ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

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祐介先生こんばんは。

庭の松の木のそばにあるクマガイソウが扇型の大きな葉っぱの上に、縦7~8センチ、横3~4センチの提灯のような花を咲かせ、30株近くがユラユラ揺れとても愛らしいです。

ハロアル2019に初参加してくれた長谷部さんは、長野県では指折りの進学校上田高校に入りながら、そこで花を咲かせることなく「さくら国際高等学校」に転校した2年生でした。

ひ弱で面接の時からとても目に付きました。

参加してみるみる内に明るくなり、帰国してから学校のボランティア部の部長に指名されるほどに変わってくれ、今度は全校生の前で発表をするチャンスまでもらってくれました。

スラムに行ったのは2月のことですから、そろそろ記憶が薄れてもおかしくありません。

しかし、周りの人に話していると、まるでフィリピンのスラムにいるかのように記憶が甦り、更にするどい感覚になるのです。

長谷部さんが3ヶ月経った今でも、その感動を伝えているから話すチャンスがもらえたのだと思います。

つい先日、パワーポイントを見せてもらいましたが、長谷部さんが実際に感動したことですから素晴らしいスライドになっていました。

判りやすいストーリーで聞いてくれる学友達の心を揺さぶってくれると思います。

同じ長野県から参加してくれた下平さんの文章を紹介します。
 

――――「チケットがないと貰えない物資なのに、チケットが無くても並んでいる人もいます。

30度を越える中、皆さんは何時間も待てますか?日本の方は待てないと思います。

その物資があの人達にとってはとても貴重です。

物資をくれ、無料で歯科治療をしてくれる人達のことは神様に見えるのでしょう。

だからあのチケットは神様のチケットと呼ばれるのだと改めて感じました。

この活動に出会えて本当に幸せです。

研修から大きな声出しで、その内に思わず泣いてしまうこともあります。

それでも怒られて、悲しくて悲しくて・・・・。

それでも諦めずやって、フィリピンでの活動を終えるとすごい達成感を感じます。

私はいくつかのボランティア活動に参加しましたが、これ以上に達成感を感じるボランティア活動はありません。

活動だけが素晴らしいわけではありません。

数えきれないほど沢山の素晴らしさがあります。

夜、高校生が行うマニラミーティングもたくさんの高校生の本音が聞けて本当に好きです。

みんなそれぞれに大きな夢があったり、これから夢をみつけたい人もいます。

本気で夢について語るみんなは本当に輝いています。」――――



というものです。

今夜紹介した二人は共にハロアルのメンバーやスラムの人達に触れ、日本とは違った環境の中で、人として見逃してはいけない「情」に感動してくれたのです。

これからは自分が得た経験を周りの人に伝え喜んでもらえる人になってください。

それでは今夜の歯の一口メモです。

歯を白くするため、歯を強くするため、歯周病を治したり予防するためにと色々な「歯みがき粉」がコマーシャルで紹介されています。

意味が無いとは言いませんが、何もつけなくても歯ブラシで歯と歯肉をしっかりマッサージしてください。

 

2019年5月24日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

令和に代わり、10連休を楽しめた人にとっては喜びが大きかったと思います。

先週の放送の中で、関口団長の体験談がありました。

まだ小さな子どもが兄弟でランドセルを買って先生に届けてくれたという心温まるとてもいい話です。

この話と重なりますが、かつて祐介先生が高崎市にある吉井歯科診療所の院長をしていた頃、たしか5歳くらいの男の子がお母さんと薬局に行ったとき、ハブラシを2本買ってもらい、その1本を祐介先生のところに持ってきてくれ、スラムの人に届けてくれたという話でした。

二人の話に共通しているのは、成人に達した人の話ではなく、まだ親がかりで自分自身が人にお世話にならなければいけない歳の人であっても、「スラムの人達」に応援したくなるということです。

そしてやろうとしたらこういう子供にも出来るボランティアです。

私も色々な経験をしています。

ハローアルソンになる前のことです。

その当時は、今のように高校生が沢山応募してくれるような知名度はありませんでした。

その時、応募してくれたのは軽井沢高校生ただ一名でした。

当時から私は訪問歯科診療をしていましたので、軽井沢病院に入院していた長谷川さんという高齢者の診療に行ったとき、

「今年も高校生が応募してくれました。

入院している長谷川さんにこんなことお願いしてはと失礼ですが高校生カンパしてもらえませんか」

と頼みました。

すると長谷川さんは「カンパなら入院していても出来るね」と言って1万円カンパしてくれました。

その当時、高校生カンパは一年に10万円いくかどうかという時代でしたから、とても嬉しく何度もお礼をしました。

その年のフィリピン医療ボランティアを無事に終え、軽井沢病院に報告がてら治療に行った時のことです。

受付で長谷川さんの診療に来たことを告げると「長谷川さんは昨日亡くなりました」と言われ、本当にびっくりしました。

と同時にあのカンパは長谷川さんが命を懸けて私達に託してくれたカンパだったんだと思うと、あの1万円の重みを感じました。

カンパをお願いしたときの長谷川さんが

「それはいいことだね。

高校生にそういう経験をしてもらうことは将来きっと役に立つ。

大変だろうけど頑張ってね」

と言われたことを20年近くたっても克明に覚えています。

そして命を懸けてカンパしてくれた長谷川さんに恥ずかしくないように頑張っているか不安がよぎります。

今夜は関口団長、祐介先生と私のボランティアを伝えていてもらった感動の話をさせてもらいました。

どこでどんな展開になるか分かりませんが、ハロアルの話をしているとみなさんにも各々の心に響くような感動的な思い出が出来ると思います。

しかし話をしない人にはそういうボランティアの神様からの贈り物は絶対にありません。

それでは今夜の歯の一口メモです。

一時はインプラントをしなければ歯科治療ではないと言われるほど大流行の治療でしたが、最近ではドシャ降りの雨がやんだかのように少なくなりました。

どんな治療をしたとしても、自分の歯よりいいものはありません。

歯と歯肉をしっかりマッサージして血液の循環を高め、自己免疫力を高めることが大切です。

2019年5月17日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

10連休中なのに、ハロアルレディオご苦労様でした。

周りの人が休みで浮かれている時、仕事に振り回される立場の皆さん、本当にご苦労様でした。

これから生まれる僅かな休みを大切にしてオーバーワークにならないように自分の身体をいたわってください。

先週の番組に送った私の文章の中で「大阿闍梨」について書きました。

「大阿闍梨」というのは煩悩を離れ悟りを開いた人のことです。

私達が知っている人ではお釈迦様です。

こういう誰からも愛される、尊い人になって欲しいという話でした。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは第1に、フィリピンスラムに住む人達への無料の歯科治療。

第2に、現地で使うハブラシ、タオル、石鹸を地域の人達に呼び掛けて協力してもらう。

第3に、この活動を通して自分の中に眠っている、優しさや思いやりを思い起こしてもらう。

最後の第4は、この活動に私達だけでなく高校生にも参加してもらい、優しい思いやりのある国際的な日本人になってもらうことを4つの柱に据えて活動しています。

ボランティアですから、難しいことを考えずにできる事を、出来る時にやったらそれで十分です。

こういうボランティアは河川のゴミ拾いであったり、地すべりの被害地の支援のように、沢山の人が必要なボランティアの時です。

ところが対象が人の場合には、人数だけ集まればいいという訳にはいきません。

それなりの資格や知識、経験が求められます。

ハローアルソンの活動は、対象がスラムに住んでいる恵まれない人達であることが特別なことである上に、海外ボランティアを高校生と一緒にやることが加わります。

専門家だけ、あるいは大人だけだったらまだしも、社会人としてスタートしていない高校生が一緒ですから、単なるボランティアではありません。

私達の口のきき方一つにしても、青年に与える影響はどうなのか、青年心理学も当然求められます。

そういうことに気を配ってボランティアしなければならないから、人の言うことを「素直になって」、「素直に聞いて」、「素直に実行する」人であって欲しいのです。

こういう人はボランティアだけでなく、どんな仕事をしていても他の人から尊敬されます。

これがボランティアの「大阿闍梨」です。

関口団長や今西先生がそういう人です。

人によっては「そういう人になりたくない」という人も沢山います。

もちろんそれがいけない訳ではありませんので「どうぞご自由に」というしかありません。

しかしそういう人を世の中では「アマノジャク」と言って嫌います。

本人の耳に入ってこないだけなのです。

それでは今夜の歯の一口メモです。

今から30年前、認知症が問題にされた頃のことです。

歯と脳の関係も問題になっていました。

歯のない人、噛めない人に認知症が多いというデータがそうです。

今では歯、かみ合わせ、歯みがきなどが認知症に大きな影響をしている事に異論を唱える人などいません。

歯と歯肉を磨いて健康で長生きしましょう。

2019年5月10日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

「令和」最初のハロアルレディオおめでとうございます。

どんなことでも新しいことに接することは嬉しいし、めでたいことです。

そういう気持ちを大切にしたらきっと上手くいきます。

ところが私達は、一日過ぎ二日過ぎるうちにそんなことをすっかり忘れ、いつもの通りの自堕落な自分に戻ってしまいます。

お寺の和尚さんは来る日も来る日も同じお経を上げて、その自堕落にならないようコツコツと歩みを進め、やがて悟りを開いていくのです。

中には天台宗のといって、1,000日も続くとても人間とは思えないような大変な修行をしてになる人もいるのです。

こうした修行からしたら、私達の日常なんて笑ってしまうようなレベルだと思います。

それでも一喜一憂して、ああでもない、こうでもないと言い訳ばかりしているのですから何をか言わんやです。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアにもよく通じます。

修行僧が雨の日も風の中でも毎日しなければならない修行を欠かさないように、ハローアルソンに参加した人でもしない人でも、周りにいる誰かにフィリピンのスラムに住む人の大変さを語ってくれさえしたら、きっと協力者が現れます。

そしてその輪はどんどん広がり、物資もカンパも処理できないほど集まります。

中にはフィリピンに一緒に行ってくれる人も出てきます。

そしてその人達から驚くような感動を聞かされることになるでしょう。

こういう人達が大阿闍梨になれる人です。

常に人が集まって頼りにされること間違いありません。

ところが恥ずかしいから・・・・断られたら嫌だから・・・・と言って話をしてくれない人は、いつまでたっても自分の理解者は増えません。

それどころかこのタイプの人は、どちらかと言えば愚痴っぽくなりマイナス思考に陥り、次第に自分の周りから人が去ってしまいます。

もちろん人に話さないのですから人に頼られる訳もなく、大阿闍梨になれる訳がありません。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアで接している人は、一日100円以下で生活している人達です。

ですから歯を守るハブラシさえ買えません。

子供たちの中には「15歳まで生きること」が夢だという人もいるのです。

その人達のためにハブラシ一本でも、タオル一枚でも、おにぎり一つ買うための100円でも協力してやってもらいたいと何故言えないのでしょうか。

情は人のためならず。

明日は我が身なのです。

新しい令和の時代は人に優しく、思いやりを行動に移せる人になりましょう。

それでは令和最初の歯の一口メモです。

最近歯の大切さが様々なところで言われるようになりました。

とても良いことです。

ハロアルレディオでは2006年3月に始まった歯の一口メモで、歯と歯ぐきを磨き、歯だけでなく全身の免疫力を高め健康で長生きする身体を作りましょうと話してきました。

身体の中で一番硬い歯が、一番軟らかい粘膜に包まれている歯の神秘性をもう一度考えてみましょう。

2019年5月3日 医学博士・歯科医師 林 春二

春爛漫

カテゴリ : 
ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2019-4-26 12:00

 

祐介先生こんばんは。

この2、3日だいぶ気温の高い日が続いたお蔭で、春の遅い軽井沢でも桜が咲き始めてくれました。

同時にシャクナゲのピンクの花も咲き、春爛漫を味わっています。

春は花が咲き心も弾みます。

ハローアルソン・フィリピン医療も、今年は節目になる15回目を迎えます。

ハロアルレディオに送っているメールを集めた『チョイボラ』の5年前、つまり第10回の活動の巻頭言を読んでみました。

「子供たちの笑顔」、「引き込まれる笑顔」、「こぼれるような笑顔」、「こんな笑顔見たこと無い」、「キラキラと輝くような瞳」、「サンキューという言葉」、「うれしい」、「心のボランティアをしてもらった」、「大切な仲間」、「両親に感謝したい」、「豊かな日本と恵まれないスラムの人、どちらが幸せなのか分からない」・・・・などの普段は気にもかけない、当たり前の中の素晴らしさに感動を受けた高校生達の言葉が並んでいます。

そして極めつけは、「両親に正座して感謝した」、「幸せが溢れているようだった」、「素直な大人達」、「かっこいい大人」などの言葉が続いています。

どうでしょうか。

素晴らしいと思いませんか?

高校生からこんな言葉を聞けるとは思ってもいませんでした。

政治家や企業の責任者がのらりくらり言葉を濁らせているのとは大きな違いです。

「誠心誠意」尽くす大人の姿、「一生懸命」になる大人の姿、「全身全霊」でやる大人の姿は年齢を超え共感してもらえるということだと思います。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2019は今まで最多の132名、その中に高校生68名が参加して活動してきました。

5年前の活動では91名、内高校生38名でしたから飛躍的に参加者は増えています。

この内容を見ると高校生はほぼ倍増していますが、大人の増加はそれほどではありません。

どういうことかと言うと、高校生達は自分のやったいい思い出や経験を周りの人に素直に伝えてくれているから、参加者が増えているのです。

それに比べ大人は、「あのせいだ、このせいだ」と理屈を色々いますが、周りの人に伝えていないだけのことです。

5年前に行ってくれた53名の大人の人達が次の活動に一人一人の思い出や感動を伝えてくれていないということなのだと思います。

高校生が30人も増えているのに、大人はたった10人しか増えていません。

それが何よりの証拠です。

この活動もそうです。

全てのことに通じるとおもいますが、素直になって、素直に聞いて、素直に実行することがいかに大切かということではないでしょうか。

ハローアルソンのボランティア活動は難しいことは一切ありません。

やろうとすれば誰でも出来る活動です。

そしてやった人には必ず大きな感動が生まれます。

リスナーの皆様も積極的に協力してください。

そしてこの醍醐味を味わいましょう。

2019年4月26日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

東京ではすでに桜は散ってしまったかもしれませんが、こちら軽井沢では桜のつぼみがようやく赤みが差してきたところです。

開花にはまだまだ時間がかかりそうです。

いつもの年なら3月に行うハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの報告会で、その年の報告集をお渡しするのですが、今年は私の失敗で、3人の高校生の感想文が載らない報告集になってしまいました。

東京支部から参加してくれた「洗足学園高等学校の土井さん」、「群馬県新島学園高等学校の齋藤千尋さん」、「長野支部小諸商業高等学校の北沢遼太郎君」、本当に申し訳ありませんでした。

記念すべき冊子に自分の名前が無いことに気付いた時の気持ちを考えると、本当に申し訳ないと思います。

心からお詫びします。

“後悔先に立たず”ということですが、複数の人でチェックしなさいということがよく分かりました。

今回は印刷会社のご配慮で今日、修正版として仕上がりました。

高校生64名、中学生4名、一般64名、合計132名の報告が全て掲載されています。

どうぞこの皆さんの今年の活動で学んだボランティアと、その感動溢れる文をお楽しみ下さい。

今年は私達の力ではとても対応できない人数の高校生が参加してくれました。

それにも関わらず大した事故も怪我も無く無事に終われたのは、まさに「ボランティアの神様」のプレゼントだったのではないかと思います。

本当にありがとうございました。

なのに何で報告集のミスが起こったかということです。

私の心に“慢心”があったということです。

もっともっと真剣にもっともっと謙虚に振舞いなさいという神のお叱りの声があったのでしょう。

今回参加した132名の中で、一番反省しなければならなかったのは、責任者の私でした。

本当に申し訳ありませんでした。

もしも何ごとも無かったとしたら、きっと反省することも感謝することさえも忘れていたと思います。

大きな失敗をさせてもらって本当に良かったと思います。

今回仕上がった報告集の売り上げは、今回の活動費の一部に予定しています。

1冊500円で協力してもらっていますが、一人でも多くの皆様に協力していただきたいと思います。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアに参加して、今までの人生で初めてという大きな感動を得たと書いている高校生も沢山います。

リスナーの皆様のお近くにも高校生がいると思います。

その方々にもこの活動の醍醐味を味わってもらってください。

それには何より皆様が声かけをしてくださることです。

詳しい話は私達がそちらに出向いてでもしますから、皆様の周りの人達に呼びかけてみてください。

これからセンター試験も無くなり、ボランティアの経験や社会との関わりが大きく影響します。

学生一人一人のポートフォリオに今回の記録もしっかり入れてください。

大学入試ではとても大きな力になるはずです。

ハロアルの活動に参加してくれた高校生が綴った海外医療ボランティアの記録ですから評価が低かろうはずはありません。

2019年4月19日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

先日の水曜日、20センチも雪が積もりびっくりさせられました。

何でも4月になってからの雪は34年ぶりだそうです。

数日暖かかったところで急に冷え込んだので、慌てて冬物を出した人達も多かったでしょうね。

この時期は慌てずに、冬物をいくつかはしまわないでおいた方が懸命です。

慌てず、焦らず、コツコツと進みましょう。

どんなにユックリ動いたとしても“カタツムリ登らば登れ富士の山”日本一高い富士山の頂上にものんびりしか動けないカタツムリでさえ登ってしまいます。

今夜もハロアルに参加したメンバーからの感想文の一部を紹介します。

埼玉県の星さんの文章です。
 

―――「人の役に立ちたい!」とか「フィリピンの人を笑顔にしたい!」とか、そういった熱い気持ちはなく、参加のきっかけは学生時代の親友に誘われてという単純かつ受動的な動機でした。

もちろん海外ボランティア活動自体が人生で初めての経験でした。

何が変わり、何が変わらないのか、とてもドキドキした初々しい気持ちになっていました。

受動的だったかもしれないけれど、積極的に取り組もうとした姿勢は、今考えると出発前の時点で以前の自分とは違っていたのだと思います。

特に今回の活動で多くの刺激を受けたのは学生たちの姿勢でした。

昼の活動・夜の「中高校生ミーティング」では、夢が明確な子・そうでない子・うまく話せない子・大きな声の子など様々な学生が、短い期間の中でも自分の殻を破ろうと必死に活動し変わっていく姿、笑顔が多くなり成長していく姿を見られることにとても大きな喜びを感じました。

これまでは、他人への熱すぎる助言も、貧困に苦しむ人へのボランティアも最初から何にも関与しなければ、何か影響を与えることも無いと避け、放棄してきたのだと思います。

しかし、それらを恐れて何もしない自分から、自分以外の人を豊かにするために何が出来るのか、一緒に行動した中高校生の役に立てることは何なのかと考えている今、「自分自身が今回の活動を通して大きく変わったのだ」と気付かされていました。

学生たち大人たちの純粋で懸命な姿が変えてくれたのだと思います。

この歳になると仕事とは関係ない人との新たな出会いの機会は多くなく、ましてや世代の違う中高校生の思いを聞く機会など皆無です。

とても刺激的で貴重な体験をさせて頂きました。

たった四日間。

だが何にも代え難い四日間。

ありがとうございました。

今回の活動に参加して本当に良かったです。

マニラの暑さ同様に、私のハロアル熱も高いまま活動を継続していきたいと思っています。

最後に、ハロアルに誘ってくれた友に心から感謝します。

―――

この星さんに三浦先生が伝えてくれなかったら、こんなに感動してくれる人は出なかったのです。

ハロアルの仲間にお願いしたいのはこういう種まきをして欲しいということです。

そして星さんのような人が出てきた時の喜びを感じて欲しいのです。

さあ皆さんの周りの人にハロアルの話しをするのは“今”ですよ。

 

2019年4月12日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

先週の土曜日ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2019の報告会ご苦労様さまでした。

当日は、軽井沢町の隣の御代田町にある“エコールみよた”に327名の参加者をお呼び出来ました。

当日FM軽井沢の中継があったり、新聞でも知らされていたので、当日券で来てくれた人が99名もいました。

本当に有り難いです。

この活動はフィリピンに住む経済的に大変な人達を対象にしています。

中にはバナナ1本を一日一回だけ、しかも家族全員で分け合って食べている人もいます。

こういう状況を目にすると、自分との違いに嫌でも気付かされます。

学校に通えること、学校から帰れば温かい家があること、温かい食事が摂れること、しかも毎日食べきれないほど食べ物に恵まれていること、毎日お風呂に入れること、そして温かいベッドで眠れること・・・・。

どれをとっても素晴らしいものばかりなのに、当たり前すぎてそんな素晴らしさに気付けない自分に思わず涙が出てしまい、次に口に出るのはこういう生活をさせてくれている親への感謝であり、日本という国への感謝です。

ハロアルに参加してくれた全ての高校生が共通に抱く感情です。

皆さんがいつも見ている高校生とは大違いです。

高校生の通う学校は公立校もあれば私立校もあり、特に有名な名門私立校もあれば宇宙飛行士の出た群馬県内随一の進学校もあります。

将来、医者になりたいという高校生もいれば、パティシエや介護の道に進みたいという高校生もいて、将来の夢は一つではありません。

しかしどの高校に通っている高校生も皆、スラムの人達のお蔭でみんなが感謝する心を取り戻してくれます。

やはり“百聞は一見にしかず”ということもありますが、スラムと言う何が起こるかわからない社会に乗り込んで、つまり自らの命をかけてそこで“私の夢は15歳まで生きること”という人達の話を聞くのですから本来、人間の持っている“やさしさ”や“思いやり”を思い起こしてもらえるのだと思います。

だから親への感謝が素直に口に出てくるのだと思います。

ハローアルソン・フィリピン医療アクティビティ2020は既に4月1日にスタートを切りました。

今回もこういう高校生が沢山出たように、ハローアルソン2020にももっと多くの高校生にこの思いを伝えていきたいと思います。

それにはハロアルのメンバーがもう一度バンドを引き締めて周りの人達に呼びかけると共に、リスナーの皆様にもご協力いただかないと出来ません。

私達はこれからも今まで以上に頑張っていきますので皆様にも更にご支援くださることをお願いしたいと思います。

2019年4月5日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

もうすぐ日本中が桜で満開になります。

というより満開を過ぎたところもあれば、これから開花のところもあるでしょう。

日本は細長い島国ですからこれも楽しみです。

人生にしても盛りのときは美しく輝いて見えますが年を重ねるうちに、その美しさも輝きも失ってしまいます。

これは形あるものの宿命ですから仕方ありません。

仕方ないことに悩まされないことです。

今から11年前11月16日、まるで今頃の陽気のような温かい太陽をいっぱいに受けた日曜日でした。

午前中当番医の診療を終えて、70kmほど離れた長野市内の老人ホームの治療をし、その帰りにその老人ホームの担当者の母親の歯の治療を頼まれ一時間近く訪問診療をしました。

その帰り、高速道路を走行中に脳幹出血。

上田の脳神経外科に緊急入院しました。

見る見るうちに左半身の麻痺が起こり、このまま死ぬのではないかと思いましたが、幸い一命はとりとめ40日後には退院することが出来ました。

普段何も無くてもこうした不慮の出来事に見舞われることもあります。

その時悔やんでみても仕方ありません。

どうにもならないからです。

身体に不具合が残ったとしても、それも仕方ありません。

それよりも助かった命に感謝をするところに道は開けるのだと思います。

それでは今夜は関口先生の息子さん、慶慈君の文章を紹介します。
 

―――正直、最初は団長である父の勧めもあって、自分から積極的に参加をしたわけではありませんでした。

しかし、研修を受け、学校でもクラスのみんなに物資を協力してもらい、少しずつ自分の心が変化をしました。

そして現地に行って実際に活動をして志の高い高校生や中学生と一緒に活動すると僕の心がどんどん変わっていきました。

その中でも特に抜歯での先生とスラムの子供たちとのやり取りは心に残りました。

僕よりも年下の子供たちが抜歯の治療を受け、血の付いたガーゼを噛み、泣きながら「サンキュー」と言っている姿を見たとき僕は言葉にできない気持ちになりました。

そして僕は後悔しました。

父に誘われたときもっと積極的に挑戦していれば、もっと一生懸命取り組んでいれば、もっと現地でスラムの人たちのために尽くすことができたはずです。

僕の将来の夢は医者になることです。

もっと勉強していつか僕がスラムの人たちを助け、笑顔を届けられるそんな医者になりたいと思いました。



―――素晴らしいですね。

過ぎたことを悔やまずひたすら前向きな言葉。

これがプラス思考です。

頑張れ慶慈君!!

そしてもう一つ。

団体のプラス思考の紹介です。

滋賀県近江八幡市の岡山小学校5、6年生からの物資とともに、送料にと言って5,360円集めてくれました。

関口先生、祐介先生の講演が形になりましたね。

ご苦労様でした。

先生達の思いや、優しさは間違いなく遠く離れた琵琶湖に届いています。

これもプラス思考と行動の表れです。

岡山小学校の皆さん本当にありがとう。

 

2019年3月29日 医学博士・歯科医師 林 春二

春分の日

カテゴリ : 
ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2019-3-22 13:00

 

祐介先生こんばんは。

「春分の日」は大変な一日でした。

春の嵐で心配された方も多かったと思います。

そんな中で桜の開花宣言が出たところもあり、自然の力というものは本当に計り知れません。

また夜には“世界のイチロー”が引退というこれまた驚きでした。

最後の瞬間も世界のイチローらしく、日本のプロ野球選手が見せる光景と違ってとても神々しく見えました。

月並みな表現で申し訳ないのですが本当に長い間ご苦労様でした。

同時に私もイチローさんからもらった沢山の感動を、一人でも多くの人に届けられる人になるように努力を重ねていきたいと思いました。

皆さんも一緒にどうでしょうか・・・・。

「そんなこと無理だ」と思っている人は、出来る事も出来ません。

「そうかやってみようと思う人」、すぐに「行動に移していける人」が世界のイチローに及ばないまでも一歩でも近づくことが出来るのではないでしょうか・・・・。

ハローアルソン2019の報告会がいよいよ一週間余りに迫ってきました。

会場でお渡しする報告集、マニラミーティング、チョイボラ等の準備もようやく終わり、印刷屋さんに回したところです。

今年参加してくれた64名の高校生と4名の中学生の発表に期待してください。

どの学生も実際に自分の目で見、肌で感じてきたことを発表してくれます。

多感な時期だとは言え、自分に向けられる周りの人の言葉や行動は嬉しくもさせ、悲しくもさせ全ての人に一様ではありません。

ある人にとって死ぬほどの、また他の人にとってはこの上ない喜びになって生き活きすることもあると思います。

「十人十色」であって当たり前の高校生が「異口同音」に報告してくれているのは、「私達のことを、こんなに一生懸命考えて行動してくれている人は、両親の他にハロアルの大人達の他に見たことがありません」と言われているハロアルメンバーの大人達の様子も、報告会の会場で実際に見ることも感じることもできます。

この人達とも色々と話し合って欲しいと思います。

いつだったか、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは、フィリピンのスラムに住む一日100円以下で生活する人達へのボランティアですが、決して「おざなり」なボランティアではないことを書きました。

その内容は世界最高のデンマークの福祉サービスに負けない内容だと確信しています。

その上皆さんの心のこもった医療ボランティアなのです。

そうしたボランティアだからこそ、高校生に感動を与えることが出来るのだと思います。

世界のイチローが全ての人に感動を与えてくれたのと同様に、一心不乱になって奉仕するハローアルソンの活動に触れた高校生達が、感動しないわけがありません。

2019年3月22日 医学博士・歯科医師 林 春二

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活動理念「四本の柱」

  • 現地での歯科医療を中心とした無償の奉仕活動
  • 歯ブラシ・タオル・固形石鹸など物資の支援活動
  • 世界の貧困問題を通じ、自らの生活を見直し「真の豊かさ」について考える
  • 次世代を担う高校生の参加により、真の国際平和と国際責献について考えてもらう

今西祐介のハロアル・レディオ

毎週金曜日21:00-22:00生放送
レインボータウンFM(88.5MHz)
http://885fm.jp/
歯科医師でミュージシャン今西祐介がパーソナリティの歯科医療ボランティアと楽しいトーク&音楽番組

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