ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

ブログ - 林春二先生からのお便りカテゴリのエントリ

真夏日

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
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hayashi 2012-7-27 23:00

祐介先生今晩は。

暑い夏が戻ってきました。

ロンドンオリンピックも始まり、サッカー男女ともに第一戦勝利おめでとうございます。体に気をつけて素晴らしいパフォーマンスを見せてください。

国内では真夏日が続き熱中症で亡くなった人も出ています。
こういう日が続くと、自分のことで精一杯になってしまい、皆さんの心の中から原発事故であえいでいる福島の人達や、つい最近水害に遭(あ)った九州の皆さんのことが次第に薄れてしまうのではないでしょうか・・・・。

どちらで被災された皆さんも復旧が実現したわけではなく、現在もその「真只中(まっただなか)」にいるのです。同じ国に住む国民の一人として、何とかこの窮状を一日も早くに改善してあげたいと思います。

そのためには「個人の問題だから」とか、「個人財産のことだから」といって「木端で鼻をくくったような」対応でなく、被災者が自立できる社会保障制度を作り上げなければ、これからも山だらけで自然災害の多い日本では問題が起こり続けます。

今回の震災でもそうでしたが、「以前の災害で自分たちが応援をしてもらったお礼に、今度は自分たちがお返しを」ということで、漁船や物資を被災地に届けてくれた多くの人々がいました。

このように民間でさえ素晴らしいことをしていますが「力」に限りがあります。国がやってくれたらもっともっと恩恵を受けられる人が増えます。

被災地以外の皆さんは地元出身の国会議員にこういうことを訴え、国の社会保障を充実させるべきだと思います。

最近の大きな問題の一つに滋賀県の「いじめの問題」が上がっていますが、県警が入ったのですから真相の究明のほうはしっかりやってくれると思います。この事を教訓にして「日本の宝」の子供のことを「自分の子ども」、「自分ごと」として二度と再びこういう問題で悲しむ人が出ない社会を作り上げることが大切なのではないでしょうか・・・・。
この問題も地震や原発の被害で泣いている人達の救済と同じで当事者任せではなく、国がしっかり対応してくれなければ解決できない問題です。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2013に参加してもらう高校生の募集は締め切りました。
お陰さまで今回も沢山の高校生の皆さんから応募をしてもらいました。ありがとうございます。これから各地の面接試験でしっかり対応してください。

今までに参加した高校生は106名になりました。

改めてこの活動が多くの皆さんによって支えられてきたことを感じます。
同時に事故もなく大きな成果を上げられたのも皆さんのおかげだと感謝に堪えません。

これからももっともっと大きな活動につなげられるように頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。

2012年7月26日 医学博士・歯科医師 林 春二

責任

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
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hayashi 2012-7-20 22:00

祐介先生今晩は

いっぺんに暑い夏に突入してしまいました。ここ数日、毎日「真夏日」で大変です。

高齢の皆さんは熱中症に気をつけてください。無理をしないで、こまめに水分補給をして体を休めることが何よりです。働き盛りの皆さんにとっても、暑くて仕事がはかどらないかもしれません。けれども無理はしないでください。病気になってしまっては「元も子も」ありません。休み休み英気を養いながら仕事をすることが一番です。

先週に続き、滋賀県で起きた「いじめ問題」がテレビを賑わしていますが学校、教育委員会の会見を、見れば見るほどすっきりしないのはどうしてでしょう。

人間は、1億円を100万回連続で当てるより難しい確率で生まれてきます。そのわずかな確立の中で生まれてきた子供の命の話で、直ちに学校や教育委員会に責任があるとかないとかの問題ではありません。こういう不幸な子供が再び出ないために、どうしたらよいかということです。

しかし、学校や教育委員会の会見では、そういう思いやりが全く感じられないからだと思います。

自分で責任が取れないのですから、警察に早い段階で相談したらよかったのではないでしょうか・・・。それが当事者の責任だと思います。子供が死んだのにも関わらず「そんなことさえ」できなかった責任は、どんなに詭弁を弄しても免れることは出来ません。

原発再稼働も同じです。

福島原発の処理さえできない野田総理大臣に「これから起こるかも知れない」事故や大きな故障の責任を取れるというのでしょうか・・・。
それが出来るのなら、浪江町の皆さんが住んでいる仮設住宅に行って説明してやってください。この人たちは「受けなくてもいい放射能を浴び」、「捨てなくてもいい故郷を追われ」、「いつになったら元の生活が取り戻せる」のでしようか・・・。
1日も早くはっきりした答えを出してやって欲しいと思います。

それが出来ないのですから「計画的な電力制限」が、現在とれる「最良の方法」ではないでしょうか・・・。この方法が一番いいのは「誰も責任をとらなくて構わないし、誰をも傷つけないから」です。そして何年たっても多くの人に賞賛されると思います。
このことに野田総理は命をかけるべきではないのでしょうか。

ハローアルソン フィリピン医療ボランティア2013に参加する高校生の締め切りが、間近になりました。
すでに何人も応募してくれていますが、リスナーの皆さんのお近くに高校生がおりましたら紹介して下さい。多感な高校生にとって、この海外ボランティアは大きなインパクトを与えてくれると思います。

実際、今までに参加した高校生は100人を超え、進路を医療に向けた生徒も沢山います。医療が全てではありませんが、医療は命と直結していますから大切な仕事です。そのことを高校生のうちに、自分が体験した上で決められるということが大きいと思います。

それでは今夜の歯の一口メモです。

癌治療を受ける時、1週間前から口腔ケアをしていると治療効果が高まります。

2012年7月20日 医学博士・歯科医師 林 春二

わがごと

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hayashi 2012-7-13 21:00

祐介先生今晩は。

今週は滋賀県で起きた「いじめ問題」、新党「国民の生活が第一」を立ち上げた小沢一郎さんの話で持ちきりでした。
そして九州では先日に続いて大雨による水害被害、被災された皆さんに心からお見舞い申し上げます。

これらのことを通して単に「傍観者」を決めるのではなく、これらのことが「いまなぜ起こっているのか」を考え、自らを見返らなければいけないのではないかと思います。

「いじめの問題」ですが、将来ある子供の命ですから、本当に気の毒でやり切れません。

私たちハローアルソン フィリピン医療ボランティアでは、「命」を何より大切に考えています。

「お金持ち」も「そうでない人」も、「男」も、「女」も押し並べて「同じ命」を持っているのです。しかし、この命を得るために努力をした人は一人もいません。

1億円の宝くじを100万回連続で当てるより難しいという確率の中で、私達は生まれてきました。みんながそういう幸運の持ち主ですから、どこの国に生まれようと、どんな生活をしていようと、お互いを尊重して手を取り合っていきましょう。

いじめはこういう思いに水をさすものですから、どんなことがあってもしてはならないのです。そして両親や先祖に恥じない生き方ができるよう頑張りましょう。

政治ですが、60年以上続いた「自民党」政権にレッドカードを突きつけ、「民主党」に新しい政治の息吹を期待しました。

あの時、鳩山総理の掲げた25%CO2削減策はどうなったでしょうか・・・・。
普天間基地の問題にしても国民として真剣に考えたでしょうか・・・・。
そして3.11大震災ではどうだったでしょうか。

自分では努力もしないであれはだめ、これはだめと言っていたのでは前に進みません。
まず自らがやってみることです。

私達が民主党に期待したのは、過去の亡霊に捕らわれずに新しい国民目線で、恵まれない人のいない、年金や社会保障の充実した社会を作ってもらうことだったのではないでしょうか。だとしたら野田総理のように「自民党」や「公明党」にすり寄って消費税を上げるなどとんでもないことです。

今私達が期待していることは、年金、社会保障の充実と経済再生です。この点は小沢さんの言っていることに期待をしたいと思います。人物が好きだとか、嫌いだとか言っている場合ではありません。ここで消費税増税を止められないと日本は沈没してしまいます。

野田政権にはさらに大きな問題があります。昨年は関東圏の人たちが節電や計画停電で大変な思いをしましたが、今年は関西圏で頑張ってもらおうとしている矢先でした。国民的にも理解してもらえる案だったと思います。それを福島原発事故が終息もしていない段階で大飯原発の再稼働をさせてしまったことです。

今夜は「いじめの問題」、「消費税を間違いなく年金と社会保障に使ってもらうこと」、「原発再稼働中止を求めること」など三つの課題について話しました。

大切なことは、今もそうですが、将来の子供たちのために私達が辛くても頑張らなければならないのではないかと思います。

2012年7月13日 医学博士・歯科医師 林 春二

豪雨

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2012-6-29 22:00

祐介先生今晩は。

梅雨の間に発生した台風4,5号は九州・四国・関西地方に6月としては異常に多い雨をもたらしました。災害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

気候の温暖な日本にスコールのような豪雨をもたらしているのは“地球温暖化”の影響ではないかと心配しています。

大飯原発が地元、県、国の合意で稼働するようですが、ここにきて安全度が低い原発の一つであることが分かりました。この大飯原発だけでなく福井県内にある4つの原発はどれもこれも安全性が低いようです。

福島原発事故を経験し、1年以上たった今も放射能漏れを止めることが出来ません。こんな状況で動かして本当によいのでしょうか・・・・。

福島原発事故の責任にしても誰も取ろうとしていません。これだけ大きな事故ですから責任者の一人や二人が責任の重さに耐えかねて死んでもおかしくないと思います。もちろん死んだからと言って問題が解決するわけではありませんが「そのくらい大きな事故」だったのではないでしょうか・・・・。

それなのに経済優先、便利さのために一番大切な安全を犠牲にしていいのでしょうか・・・・。

追い打ちをかけるように福島原発1号機で大量の放射能が放出されていることが分かりました。
短時間で致死量に該当するものです。この検査にしても人間では不可能でロボットで計測したにすぎません。これからこの処理にどれだけ時間とお金がかかるかわかりません。原発は安いと言われていますがそれは事故のない時で、こうして安全でなければこれほど高いものはありません。

集中豪雨、竜巻などを引き起こしている異常気象も大きな問題です。全て地球温暖化に責任をなすりつけられませんが消費量が増え続けている電力も関係なくはありません。
これらは全て地球上の一部の人間が享受している豊かさや便利さでしかありません。そのために地球上の全ての生命が危機にさらされていることを考えようではありませんか・・・・。

60年以上続いた自民党の政権にレッドカードを突きつけ、民主党に託したのは国民の痛みを分かってくれる政権の実現でした。
あの時国民と約束をした国会議員の定数削減、官僚の天下り、人件費削減を実行して下さい。そのつけを意見の言えない国民に押し付けようとする政権は一日も早く退陣してもらいたいと思います。今は少数でしょうが小沢さんの言っている方がはるかに正当で私達の思いを代弁してくれています。

それでは今夜の歯の一口メモです。

時代の先端を行くと思われていたインプラント治療ですがここにきて大分逆風が吹いています。

今から30年ほど前のことでした。
当時私は大学の医局で入れ歯治療の勉強をしていました。その頃にインプラントが出てきました。歯のない人に福音(ふくいん)だったと思いましたが、自分の歯に勝るものだとは思いませんでした。

やはり「歯」と「歯肉」を磨く「ハロアルみがき」で自分の歯を守り抜く方が安くて安全です。

 

2012年6月29日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生今晩は。

梅雨に入りましたが信州では余り梅雨らしい日はありません。
雨が降ってもすぐに止み、むしろこのくらいの雨ならあった方がいいのかなと思っていました。
そのことを患者さんに話しましたら、農家にとっては「もっと降ってくれた方がいい」と言われてしまいました。その立場にならなければわからないことが多いということだと気付きました。

しかし今回の台風4号のは九州・四国・関西地方に強い雨をもたらし災害を出してしまいました。心よりお見舞い申し上げます。

政府はついに大飯原発の稼働を許可してしまいました。

経済界や地元の皆さんは歓迎ですがこれで本当によいのでしょうか・・・・。

安全性一つとっても大きな津波に備える防波堤は1年以内に工事をすればいいし、災害が起こった時の指令基地になる免振棟は今から3年後に出来ればいいというものです。その間は災害が起こらないと言えるのでしょうか・・・・。そして事故が起こったら未曾有の災害だったと言っていいわけをすればいいのですか。
だとすればいっそ何もしない方が安上がりです。安全性より生産性と節電しなくてもいいように運転したいと言うのでは余りにもご都合過ぎませんか・・・・。

私が一番心配なのは福島原発の責任を政府も東京電力もとっていないということです。

福島原発の廃炉は決まっていますがいまだに燃料棒の取り出しが出来ていません。いつになるのかもわからない状況です。放射能の被害についても1年3カ月たった今でもなくならず、いつ自宅に帰れるのかわからない人が沢山います。どうするのですか・・・・。

消費税についても全くおかしいです。
国会議員定数の是正、公務員給与の引き下げ、天下りの廃止、年金の一本化などやらなければならないことが山積しているのに全く前に進んでいません。

それなのに国民に負担を強要する消費税だけは命がけです。消費税と社会保障の一体改革についてもお題目だけで国民の利益だとは言い切れません。政権交代を期待した民主党は行きづまり感のあった自民党政権にレッドカードを突きつけたのではなかったのでしょうか・・・・。その期待をここまで反故(ほご)にする野田総理はもはや私達の期待する政党でも責任者でもありません。一日も早く退陣すべきです。この件に関しては小沢さんの方が間違いなく利があります。小沢さん頑張ってください!

福島県内で避難生活をしている人達の生活を見てください。今の日本の縮図そのものではないでしょうか・・・・。ここでは原発の安全性も、万が一事故があった時の保障もないことを証明しています。この人たちの生活再建は最優先すべきです。お願いします。

それでは今夜の歯の一口メモです。

どんなに時代が変わっても自分の歯に勝るものはありません。そのために「歯」と「歯肉」を磨く「ハロアルみがき」がどうしても必要です。

たかが歯磨きなどとタカをくくっているために歯を悪くして高額な治療に走り、咬めなくて泣いている人がどれほど多いかということです。
「歯」と「歯肉」をしっかり磨いて自己免疫力を高めてください。

 

2012年6月22日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生今晩は。

こちら信州は日増しに緑が増して美しい山々が青空に映える季節になりました。
しかし朝夕はまだまだ肌寒さを感じる日が多いですが皆さまのところはいかがでしょうか・・・・。

ここ2~3日の天気は梅雨に入ったとはとても思えないような好天気が続いています。

5月22日、23日に訪問した福島県の仮設住宅に避難している浪江町の皆さんはその後どうしているでしょうか・・・・。元気に過ごしていることを心からお祈りしています。

あの日約束してきましたお米200キログラムが患者さんの協力で集まりました。
明日には発送出来るように準備しています。

このお米は患者さんたちの真心のこもった特別米です。福島県の浪江町の皆さんを信州の患者さんたちが思いやるやさしい思いをたっぷり味わってもらえたら嬉しいです。

今回のボランティアに限らずボランティアをしているといろいろと教えられることが多くてとても楽しいです。

今回も事前から一生懸命に先方と折衝する人、患者さんに懸命になってカンパをお願いする人、みんなが乗っていくバスを格安で貸してもらえるように手配する人、そしてみんながいなくなった後の診療所に残って待機してくれる人など様々な人が様々な協力をしてくれてこの活動が出来ました。

中にはせっかく参加しているのに、自分の思い通りに行かなくて面白くなさそうな人、もっとこうして欲しかったという思いの強い人、思いはそれぞれですが責めることはできません。みんなが協力して初めてできるのです。ですからどの人の意見も最もだと思います。

しかし終わってしまえばどうにもなりません。次に向かっての参考にすればいいわけで、どんなに悔んでみてもどうにもならないことなのです。
つまり前を向いてしっかり準備をすることが大切なのではないでしょうか・・・・。

試験や仕事は失敗することなど許されませんがボランティアはそうではありません。

自分の出来ることを、出来るときに、出来るだけ、やったらいいのですから成功も失敗もありません。あるのはこういうボランティアをしたということだけです。ですから望まれたら変な心配はしないで積極的に参加しましょう。

やってみてわかることが沢山あります。それがどうしても出来ないのは自分の都合を優先するからではないでしょうか・・・・。また自分の常識で理屈を言うと結局素直に協力できないことになってしまいます。

世の中にはやってみなければわからないことが沢山あるのですから素直にやったらいいと思います。

それでは歯の一口メモです。

最近のニュースで歯のない人が人工歯根を入れるインプラント治療のことが載っていました。

この5年間でインプラント事故が500件に上ることが分かりました。自分の歯を抜いてまでする必要は全くありません。自分の歯に勝るものはないのです。
そのために「歯」と「歯肉」を磨く「ハロアルみがき」で「歯」と「体」の自己免疫力を高めてください。

 

2012年6月15日 医学博士・歯科医師 林 春二

慈しみ

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執筆 : 
hayashi 2012-6-8 22:00

祐介先生今晩は。

今年の夏の暑さをうかがわせるような気温になりました。

しかしこの暑さは田や畑の作物にとってだけでなく庭先の花や植木にとっても大切な恵みになります。こうした自然の恵みがなければ私達は生きてはいけないのに自然の力(恵み)にちゃんと感謝しているでしょうか・・・・。

今、5月22日と23日に行って来た福島県浪江町の医療ボランティアの感想文を読むと、ボランティアをすればするほどそのボランティアから大きな贈り物を自分自身が受けていることが分かるようです。

今回に限らず、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアでは一つのボランティアが終わる度に感想文を書いてもらっています。書いてもらうと「その人なり」の動機(どうき)や達成感、そして足りなかったことや反省点が具体的に見えてきます。さまざまな葛藤(かっとう)を乗り越えていく内に自分自身が変えられ、次の活動のエネルギーになっていることがよくわかります。

ボランティアですから自分だけで、出来ることを、出来る時に、出来るだけでやってもいいと思います。しかし周りの人に呼びかけることでさらに大きな影響があることもわかります。私達のように診療所のスタッフだけでなく患者さんに呼びかけて協力してもらっていると、とても大きな影響が出ていることに気付かされます。

診療室では患者さんと歯や身体の話をしますが、それは患者さんに関わることばかりです。
そういう悩みも大切ですがボランティアの協力を患者さんに呼び掛け、協力してもらえるようになると今までより「歯の治療をする人」と「歯の治療をしてもらう人」という関係から、「同じボランティアをする仲間」という意識に変わり、「周りの人に対する」慈しみが出てきます。

診療という冷たい響きを感じる時間から「思いやる」という温かな温室の中にいるような時間に変わっていきます。

まるでイソップ物語の「北風」と「太陽」のような関係です。温かい雰囲気は次から次に穏やかな関係を作り、笑顔の絶えないやさしい診療室に大変化して、患者さんが患者さんを呼んでくれる素晴らしい診療所に変化していくのです。

それでは今夜の歯の一口メモです。 

予防が大切なことは様々な場面で言われてきました。その通りで疑いをはさむ余地はないと思います。
しかしその前にどうして予防をしなければならないかということです。

それは「社会人として」、「家庭人として」、「職場人として」しっかり活躍してもらわなければならないからです。そのために健康な体や歯を守って欲しいと思います。立派な社会人が恵まれない人や困っている人を助けることは当たり前だと思います。

そのために「歯」と「歯肉」を磨く「ハロアルみがき」で自己免疫力を高めてください。

2012年6月8日 医学博士・歯科医師 林 春二

さだめ

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2012-6-1 21:00

祐介先生今晩は。

庭先のつつじが色とりどりの花を付け庭がやかになってきました。これから日増しに草木が伸びて秋の恵みに向かっていく一番可能性を感じる季節です。

それなのに日本の中に可能性が全く逆でこの先どうなっていくのか不安でどうにもならい人達がいます。

先週行ってきた福島県の皆さん、特に避難している皆さんにとってはその思いが強いと思います。

私達は浪江町の皆さんが避難している二つの仮設住宅に医療ボランティアに行ってきました。
仮設住宅は倉庫のようなまいでとても人が住んでいるとは思えないものでした。まるで悪いことをした人が押し込められているような所をイメージするものでした。

「こんな所にいたら死んでしまう」というのが私の率直な思いでした。

私は普段から高齢者の家や施設に出かけ診療をしていますから様々な高齢者、住宅を見てきました。暖房が全く入っていないのではないかと思うような寒々とした家のこたつに背中を丸めてかがみこんでいる高齢者を見るとかわいそうで、私が引きとってやろうかなと思うこともあります。そこでも生活の匂いはあります。それより悪い印象でした。

仮設住宅に住んでいる皆さんは笑顔で明るくしていますが話が途切れた時、何とも言えない淋しい顔になります。ともかくよくしゃべります。話がれると「淋しさ」や「やるせなさ」に襲われるから話し続けるのだと思います。

浪江町に住んでいた時は畑に出たり田んぼに行ったり一年中忙しく体を動かしていたのです。そしてその実りを3食食べることが出来ました。

それがある日急に避難生活に変わりいつまで続くかわからない放浪生活に変わってしまいました。

まるで何も悪いことをしたわけでもないのにトラックが飛び込んできて危ないからすぐ退去しなさい、と持つものも持たないで追い出されたようなものです。

この先どうなるかわからないまま10万円だけ渡され「これで生活しなさい」、と言われているのです。家に帰りたくても、畑に出たくても出られません。自分のものがあってもなくても同じです。悲しい現実ですが、「一つの救いは町民全員が同じ宿命に流されていたこと」なのかもしれません。と言うには余りにも悲しい運命です。

それから二日後でした。被害者であるにもかかわらず、自分の家に帰るのに許可をもらって浪江町に帰った人がいました。このことだけでも苦痛だったと思います。そして懐かしの我が家にりついてみると大震災の後片付けもしないまま留守にして1年以上経つのですから見るもな状態だったろうと思います。余りにもな現実と今までとられてきた政府や東京電力のやり方に「生きる望み」を持てなかったのだと思います。62歳の男性はそこで自らの命をちました。

これが憲法で基本的人権が保障されている日本の現実なのです。その数は年間3万人を超えています。もちろんダントツの世界一です。浪江町の皆さんにとって1日も早い自宅復帰が来ることをお祈りします。

2012年6月1日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生今晩は。

こちら信州は春の盛りですが、朝夕はまだまだ肌寒さを感じる日があります。
雪化粧していた浅間山も青黒い地肌に変わり、ほんの一部に筋状の残雪が見えていたのもすっかり姿を消しました。

どこを向いても若葉が生い茂り、花々はきれいな色を競い合って一年の中でも最も命の「息吹(いぶき)」が感じられる季節になりました。

5月22,23日にボランティアに行った福島市の仮設住宅に住んでいる皆さんの印象とはあまりにも違いすぎて驚いてしまいます。

着の身着のままで放射能から逃れてきたわけですから、生き生きしていられるわけはありません。この先どうなるのか分からない不安、いつ帰れるかわからない不安、そして日増しに老いていく体の不安が拍車をかけているようです。

それにもまして問題なのは、マスコミも政治家も仮設住宅に住んでいる皆さんの本当の悩みを聞いてくれようとしていないというのです。マスコミのインタビューは口をそろえたように「今の気持ちはどうですか」と聞くだけだそうです。

浪江町(なみえまち)の人たちはほとんどが農家ですから、大きな家に住み、自分で野菜やコメを作っていました。それを買って食べることなど考えたこともないそうです。それが自分たちの責任ではなく原発事故に遭い4.5畳、二間の仮設住宅に押し込められ、今は全て買って食べなければならないのですから不満が出るのもうなずけます。

ボランティア班は、物資班と診療班に分かれ、仮設住宅の集会場で診療をさせてもらいました。

座テーブルを器具置きにしてその横に寝てもらい診療に当たりました。

診療メンバーは、ドクター5名、歯科衛生士10名、技工士2名、他7名です。
祐介先生、団長の関口先生も懸命に診療に当たってくれました。

一日目は男性5人女性13人の18人、二日目は男性9人、女性6人の15人でした。
治療内容は入れ歯の修理が最も多く22床、新しく作ったものが5床、レジン充填3人、P処置4人、咬合調整1人、歯磨き指導8人でした。

こういう治療が簡単に出来るのも、普段往診で同じような治療をしているからで、平素からの心掛けが大切なことを改めて気付かされました。

物資班は、お米180キログラム、タオル180枚、カンパを15万円お届けしたほかに、畑でトマト、野菜類の植え込みに協力しました。1日目はあいにくの雨でしたから泥んこになっての農作業でさぞかし大変だったと思います。みんなが苦労して植えてくれた野菜類はしばらくするとおいしい実を付けてくれ、仮設住宅の皆さんに喜んでもらえると思います。

それでは今夜の歯の一口メモです。

「歯は生きる源」ということを、今回も実感しました。
生きるためにどんなときにも、どんなものでもしっかり噛んで唾液を出し、自己免疫力を高めて欲しいと思います。

2012年5月25日 医学博士・歯科医師 林 春二

発信機

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2012-5-18 22:00

祐介先生今晩は。

浅間の山の雪もほんのわずか筋状(すじじょう)に残るだけで裾野の木々も緑が深まってきました。

今日発売の軽井沢新聞の2面にハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの報告会の模様が大きく掲載されました。

群馬県から参加した高校生の生方(うぶかた)君の「歯科医師になってまた参加したい」というコメントが取り上げられていて、高校生が活動の柱になっていることを実感します。

私は一週間に数回電車で診療所に通っていますがその時目にする学生の姿にいろいろと感じることがあります。それぞれ特徴があってとてもいいと思います。この中から次の参加者が出て大きく成長してくれることを祈っています。

私達は来週の22.23日に福島県福島市にある浪江町から避難された皆さんが住んでいる仮設住宅へボランティアに行ってきます。
この日を選んだのは平日の方がボランティアの数も少なく役に立つだろうと思ったからです。歯科の悩みを持っている皆さんには出来る限りの治療をし、日常生活に悩みがある方にはそれに対応できるように準備を進めています。

この活動をするにあたって地元の“がんばろう!なみえ復興ボランティアセンター”の皆さんにお願いして無理のない計画を立てさせてもらいました。当院に通っている患者さんにはカンパとお米の提供をお願いして準備しています。

ボランティアをやっていて難しいと思うのは「協力者を集うこと」と「その人たちに継続してやってもらうこと」です。ボランティアはどんなことでも自分の出来ることを、出来る時に、出来るだけやることですから、どうしても「このボランティアをやり続けようという」覚悟が湧きづらい側面を持っています。

ですからボランティアを呼び掛ける人は常に活動を周囲に発信し続ける放送局のようにならなければいけないと思います。聞いている人がいようといまいと一日中電波を出し続けることだと思います。

誰がその電波の周波数の受信機を持っているかわかりません。そして持っていても一日中聞いているわけでもありません。その人が聞いてくれるまで電波を流し続けなければなりません。さらに電波を受けてもその時の内容が相手に届かなければすぐに他のチャンネルに切り替えられてしまうかもしれません。その後またチャンネルを合わせてくれるまで電波を流し続けるのです。

こういう発信機の役割をハローアルソン医療ボランティアは持ち続けなければなりません。

そのためには徹し切ることに尽きると思います。

発信機が雑音や不鮮明な声で訴えたところで受信機が鮮明に克明(こくめい)に受信してくれるわけではありません。
会の命運は指揮者に全てかかっているということを改めて感じます。

それでは今夜の歯の一口メモです。

歯の大切なのは「生きていくため」の栄養の取り入れ口だということです。そして死ぬまでその役割は変わりません。
歯を健康にするには「歯」と「歯肉」をしっかり磨く「ハロアルミガキ」が一番です。

2012年5月18日 医学博士・歯科医師 林 春二

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今西祐介のハロアル・レディオ

毎週金曜日21:00-22:00生放送
レインボータウンFM(88.5MHz)
http://885fm.jp/
歯科医師でミュージシャン今西祐介がパーソナリティの歯科医療ボランティアと楽しいトーク&音楽番組

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