ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

ブログ - 林春二先生からのお便りカテゴリのエントリ

祐介先生こんばんは。

昨日の東京は穏やかな秋のいい一日でした。

私は日比谷野外音楽堂で行われた「憲法、いのち、社会保障をまもる10・11国会集会」に参加してきました。

集会が始まる前の1時間ほど、日比谷公園に来る人達に「医療・介護・福祉の充実」を国の責任で果たしてもらうための署名活動をさせてもらいました。

私が声をかけた人は200人は下らなかったと思いますがもっと多かったかもしれません。

署名をしてもらえたのはたった15名でしかありませんでした。

残念ながら若い人達は、分かっているのか分かろうとしないのかは分かりませんが、立ち止まってくれようともしないで素通りしてしまいます。

今の医療や介護の問題は、自分達には関係ないと思っているからなのでしょう。

でも実はそうではないのです。

若い人の両親やおじいちゃん、おばあちゃんは大きな影響を受けます。

そしておじいちゃんや、おばあちゃんが体調を崩せば元気なお父さんやお母さんが会社に行けず、介護のために離職をしなければなりません。

そこで今までの収入は絶たれます。

そのお父さんやお母さんを支えるために、若い皆さんが物心両面の支援をしなくてはならなくなります。

私はこうした悲劇をなくすために、「皆さんの医療費窓口負担の軽減や介護保険料を高くしないで」と呼びかけたのです。

私の声に足を止めて署名してくれた15名の人達のためにも、更にこの活動を続けていきたいと思いました。

国民の政府に対する要望で最も高いのは社会福祉の充実です。

まさに今回の署名活動なのです。

今の政府は財源が無いという理由で、医療や介護、そして一番大切な年金を切り下げる手法をとっています。

これらは全て社会保障です。

中でも高齢者の唯一の収入である年金が下げられる中で介護保険料はどんどん上がり、平成12年に介護保険が導入された時からもう2倍になってしまったことは大問題です。

消費税が5%だった2013年の税収は10.8兆円でした。

8%になった2014年は16兆円に跳ね上がりました。

この税収が増えた2.2兆円は全て社会保障に使うと言って消費税を3%も上げたのに、社会保障に回ったのはたった5000億円でしかありませんでした。

その他は赤字国債の穴埋めなどに使われてしまったのです。

安倍政権のもう一つの目玉に介護離職をゼロにするというものがありました。

2012年時には10万1千100人いた介護離職者は、2017年でも9万9千人います。

5年間でたった2,000人しか減少させられませんでした。

もしかしたら戦争になるかもしれないと恐れられたアメリカと朝鮮関係も対話に舵を切っている今、日本だけが強行姿勢を崩さないで軍事費にお金をかけるのではなく、国民が安心して暮らせるために社会保障の充実を図ることこそ最優先にすべき課題なのではないでしょうか。

ボランティアの対象者はいつも弱い立場の人達です。

この人達にスポットライトが当たるように頑張りましょう。

2018年10月12日 医学博士・歯科医師 林 春二

 

祐介先生こんばんは。

今週も台風25号が暴れそうで心配しています。

くれぐれも注意してください。

長野県では最も古いSBCラジオの「里枝子の窓」に出演させてもらいました。

この番組の主人公は目が見えず、日常生活は盲導犬に誘導されて行動しています。

しかし話してみると、健常者の私が恥ずかしくなるような感性の持ち主でとても穏やかな話をする人でした。

長野市にお住まいの80代の全盲の女性からのメールを紹介します。

『●信州にフィリピンのスラムで歯の治療奉仕をしている団体のあることは全く知りませんでした。

もう今年で13回目だと言うのに、このようないいお話は中々伝わらないものなのですね。

参加する高校生には、奉仕活動そのものよりも、将来国際人として活躍出来るような大人に育ってゆくことに期待をしていると言う考え方に感銘を受けました。

日本にあっては、お金さえあればほしい物は何でも手に入れることが出来ますし、親に言えば子供のためなら多少無理をしても買ってあげると言う生活が当たり前になっている高校生も、石鹸1個を一家で3年も使うと言う現実を目の当たりにすれば、意識が変わってくるのですね。

●父親の一日の賃金が600円程度、6人家族だと、お握りが1個ずつしか買えないと言うお話には考えさせられました。

と言うのは、日本では、一億二千万人の国民全員が毎日お握り1個分の食べ物を捨てていると言う現実があるからです。

これを年間に換算すると独り当たり50キログラムの食べ物を捨てていることになるそうです。

私は、戦中戦後の飢餓を経験していますが、フィリピンのスラムの現状は、日本の73年前と同じような状況ではないかと思いました。

●参加した高校生が帰国してから、両親にきちんと挨拶をすると言うお話に「ハロー・アルソン」の活動の底力を感じました。

「大人は変えられないけれども、子供は変えられる」と言うお話には、苦笑してしまいましたが、昔の格言の「鉄は熱いうちに打て」に通じるものがあると思いました。

●ゲストが「物で応援出来ない人は、無事に帰ってこられることを祈って下さるだけでも結構ですから」と言う言葉には、はっとさせられました。

「経験のある人も、初めての人もすべての人がフラットです」と言う考え方に、この会の包容力の大きさを感じましたし、「祈って下さるだけでもいい」と言う言葉には、理念の高さを思いました。

日本でも、貧富の格差が急速に広がり、貧困層の子供の比率が上がっている現状を思うとき、私も含めてこのような包容力と理念を持つ人を増やしてゆかなければと思った次第です。

最後に必要経費のことですが、参加費が8万円もかかると言うのに、来年の参加希望者がすでに53人もいると聞いて、この会の魅力と期待の大きさを汲み取ることが出来ました。

「今だけ、金だけ、自分だけ」と言う風潮が広がっている昨今これに警鐘を鳴らす意味でも、今回の放送は社会的な意義が大きかったのではと思いました。』というものです。

こうして目が見えなくても、ハローアルソンの活動の良さを理解してくれている人がいる一方で、この活動に誇りを持って周りの人に話してくれている人が何人いるのでしょうか。

この一瞬の積み重ねが自分の人生だということに気づいてやる気を出して欲しいです。

2018年10月5日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

フィリピン医療ボランティアの調査ご苦労様でした。

今年は大きな台風がフィリピンにも何回も上陸したので、スラムの皆さんも大変だったと思います。

マニラで協力しているリッキーさんから、「保管している物資を使っていいか」という連絡が入るたびに全て出してもらいました。

こんな年は今までに経験したことがありません。

その上、今度の活動は70名以上の高校生が参加しますので、今まで以上に気を配らなくてはならないことが多いと思いますが上手い会場が見つけられるか心配しています。

やる気満々の高校生は本気になってくれるでしょう。

しかし大人はそうとは言い切れません。

感動的に活動してくれても高校生が素晴らしいというだけです。

それだけでは高校生の本当の喜びや感動は大きくなりません。

まだ何人になるか分かりませんが、一緒に行ってくれる大人が本気になって精一杯やってくれたら、間違いなく高校生の胸を震わせてくれるような活動になるはずです。

その大人達をどこまで真剣にさせるかが関口団長と現地統括者の祐介先生の力ということになります。

二人のこの活動に対する真剣さは誰の追随も許しません。

しかし団体行動ですから、二人だけでは心を揺り動かすような感動にはなりません。

やはり参加者全員が「もっとやりたい」という思いが沸き起こってこそ、ボランティアの感動が湧き上がってくるのです。

そのために高校生は10月から事前研修を行います。

そこでこの国際医療ボランティアの意味を自分のものにし、国内はもちろん国際ボランティアでも味わえないハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの醍醐味を味わってもらいたいです。

2日前、滋賀県近江八幡市にある岡山小学校の峰岡先生から「先生!また講演してもらえませんか?」という電話がありました。

昨年2月に祐介先生、関口先生と3人で行ったきり今年は何の連絡もなかったので寂しい思いをしていました。

そこへの講演の依頼ですから、とても嬉しく話を聞かせてもらいました。

出来れば今年中で5年生には「国際貢献について」、6年生には「国際平和」について話してもらいたいということでした。

3人での話しになるので、どんな展開にしたらいいか胸が弾みます。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは第1に、フィリピンのスラムに住む人達への無料の歯科治療。

第2に、現地で使うハブラシ、タオル、石鹸を地域の人達に呼び掛けて協力してもらう。

第3に、この活動を通して自分の中に眠っている、優しさや思いやりを思い起こしてもらう。

第4は、この活動に私達だけでなく高校生にも参加してもらい、優しい思いやりのある国際的な日本人になってもらうという4つの柱で活動していますから、小学生にとっても楽しいボランティアの報告が出来ると思います。

そして彼らの中から、高校生になったときハローアルソン・フィリピン医療ボランティアに参加してくれる人が出ることを楽しみにしています。

2018年9月28日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

穏やかだった日本が大変な国になってしまいました。

四季があれほどしっかりしていて、しかも山や川は美しくきれいな国でした。

ヨーロッパやアメリカのように資源は無くても、それ以上の美しさがありました。

フランスの外交家ポール・クローデルは明治の人達を見て「日本人は貧しい。

しかし気高くとても神々しい。

もしこの地球に一つの民族を残すとしたら、日本人以外はない。

」と言わしめた明治の人達はすごいです。

貧しい身なりでも神々しいと言わせた心がすごい。

今から200年前のフランス人と日本人の状況は今よりはるかに大きな違いがあったと思います。

しかしクローデルは並みいるヨーロッパの人達よりはるか遠く離れた島国に住む日本人の素晴らしさをたたえていました。

アメリカに猿を使った18年間の実験があります。

一つのグループは餌を豊富に与えた飽食グループ、もう一つは餌を70%に抑えた貧しいグループの18年を比較すると、飽食グループは毛並みがパサパサ、白内障や糖尿病が起こり、まるで年老いた猿に。

ところがいつも腹を減らしていたグループは毛並みがツヤツヤで白内障や糖尿病にならず若々しくハツラツとしていたのです。

ところで私達は先祖の皆さんが世界一の人達と賞賛された子孫だと胸を張って言えるでしょうか。

自分のやりたいことや、欲しいものは沢山あると思います。

その全てが手に入ったとしたら飽食で老化した猿のように、生きる力を奪われてしまいはしないでしょうか。

全てを手にすることなどは不可能なのです。

今の自分にとって本当に必要なもの、今、この瞬間に手にしなければならないものは何か見極める必要があります。

餌を制限された猿のグループと同じように、若々しく生き生きと生きていける人になって欲しいです。

私達が今やっているハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは、日常生活の中から生み出したり、やりくりをすることで生まれたほんのちょっとのユトリで出来るボランティア「チョイボラ」です。

最初の頃のチョイボラには、早く皆さんに協力してもらえるよう必死な思いで書いていました。

それが年ごとに協力をしてもらえるようになった喜びや感謝の言葉が多く見られるようになりました。

そして10年を過ぎる頃から一緒に行った高校生がハローアルソンに帰ってきてくれ、一緒にやれる喜びの声が見られるようになりました。

最初はたった一人の高校生だったのに、今年は46名に膨れ上がり、来年は77名です。

頑張ってきたかいがありました。

でも振り返ってみればその時々は「チョイボラ」でした。

その時出来るほんの「ちょっと」のボランティアです。

スラムの人の為にと思ってやりくりすればするほど、やりくりが上手くなりました。

まるで餌を制限された猿のグループが18年経っても年老いないのと同じように、ファイティングスピリットが湧き上がります。

これからもポール・クローデルの言う「世界に一つの民族それは日本人だ」を目指して頑張ろうと思います。

2018年9月21日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

北海道東部地震が起きてから早くも一週間が過ぎました。

電気や水道がまだ使えない地区や避難所生活をしている人が沢山います。

一日も早く復旧、復興されることを願っています。

この地震で命を落とされた41名の皆さんのご冥福をお祈りいたします。

以前、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアに参加してくれた兄弟三人が、歯の矯正治療に通い始めてくれました。

一番下の琳くんは高校で野球をやっていましたが3年生の夏も終わり、クラブを引退する時期になったようです。

これからは大学の試験に向けて頑張ってもらいたいです。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは第一にフィリピンのスラムに住む人達への無料の歯科治療。

第二に現地で使うハブラシ、タオル、石鹸を地域の人達に呼び掛けて協力してもらう。

第三にこの活動を通して自分の中に眠っている、優しさや思いやりを思い起こしてもらう。

第四にこの活動に私達だけでなく高校生にも参加してもらい、優しい思いやりのある国際的な日本人になってもらう活動です。

始めたばかりの時はほんの僅かな人達17人でしたが、皆様のお蔭で今では高校生も50名以上の人達が参加してくれ、一般の人も50名以上が参加してくれるようになりました。

ですからボランティアの質も量も格段に上がりました。

何事をやるにも人が多く集まらなくてはどうにもなりません。

西日本豪雨被害や北海道東部地震にしても、復旧にはまだまだ多くの人の協力が必要だと思います。

だからと言って全てを一人でやろうとしても無理です。

ある人には片付けのボランティアを、ある人は専門技術のボランティアを、そしてある人には資金のボランティアを・・・・、と力を合わせ工夫してやっていこうではありませんか。

2011年3月11日に起きた東日本大震災の被災地の方も、西日本や胆振よりは少しはましかもしれませんが以前のような状態にはほど遠いと思います。

こちらへのボランティアも忘れないようにしていきましょう。

私は11月に福島県の村の被災者に励ましの訪問ボランティアに行く予定です。

ボランティアというと、何かのように感じる人もいるかと思いますが、自分が出来る「チョッ」とした心配りも立派なボランティアです。

人に声をかけられたら「ムスッ」とするのではなく、「こんにちは」と気持ちのよい挨拶も立派なボランティアになります。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアに参加した人で、明るく笑顔で大きな声を出してくれる人で喜ばれなかった人は一人もいません。

また、ハブラシ・タオル・石鹸を集めてくれる人でモソッと話をする人も一人もいませんでした。

大きな声・・・・、明るい声・・・・、笑顔・・・・、どれもこれもお金や体力を全く必要としません。

やってやろうという「気持ち」さえあれば「心」とも言いますが、あればできる事ばかりです。

率先してやってみてください。

周りの人達にきっと喜ばれます。

山や地震の多い日本です。

これからも様々な災害が予想されます。

そんな時でも明るい未来を信じてみんなで力を合わせて乗り切っていきましょう。

それが豊かな国のボランティアだと思います。

2018年9月14日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

西日本の豪雨被害のあと猛暑が続き、とても温帯気候の日本とは言えないような天気が続いたかと思うと、大型台風です。

まるでよその国に行ったかのようになってしまいました。

今、起こっている全てのことが今まで経験したことが無いようなことばかりで、大きなショックを受けていると思います。

ホッと一息する間もなく、今度は震度7の北海道東部地震が起こってしまいました。

行方不明の皆さんが少しでも早く救出されることをお祈りいたします。

また被害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。

私達ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアでは、2019の活動に今まで経験したことの無い70名以上の高校生と一緒に行くことになりました。

高校生担当者会議で30名に上るメンバーが慎重に審議を重ね決定しました。

超高齢化が進み少子化に歯止めが利かない中で、当会の主催する「スラムのボランティア」に未来の日本を背負ってくれる高校生が沢山集まってくれたことに心から感謝します。

と同時に、今までご協力くださった全ての皆様のご協力の賜物です。

本当にありがとうございました。

贅沢な悩みですが、参加する高校生が増えてくれるのはうれしいのですが、この高校生を指導し守っていくには今まで以上に沢山の一般参加者が参加してくれなければうまくいきません。

これが一番頭の痛いところです。

私は来る日も来る日も、患者さんや過去の参加者の皆さんに呼びかけていますが、私一人の力では全く無理です。

こんな時こそみんなで力を合わせ、一致団結してやることが大切だと気づかされています。

ありがたいことに、診療室の中では、スタッフが患者さんに呼びかけている声がひっきりなしに響いています。

今回のような危機的な事象は豪雨や地震の時、いかに対応するかという危機管理の在り方が問われます。

ハローアルソン2019に想像を絶するような高校生の参加が来ているのも今まで経験したことの無いことです。

あわてふためかずに何が出来るのか、何をしなければならないのか一人一人が初心に帰って、無理をしないで全員が安全に帰国できるように真剣に考えてみる必要があります。

ところで歯を悪くする要因は今も昔も変わりません。

虫歯や歯周病菌に打ち勝つ免疫がよほど多い人は別ですが、プラークコントロール、簡単に言うと歯磨きの善し悪しで決まります。

安く手に入る電動ブラシも沢山出て実際に使っている人も増えましたが、むし歯と歯周病は減ってはいません。

道具や器械がどんなに良くてもプラークは落ちません。

私達が推奨している普通のハブラシで十分です。

「歯」と「歯肉」をしっかり磨くことで全身の血液の循環を高めて自己免疫力を高めることが大切です。

一番大切なこのことが皆さんにちゃんと伝わっているのでしょうか。

もう一度私達歯科医療に関わっている人が、立ち止まって考える必要がありそうです。

2018年9月7日 医学博士・歯科医師 林 春二

感動

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2018-8-24 12:00

祐介先生こんばんは。

今では暑い夏の風物詩となっている高校野球の祭典、第100回甲子園大会も無事終わ り、一抹の寂しさを感じているのは私だけではないかもしれません。

大会は大阪桐蔭 高校の春夏連続優勝で圧倒的な強さを見せつけられましたが、準優勝の秋田県金足農 業高校の活躍も素晴らしいものがありました。

どの学校も各県を代表する学校に相応 しい活躍で、勝ち負けに関係なく地元の人達に大きな夢や感動を与えてくれました。

全国の高校球児の皆さん本当にご苦労様でした。

今回出場された全ての選手の皆さん が重ねてきた努力は、私達には到底出来ないレベルです。

だからこそ素晴らしい結果 を出して沢山の人達に感動をくれたのではないでしょうか。

私達ハローアルソン・フィリピ医療ボランティアは、こういう野球という優れた能 力を持っている人はいませんが、今、この瞬間に世界のどこかでは戦火におびえない までも、その日の食にさえありつけない恵まれない人達を救う活動をさせてもらって います。

この人達が可哀想なのは自分の努力で現状を何一つ変えられません。

日本の 高校球児より努力してもです。

そういう人達に対してなら私達でも何かやれることは あるというのが原点です。

その一つがハブラシでありタオルです。

もちろん石鹸でも カンパでも構いません。

やる気さえあればできる事はものすごく沢山あります。

自分 のできるところからで結構ですから、一つ一つ協力してもらえるとありがたいです。

私は一番簡単なことは、自分の周りの家族、親戚の人、学校の友人、会社の同僚、 誰でも結構ですから「ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア」のこと、「一 日一食どころか、二日に一食」しか食べられない人がいること、「私の夢は15歳まで 生きること」、一日働いても5~600円にしかならない人がいることを話すことだと思 います。

協力してくれる人がいないことは無いと思います。

協力してくれる人がいな いわけではなく、そういう話をしにくいか、しても断られるのではないかと思ってい るから話しかけられないのではないでしょうか。

話してみると案外協力してもらえる ものです。

このハブラシ・タオル・石鹸は全てフィリピンの恵まれない人達に届けられます。

協力してもらえるととても嬉しいです。

そして感謝の気持ちが心の底から湧いてくる から不思議です。

私がリスナーの皆さんに周りの人達に「この話」をしてくださいと お願いしているのは、「この気持ち」「喜び」を味わってもらいたいからです。

何か やっても見向きをされなかったらガッカリします。

して当たり前です。

しかしやった とき喜んでもらえたら、こちらも嬉しくなって更に頑張りたくなります。

それが人情 というものではないでしょうか。

今回沢山の人達から感謝された甲子園球児と同じように言葉をかける努力をしても 、「死ぬ気」になってやったとすればなおさらです。

何の取り得の無い私達でも、ハ ブラシ・タオル・石鹸の話、スラムの人達の生活の話しをするだけで、甲子園球児と 同じか、それ以上の感動をしてもらえるのですよ!!

2018年8月24日 医学博士・歯科医師 林 春二

尊い命

カテゴリ : 
ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2018-8-17 12:00

祐介先生こんばんは。

暑い日が続きますが、祐介先生お元気ですか・・・・。

高校野球の熱戦が繰り広げられて沢山の人に感動をくれています。

また15日には山口県で2歳の子供が3日ぶりに発見され感動させられました。

何より尊い命が救われて良かったです。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアに参加してくれた高校生が、マニラで「この世の中で一番大切なもの」というテーマや、「蜘蛛の糸」から何を学んでくれたのかを話し合うマニラミーティングがあります。

この世で一番大切なものはというと、「お金、友人、家族・・・・」など様々な意見が出されましたが、「命」というのは意外に少なかったように思います。

純粋な高校生達は自分のことが大切なので、カンダタの所に下りてきた蜘蛛の糸を「自分のものだ」と言ってしまったように、自分達も言ってしまうかもしれないという意見が圧倒的に多かったように思います。

お金も友人も家族も全て大切ですが、それも自分の命があってのものです。

ハローアルソンで一番大切にしているのは「命」です。

経済的に恵まれない人の命も、私達のように豊かな社会で生活している人の命も、命は全く同じです。

その命を支える歯の大切さも変わりありません。

生まれた場所が違うだけで、生きるための歯を守ることさえできないスラムの人達に私達がハブラシを届けることと、お釈迦様がカンダタを救おうと銀の蜘蛛の糸を垂らしてくれたのと何ら変わりありません。

それを生かすも殺すも本人次第になります。

しかしカンダタのように「この糸は俺のものだ」と独り占めしようとすると、アッという間にのに落とされてしまいます。

困ることだらけかもしれませんが、スラムの人が他の人のために尽くそうという気持ちを持ってもらえるかどうかは、私達ハローアルソンのメンバーの接し方次第です。

もしもこの「大切なこと」を届けられなければ、この活動に参加して自分達はどん底生活をしているスラムの人達から、生きる力や笑顔の大きな魔力を感じとれるかもしれませんが、スラムの人たちの大切な命を救うことは出来ないのです。

自分の欲望を打ち消して、ただひたすらスラムの人達のためになるように、全身全霊で頑張る人達の所に神様が降りてきて、私達だけではとても出来ないような不思議な力がもらえるのだと思います。

あの山口県の山中で、ただひたすら子供の命の無事を祈って歩を進めたところに、300人以上の警察官が探せなかった子供を見つける力が降りてくれたのではないでしょうか。

私達もハローアルソン・フィリピン医療ボランティアという名前を掲げている以上、この人に負けない大きな力をもらえるよう、ひたすらスラムの人達の幸せを願って頑張りましょう。

2018年8月17日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

先週は「歯を抜かない」「歯は命の源」と言う話を混ぜながら、「ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア」の名前の由来について紹介しました。

祐介先生の「スラムの人に虫歯になって欲しくない」という強い思いがよくわかってもらえたと思います。

先週、洗足学園から参加してくれたモエカさんの話がありました。

彼女こそこの活動の理想的な参加者です。

その理由は、第一に参加して様々なことに気づきまわりの人達に話してくれたこと、第二にどんなに素晴らしい人でも、最初から上手くいく訳ではないことに気づかせてもらったこと、第三に言い続けているうちにラジオの番組で話をする機会に巡り会えたこと、第四に自分の学校から参加者が出て欲しかったけれど、思わぬところから大人の参加者が出てくれたこと、そして第五に最初から3年経ったところで、最初に願っていた洗足学園から数名の参加者が出てくれたことです。

この活動はフィリピンに行ってスラムの人達と直接触れ合うことも大切ですが、それは単に自己満足に過ぎません。

人が触れ合ったか、自分がしたかというだけのことです。

それよりも人の言うことを素直に聞けたり、人のやったことを素直に感動できたら今回と同じように喜べます。

今回との大きな違いは「素直にやれ」と言われたことをやったから、もらえたご褒美だということです。

きっと「天にも昇りたい」ほどのうれしさが込み上げてきたと思います。

この感動を味わって欲しいから、参加者の皆さんに「種まき」をするようにお願いしているのです。

関口団長も「ボランティアは感動的だからその瞬間は燃え上がるけれど長続きしにくい」と話していたように、どんな感動的なことでも、悲しいことでも時間の経過と共に忘れ去られる運命にあります。

ところが今回のモエカさんのように言い続けていると、思わぬ人から協力をしてもらえ、しかもご褒美がもらえます。

これがやり続ける継続の力ということです。

それを全てモエカさんは経験してくれたのです。

更にこの喜びが大きくなるように言い続けて下さい。

そうすると周りの人から決して悪口を言われるようなことはありません。

むしろ賞賛されるでしょう。

実は本当の喜びを感じることが出来るのは「カンパ」してもらえる人になってくれることです。

チケットを買ってもらったり、高校生カンパに協力してくれるように頼むことです。

難しいです。

「断られたら」とか「お金のことを言って嫌なやつ」と思われないかと思うから一歩を踏み出せません。

そういう私だって最初から皆さんに協力してもらえたわけではありません。

何人にも何人にもお願いしているうちに、一人また一人と増えてきたに過ぎません。

協力者が出るたびに喜びと感謝の気持ちが湧いてきました。

同時に協力してくれる人だけでなく、協力してくれなくても反対されないだけでも周りの人達がいい人か分かってきて喜びに変わりました。

すると高校生の参加も増えて今では50人を超す人数になっていました。

リスナーの皆様も周りの人達にハローアルソン・フィリピン医療ボランティアのことを話して、一人でも多くの仲間を作ってください。

そして「モエカさんの喜び」を感じてもらいたいです。

それからモエカさんさらに頑張れ!!

2018年8月10日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

暑い暑いと言っているうちに7月も終わり8月に入ってしまいました。

と言うと、夏が終わったかのようですが、暑い夏はまだこれから優に1ヶ月は続きます。

くれぐれも熱中症にならないよう気をつけてください。

豪雨被害に遭われた皆様、お元気で一日も早く元の生活に戻れますように心から願っています。

7月31日を持ちまして高校生の募集を締め切らせてもらいました。

そもそもこのボランティアは、フィリピン医療ボランティアに初めて参加してくれた今西先生が最初に巡り会った「アルソン君」の出会いに始まります。

本格的な医療ボランティアに参加した祐介先生に割り当てられたアルソン君は、上の顎の前歯4本が同じように虫歯になり、「痛くて抜いて欲しい」ということでした。

私は日本で40年前から診療していますが、どんなに困難な歯の治療でも「抜く」ということを考えたことはありません。

「どうしたらこの歯の保存ができるだろう?」「どうしたらこの歯を一日でも長く残してやれるだろう?」という思いで夢中でした。

ふと気がつくといつの間にか74歳になってしまい、これから何年先までこの思いと体力が続くやら不安に駆られることも多くなりました。

だからと言って、「抜いてしまおう」とは思いません。

「歯は命を支える大切な器官」、つまり「歯は命の源」だからです。

当時、横浜の歯科医院で働いていた祐介先生が、癌患者さんに巡り会い「先生に任せるから、一番いい診療をして欲しい。お金はいくらかかってもいい」と言われ、私のところに「歯を抜かない」診療を求めてくるようになって、しばらく経った頃のことです。

どんなに不安定な歯でもその人の一生を支えるために歯が自ら抜けるようなことはありません。

「これは駄目だ」という発想の歯科医によって抜かれてしまうのです。

どんなに強風の中でも、木々の葉は全て落ちてしまうわけではありません。

木の生命を支えるためにしっかりしがみついて生きています。

それなら青々と茂ったこの時期の木の葉は全て落ちないかというと、そんなこともありません。

風もない穏やかな日であってもパラリと舞い落ちることもあります。

けれどもその木を痛めません。

大切な自分の生命を守る歯がこうした抜け方をすることが一番いいのです。

歯を強制的に抜くと様々な変化をします。

一番大きな傷害は、歯の神経がちぎられてしまうということです。

そして骨も元には戻りません。

ところが自然に抜けてしまうように仕向けてやるとこういう弊害は全く起らないのです。

こういう診療に自分の将来の活路を見出していた祐介先生とって、目の前の10歳になったばかりのアルソン君の前歯4本を「抜け」という指示は全く受け入れられなかったと思います。

立ち尽くす祐介先生に、更に大きな声で「抜いてやれ!!」と声をかけました。

こんな経験を二度としたくないという思いから、このボランティアは「ハローアルソン・フィリピンボランティア」と名づけられたのです。

その活動に今年も50人以上の高校生が応募してくれました。

みんなで心して次の活動にも全力で向かいましょう。

2018年8月3日 医学博士・歯科医師 林 春二

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  • 世界の貧困問題を通じ、自らの生活を見直し「真の豊かさ」について考える
  • 次世代を担う高校生の参加により、真の国際平和と国際責献について考えてもらう

今西祐介のハロアル・レディオ

毎週金曜日21:00-22:00生放送
レインボータウンFM(79.2MHz)
http://www.792fm.com/
歯科医師でミュージシャン今西祐介がパーソナリティの歯科医療ボランティアと楽しいトーク&音楽番組

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