ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

ブログ - 林春二先生からのお便りカテゴリのエントリ

祐介先生こんばんは。

4年に一度のサッカーワールドカップが始まりました。

先日はコスタリカに勝利、日本選手の頑張りよかったですね。

オリンピックの時もそうでしたが、スポーツの祭典は沢山の人達が一気に盛り上がります。

いつもこうした楽しみだけならいいのですが、そうは行きません。

どんなに楽しい時でも、朝になれば太陽が上がり夕方になれば太陽が沈みます。

太古の昔から今に至るまで、変わることなく繰り返されています。

今月に入って千葉・群馬・大阪と地震が続いて起こり、ついに大阪では死者が出てしまいました。

水道管が破れ水道水が吹き出している光景は、大自然の力をまざまざと感じさせられます。

災害地の皆様、力を落とさないで頑張ってください。

心より皆様の奮闘をお祈りしています。

今月も半ばを過ぎて“ハロアル2019”の活動に参加したいという高校生から申し込みが届き始めました。

今回届いたのは、新潟県妙高市在住の高校生と、今年の活動2018に参加してくれた長野県田辺希さんの後輩で医師を目指している高校生です。

彼には私達がやっているフィリピンのスラムに住む人達の治療を通して医師とはどうあるべきなのか、私達が社会人としてどう見えるのかを考えてもらえたらうれしいです。

ハロアルの活動は医者や歯医者だけの活動ではありません。

あらゆる職種の人達や高校生が協力してスラムの人達に喜んでもらうための活動です。

そしてその活動で使うハブラシ・タオル・石鹸は、医師や歯科医師の皆さんも協力してくれますが、現在集まっている中のほんの少しです。

その何十倍どころか何百倍もの物資は、私達の周りにいる医者や歯医者でない人達からの協力で集められています。

中には5歳の幼稚園児も協力してくれています。

そして一緒に参加してくれる高校生には一人に対して、8万円の補助をしていますが、そのほとんどがこの人達からの支援によるものです。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアというと、フィリピンのスラムに行って無料の歯科治療をすることだけだと思っている人もいるかと思います。

実はハブラシ・タオル・石鹸などの生活用品の支援であったり、日本中で協力してくださる皆さんの優しい思いやりを届ける活動でもあるのです。

毎年現地では数万点どころか数十万点に及ぶ物資を一人ひとりに渡すために現地でハブラシ20本ずつ、タオル3枚に石鹸1個の包みを作るのですが、当日集まってくる人数によっては、せっかく数えて作った包みを壊して歯ブラシを半分にしなければならないこともあります。

この時一緒に行っている高校生は不満な顔をしないで汗を流しながら新しい包みを作ってくれます。

こうしたやりくりが、日に二度も三度にもなることがありました。

それでも全く不平や不満をいう高校生はいません。

大人の皆様なら「何でせっかく作ったのをやり直すのだ」とか、「やる前にちゃんと計画してくれ」と不平不満が出て、素直に行動に移せません。

私達が高校生に期待しているのは、こうした“縁の下”の力がボランティアに必要だということを私達大人に教えてもらいたいのが理由の一つです。

2018年6月22日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

先週はハロアルレディオに出演させてもらいありがとうございました。

生番組で祐介先生と時間を共有していると1時間がアッと言う間に流れ、もうおしまいかと思うほどでした。

本来は「歯と口の健康週間」ということでしたので、もっと「健康」について語らなくてはならなかったのに、どうしても「ハロアルフィリピン医療ボランティア」について話が進んでしまい失礼しました。

そもそも「健康」というのは、肉体的に問題が無いだけでなく精神的にも経済的にも社会的にも問題が無いことです。

言い換えるとそれぞれが不自由なく他と調和し、それぞれが独立していても、集合したとしてもバランスよく機能している状態、あるいは機能していることだと思います。

歯と口については「歯」が欠けたり、う蝕や歯周病になっていないだけでなく、顎の関節や下顎を動かす筋肉ともバランスがとれ、不自由なく使える状態を言うのだと思います。

では身体全体の健康とのバランスについてはどうでしょうか。

私達はこの様々なパーツには目が行きがちですが、お互いのバランスについてはどうしても忘れがちです。

ことに身体の健康を考えると身体に不都合が無いだけでなく、他の組織や環境とよく調和しているかというとそうとは言えないことも多いと思います。

最近スポーツ界で危険な行為で、相手に怪我をさせてしまった事例がありました。

「スポーツマンとしての倫理観」を疑うような側面があったのだと思います。

しかしそれ以上に指導者の無責任さはどうでしょうか。

学生を育てる人としての倫理観があったとはとても思えません。

人を育てるのですから優しい思いやりのある言葉や行動が必要だと思うのです。

それを暴力的な行為やパワーハラスメントをしていたのでは、人はついて来ないと思います。

指導者としてのバランスがあまりにも偏っていたということです。

ここ数回のハローアルソン・フィリピン医療ボランティアに参加した高校生の感想文を読んでいて気がつくのは「かっこいい大人の姿」、あるいは「自分が大人になったらハロアルの先生達のような大人になりたい」と書いている高校生が多いことです。

関口団長や今西先生が、高校生達の指導者として立派だということです。

これこそが指導者としてあるべき姿なのです。

今スポーツ界で起こっている暴力的な反則行為を起こしてしまう学生や、パワーハラスメントで練習さえ出来ないオリンピックの金メダリストがいるという現実は、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアをやっている人にはとても理解できません。

恵まれないフィリピンのスラムの人達の応援を通して人間としてやらなければならないこと、には優しく思いやりをかけること、そして自分に対してはどこまでも厳しく謙虚な行動が取れる人になることを教えてもらっています。

この活動をする人は誰からも好かれ、誰からも目標にされるような人になってしまいます。

教育者の皆さんもぜひ参加してみてください。

2018年6月15日 医学博士・歯科医師 林 春二

言動一致

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2018-6-8 14:00

祐介先生こんばんは。

今週はハロアルレディオに生出演です。

どんな話になるのか今から楽しみです。

そもそもこの「ハロアルレディオ」は、フィリピンのスラムに住む10歳の男の子アルソン君の生えたばかりの前歯4本を抜くことになったときの衝撃的な出会いから、二度と再びこういう子供が出ないようにという祐介先生の考えの出来た番組です。

スラムの人達はその日食べるお米も無く、お金も無い人達です。

そのため病気になっても病院に行くことさえ出来ません。

病院は無料で診てはくれますが、薬代は自分で払わなければなりません。

そのためお金の無いスラムの人達は病院に行けないのです。

もちろん歯が痛くても治療を受けられません。

歯が痛くなったら、こめかみをこすって「痛いの痛いの飛んでいけ」と痛みが去るのを待つか、海水を温めて我慢するだけだと言います。

こういう人達にとってハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは治療を受ける唯一のチャンスなのです。

いつの間にかこのチケットを「神様のチケット」ととても喜んでくれるようになりました。

現在の日本でも同じようなことが起こっています。

経済的格差が広がって、窓口負担が大変なために痛みが止まったら、その先の治療を受けないで中断してしまう人が歯科では51%、医科では35%、医科歯科あわせると41%もいることが全国保険医協会連合会のアンケート調査で分かりました。

これは経済力が小さくなる高齢者や障害を持つ人、あるいはシングルマザー世帯、生活保護を受けている人に顕著に表れています。

これは医療や福祉に関わる患者負担が大きくなると、経済力の無い人達にとって個人の力では中断するしか対応策が無いということを物語っているのです。

今の日本にはこういう現実があるのに、社会福祉に関わる予算をどんどん削っています。

その反対にここ数年軍事費はどんどん伸びているのです。

軍事費を0にすべきだとは思いませんが、生活力の落ちている人達にとっての社会保障費もとても大切です。

この意見が関口団長と私の意見が真っ向から反対だと受け取られたのかもしれません。

こういう現実を捉えた上で国を守るために必要な国民のための社会保障費まで削りながら「もり・かけ」問題のように、わけの分からない莫大なお金を使ってしまうことが問題なのです。

一年以上もこの問題をやっているのだから、早く終わりにして他の議論をしろという意見もよく聞きますが、その意見もよく判ります。

しかし私は一人の人間として、命を引き換えにされている人がいる以上これを無視することは出来ないのです。

こういうわけの分からないやり方をする人達が「憲法改正」を唱えても、多くの国民は納得しないでしょう。

政治家は一般の人達より「言うこと」と「やること」に心を配らなければならないのだと思います。

つまり「言動一致」しなくては、この国を支えている国民を不幸にしてしまうからです。

2018年6月8日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

前回の便りで毎年石垣島から来て1万円カンパしてくれ続けているさんのことを報告しました。

本永さんだけでなく、こういう協力的な人に恥ずかしくないような活動を私達はしているでしょうか・・・・。

こういう機会に触れて自分を見返得ることが出来る人になることも、このハロアルの活動の良いところなのです。

この活動は第1に、フィリピンのスラムに住む人達への無料の歯科治療。

第2に、現地で使うハブラシ、タオル、石鹸を地域の人達に呼び掛けて協力してもらう。

第3に、この活動を通して自分の中に眠っている、優しさや思いやりを思い起こしてもらう。

第4は、この活動に私達だけでなく高校生にも参加してもらい、優しい思いやりのある国際的な日本人になってもらうという4つの柱を掲げてやっていますが、これらの柱に恥ずかしくない行ないをしているかどうかということです。

第一の柱は歯科医療関係者でなければなりませんが、そこで使う医薬品や医療器械については誰でも協力できます。

ましてや第二の柱はハブラシ1本でもいいのですから、やろうとすれば誰でも出来ますし身の回りの人に呼びかけて協力してもらえば出来ます。

ハードルは決して高くありません。

第三の柱は何も無いスラムの人を支援する活動に協力する中で、「恵んでやる」とか「やってやる」という思いでなく、「やらせてもらう」「幸せになってもらうためにやらせてもらっている」という譲り合いの心になってもらうだけでいいと思います。

自分では優しい心になっていると思わなくても、他の人が聞けば「なんて素晴らしい人なんだろう」と思ってくれるはずです。

第四の柱については自分の周りにいる人を通して呼びかけるしかありません。

今から15年前には、高校生が自ら調べて申し込んで来る人など一人もいませんでした。

患者さんに呼びかけてようやく1人に参加してもらい、次の年も同じように沢山の人に呼びかけて、ようやく1人にたどり着くということをやり続けてきた結果、今日のように50名以上の人になったのです。

大きな例えなら「ローマは一日にして成らず」とか「千里の道も一歩から」という諺がありますが私達の辿った年月そのものではないでしょうか。

私が20代の頃でした。

早く30歳になって大きな仕事が出来るようになりたいと言った時、親戚のおじに「春ちゃん、どんなに腹が減って3食を食べられたとしても、実際に口に入れるのは1杯目からだぞ」ちゃんとステップを踏まなきゃ何も変わらないと言われたことがありますが本当にその通りでした。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアが14年前にスタートした時には、たった23名でした。

それが1年ごとに協力者が増えてようやく114名が参加してくれるようになったに過ぎません。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2019も8ヵ月後に迫っています。

一人ひとりが責任をもって12月に行われる全体会議に向けて頑張りましょう。

2018年5月25日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

今回はとってもうれしい報告からです。

先週になりますが、茨城県の土浦で開業している根本淳一先生が車いっぱい物資を載せて来てくれました。

昨年中学校で講演したのが縁で集まったものだそうです。

午前中は私の診療を手伝ってもらい、物資係の武井さんと昼食をとりました。

そこでハローアルソンのことや、診療の話をして茨城支部の支部長をやってもらえないか聞いてみました。

すると「自分はまだ3年しかやっていない・・・・」と遠慮していました。

根本先生は私達と違ってものすごく謙虚ですから気持ちは分かります。

しかし責任を持った仕事をすることによって、飛躍的に力がつくことを話しました。

関口団長にそのことを伝え、根本先生に連絡をとってもらうことにしています。

このこともそうですが、ハローアルソンの第2の柱である「周りの人に呼びかけて協力してもらう」と思わぬ喜びを感じることのが今回の物資です。

呼びかけない人にはこの感動は絶対に味わうことが出来ません。

次はもっとすごい喜びの報告です。

今週になって石垣島にお住まいの本永さんが一年ぶりに検診に来てくれました。

本永さんの口の中の状況は1ヶ所に問題が生じていましたが他は全く問題がありませんでした。

左側の上の歯の根っこに外部吸収があり、これから管理が難しくなりそうなので歯肉のところで切断しコンフォートブリッジを修正することにしました。

本永さんは石垣島から来るので旅費だけでも10万円近くかかっているのに、今回も1万円のカンパをしてくれました。

こういう人がいてくれるので、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアを10年以上続けてくることが出来たのだと思います。

心から感謝と共に感動させられます。

そしてこの活動を続けてきて良かったと思います。

心を新たにこれからも沢山の皆様に協力してもらえるように更に頑張っていきたいと思います。

ありがたいことに今年は坂城町にある坂城高校の田村先生から「3名の希望者がいるので宜しく頼む」という連絡がありました。

坂城町の山村弘町長さんも5年前からこの活動に大きな期待を寄せてくれていますので、きっと喜んでくれると思います。

今の日本は私が子供の頃からするととても豊かになりました。

リスナーの皆様には分からないかもしれませんが、私が小学生だった頃は、自転車さえなく物を運ぶのはリヤカーか荷車でした。

荷車は馬か牛に引かせるより多少小さいものを人間が引いていました。

勿論テレビなどもありません。

今の豊かな日本からすると歴史の世界にタイムスリップしたような社会でした。

それでも人々は希望に萌え、いい社会を作ろうと必死でした。

その時代の若い人達の気持ちをハングリー精神とか、ファイティングスピリットと言っていました。

今、私達のやっているハローアルソン・フィリピン医療ボランティアには、その頃の生き生きとしたフロンティアスピリットが息づいていると思います。

その証拠に普段何気ない生活をしている高校生が何も無いスラムの人達に触れ、自分がとっても恵まれていることに気づき、将来への夢がはっきりと見えてくるのだと思います。

来たれ!高校生達よ!!

2018年5月18日 医学博士・歯科医師 林 春二

振り返り

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2018-5-4 18:00

祐介先生こんばんは。

 昨日は祐介先生の診療室にお邪魔して先生の診療を見せてもらいました。

明るい雰囲気で患者さんも安心しきってとても良い診療でした。

開業してもう少しで2年になりますが、最初に診た患者さんは今どうしているのでしょうか。

いつも新しい患者さんを診るのも悪くないですが、先生のやった診療の結果を見ることも大切なのです。

それが次の患者さんに生かされます。

自分では最善を尽くしたつもりでも、結果が伴わなければ何にもなりません。

いつでも自分のやったことを見返りながら前に進むことです。

往々にして患者さんの協力が得られないために結果が伴わないケースも出てきます。

むしろ私達の技量よりこちらの方が結果に影響します。

 ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアも自分では最善を尽くしたつもりでも、メンバーが100人以上もいると色々な意見に右往左往させられます。

いつでもどんなことが起きてもいいように「ゆとり」を持って「こと」に対応していくことが大切です。

いっぱいいっぱいでは無理が効きません。

常にもう一歩が出せるように「ゆとりを持ってこと」に当たりましょう。

   ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは第1に、フィリピンスラムに住む人達への無料の歯科治療。

第2に、現地で使うハブラシ、タオル、石鹸を地域の人達に呼び掛けて協力してもらう。

第3に、この活動を通して自分の中に眠っている、優しさや思いやりを思い起こしてもらう。

最後の第4は、この活動に私達だけでなく高校生にも参加してもらい、優しい思いやりのある国際的な日本人になってもらうという4つの柱でやっていますが、各々にスタートになったスービックから船で渡った陸の孤島「ナギヤントック」の思い出がしっかり生かされているでしょうか・・・・。

あれから14年の時が流れ、メンバーは5倍になりました。

歯科器材も驚くほど多くなり、今では抜歯だけだった治療も保存・歯周病・歯磨き指導・入れ歯の製作まで可能になりました。

こうしてみると治療も大きく変化していますが、スラムの人をいたわる気持ちはあの「ナギヤントック」と比較して「良くなった」と言い切れるでしょうか・・・・。

そして役員の皆さんは周囲の人にハローアルソンの素晴らしさを語って、仲間を増やしてくれているでしょうか・・・・。

もうすぐ15年が巡ってきます。

みんなで一区切りつけてこれからの対応を考えてみましょう・・・・。

 5月6日には長野支部では坂城町で第16回の子供フェスティバルでハローアルソンの報告をすることになっています。

沢山の物資を集めてくれた田辺希さん、山本風薫さん、中学生で参加してくれた横川明音さんの三人が協力してくれます。

高校生担当の佐野さんと桜井さん、それに木内さんが大きなパネルを作ってくれ、ビジュアル的にも素晴らしい報告が出来ると思います。

当日の様子はビデオに撮りますので楽しみにしていてください。

2018年5月4日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

昨日の東京は暖かかったですね。

私も「社会福祉の充実」と「適正な医療費」を考えてもらうために、国会の方に陳情に行っていました。

信州の気温と東京の違いに驚かされました。

これからゴールデンウィークに向かって様々な花が開いて信濃路の春を鮮やかに飾ってくれます。

リスナーの皆さんは若い人が多いでしょうから、医療とか福祉というと縁がないと思っている人も多いと思います。

確かに若い人は元気で働こうとすれば、どこでも働けると思っているかもしれませんが、そういう人はほんの僅かなのです。

多少賃金が上がったとしてもほんの一握りの人達だけです。

アベノミクスとやらで景気のいい話がある一方で、貧困と格差はどんどん広がっています。

医療機関の窓口で支払うお金が大変で医科では39%の人が、歯科では痛みを止めるだけで最終処置をしないで中断する人が51%、医科歯科をあわせると41%の人が中断しているという調査結果があります。

痛みを止めてもその後の処置をしなければ、すぐに再発しもっと痛くなってしまいます。

学校検診で歯科で言うと10本以上虫歯があるのに治療に通えない子供や家庭が困窮しているために満足な食事が摂れなくて「子供食堂」に頼っている子供もいます。

こういう子供達は元気な私達が支えるしかありません。

それが福祉です。

どんなに大変な子供達だったとしても、数の上からいったら何もない健康な人達から比べると圧倒的に少ないのです。

一人ひとりの負担はそんなに多くありません。

大人や高齢者にしてもそうです。

ましてや高齢者は長い間ずっとこういう大変な人達を支えてきました。

そして高齢になり今度は人々の支えが必要になっただけで、本人だって出来れば自立していきたいに決まっています。

しかし年と共に弱くなって支えが必要になったのです。

この人達も元気な私達が支えるしかありません。

その支えに回っているリスナーの皆様だっていずれ支えが必要な時がきます。

今のままでは医療や福祉政策が切り下げられるだけで皆さんの負担が大変になります。

皆様が必要とするときには医療や福祉がどうにもならない政策になってしまう可能性が高いのです。

大変でもみんなで考え、医療や福祉を一歩でも後退しないようにしましょう。

では、なぜ今そのための資金がなくなってしまったのかというと、厚生省は皆さんも知っている「グリーンピア」というような施設を全国に沢山作って、莫大なお金をかけたのですが、全て失敗に終わってしまいました。

つまり無駄遣いしてしまった行政と政府の責任なのです。

だからといって、高齢者や弱者には見向きもしないという訳にはいきません。

1億円の宝くじを100万回連続で当てるより難しい確率で生まれてきた私達と同じ時代に、同じ国に住み、同じ空気を吸っている人達に元気な私達が少しずつ力を出し合って支えていくことが、本当の優しさであり思いやりになるのではないでしょうか・・・・。

それが私達の目指している福祉国家なのです。

2018年4月20日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

出会いの季節4月に入りました。

新しい出会いに心が弾んでいることでしょう。

ニュースでは異常気象について語られることが多くなりましたが、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアがスタートする前、私は世界最大のボランティア組織に入っていました。

今から20年以上前になります。

軽井沢のクラブの会長をしている時にメンバーに“今の気象は私達が快適さを求めるあまり大量生産、大量消費社会を作った” ために起こっているのではないか・・・・と訴えてきました。

人に呼びかけるのは悪い事ではありません。

自分も大切だけれど、周りの人や環境を考えることはもっと大切なのではないかと言い続けてきました。

しかしメンバーのほとんどはそんなことには全く関心を持ってくれるようには見えませんでした。

私にそういうことを実践している人の“のことば”が無かったからだったと思います。

前回のハロアルレディオで放送していたように、政治家や官僚が自分に都合のいい意見を言っているのと同じです。

自分の向こうにいる国民や地球上の人の幸せを考えた時、相手が納得することや、協力してもらえることでなければ意味がありません。

また、良かれと思ってやったとしても、結果が思わしくなければその責任は最上位者がとらなければならないことも当たり前です。

防衛省のスーダン日報問題、文部省の加計学園問題、森友学園問題に関わる財務省理財局の決裁書改ざん問題、これだけ不祥事が重なっている総理は安倍総理だけです。

国会の場で行政の最高責任者は「私だ」と安倍総理は発言しているのですから、これでも責任を取らないのなら、日本中が言い逃れをしていれば責任など取らなくてもいいということが常識になってしまいます。

一日も早く退陣をすることこそが、安倍総理の花道なのではないでしょうか・・・・。

今の地球の異常気象は私達の生活の在り方に問題があるのに見向きもしない人達と、安倍総理が重なり哀れになってきます。

それに引き換えハローアルソン・フィリピン医療ボランティアのメンバーの素晴らしさには、目を見張るものがあります。

今回の報告会でも未来のある高校生に花を持たせ、大人の人達の発表は加藤先生一人に託し、全てのメンバーは裏方に徹してくれました。

この姿こそ全てを語っている“のことば”だと思います。

こうした団体だからこそ報告会のときだけでなく、活動中の全てにおいてリーダーとメンバーが思いやりに満ちたコミュニケーションが図られ、笑顔の絶えない心に残るボランティアがやれるようにボランティアの神様が舞い降りてくれ、事故に見舞われることも無く全てが順調に進むのだと思います。

関口団長、現地統括責任者の祐介先生だけでなく全ての役員、全てのメンバーが心を一つに団結してくれた成果に心から感謝します。

そしてこの活動の在り方が広く日本中の皆様の行動のにしてもらえるように、更にみんなで頑張っていきたいと思います。

2018年4月6日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

先週はハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの報告会ご苦労様でした。

会場に集まった294名の皆様に大きな共感と感動をくれたと思います。

それは高校生が自分の目で見、五感で感じたスラムの出来事や、そこに向けて事前研修で自分自身が体や心をボランティアのために鍛え、高めていって、あの貧しさの中にもかかわらず希望や笑顔を忘れないでいつもキラキラ輝く瞳を失わない人達に触れて、さらに感情が高まっていたからだと思います。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは「第一にフィリピンの恵まれない人達への無料の歯科治療。

第二に現地で使うハブラシ、タオル、石鹸を自分の周りの人に呼びかけ集める。

第三にこの活動をする中で優しさや思いやりを思い起こしてもらう。

第四にこの活動に高校生にも参加してもらい、優しい思いやりのある国際人に育ってもらう。」という4つの大きな柱を持っています。

今回の報告会では、「地域の皆様に協力してもらい、優しい思いやりを思い起こしてもらう。」ということに賛同してくれている人達に皆様の協力して頂いた物資や募金がフィリピンのスラムの人達にどのように渡されたのか、そしてスラムの人達がどんな反応を示してくれたのか、さらに第四の柱である「高校生」はスラムの人達を見て、皆様から託された物資を届けることによって何を感じたのかを直接皆様に報告する場です。

様々な形のボランティアがありますが、私は多くの場合「集まって活動して別れていく」という形が多いのではないかと思います。

しかし、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアはそうであってはならないと思いました。

何故ならば4つの柱のうち「第二と第三」はそれでいいかも知れませんが、第一の歯科治療と第四の高校生については外国に行き、国が違う上に、政治や治安が違うだけでなく、言葉も宗教も肌の色も経済環境も全く違う場所で活動するのに「パッと集まって活動する」ということでは無理だと思ったからです。

特に高校生については「医療について」全く知りませんから、どの部分をどのようにやってもらうかについては少なくとも、5~6回の事前研修で「心構え」「手順について」「大きな声でハッキリと」「一人で行動するのではなく少なくとも二人以上で行動する大切さ」「指示されたこと以外は決してしないこと」などを4ヶ月に渡って詳しく説明し、協力してもらいました。

そういう準備があってようやく現地活動が出来るのです。

待ちに待ったその時が来るのですから嫌が応にも感性が研ぎ澄まされ、五感はピカピカに研ぎ澄まされた日本刀になっているのですから、見るもの聞くものが日常とは別世界のようだったでしょう。

その体験を報告してくれるのですから、会場にきてくれた人達に感動を与えない訳がありません。

心に残るとても良い報告でした。

2018年3月30日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

森友問題が大きな展開をしています。

3月2日朝日新聞の報道で明らかにされ、自殺者がでて、当時の理財局長で国税局長官が退任するという驚くような展開です。

こうなったのは森友学園に払い下げた土地8億円値下げの決裁書が書き換えられていたことが分かったからです。

公文書が書き換えられるという不祥事の最高責任者は安倍総理その人なのです。

国民の信頼を一気に失うのは当たり前で、各紙の支持率は10%も急落してしまいました。

のらりくらり自分の都合のみを言っているからです。

この問題は偽データを発している経済界に繋がっているように思います。

我々の先人達が少ない資源や機械の中で知恵を出し合い工夫を凝らして世界一の技術国になったのとは大違いです。

結局、利益を追求して経済優先の考えがいつの間にか儲かればいいという考えになり、消費者が困っても知らんぷりする気風を生み出していることによく似ていると思うのです。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは(1)無料の歯科治療をする。

(2)ボランティアで使用するハブラシ、タオル、石鹸、募金を周囲の皆様に呼びかけて協力してもらう。

(3)この活動を通して日本人の優しさやおもいやりを思い起こしてもらう。

その為には自分が率先して優しい思いやりのある人になってもらう。

(4)この活動に高校生にも参加してもらい、優しい思いやりのある国際人になってもらう。

という4つの柱で活動しています。

ここでは自分達のやって来た事、これから皆んなでやらなければならない事を“言葉”で語り合っています。

1日1食どころか2日に1食しか食べられないようなスラムの人達の生活であっても人を元気にしてくれるキラキラした笑顔で生き抜いている人達を見て、に満ちた日本では見る事の出来ない笑顔に“本当の幸せってなんだ?”という疑問が湧き上がります。

今年の活動は総勢114名でした。

46名の高校生の中には事前研修で自分の「口」で周囲の人に呼びかけ、1本でもいいからハブラシを協力してもらうように指導しました。

中には出身中学に呼びかけて6000点もの物資を集めた田辺希さん、公民館活動に取り入れてもらって集めてもらった今井亜美さん、地域のテレビに取り上げてもらった成澤悠葉さん達のように大きな力を発揮してくれた人達もいました。

会にとってもありがたい協力ですが、スラムの人達にとってはかけがえのない贈り物になりました。

しかし、ハローアルソンの支援を望んでいるスラムの人達はとても多く、これだけ集めてくれただけではスズメの涙ほどにもならない事もわかってもらえました。

もしもこの人達に国会で問題になっているような8億円があったとしたら、スラムの人達はどんなに幸せになれたかと思うと悲しくなります。

その高校生達がスラムで受けた感動を発表してくれるハローアルソン・フィリピン医療ボランティア報告会は24日土曜日12時30分スタートになります。

早春の軽井沢の隣町、御代田町のエコールみよたでスタッフ一同心を込めてお待ちしております。

2018年3月23日 医学博士・歯科医師 林 春二

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  • 現地での歯科医療を中心とした無償の奉仕活動
  • 歯ブラシ・タオル・固形石鹸など物資の支援活動
  • 世界の貧困問題を通じ、自らの生活を見直し「真の豊かさ」について考える
  • 次世代を担う高校生の参加により、真の国際平和と国際責献について考えてもらう

今西祐介のハロアル・レディオ

毎週金曜日21:00-22:00生放送
レインボータウンFM(79.2MHz)
http://www.792fm.com/
歯科医師でミュージシャン今西祐介がパーソナリティの歯科医療ボランティアと楽しいトーク&音楽番組

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