思っているかもしれませんが、日本の子供達の中に経済的な問題から口腔崩壊して治療も受けられない人達がいる事、同じ世代の人達が非正規で十分な収入が得られないために痛くても治療を受けられない人達がいる事に気づいてもらえないこの現状は、まさしくフィリピンのスラムよりひどいように感じました。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは、「一生に一回しか治療を受けられないかも知れない」私達の無料の歯科治療を神様のチケットといって待っているスラムに住む人達に喜んでもらっています。

こんなに豊かで何不自由なく暮らしている東京の影に治療が必要なのに3人の内2人は治療を受けられない子供達がいることを知ってほしいと思います。

リスナーの皆様も署名にご協力下さい。

2017年9月29日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

祐介先生、関口団長、木本副団長、加藤先生、来年の2月に行う「ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2018」のフィリピンの事前調査ご苦労様でした。

先週は北朝鮮がミサイルを発射したためJアラートがけたたましく鳴り、嫌な思いにさせられました。

このことについては関口団長が先週のハロアルレディオで伝えたとおりです。

北朝鮮が核開発やロケットの開発をやめて大人の交渉について欲しいと思います。

しかし無法者はどんなに意を尽くしても逆にどんなに制裁を加えても、軍事力の威嚇をしてもかえって反発するばかりです。

同じ常識が通用すると言うならば、裁判でも話し合いでもして合意点を見つけられると思います。

しかし、そうでない場合はまるで大人があたかも自分の言っていることが正論で「悪いのはお前だ。お前が正すしかない」と声を張り上げて怒鳴っているようにしか思えません。

親からすれば子供は至らないことばかりです。

でも子供は子供なりの考えで、良かれと思って行動しているのです。

子供は年齢相応の経験や価値観しかありません。

その大人が子供から見ると理不尽な言動をとっていたらどうでしょう。

どんなに大人が威圧的に子供を責めても、子供は大人の言うことを信じてくれません。その結果が世代間の断裂です。

ここで言う大人はアメリカを筆頭に核保有国です。

その人達がどんなに他の人に核を持つなと言っても、説得力を持ちません。

保有しない国からすると理不尽なのです。

立場を変えてみるとお互いに理不尽なのですからどんな手を打ってもかないません。

国の安全が問われている時に不謹慎かもしれませんが「泣く子と地頭には叶わない」のです。

大人がどんなにやっになって意を尽くしても、ならず者や子供には通じないのです。

もっと冷静に考えるべきです。

最近北朝鮮の核実験やミサイル発射に日本でも対抗手段として核を持つべきではないかとか攻撃用ミサイルはどうだという声や、韓国でも核保有に賛成する国民が60%を超えたというニュースがありました。

私はこういう「目には目を」「歯には歯を」という手法を好みません。

どちらか一方が無傷で他方だけがダメージを受けることはないからです。

ましてや相手が理不尽でならず者だから尚更です。

今回に限らず、前から北朝鮮に対する対応はどうだったのでしょうか。

まるで何もかも分かっている大人が

「自分の言うことが正しくて、相手に対して悪いのはお前だ」
「お前が大人の言うことを聞くしかない。
聞かないならお小遣いもお前のやりたいこともさせないぞ」

と上から目線で怒っている我の強い大人の構図にしか見えてこないのです。

確かに北朝鮮は今まで何度となく約束を破ったかもしれませんが、だとしても北朝鮮の言い分を相手のペースで一度聞いてもいいのではないでしょうか。

常に「こちらの言い分が正しくて、お前が悪い」と言う態度で話し合っても形の上のなれ合いですからすぐににされてしまうのです。

2017年9月22日 医学博士・歯科医師 林 春二

食事の話

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2017-9-15 14:00

祐介先生こんばんは。

秋らしくなりましたが大型台風(18号)の襲来恐ろしいです。

くれぐれも大きな被害が出ないことを祈るばかりです。

こんな時期に不謹慎かもしれませんが食事の話をします。

私の一日は診療室で患者さんとのやり取りがほとんどです。

とは言っても、たまに近くの焼き鳥屋さんやスパゲッティを食べに行きますがスタッフか家族だけです。

患者さんとの接点はあくまで治療を通しての人間関係でしかありません。

しかしフィリピン医療ボランティアをやっているお蔭で診てお礼を言われる立場から、歯ブラシ・タオル・石鹸をカンパしてもらうようにお願いする立場になれます。

このことが、私を社会人として成長させてくれています。

2日ほど前に、今年も別荘に避暑に来ている嶋田先生と初めて夕食を共にすることになりました。

先生は数年前から避暑に来ている時に私が治療させてもらっています。

東京に帰ってからは祐介先生に診療してもらっていますので、2人で嶋田先生の治療と管理をさせてもらっています。

大学の先生ということは分かっていましたが、筑波大学の教授だったことやどんな講座を担当していたのか、あるいはクラブ活動ではどんなことをされていたのか詳しく聞いたことがありませんでした。

しかし、この夜夕食をとりながら先生と奥さんから様々な話を聞くことが出来ました。

現在、先生は御代田に別荘を建てて住んでいますが、その前は北軽井沢のほうの別荘で暮らしていました。

その時北軽井沢の青年達に野球を教えていたようで、この夜も当時の思い出話に花が咲きました。

最近、若い人も年配の人たちもグルメが当たり前の幸せな生活を満喫していると思います。

どこの料理どこのホテルの食事が素晴らしいという話もいいかもしれませんが、食事を囲んでゆっくりと昔話でもいいですし、健康の話でもいいと思います。

静かに時を過ごすことの大切さも味わって欲しいと思います。

先生は祐介先生が開業するまでは東京の愛歯技工士学校の教室で行ってきたハロアル全体会議に訪ねてくれ、歯のチェックをしたり時には不具合の生じたところの手直しをさせてくれ、帰りにはハロアル高校生カンパをしてくれます。

この夜は先生のやさしい人柄に触れこちらの心が癒された上に、手打ちそばと天丼の小どんぶりだけでしたがお腹も十分に満たされました。

店の南側から佐久平の夜景が一望でき、網戸越しに吹いてくる風に信州の秋の到来を感じました。

今日はバラの花でつとに有名になった坂城町の坂城中学校でフィリピン医療ボランティアの講演です。

純真無垢な中学生に人間として考えなければならないこと、人間としてやらなければならないこと、人間としてやってはいけないことを伝えたいと思います。

スラムの人から学んだことや、この活動を10年以上続けてくるために沢山の仲間や周囲の皆さんの協力や支援が必要になること、そして何よりこういう活動を10年以上も続けさせてくれている全ての皆様に感謝したいと思います。

こんな気持ちを持たせてくれた嶋田先生ご夫妻に感謝します。

2017年9月15日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

実りの秋に入り、美味しそうな巨峰が果物屋さんの店先を飾っています。

雨が多くて心配しましたが、いつもよりは多少物足りないかも知れませんが良かったと思います。

こういう事象を通して普段当たり前で、何もない事がいかに幸せかという事を感じさせてもらいます。

8月の最後の日曜日にハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2018に高校生参加希望者の最終選考を終えました。

関口団長が合格通知を書いてくれていますので、合格者の皆様には本部から順次合格通知と三者面談のお知らせが届くと思います。

不安な日々がもう少し続きますが、もうしばらくお待ち下さい。

「生みの苦しみ」と言いますが、どんな事にもあてはまります。

果物は適度な水や日光がなければ出来ません。

成長していくにも水と太陽の力が必要になります。

どちらか一方がバランスを崩したら、美味しい果物にはならないのです。

今年の夏は雨が多く、日照りが少なかったと直前の事だけ考えますがそうではありません。

こうした苦難を前の年から一年間味わっているのです。

寒過ぎれば木の生気が奪われ、大雪が降ればその重みで枝が折れ、春にならなければ芽も吹かないのです。

厳寒の冬をようやく乗り越えたとしても花が咲く頃、遅い霜が降れば花の芽は枯れてしまいます。

その後どんなに日光と雨に恵まれても満足な実は実りません。

一年待っても実がならない事もいくらでもあるのです。

皆様がこれから果物屋さんの店先で目にする果物は、こうした苦難を乗り越えて実った事を頭に入れて大自然に感謝をして果物の木や茎に思いを馳せて下さい。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2018の高校生募集は、今年の報告会が終わった直後の4月から始まり、7月いっぱいで締め切りました。

それから高校生面接を経て8月末日の高校生担当者会議で慎重に審議され、今月の中旬にようやく合格通知という事になります。

これまでに半年近い時間がかかっています。

そしてこれから高校生とその保護者と私達担当者の三者面談をして事前研修に入ります。

この事前研修はハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2018の高校生が怪我や事故に合わないで、安全に活動してもらうためのものです。

スラムの人達に地域の皆様が協力してくれたタオル、石鹸、ハブラシを心を込めて届けてもらうために心を磨いてもらう大切な内容になります。

しっかり手順を踏んだ事前研修を受けてくれれば現地ではそれなりに大きな成果があるでしょう。

しかし私は現地に行かなくてもこの“事前研修”に参加するだけでも素晴らしい経験になると思っています。

何故ならば、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは日常の私達の在り方や身の処し方について考え、実行するためのトレーニングになるからです。

親切は人の為ならず明日は我が身に振りかかってくるのです。

2017年9月8日 医学博士・歯科医師 林 春二

宝探し

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2017-9-1 15:00

祐介先生こんばんは。


今年の夏は日照時間が短くて実りの秋というのに“稔り”が少ない秋になりそうです。

今年の雨にしても潤いの量ではなく、災害をおこしてしまうような激しい量です。

数年前から地球温暖化が叫ばれ、こんな日が来るのではないかと言われていました。

この状況が地球の終わりの始まりにならず、これで終わりになる始まりの日にして欲しいと思います。


私はスタッフの一人に患者さんの江本さんの治療をしながらこんな話をしました。


「他人から頼まれたら、何でも気持ちよく受け入れたほうがいいよ。


今やっていることで手一杯かも知れないが、そういう中で新たなことにチャレンジしてみると、意外にもうまくいくもんだ。


今やっていることが手一杯だと思っているのは自分だけでもっと大きな力があることを、頼んでくれた人が気づかせてくれているんだよ。


人に頼まれるということは自分開発の大きな宝探しだとも言えるんだ。


なんだかんだ理屈をつけてやらなければ宝は見つけられないよ。


しかし、やれば必ず見つかる宝だ。


『無駄骨』になることは無い。」


と話し終えると、江本さんは「若い人にはわからないかもしれないけれど、本当にそうですよね。」とスタッフに声をかけてくれました。


8月27日の日曜日にハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2018の高校生担当者会議をしました。


当日は関口団長以下20名が真剣に高校生参加の条件や高校生の指導について確認しました。


私はリーダーとして取りまとめる困難さのために枠を設定するような守りに徹する手法に走って欲しくないと思っています。


この会の設立当時は20名足らずでしたから一致団結するのは容易でした。


しかし、今のように100名を超え50名近い高校生が参加するようになるとそうはいきません。


設立当時には手探りで一人でも多くの高校生に参加を呼びかけていた頃と違い“いかに無理のない活動を”というような雰囲気になってしまいます。


それでは一人ひとりが本当に個を滅してハロアルに参加してくれる高校生の募集に力を注いでくれたかと問われると、はっきりと「ハイ」と応えられる人はいないのではないかと思います。


それではどうしてこんなに沢山の高校生が応募してくれるようになったのか考えてみると、体験者や学校の先生方、そして地域の皆様が紹介してくれ、協力してくれたところが大きいのです。


今年も申し込んでくれた高校生は、このような人達の努力でしかありません。


私達の努力ではないのです。


その人達の期待に応える事がハローアルソン・フィリピン医療ボランティアを更に大きくするチャレンジになるのです。


今、やっている事にあたふたしないで新しい宝探しに精を出す事で、私達自身が大きな宝物を掘り当てることになることを肝に命じて欲しいと思います。


ハロアルメンバーには、いつも素直で実行力が伴うチャレンジ精神を、いくつになっても忘れない人であって欲しいからです。


  2017年9月1日 医学博士・歯科医師 林 春二

心磨き

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2017-8-25 16:00

祐介先生こんばんは。

少し遅くなりましたが夏らしい暑い日が訪れてくれました。

大自然の影響は人間にはどうしようもない偉大な力があります。

もともと私は生き物が好きですから、庭の手入れや水撒きをしますが、乾燥気味の私の家は日照りが続くと、芝が一気に生気をなくしてしまいます。

大きな木の影に生えている苔の淡い緑色もすぐ白茶けてしまい、何とも味気ないものになってしまうので、朝夕の水撒きが欠かせません。

しかし、今年の夏は8月中旬まで雨が降ってくれたので、芝も苔も近年ないくらい生気を放ってくれています。

私がどんなに水を撒いても1時間もすればすぐ乾いてしまいますが、雨が降ってくれると少なくとも何日も持ちます。

自然の力の大きさ、素晴らしさを感じます。

今年の夏の長雨もようやく一段楽して豊作物の遅れを取り戻してくれるでしょう。

皆さんもたまには庭に出て、どこにどんな花があるか、いつ花を咲かせてくれるかじっくり観賞してください。
楽しいですよ!

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2018の高校生面接が終わりました。

明後日の日曜日に東京で“高校生担当者会議”を開いて今回の応募者の中から現地に行ってもらう人たちを選抜させてもらいます。

応募動機については以前の番組で長野高校の田辺さんの文章を紹介しました。

前回の活動に同級生が参加しているのを知って今回の応募に踏み切ったことを切々と訴えており、なんとか参加させてやりたいと思います。

この思いは今年農家が太陽の恵みを待っている心境に似ていると思います。

こうした高校生のことについて、2017年3月21日に発行された「日本歯科新聞」の対談で私が話したことを幾つか紹介します。

「この活動に参加した3泊4日はかつて経験したことの無い充実、感動の日々を味わえました」と言う高校生の声。

そして「こういう活動が出来るかっこいい大人になりたい」というのは、この活動の根本に流れている人の“優しさ”と“思いやり”に触れるのが人間を成長させてくれるからだと思います。

最初の高校生が現れるまでには数年を要しましたが、一旦高校生が参加すると高校生は感受性が強く、他への伝播力も早く瞬く間に300名を超えてしまいました。

「一本の歯ブラシの提供を」がこの活動のキャッチフレーズですが、私は「歯磨きは心磨き」という考えで、高校生の集めてくれる歯ブラシには、歯を守る力だけでなく、私達の心も磨いてくれる不思議な力がこもっていると思います。

この思いをスラムの人に伝えられるようにしっかり活動しなければなりません。

この活動で診ているスラムの人達は、そこのスラムの最下層の下から500人を対象にしているのですが、この選抜でも人を掻き分けて自分が先に恩恵をという考えではなくて、「自分より先ずはあの人を」という人達です。

この活動を通して恵まれない人に豊かな国に住む私達が「人の道」を教えられているように感じます。

今年も高校生と感動的な活動をして、リスナーの皆様に一つでも多くの報告を出来るように頑張ります。

2017年8月25日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

先週の放送、キョウヤさんとのハロアル良かったですよ。

この日のようにゲストとの話にも「さすが祐介先生」という「品」を保ってください。

にぎやかなことはいいのですが、「がさつ」に聞こえると「軽薄」になってしまいます。

人にはそれぞれ「格」というか他の人とは違う個性があります。

これが人によっては許せることも、人によっては争いの種になることさえあるのです。

大分前になりますが、「真実の言葉」について書いたことがあります。

「真実の言葉」と言うのは、自分の行動を通して心から語る言葉だと言えます。

どんなに素晴らしいことでも他の人のやったことを雄弁に語っても心に響きません。

ところが自分のやったことは淡々と話しても、相手の心を打つ力強い力があります。

このことを以前番組の中で祐介先生が話してくれました。

私はあの日の話を今でもしっかり覚えています。

祐介先生の家の近くの「カツ丼屋」さんだったかと思います。

決してきれいではない店でした。

祐介先生はその店の味が気に入っていてよく通っていたのでしょう。

その店で、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの話を何度となく話していたようでした。

祐介先生は治療だけでなくどこでも熱くボランティアを話しますから、その時も私の前で患者さんに話をしている祐介先生を思い浮かべていました。

そんなにきれいでもないお店の主人が、祐介先生のやっているハローアルソンの役に立ててもらいたいと「白い封筒を差し出し」てくれ、家に帰ってみると3万円入っていました。

これこそが「真実の言葉」のご褒美だったと言えます。

祐介先生が語るスラムの人たちの話も、そこに一緒に行っている高校生のことも全て祐介先生自身が汗を流し、時には涙ながらに語る姿は一点の曇りもない「真実」だったと思います。

たかだか「カツ丼」一杯食べてくれている客が語る話に耳を貸そうが貸すまいがその人の勝手です。

ところが「真実の言葉」には全てを引き付ける強力な魔力、「ミラクルパワー」があるのです。

いつの間にか「3万円」と言う大金を祐介先生に預けたくなるようなスーパーパワーになっていたのです。

「真実の言葉」を話す祐介先生の言葉の能力とその言葉に引き付けられ、ついには「3万円」という大金を祐介先生に託してくれたカツ丼屋の主(あるじ)の「真実の行動(ことば)」が重なりあった出来事です。

私は、フィリピンでの活動を30年近くやってきました。

たぶん私が一番カンパをお願いし、一番沢山のカンパを集めてきたと思います。

しかし、いっぺんに「3万円」出してくれる人はそんなにいません。

そういう人を生み出したのは「真実の言葉」を話した祐介先生の善行だと思います。

死に向かう途中で、一匹の蜘蛛を助けたカンダタがその蜘蛛によって救われようとしたのと同じことです。

カンダタはついには蜘蛛の糸を自分だけのものと錯覚して糸を切られてしまいました。

祐介先生はどんな時でも絶対に切れない蜘蛛の糸にするために「善行」を重ね、いつも「真実の言葉」を話し続けてください。

それには祐介先生がいつも「品格」を忘れないように「さすが祐介先生」と言われるような語りを語り続けることが一番大切なのではないかと思います。

2017年8月18日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

明日は12日、旧盆の花市です。

私の生まれた街はとんでもない田舎でしたが結構な賑わいで目をみはるような人混みでした。

小さな店の前を裸電球だけの明かりを点け、趣向を凝らして店の特徴を出していました。

店が始まる一軒目から終わる所までたった100米足らずの商店街でしたが風情のある花市で、70歳を過ぎた今でもその情景を鮮明に思い起こせます。

普段から先祖の事など思い起こさないかも知れませんが、仏壇の前に座って先祖の皆様の事を思い起こしてみて下さい。

その皆さんの中のたった一人でもいなかったら、今の皆様は生まれてくる事が出来なかったのです。

今月15日は、その先祖の皆様や先祖の友人、知人の多くの人が尊い命を落とした第二次世界大戦が終わった終戦記念日です。

亡くなった多くの人達のご冥福をお祈りすると共に、世界からテロや戦が消える事をお祈りしましょう。

そして私達と同じ地球に住んでいる全ての人達が飢えや事故で命を落とす事のない平和な日が訪れる事を心から念じてみて下さい。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは、第一にフィリピンのスラム住民に無料の歯科治療をする。

第二に、そこで使う歯ブラシ、タオル、石鹸を集めて送る。

第三に、この活動を通して協力して下さる皆様と私達自身の優しい思いやりの心を更に深めてもらう。

そして第四に、この活動に高校生にも参加してもらい社会人になった時「この人達は違う」と言われるような「素晴らしい」「優しい」「思いやり」のある国際人に育ってもらうという、4つの柱で活動しています。

昨日の10日ですが、次の活動に参加希望を出してくれた長野と群馬県内の一部の高校生の面接をしました。

自己紹介では、それぞれのクラブで活動している事を話してくれました。

陸上部、野球部、テニス部、化学部、美術部、軽音部など様々なクラブで活動していて、野外スポーツの高校生は真っ黒に日焼けして、いかにもスポーツマンの顔つきでした。

続いてハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの活動をどこで知ったか聞くと、学校内の掲示板のチラシ、先輩からの誘い、友人の話、毎年当会が行っている報告会、当院に通院している親からの勧め他でした。

前回のハロアルレディオで紹介した高校生のように、クラスメートの行動からハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの情報をインターネットで検索して応募した人もいました。

この日参加してくれた30数名の中でも特にしっかりした受け答えをしてくれました。

今月末には東京で団長の関口先生、現地統括責任者の今西先生達と最終決定をします。

これからまた忙しくなります。

先週の放送で祐介先生が「大丈夫」「心配ないよ」と患者様に声を掛ける私の話をしてくれました。

「信じる所に道は開ける」のです。

今夜の放送を聞いてくれている高校生「大丈夫!!」「絶対大丈夫だからね!!!」合格通知を期待していて下さい。

2017年8月11日 医学博士・歯科医師 林 春二

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活動理念「四本の柱」

  • 現地での歯科医療を中心とした無償の奉仕活動
  • 歯ブラシ・タオル・固形石鹸など物資の支援活動
  • 世界の貧困問題を通じ、自らの生活を見直し「真の豊かさ」について考える
  • 次世代を担う高校生の参加により、真の国際平和と国際責献について考えてもらう

今西祐介のハロアル・レディオ

毎週金曜日21:00-22:00生放送
レインボータウンFM(79.2MHz)
http://www.792fm.com/
歯科医師でミュージシャン今西祐介がパーソナリティの歯科医療ボランティアと楽しいトーク&音楽番組

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