ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

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祐介先生こんばんは。

師走に入りアッと言う間に1週間が過ぎようとしています。

今年も残すところ3週間、20日余りになってしまいました。

光陰矢の如し、本当にめまぐるしく時が流れてしまいます。

つい先頃までプロ野球がメーンだったスポーツもサッカーに代わったと思ったら、1年を締めくくる大相撲になってそれも終わってしまいました。

それぞれに大きな感動がありましたが、終わってみればどれもこれも一瞬で消えてしまう“うたかた”の様にも思えてしまいます。

私達の身辺では北朝鮮の核とミサイルの問題が心配の種ですがアメリカ合衆国のトランプ大統領がここに来て、イスラエルの首都をエルサレムに認定しました。

このエルサレムはイスラエルとパレスチナで長い間問題になっていますので、トランプ大統領の判断が火に油を注ぐようにならない事を祈るばかりです。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2018に参加する高校生の事前研修が佳境に入って来ました。

毎日何人かが来てくれ、明るく元気に

「何々高校、何年生、何々です。本日は研修に来ました。

宜しくお願いします。」

と入口でハッキリとわかる声を出してくれています。

当院の患者さんは殆どが高校生より年上の人ばかりですから、この声と明るさに元気を貰っている人達が多いと思います。

どうせ人に声を掛けるのですから相手が気持ち良くなってくれるような声が大切なのではないでしょうか。

高校生達は医療ボランティアで何が出来るのか不安に思っている人達も多いのですが、出来ることは沢山あります。

その一つがこういう若々しい力に満ちた声があります。

ですが高校生にはどんなに大きな医療効果を出しているかまだ判らないだけです。

こういう効果をプラシーボ効果といって、医療にとってはとても大切な事なのです。

この診療室での研修の他にハブラシ、タオル、石鹸、高校生募金をお願いするという事も大切な研修になっています。

今夜は、長野県の屋代高校に通っている中野さんを紹介します。

「自分の行動で他人の気持ちを動かしたい」というテーマで高校生、中学生を対象にハブラシ、タオル、石鹸の提供を呼び掛けてどれくらい効果が上がるか研究発表してくれました。

「ハブラシぐらい簡単に集まる」と思っている人達も多いと思いますが、やってみると大変なことが多い事に気付いてもらえるはずです。

その事もあって高校生だけでなく全ての参加者にお願いしているのですが、なかなか実行してもらえません。

そういう中で中野さんは280名の高校生に呼びかけても13本しか提供してもらえなかった事を反省して、中学生には一人一人に集めているメモを渡してお願いしたところ、240名の中学生から600点近い物資を提供して貰えました。

ハロアルは「素直になって、素直に聞き、素直に実行する」ボランティアです。

この活動をこうした研究に繋げて実践してくれた中野さんに乾杯したいと思います。

2017年12月8日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

11月26日の日曜日はハローアルソン2018全体会議ご苦労様でした。

この日のために栃木県のせきぐち歯科のスタッフ、日々輝学園高校の渡辺愛人先生、そして東京のいまにし歯科診療所のスタッフの皆様、全体会議の資料作りや準備本当にご苦労様でした。

この日を迎えるまでにどれほど大変な準備が必要だったか・・・・ご苦労様でした。

お蔭様でものすごく順調に会議を進めることができました。

この全体会議がハロアル2018に参加する人達の初めての顔合わせになるため、とても重要な会議です。

しかし今までDrの中に診療が休めないということで欠席するDrが何人かいました。

そのため現地の診療で、こちらの思いや気持ちを伝えられなかったことがありました。

今年こそ全員に参加してもらおうという執行部の意気込みもあり、当日欠席者には4万円負担してもらうことを決め全員に通知しました。

それもあって当日の参加者は病気欠席の1名、ヨーロッパのバルト3国からの出発便が欠航のため出られなくなった1名を含み3名のみが欠席しただけでした。

嬉しいことに多少遅れましたが、バルト三国から駆けつけてくれた看護師の並木さんも間に合い、2名欠席ですみました。

残念なことにこの2名は私のところのスタッフでした。

この全体会議で私が最初に皆さんにお願いしたことは「素直になって」「素直に聞いて」「素直に実行する」ことでした。

会議が終わった翌日、参加者からさっそく連絡が入り"初めて参加したけれど、とってもよかった"という声でした。

今回横浜から参加してくれる歯科の高畠先生はハロアル磨きは全身のツボミガキということを素直に聞いてくれ、早速調べてくれたそうです。そしてハロアルの仲間として、これから頑張ってくれるそうです。

中・高生の中には自分達で本当に役に立つだろうかと心配している人も多いですが、この素直さは中学生や高校生のほうが大人より優れているのです。

むしろ大人の人に中・高生を見習ってほしいくらいです。

参加して良かったといってくれた人に具体的にどんなところか聞くと、色々な人が多方面から話をしてくれ不安が一掃され、やる気が増してきたということでした。

とても単純ですがとっても前向きな感想です。

これで充分です。

後はマニラで沢山の経験をして感動をいっぱい受けてくれると思います。

それでは今夜の歯の一口メモです。

最近子供達の虫歯が減りましたが、12歳児のDMFT(う蝕罹患率)がようやく1本を切ったに過ぎません。

ところが私が校医をしている小学校では0.3本で全国平均より圧倒的に少ないことが分かりました。

小学生にもハローアルソン・フィリピンボランティアの歯ブラシの提供を協力してくれているうちに人に優しい人はむくわれるということ、当院の歯科衛生士が歯みがき指導を毎年やっている効果だと思います。

皆さんも歯と歯肉を磨くハロアル磨きを信じてやってください。

2017年12月1日 医学博士・歯科医師 林 春二

根堀葉堀

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2017-11-24 13:00

祐介先生こんばんは。

北海道だけでなく北日本の各地から雪の便りが聞かれ、冬本番の季節になりました。

長野県でもスキー場開きがあり、愛好家には待ちに待ったシーズン到来です。

最近テレビを見ているとどの番組でも「日馬富士」問題で溢れています。

しかし、被害者の貴ノ岩の発言は全く無いまま一方の情報だけでウンヌンカンヌンしているに過ぎません。

そこに持ってきて貴ノ岩の師匠の貴ノ花親方が硬く口を閉ざしていることに苛立っている人が貴ノ花攻撃すら始めています。

この問題は私達が知ろうと知るまいと既に司直の手にゆだねられているのですから、そちらに任せればいいので私達には知ることも知らされる権利もありません。

ましてや本人が語りたくないものを根堀葉堀したのではそれこそ品格が問われます。

以前中国の漁船によって海上保安庁の巡視船が衝突された時も、そのビデオを流した自衛官追及を求めていましたが、私達がそれを知ったところで「あ々そうだったか」という程度で、それ以上でもそれ以下でもありません。

これも時間と共に雲散霧消してしまいました。

結局はその程度のことだったのです。

この時も私は「それを知ってどうするのか」ということをこの番組に投稿しましたが、今度の問題も全く同じです。

日馬富士がどんな暴力を振るったのか、貴ノ岩がどんな怪我をしたのか、興味が無いわけではありませんが私達には全く関係の無いことなのです。

私はそれ以上に皆さんが病気の時に必要になる医療保険や、働ける時に年金をかけて働けなくなった時にもらう年金、介護が必要になった時にお世話になる介護保険が今どんな状況になっているのかということをマスコミはもっと取り上げ、日本の医療・福祉をどうするかを知らせるべきだと思います。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアはフィリピンのスラムの人達の医療ボランティアをしています。

これはスラムの人達には生活を保障する社会保障が無いからです。

ところが、日本は幸いなことに憲法で守られている「社会保障」があります。

しかしその人権を保障するために医療保険料という税金、働けなくなった時に給付される年金という税金、介護が必要になった時に使うことが出来る介護保険料という税金を支払っているにもかかわらず、どれもこれもどんどんサービスや支給額が減らされて個人負担が上がっているのです。

このこともほとんど知らないと思います。

今の日本人の経済力は大きく2極化していて、下の人達の中には病院に通っていても中断しなければならない人達が40%近くもいるアンケート調査があるくらいです。

スキャンダルも楽しいかもしれませんが、私達が人間らしく生活できる社会保障についてもっと見聞を広めましょう。

今夜の歯の一口メモです。

最近、口の健康についての報道が多くなりました。

しかし電動ブラシや高価な歯磨き剤が必要なのではありません。
歯と歯肉をしっかり磨くことが大切なのです。

2017年11月24日 医学博士・歯科医師 林 春二

言行一致

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2017-11-17 12:00

祐介先生こんばんは。

昨日、国会に「保険でよい歯科診療を」という署名を持って陳情に行って来ました。

天気予報では一番の寒さになるということから、厚着をしていくと好天気で汗をかくほどでした。

しかし夕方のニュースを見ると、北海道や東北地方は初雪で驚きました。

この番組のリスナーの皆様は比較的年齢が若いと思いますが、私達が今やっている署名活動はとても大切なことなのでそのことを書きます。

11月3日、文化の日に私は番組に出演させて頂きました。

その時2つの質問が寄せられていました。

一つは4年生の子供の乳歯が虫歯でその処置についてでした。

乳歯は永久歯に生え変わりますから、放置しておいてという考え方の人もいるかもしれませんが、それではその虫歯菌が増え続けてしまいます。

それがいい訳ありませんからちゃんと処置してください。

またどうせ抜ける歯だから抜いたほうがいいと考えるドクターもいます。これも乱暴すぎます。

乳歯は永久歯が生えるまで、噛みあわせを安定させるとともに、永久歯の生えてくるスペースを確保するために保存しておいたほうがいいのです。

そのためにも虫歯を治して、永久歯が出てくるまでしっかり管理して欲しいです。

次の質問は寝たきりの高齢者は、寝る時に入れ歯をはずしておいたほうがいいかというものでした。

自分の歯なら外しようがありません。

入れ歯は自分の歯のピンチヒッターですから、歯みがきする時以外は必ず口の中に入れていましょう。

次に入れ歯安定剤を除去するにはどういう方法がいいかということでしたが、タワシでも構いません。

おおざっぱに、あまり力を入れないで安定剤を取ります。

次に入れ歯ブラシで粘膜面と噛む面をきれいに磨いてください。

この安定剤の除去に時間がかかり、介護者はとても大変です。

安定剤を使うのは「入れ歯に問題」があるからです。

ドクターに診てもらって粘膜にしっかり合った入れ歯にしてください。

それでも不安定なケースが無いわけではありません。

その時は、デンプンでできた粉末の入れ歯安定剤がありますから、それを使うことをお勧めします。

このような歯の治療を保険でしっかり診てもらえるように制度を充実して欲しいという陳情なのです

。 11月3日の放送で関口団長からの「一期一会」の話題が取り上げられていました。

たった一回のことであっても誠心誠意、心を尽くして事に当たりましょうという意味もあるかと思います。

しかし私達健常者はそんな風には考えていません。

「今日出来なければ明日やればいい」

「明日出来なければその次に・・・・」

と先延ばしにしてしまい、ついには忘れてしまうことが少なくありません。

しかし、人に言われたことを「素直になって」「素直に聞いて」「素直に実行」している人はそれが違ってくるのです。

関口先生が書いていたスタッフはその気持ちでいたとしても関口先生が継続していなかったらどうでしょう。

どんなに熱心に説明してその気にさせても今回のような感動は生まれません。

関口先生が一生懸命やり続けていたからこそ、今回の喜びに繋がったのです。

言動一致しないと、人を迷わすことになります。

ハロアルメンバーは常にこのことを忘れないで欲しいと思います。

           2017年11月17日 医学博士・歯科医師 林 春二

不動の心

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2017-11-3 14:00

祐介先生こんばんは。

あたりの木々は紅葉ですっかり色づき美しい光景になりました。

庭の芝生もここ数日連続して降りた霜のせいで、きれいな緑色が所々色あせてきました。

こうして身の回りの自然の変化が時の流れを表現してくれ、自分自身も一歳年を重ねたことに気づかされます。

その上“時”はどんなことでも洗い流してくれます。

つい最近、日本を二分するほどの総選挙があったことも遠い昔のことのようにさえ思ってしまい、朝夕の寒さのほうが気になるほどです。
というのは私だけでリスナーの皆様は違うかもしれません。

つい3日前ですけれど、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアに協力してくれた仲間が私の自宅に来てくれました。

とても驚きましたが、時間が経つに連れ嬉しさが増し、話も弾んで一緒に昼食をとることになりました。

とってもいい時間になりました。

惜しいスタッフでしたので、当時はとてもやりきれない思いになりましたが、それは私の一方的な思いで、相手にしてみれば我慢に我慢を重ね、ついに堪忍袋の緒が切れてしまったようです。

今となっては取り返しがつきませんが、何度となく相談は受けていました。

しかしはっきりとした理由を言わないため、その都度「もっと自信を持って他のスタッフにハッキリ言いなさい。ちゃんとフォローするから・・・・。」と言ってきましたが、何となく時が流れてしまい、ついには退職することになってしまいました。

別れというものはどんな別れでも“悔い”が残ります。

悔しくても悲しくても時が解決してくれるのに、その時が待てません。

どんなに深く積もった雪でも春になれば溶け、花が咲き緑の大地に変わります。

私たちの心もいつもそのようにありたいと思います。

そういう意味で私たちハローアルソン・フィリピン医療ボランティアはフィリピンのスラムの人達に無料の歯科治療をする。

ハブラシ、タオル、石鹸やカンパを自分の周囲の人達に呼びかけ協力してもらう。

この活動に協力することで優しさや思いやりを思い起こしてもらう。

この活動に高校生にも参加してもらい自立心の高い、優しい思いやりのある国際人に育ってもらう。

この4つの柱で活動し、どんなことにも動かない不動の心を養っているつもりです。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2018全体会議ももうすぐです。

今年の顔ぶれはどうなのでしょうか・・・・。

11月26日が待ち遠しく感じます。

リスナーの皆様、ブラシ・タオル・石鹸・高校生カンパのご協力お願い致します。

2017年11月3日 医学博士・歯科医師 林 春二

投票率

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2017-10-27 13:00
祐介先生こんばんは。

台風21号で北海道に雪が降ったのもつかの間、浅間山にも初雪が降り真っ白な山肌になってしまいました。
秋の取り入れもまだ済まないうちの雪、農家にとってはさぞかし大変だと思います。
稲もコンバインで刈り取っている家はいいでしょうが、昔ながらのハゼに稲をかけて乾燥させてからの家はこの長雨で大変なようです。

総選挙も終わり、数の上では自民党が圧勝に終わりましたが、投票率はたったの53.68%。
投票に行かなかった半数近くの人が反対に回れば、結果はどうなっていたか判りません。

そもそも投票率が低いのは「政治不信」があるからで、「誰がやっても大して変わらない」「政治家の言うことに信用が無い」からなのです。
それをあたかも、国民に責任があるかのごとく、投票権を18歳に下げてみても分母が大きくなるだけで、分子の「投票したい」という部分は変わらないことを証明したに過ぎません。

今回の18歳と19歳をあわせた投票率は40.51%です。18歳選挙権が認められた前回の参議院議員選挙は46.78%でしたが、これも下回ってしまいました。

デンマークでは80%を割る選挙はありません。
デンマークの投票率が高い理由は議員に対する「信頼度」が高いからです。

候補者は選挙の時「公約」を口にします。
日本の政治家の公約は、塗り薬の「こう薬」ぐらいにしか思われていません。
選挙になるといろいろ公約を挙げて頭を下げるのですが、「当選したらどうせふんぞり返ってしまい、私達の言うことなんて聞いてくれない」と選挙民は思っていて、議員の言うことなんて当てにしていないのです。
だから誰がなったって同じだろうという気持ちが投票率の低さにつながってしまいます。

政府はこの「政治不信」の本質を見極めないで、選挙権を18歳にして投票率向上に舵を取りました。
しかしこの結果です。
政治不信は政治家の責任なのです。

そもそもデンマークの投票率が高いのは、政治家が公約を果たしているから、政治家を国民のみんなが信用しているからです。日本人よりはるかに倫理観が高いのです。
デンマークの政治家だって公約を口にします。

しかし選挙民、つまり国民も政治家も一人じゃないのだから、うまくいかないこともあるだろう。
公約の半分も実現してくれたら十分だと考えてくれます。
「実際にやろうとしていることを公約」しているので、公約の全てが実現できなくても、半分でも実現できればすごいことだという評価につながります。

有権者は例え半分であっても自分の投票した1票が間違いなく政治に反映しますから、投票することに喜びを感じるのです。
その結果、投票率は常に80%以上になるのです。

ところが日本の政治家は沢山の公約を並べてはくれますが、当選してしまうと「どこ吹く風」、公約など無かったかのごとく行動します。
だから政治家を信用できないのです。
その証拠に、今回は18歳の投票率は50.74%、19歳は32.34%でした。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアに参加してくれている高校生は「初めてかっこいい大人」を見た。大人になったら、こういう大人になりたいと言ってくれています。

今の政治家に若者に期待を抱かせる人がいるでしょうか・・・・。
 
2017年10月27日 医学博士・歯科医師 林 春二
祐介先生こんばんは。
 
選挙戦も大詰めになりました。
くれぐれも「力には力で」と言う政策には振り向かないでください。
そういう発想が福島原発事故につながるのです。
最悪の結果は、自分が想像している以上の力が、自分のほうに向かって来ることもあって壊滅的なダメージを受けることです。
それが3・11大震災の福島原発事故で、これから80年近くの膨大な時間とお金が必要になります。
 
ハロアルフィリピン医療ボランティア2016に参加してくれた、群馬県の新島学園高校の須川裕先生から538本の歯ブラシが届きました。
一年生の修学旅行で集めてくれたものだそうです。
それからハロアル2016、2017に行ってくれた野口さんのグループからも176本の歯ブラシが届きました。

本当にありがとうございます。
現地に行った人達がこうして活動の後、継続的に支援してくれていることうれしく思います。

私達のボランティアは「あの人はダメ」、「この人は嫌いだ」と好き嫌いを言っていたのでは始まりません。
自分が嫌だと思っている人だって、こちらをもっと嫌だと思っているかもしれません。
一人ひとりの力は小さくても、沢山の人が集まれば大きなことが出来るのです。
人を責めたり相手をなじるようでは人は集まりません。
それどころか周りの人に笑われてしまいます。
どんな苦難も乗り越えてやり遂げる人が素晴らしいのです。

今夜は須川先生がハロアル2016に寄せた感想文を紹介します。
 
~今回フィリピンの貧困を見ることによって、日本の豊かさや貧困を考えるきっかけともなりました。

出発日早朝、集合場所に向かう途中の高崎駅のコンコースに数人のホームレスの人たちが寝ていました。
横を通り過ぎる人たちはみな無関心でした。

物質的には豊かになった日本ですが、その豊かさからこぼれ落ちた人々が身近にいることを改めて感じると同時に、そのような日本のホームレスの人たちとフィリピンのスラムに住む人々を比べ、物質的には貧しくとも家族に囲まれ、地域のコミュニティの中で助け合って生きていく姿に、どちらが本当に幸せなのだろうかと考えさせられました。
そのような貧困の中でも、明るくたくましく、また感謝の気持ちを持って生きる人々との出会いを通して「本当の豊かさとは何か」、「生きることの大切さ」、「周りの人々への感謝」等、フィリピンのスラムの人々に与えるだけではなく、私自身もこの活動を通して多くのことを与えられた気がします。

また、高校教諭の立場として参加した毎晩の「高校生ミーティング」では、初日には積極的でなかった高校生たちが、最終日には「自分の将来の夢」や「活動の感想や反省」、そして「保護者への感謝」を積極的に大きな声で自信を持って語るようになるなど、成長が見られました。

そのような意味では現在の高校ではなかなか行うことができない特別な教育の場でもあったと感じています。~
 
どうでしょう。
ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアって素晴らしい活動だと思わないでしょうか。
皆さんが協力してくれているからこそなのですよ。
 
2017年10月20日 医学博士・歯科医師 林 春二

大切なこと

カテゴリ : 
ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2017-10-13 13:00

祐介先生こんばんは。

衆議院議員選挙が始まり、各党が熱い火花を散らして選挙戦を展開しています。

私は歯医者になって38年、「一本の歯もなくさない」ことを目標にやってきました。歯の
病気を治す歯医者が歯を治せないで「歯を抜いてしまう」ことが本当に歯医者としての在り方なのかと思ったからです。
そうは言っても今の医療では、全ての歯を何事も無かったかのように残すことは出来ません。
人に自然死があるように歯だって何事も無かったかのように終の時を迎えられる死があってもいいように思います。
その場合は代替作用として、別の組織や細胞がその機能をバトンタッチします。自然死でなく歯を抜いてしまう事故死のような場合、一瞬にしてバトンタッチしなくてはならない困難につきまとわれ、例え機能したとしても長期にわたるダメージになります。やがて

iPS細胞が「歯の再生」を可能にすれば、悪くなった歯の代わりができるようになるでしょう。それにはまだまだ相当の時間がかかると思います。
そうなったら抜いてもいいということはありません。
何としても残す、何としても助けるんだという意思が必要なのです。
何故ならば私は歯医者だからです。

医者に求められているのは、この何としても患者さんを助けるという思いです。どんなに

大変な状況の中でも最善を尽くす行動力がなくてはならないと思うのです。
その医者が人を殺してしまうかもしれない軍事力に問題の解決の糸口を求めることはどうなのでしょうか。
歯周病になってグラグラしている歯をどうにか残して咬めるようにしたとしても、一発のミサイルで健康で元気な兵士の命を奪ってしまう軍事を語ったとしたら、人はその人を信じられるでしょうか・・・・。
無法者に対しては力づくでも更生させたくなる気持ちは分かります。
悪人に負けない戦いの技術も大切ですが、最後に相手を納得させるのは人間性であり心です。

私は来院する患者さん一人ひとりに「保険でよい歯科医療の実現を」という署名をお願いしています。
中には署名用紙を持って帰り、職場の人達に署名してもらって持ってきてくれる人もいます。
リスナーの皆様、今医療がどうなっているのか知っていますか。
若い人にとっては医療は年寄りのもの、自分には関係ない。
と思っているかも知れませんが、皆さんだってやがて歳を重ねるのです。
その時、今の医療制度が守られていないと、皆さん自身が医者にかかれなくなってしまいます。
現在の医療は国費がかかるということで、抑制され窓口負担がどんどん上がっています。その窓口負担が払えなくて中断する人がとても多くなっています。
その一方で軍事費はウナギ登りに上がっています。そんなことが本当にいいんでしょうか・・・・。

私は自分のことも大切ですが、他の人も自分が大切なようにとっても大切だと思っています。
だからこそクエッショナブルな歯であっても、何とか保存し噛める楽しみを守っているのです。
食べることは楽しみだけではありません。
大切な命を守り、脳を活性化し、運動能力も高めます。
そして健康で楽しい生活が出来るのです。

リスナーの皆様の中に「こちらの思いが判らないのなら軍事力で」という考えを持つ人達がいたとしたら考え直してもらいたいです。

2017年10月13日 医学博士・歯科医師 林 春二

秋晴れ

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2017-10-6 0:00

祐介先生こんばんは。

日照不足が心配された夏も終わり、いつものように秋の実りを楽しんでいる時に北海道から雪の便りが届いてしまいました。

梅雨のシーズンにはそぐわないゲリラ豪雨に見舞われたり、太陽がサンサンと輝く夏は日照不足。

最近の気象はあれほど美しかった島国日本を語れないほど変化してしまいました。それでも植物や野菜は生命力が強いと思います。

突然の大変化にも負けず、春になれば花を咲かせ秋には実をつけてくれます。

昨日は午後から施設の訪問診療に出かけました。

秋晴れの好天気に恵まれ、美しい姿の浅間山を見ているうちに「今度講演する時にこの姿を見てもらおう」と思い車を停めて写真を撮りました。

その後車を走らせると早々と稲が刈り取られハゼに逆さまにかけられている田んぼや、まだ稲刈りがすんでいないところがあります。

黄金色に輝いている稲に「あぁこの稲があったからこそ、日本は繁栄して来れたのだな」と感傷に浸ってしまいました。

大きな施設2軒と病院1軒の診療を終えると、短い秋の日は落ち夕暮れが迫っていました。 そんな時、坂城町に住んでいる高齢者から電話が入り、そこから急遽もう1軒診療に行くことにしました。

それから40分かけて訪問先に行くと既に夜のは下り、電気の光がこうこうと差しています。

高齢者の入れ歯を治し帰ってくると9時のニュースが始まっていて、ノーベル文学賞に日本生まれのイギリス人作家カズオ・イシグロさんが選ばれたことが告げられていました。 日本に生まれ育った人がイギリスに渡り、かの地でノーベル賞を受賞されるような活躍をされていることを本当にうれしく思います。

日本の血がまた世界に広がり深まっていることに感動します。

訪問診療の途中で「この稲があったからこそ日本の繁栄があった」のだという感慨はまるでカズオ・イシグロさんの活躍と受賞を予感させる不思議な力だったではないかと思いました。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは、スラムに住む人達への歯科治療を主体としたボランティアですが、この活動に参加してくれている高校生達が一日も早くカズオ・イシグロさんのように世界中から祝福されるような人になってほしいと思います。

カズオ・イシグロさんは「世界が不安定な状況にある中、小さな形でも平和に貢献できればと思う」と言っているのです。

日本では今まさに総選挙の真っ只中で、しかも北朝鮮がとんでもないことを起こすかもしれないという不安の中にいます。

この総選挙が軍事力を高め、力と力の勝負を望むのではなくカズオ・イシグロさんのように、文章やインテリジェンスで人を引き付けるような立候補者が選ばれて欲しいと思います。

力と力の戦いは血を流すことになり、何世代にも渡って憎しみを生みます。

それが今の日中であり日韓です。

戦いではなく話し合いで物事を解決していく努力こそが、人々を幸せに導いてくれることに早く目覚めて欲しいです。

草木はどんな干ばつや水害に遭っても反発しません。

それでも立ち上がり生き延びています。

こういう不屈の生命力が私達日本人には流れているのだと思います。

まさにカズオ・イシグロさんのノーベル文学賞受賞はそういう見本のように思えるのです。

2017年10月6日 医学博士・歯科医師 林 春二

署名活動

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2017-9-29 0:00

祐介先生こんばんは。

信州はめっきり秋の気配が漂い始めました。実りの秋を彩るブドウやリンゴが香ばしい匂いを放っています。

昨日9月28日は衆議院議員が解散という大変な日になってしまいましたが、午前中は国会議員要請で長野県選出の国会議員宿舎を訪問し、午後から“保険で良い歯科医療を求める”市民集会を国会議事堂前の憲政記念館で行いました。

全国の保険医協会役員と事務局員合わせて155名が集結しました。

各会員が署名活動をしてこの日までに20万筆が集まっていますが、目標が50万筆ですから11月の締め切りまでには今まで集めた以上に集めなければなりません。

この集会では各地の活動が紹介され、経済格差から診療中断をする人や非正規労働者の中には、社会的困難な理由で治療に通う時間もお金も無いという悩み、貧困家庭の子供には学校検診で虫歯が10本以上あって口腔崩壊している子供が35%もいて治療を勧告しても受診しない生徒が65%もいる実態が報告されました。

今私達がやっている署名はこういう経済的に問題を抱えている人達にも診療を受けやすくなるよう窓口負担の軽減、まだ保険に導入されていないセラミック等の保険適用や歯科診療報酬があまりにも低く抑えられているために技工料にしわ寄せがいって技工所が成り立たなくなり、技工士をやめる人や受験者が激減して歯科技工学校が閉鎖している現状を打開する為のものです。

私は診療室の中で通院する患者さん一人一人に呼び掛け、600筆以上の署名を集めましたが、これではまだ不十分です。

集会の後、有楽町駅前のマリオン前に全員で移動し1時間ほど署名を呼び掛けましたが、私の話に耳を傾けて署名してくれたのはたった3人だけでした。

数は3人ですがとても嬉しく思いました。

ほとんどの人達が立ち止まる事なく素通りし、何事もないかのように思っているかもしれませんが、日本の子供達の中に経済的な問題から口腔崩壊して治療も受けられない人達がいる事、同じ世代の人達が非正規で十分な収入が得られないために痛くても治療を受けられない人達がいる事に気づいてもらえないこの現状は、まさしくフィリピンのスラムよりひどいように感じました。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは、「一生に一回しか治療を受けられないかも知れない」私達の無料の歯科治療を神様のチケットといって待っているスラムに住む人達に喜んでもらっています。

こんなに豊かで何不自由なく暮らしている東京の影に治療が必要なのに3人の内2人は治療を受けられない子供達がいることを知ってほしいと思います。

リスナーの皆様も署名にご協力下さい。

2017年9月29日 医学博士・歯科医師 林 春二

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活動理念「四本の柱」

  • 現地での歯科医療を中心とした無償の奉仕活動
  • 歯ブラシ・タオル・固形石鹸など物資の支援活動
  • 世界の貧困問題を通じ、自らの生活を見直し「真の豊かさ」について考える
  • 次世代を担う高校生の参加により、真の国際平和と国際責献について考えてもらう

今西祐介のハロアル・レディオ

毎週金曜日21:00-22:00生放送
レインボータウンFM(79.2MHz)
http://www.792fm.com/
歯科医師でミュージシャン今西祐介がパーソナリティの歯科医療ボランティアと楽しいトーク&音楽番組

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