ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

ブログ - 関口敬人先生からのお便りカテゴリのエントリ

祐介先生こんばんは

いよいよ本格的な梅雨の時期を迎えそうですね。

私の地元栃木県那須でも朝から小雨が降り、湿度も高く、とてもじとじととした一日でした。

しかし、この雨も植物や農作物にはとても大切な恵みの雨となりますが、これから夏を迎えるにあたって既に世界各国では異常気象ともいえる豪雨や落雷などの災害のニュースを目にし始めました。

そんな中、先日はアメリカがパリ協定の離脱を表明したことが大きな話題となりました。

世界有数のCO2排出国であり、新政権になったとしても未だ世界のリーダーたる国が、あろうことか自国の利益をだけを考えるがあまり国際的な合意の枠組みから離脱することは、これからの地球の未来を左右する大きな問題でもあります。

私は専門家ではありませんので、その影響の詳細はわかりませんが、誰が見ても今、この地球の命は本当に空前の灯のように感じます。

それは栃木県のこんな田舎町に住んでいる私でさえ感じていることです。

先日も私の街には大変な豪雨が降りました。

そしてこの地域は日本一落雷が多い所でもあるため、その日の夜はまるで空が割れるような凄まじい雷が鳴り響いていました。

この地球はいったいどうなってしまうのでしょう。

先日、地元の小学校にボランティア講演の依頼を受け約1時間小学校6年生を対象にお話しをしてきました。

実は毎年この時期、私の地元では「もったいない市」というお祭りが開かれ、環境や資源、エネルギーや食糧など、私達の生活を見直し、明るい未来を次世代につなげる為、みんなで考えようという趣旨のお祭りがあります。

その中で、4年程前から地域の小学校の6年生等が、ハローアルソンの活動をこのお祭りの日に子供達自らが街頭や会場に立ち、募金や物資の呼びかけをしてくれています。

そこで私は単に子供達が余った物や使わない物を集め、それを寄付することだけがボランティアではなく、自分たちが集めた物がどのような人たちの手に渡り、生活を支えているかを知り、きっかけは「もったいない物」を集めるという所から、「もったいない物を生み出さない社会」について考え、この番組でもお馴染みの林先生の言葉ではありませんが、「身の丈に合った生活」の尊さ、重要性を学ぶことが最も大切なことだと考えました。

そして、ボランティアとは恵まれない人たちへの支援だけではなく、電気や水、食料など、限りある地球の資源を無駄にしない事や、ゴミを拾ったり、お年寄りに席を譲ったり、生活のあらゆる場面で存在する、みんなが共に幸せに暮らす共生社会の実現に必要な人としての基本的理念であることを子供達に伝えました。

自分達だけの利益、自分達だけの幸せを求め続ければ、この地球の未来の答えは一つ、「破滅」しかありません。

小学生でもわかる答えが、たった数年生き、年齢を重ね、物質的豊かになっただけでどうして大人はその大切なことを忘れてしまうのでしょうか

2017年6月16日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

規則

カテゴリ : 
ハロアル・レディオ » 関口敬人先生からのお便り
執筆 : 
sekiguchi 2017-6-9 0:00

祐介先生こんばんは

今日は少し祐介先生に聞いて欲しい事があります。

実は、私の長男は4月から中学校に入学しました。

私の医院からも近い地元の公立中学です。

先日、息子が体調を崩し、熱もかなり出ていたため、やむなく学校を一日だけ休むことになりました。

しかし、次の日は体調が万全ではないものの、学校はあまり休めないため、頑張って登校していきました。

その日はまだ肌寒い日でした。

帰宅した息子に具合を尋ねると「大丈夫」と答えながら「今日はジャージを着せてもらえたから」と言うのです。

私は意味が分からず尋ねると、この学校では6月の衣替えが始まると、一斉に長袖や長ズボンのジャージを着てはいけない規則があるのです。

私は尋ねました。

「寒く感じる人はどうするの?」「具合の悪い人は?」息子は「駄目みたいだよ。」「でも寒い日は先生が朝今日は上着を着て良いって放送で流すの。」と言うのです。

私は一瞬訳がわからず言葉が出ませんでした。

中学生ですよ。

何で上着一枚、しかも学校指定の上着を着るか着ないかという事をどうして先生が決めるの?

これは私達の地域だけでしょうか。

女子の前髪は眉毛の上、肩より長い場合は縛らなければなりません。

男子は耳に髪がかかっては駄目。

野球部などは最悪です。

大会前には一年生は丸坊主の五厘がり。

しかも監督からではなく、強制的に上級生の保護者から通達されるのです。

実は私の息子は前頭骨の部分に小さい頃に怪我をした時の傷があり、小学生の時にそれをからかわれとても嫌な思いをしたことがありました。

それ以来、坊主頭には異常なくらいのコンプレックスを持っていました。

そのため、坊主頭にしたものの最後まで顧問の先生に「何故坊主にしなければいけないのか」を尋ねていました。

すると先生は「気合いを入れる為」と答えたそうです。

息子は言いました。

「それならばなぜサッカー部やバスケット部はやらないのか。」

そして結局チームは1回戦で負けました。

しかも相手チームは全員普通の髪型。

私は坊主に反対はしません。

しかし、子供達の自主性と大人からの強制性ではまるで意味が違います。

まだまだ不可解な校則は沢山あります。

靴下の色や長さ、メガネの色まで。

少し色の入ったメガネをしていた女子生徒は「そのメガネで葬式に出れるのか」と言われ買い替えました。

私には全く理解ができません。

一定の規則は必要です。

しかし、その子の個性であったり抱えている悩みであったり、皆が一様に同じ服を着て同じ髪型をして毎朝誰にでも大きな声で挨拶ができる元気な中学生。

私はそれに違和感を覚えてしまうのです。

まるでどこかの国みたいでしょう。

私自身が全く違うタイプでしたから余計に感じるのですが、祐介先生、日本の教育現場はデンマークとは全く違いますよ。

全部が悪いとは言いませんが、大人が理由を答えられない規則ばかりを虐げてそれをあたかも「良い生徒」と考えるならば、そりゃ、自主性や自立心など育つわけがありません。

私はやっとあのデンマークの学校現場の意味が分かりました。

どちらが良いというわけではありませんが、子供達の顔つきがその答えを物語っているように感じてなりません。

いったいどうなっているのでしょう・・。

2017年6月9日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

林 先生、祐介先生 こんばんは

今日は6月4日「歯の衛生週間」にちなんで何と林先生がゲストですね。

私も是非ご一緒したかったのですが、祐介先生からお声がかからず残念です。

今日は沢山ためになる歯の話やボランティアの話を楽しみにしています。

さて、昨日、先月祐介先生と一緒に特別講義をさせていただいた東京、日暮里駅前 太陽歯科衛生士学校の新一年生たちから私達の講義の感想文が届きました。

どの生徒もレポート用紙数枚にびっしりと授業の感想が書かれており、私達の講義が少しでもこれから歯科衛生士を目指す彼女たちのプラスになれば嬉しく思います。

祐介先生の講義では「歯の大切さ」から歯科衛生士の本当の役割を話ました。

特に先生の歯科衛生士とは「命」を守る大切な仕事、という言葉が生徒たちの心に響いたようで、どの生徒達も今まで歯科衛生士は歯科医師の助手程度の認識だったのが、祐介先生の講義を聞いて、歯は人間が健康で楽しく生きるために必要不可欠な臓器であり、まさしく「歯は命の源」であるという事を知ったようです。

そして私の講義では、ボランティアを通じ社会的にも肉体的にも弱い立場の人たちに寄り添い、お互いが支え合うことで、人としての心を育み、その優しさの心こそが医療人に最も大切なものであることを話ました。

そして、私は林先生から頂いた「医療人である前に一人の人間であれ」と言う言葉を生徒たちに贈りました。

歯科衛生士としての技術や知識の獲得だけではなく、それを伝える人としての心の在り方を学ばなければなりません。

奇しくも、昨日、女子プロゴルファーの宮里藍選手の引退会見では、彼女のお父様は幼い頃から子供達に「ゴルファーの前に人格者であれ」と言い続けていたそうです。

その甲斐もあって彼女は誰からも尊敬されるプレイヤーとなりました。

「医療人である前に一人の人間であれ」

この言葉は今では私の金言となっています。

数週間前、林先生とお電話をする機会に、先生が最後に私に突然「先生、患者さんには優しくね、これが一番だから」とおっしゃいました。

一見ごく普通の事で、医療人ならば誰しもそう思う言葉です。

しかし私は電話を切った後その言葉の意味を考えました。

私はどんな時も誰にでも優しさの心を持って接することができているだろうか。

講義と言いながらあたかも人格者のように話をしますが、本当に心から今日も患者さんと向き合っているだろうか。

歯科医師となり約20年となる今、私にこのように人間としての在り方を諭して下さるのはおそらく林先生だけです。

私は学生たちに話しました。

「患者さんが本当に求めているのは優しさです。」
「治療技術はさることながら、心から信頼できる先生や歯科衛生士を求めているのです。」

私はそう話しながら、15年前に先生に同じことを言っていただいた事を思い出しました。

今年もまたハロアルを通じて私もさらに心を磨きたいと思います。

月並みですが、先生、いつまでもお元気でいてください。

そしていつまでも私達の先生でいてください。

2017年6月2日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

カテゴリ : 
ハロアル・レディオ » 関口敬人先生からのお便り
執筆 : 
sekiguchi 2017-5-26 16:00

祐介先生こんばんは

早朝5時。

まだ夜も明けきれず、今朝は少し肌寒いくらいの小雨が降る朝でした。

なんとなく下腹部に違和感を覚えトイレに向かい、お腹をさすりながら、
「あぁ、昨日は少し飲みすぎたかな・・。」
と反省をし、居間に向かって階段を下りて行きました。

中学になる息子は野球部の朝練習があるためいつも6時ぐらいには朝食をとります。

私はいつも朝食はその息子と食べるようにしており、お互い時間が合わない分、朝だけは息子と二人の親子の時間を過ごします。

いつものように息子と挨拶を交わし日課である新聞を一緒に取りに行き、
「学校はどうだ。」「野球はどうだ。」
と話していると、急激に胃の上部に激痛が走りました。

思わずうめく私を心配そうに見る息子。

ソファーに横になりながら胃を抑えます。

しかし、横になっても収まるどころか、増々痛みがひどくなり、普段私には無関心な家内も、さすがに心配している風な顔で
「病院行こうか。」
と言い出しました。

私はこの尋常じゃない痛みの中、その原因になるものを考えました。

「昨晩、何を食べただろう・・?」

思い出しました。

「刺身・・・しかも生カツオ・・・。そして冷酒・・・」

この季節まさにゴールデンコンビともいえる組み合わせを昨晩私は友人と一緒に堪能していたのです。

そして一つの答えが・・・「アニサキス」。

最近芸能人やテレビのニュースでも何かと話題になっていますね。

私はそれを見ながら「まぁ、運が悪かった」程度にしか関心もなく、そんなことを言ったら何も食べれないだろうと、テレビの話題につっこみをいれてたぐらいでした。

しかし、なんとそれが自分に起こるとは・・。

祐介先生、知っていました??

アニサキスって、死ぬほど痛いよ!!
本当に痛い!!

歩けないから。

立ってられないから。

呼吸できないから。

本当に痛いから!!

あなたそんな時に治療相談の電話を携帯電話にしてきたんですよ!!

いやぁしかし、参りました。

これはね気を付けようがないんですよ。

確かに居酒屋で食べました。

しかしみんなが食べた内のたった一切れを引き当てたわけですからこれは運以外の何ものでもありません。

食中毒のように全員に症状がでれば文句の言いようもありますが、こればかりは致し方ありません。

いやいや、本当に参りました。

ちなみに今朝から点滴と痛み止めを打ち、午後からは診療を開始しましたが、結局薬で対応することになり、今は痛みはありませんが、恐らく私の胃の中にはまだ「アニー」が住んでいることと思います。

病室で痛みに耐えながら、
「あぁ、今日はハロアルレディオ、祐介先生にお手紙を送る日・・・・。」

しかしそれどころではありません。

本当に痛いのですから。

その時私の脳裏に浮かんだのはお馴染みのハロアル会長 林 春二先生でした。

先生は以前、脳幹内出血で倒れられた時、病室から朧な意識の中で、奥様にパソコンで打ってもらいながら本当に短い文章でしたがこのラジオにお手紙を送ってくださいました。

それに比べれば・・・。

アニサキスごときで休むわけにはね・・・・。

皆さんご注意を!

2017年5月26日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは

私の地元栃木県那須ではすっかり田植えも終わり、水田には青々とした苗が5月の爽やかな風に気持ち良さそうに揺られています。

さて、先日、横浜からとても嬉しいお便りが届きました。

私達のハロアルメンバーの耳鼻科の木村至信先生からです。

先生の勤務されている病院にはこのラジオに林先生が長年投稿されているお手紙をまとめた「ちょいボラ」という冊子がおいてあり、それを読んだ看護師さんが「へそくりを・・」と言って1万円の募金を下さったそうです。

さらにこの活動を知った別の方からも募金を頂き、当院に送って下さり、先生のお手紙には「活動の輪が少しずつ広がっていく喜びを感じています。」と書かれていました。

また、長野県からは何と今年一緒に参加をした中学生の宮入茂春君から修学旅行のお土産といって京都清水寺の「厄除けのお守り」が届きました。

そこには「ボランティアの無事を祈ってお守りを買いました。」「先生の真剣な姿がかっこよかったです。」「僕もいつかそんな大人になりたいです。」と書かれていました。

先日は地元のロータリークラブの定例会にボランティア講演の依頼を受け行って参りました。

数年前に別の会場で私の講演を聞いてくださった方からの依頼で、お久しぶりにお会いし沢山の歯ブラシや石鹸をご寄附頂きました。

先週の林先生のお手紙を思い出しました。

人と人との縁というものは本当に不思議なものです。

それを先生は以前私に「人間は共鳴器官である」とおっしゃいました。

つまり、今回のように木村先生のご縁で頂いた貴重な募金も、私達の活動を見て何かを感じてくれた中学生も、こんな田舎町の一人の歯科医師にロータリークラブのような団体で講演をさせて頂けるのも、全てこの活動のお蔭です。

しかし、私がもし不誠実な思いで取り組んでいたら、おそらく誰からも信頼されず、共鳴されないでしょう。

しかし、少なからずこの活動に14年間携わり、このようなご縁を頂けたのはハロアルの活動に出会った時、林先生からいただいた「人間は共鳴器官である」と言う言葉が私の金言となっているからです。

ボランティアは自分を映す鏡です。

歯ブラシやタオル、募金をお願いした時、相手が快く協力してくれるかは、自分の今までの生き方に反映します。

そして嬉しい事にもう一つご報告があります。

大阪に事務局があります、「Pioneer Kids Japan」という団体からお礼状が届きました。

詳しくは祐介先生からお話しいただきますが、これは私達と同じようにフィリピンのセブ島を中心に日本の小学生と地元の子供たちとの国際交流や孤児院や離島の等の支援を行っている団体です。

以前、その団体の方から私達に歯ブラシや物資の支援の依頼を受け、ハロアルからもご協力させて頂きました。

代表の田中さんとは何度かお手紙のやり取りをしてきましたが、私達が高校生と共に現地に行くように、彼らもまた未来へのボランティアのバトンをつなげるべく、素晴らしい活動をされておりました。

「人間は共鳴器官」ですね。

これからも沢山の方々に届くようにハロアルの鐘を鳴らし続けたいと思います。

2017年5月19日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは

祐介先生、今日は大変お疲れ様でした。

今日、私と祐介先生は日暮里の駅前にあります、「太陽歯科衛生士学校」に特別講師として今年の4月に入学された将来の歯科衛生士になる生徒84名の皆さんに講義をさせて頂きました。

今年は何と男子生徒1名も入学しており、祐介先生は「歯の大切さ」と世界最高の福祉国家と言われる北欧、デンマークの医療・福祉の現場から考える歯科衛生士の在り方、そして私は、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアを通じて、私達が考える本当の歯科医療、歯科衛生士の役割をお話しさせて頂きました。

5月の連休明けですので、どことなくいわゆる5月病の雰囲気になるのかと思いきや、どの生徒さん達も真剣に耳を傾けメモを取る姿に、改めて伝える側の責任を感じながら楽しい時間を過ごさせて頂きました。

この授業はもともとハロアルの会長でもあり、この番組でもお馴染みの林 春二先生が長年担当されておりましたが、3年前より私達にバトンが渡され、これからの歯科医療を支える上で欠かすことが出来ない歯科衛生士の育成に私達も少しでもご協力できればという思いで取り組んでおります。

また、昨年は私の体調がすぐれず、祐介先生には大変迷惑をかけてしまいましたが、今年は無事、講義を終えることができて内心ホッとしています。

私は常に自分のスタッフに対してもハロアルに参加をして下さる先生方にも、そして今回の授業でも一貫してお話しすることがあります。

それは14年前、初めてハロアルのボランティアに参加をした時に林会長がおっしゃったこの一つの問いが私の金言となった言葉です。

「先生、治療技術や知識は様々な症例、経験、セミナー、学会などで習得できます。

しかし、肝心な『間力』『医療人としての心』『人としての心』はどこで勉強するのですか。」

私はこの質問と出会った時、本当の医療の在り方を考えました。

「人としての心。」

私達医療人はどうしても「病」を見てしまいます。

しかし、その「病」の背景には様々な患者さんの人生があります。

「病」に寄り添うという事はいったいどういうことなのでしょうか。

単に肉体的苦痛を取り除きそれを治癒させることだけが医療ではありません。

そこに携わり、患者さんの人生の一部を共有するからにはやはり、お互いの心を通い合わせ本当に信頼してもらえる医療人でなければなりません。

私はその大切さをたった1本の歯ブラシさえも買えず、日本ならば治すことが出来る歯を幼くして次々と抜かなければならない子供達の涙から学びました。

私も祐介先生も沢山のスライドを使い、歯の大切さと歯科衛生士の素晴らしさをお話ししました。

私達の言葉の一つ、スライドの一枚が彼らの心に少しでも残り、素晴らしい歯科衛生士になることを心から願っています。

そして、この講義をきっかけに一人でも多くの生徒達が優しさの心を育み、ハロアルに参加してくれることを夢みています。

2017年5月12日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは

桜もすっかり葉桜となり、たった1週間足らずの桜前線は東北地方へと北上してしまいました。

そして、田畑ではこの連休にかけて農家の方々は田植えの準備の真っ最中で、冬の間乾ききっていた田んぼに水が入り、春の日差しに水面がキラキラと移る様は正に田舎ならではの長閑な春の風景です。

そんな東北地方に温かな春の季節がやってくるというのに、震災復興の長たる大臣がとんでもない発言をして事実上の更迭となりました。

テレビではコメンテーターたちが「政治家は言葉が命」と言っていましたが、数ある政治家の失言の中でも、今回の被災地に対する心無い発言は実は日本が抱える災害対策の意識の低さと中央集権が地方を蔑んでいる何ものでもないと思います。

以前は当時の都知事はこの震災を「天罰」と言いました。

しかも、東日本大震災から6年、復興庁が設立され5年が経過しましたが、その間6人もの担当大臣が変わりました。

先の民主党政権も今の与党も同じ穴のむじなですが、この異例な事態は政府の本腰の入れ方を疑問視せざる負えない状況です。

2553人。

この数字は未だ震災により行方が分からない方々の人数です。

日本は今「大震災時代」と言われています。

首都圏や東海地方を襲う巨大地震はもはやいつ発生しても不思議ではないはずが、その首都圏の防災対策はなかなか進んでいません。

私は今回の大臣の発言は実はこの国の今の在り方を象徴している気がしてなりません。

それはこの国は「東京」が被害を受けなければ何も変わる事は出来ないのではないでしょうか。

私達の心の中にどこか、この大臣の発言と同じような感覚はないでしょうか。

東京が火の海にならなければ、東京が廃墟にならなければ、この国は目覚めることができないのではないでしょうか。

水を差すわけではありませんが、オリンピックの建物に未来への遺産「レガシー」などと聞こえの良い言葉で躍起になっているよりも、そのレガシーさえも破壊する災害に対し今行動に移さなければ更なる被害が発生することは目に見えています。

しかし、暴言にも負けずに郷土を愛する東北の人たちの行動には本当に頭が下がります。

「絆」と言う言葉が世間から消えかけた今、故郷を愛し、故郷の復興を願う温かく強い気持ちは私達に沢山のことを訴えかけています。

福島をはじめ東北の復興なくしては日本の未来はありません。

災害は対岸の火事ではなく早急に対策を進めて欲しいものです。

しかし、いつも不思議に思うのですが、政府や与党が何か問題発言をしたら、こぞって野党は反発し、国会の各委員会の審議などをボイコットします。

何かあったら会議にでない。

それが本当の議員の仕事ならばお粗末どころか怠慢の何ものではないでしょうか。

審議をボイコットしたことで影響を受けた法案が福島復興再建関係のものだったなんて、笑い話のようなバカなことをやっているのだから、小学校の学級委員会よりもひどい話です。

せめて私達国民は心から被災地に寄り添う活動をしていきたいですね。

2017年4月28日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは

東京の桜はもうすっかり葉桜になってしまいましたか?

私の地元栃木県那須は今まさに桜が満開となっています。

田んぼでは農家の方々は田植えの準備をし始め、日に日に春の陽気が増しているようです。

先日は患者さんが私の家の庭先に春の山菜の王様「フキノトウ」を植えに来てくださいました。

「先生、今年は食べずにこの状態にしておいてね。
そうしたら、来年ここに沢山フキノトウが出てくるから。」
といって山から取れたばかりのフキノトウをわざわざ植えに来てくださいました。

私は春の恵みと田舎ならではの交流に心温まり、何とも言えぬ優しい気持ちになりました。

この方も古くから当院に通院され、歯を抜かずにコンフォートブリッジをお使いになっていますが、先日体調を崩された際も
「先生、しっかり噛めるから病気も早く治ったよ。
医者が驚いていたよ。」
と言ってくださり、そのお礼にと今回やってきて下さいました。

さて、先日、当院のスタッフが総出で現在私の医院で保管している文房具を整理してくれました。

以前もお話しをしたことがありますが、2年前、文房具店を営まれた方がそのお店を閉店なさる際に倉庫に余った鉛筆や消しゴム、その他沢山の種類の文具を私の医院に何回かにわけて届けて下さりました。

その数なんと、鉛筆40,000本、消しゴム500個、ノート4,000冊、その他、分度器、コンパス、定規類が数百個、テープやファイルも沢山頂ました。

実はこれらの物資は以前から私達の活動を支えてくれているマニラロータリークラブのリーダー、リッキー氏と文具の支援の在り方を個人的に相談していました。

その結果、彼は
「マニラから約6時間程の所に本当に貧しい地域の学校がある。

しかし、全く文房具類がなく、学校では唯一の黒板に先生が文字を書いてお話しをするだけです。

ドクターセキ、そこに二人でお互い活動団体の垣根を越えて個人的に支援に行きませんか。」
と言ってきました。

私は彼の意見に賛同をし、今回、私個人としての新たに物資支援活動を行うことを決意しました。

そしてその旨を支援して下さった方にお話しをし、先生の思うように使って欲しい、そして本当に苦しんでいる最貧困層の子供達の手にこの鉛筆を届けて欲しいと言って頂きました。

ここ数年、ハロアルの現地活動は参加者が有難いことに100名を超える大きな団体となりましたが、それに伴って移動や警備上の安全面、活動場所の大きさなど、様々な制約が出てきていることも事実でした。

私達の活動は相手から求められていることに全力で誠実に応えることをモットーとしてまいりましたが、私達側の問題によって相手が求めるものに制約をしてしまっていることに少しジレンマを感じていたのも事実です。

そんな時、このような方に巡り合い、そして自分が出来る可能な範囲での更なる活動をしたいと思い始め、今年一年間を準備期間とし、来年の5月、6月あたりに活動をしたいと思っています。

それには更なる自分自身の生活やあり方を変え、謙虚に頑張って行こうと思います。

2017年4月21日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

優しさ

カテゴリ : 
ハロアル・レディオ » 関口敬人先生からのお便り
執筆 : 
sekiguchi 2017-4-14 13:00

祐介先生こんばんは

今、日本だけではなく今世界は大変な局面に来ているのではないでしょうか。

現在、北朝鮮と米国の武力衝突は正に近年最大の危機と言っても過言ではない状況にあります。

テレビや新聞では連日この問題に関して多くの専門家があらゆる可能性を論議していますが、その内容と自分達の毎日の生活とのあまりの違いに、今そこにある危機を実感することができません。

今、この文章を書いている瞬間にでも、もしかするとミサイルのボタンを押される可能性があると思うと、私達のできることなどあるのでしょうか。

祐介先生、何故、人は「戦争」をするのでしょうか。

この言葉を問いかけると必ず「人類は戦争の歴史である。」と答える方もいます。

確かにそうでしょう。

しかし、それならばこの先の未来、人類は決して戦争を無くすことはできず、絶えず人々は憎しみ合い、奪い合い、悲しみ合わなければなりません。

戦争をするには根本的理由があるそうです。

「民族の生存」「食料や資源」「自国への不満」「民族間の宗教的対立」「自国の繁栄・侵略」等。

論理的に考えればこのような理由が挙げられます。

しかし、私は先日、シリアへの爆撃の様子や、世界中で起こっているテロによる無差別殺戮の様子、そして今回の問題を見ながら本当に悲しい気持ちになります。

そして思わず「何故こんなに人は憎しみ合うのだろうか」とつぶやきました。

人を憎み、人を傷つけ、奪い合い、殺し合うことがどれほど愚かでどれほど悲しいことなのか。

何故「戦争が人類の歴史」ならばその歴史から「愚かと惨さと悲しみ」を学ぶ歴史を作れなかったのか。

私は自己主張を唱えながら自分達の行動の正当性を必死に話す各国の指導者たちの顔を見るたび、何故かこのハロアルの会長でもある林先生や、私達の長年の友人でもあるマニラロータリークラブの代表リッキー氏の顔を思い浮かべます。

政治と一、ボランティア団体とはまるで次元が違うと思われるかも知れませんが、同じ壇上で語り掛けるその姿は全く違う優しさにあふれた顔です。

もし私達にもう少し人を思いやり、平和を愛し、共に支えあう心があれば。

もし、たった一つしかないこの地球に共に生きる私達にもう少しお互いを許し、認め合う心があれば。

きっと世界は変わるはずなのに。

私はハロアルの活動を続けながら、貧困という私達自身が作り上げた問題を考え、そしてそれに携わる人々の優しさに触れてきました。

この「優しさ」こそがミサイルでもない、核兵器でもない、世界を救うたった一つの武器なのに。

そしてその武器を手にすることはなんら難しいことではないはずなのに。

私には今は祈る事しかできません。

しかし、もしこの世界にまだ未来があるのならば、ハロアルという活動を通じ、一人でも多くの人たちと「命の尊さ」「平和の尊さ」そして「共に支え合う優しさ」を共に分かち合っていきたいと思います。

2017年4月14日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは

桜前線も少しずつ北上し始めてきましたが、私の地元栃木県那須では今日は朝からあいにくの雨でした。

春めいたとはいえ、まだまだ朝夕には寒く、私の街の開花宣言はもう少し後になりそうです。

さて、4月と言えば、進学、就職と沢山の人たちが新たな道に進んでいく門出の季節でもあります。

私のスタッフの子供の中にも今年から新社会人として働き始める者もいます。

先日、わざわざ菓子折りを持って私の所に挨拶にやってきました。

高校を卒業し地元のゴルフ場に就職をするのですが、私も社会人の先輩として一言だけアドバイスをしました。

「いいか、直ぐに辞めるなよ!」

仕事というのは誰しも始めは大変で、疲れて、やりがいや楽しみなどは直ぐには感じないものです。

しかし、その仕事の意味や内容がわかり、失敗や挫折を繰り返し、時には悔しい思いをし、努力をすることによってようやく少しずつできるようになり、初めて面白みややりがいが出てくるものです。

私も歯医者になって直ぐに大学病院に勤務しましたが、正直言ってあれほど大変だった時期はありませんでした。

お給料は5万円、朝の7時半~夜2時ごろまでずっと医局で様々な仕事や勉強をやっていました。

勿論疲れやサボりたい気持ちや本当にこれでいいのか等、実力がないくせに考えることは一人前だったあの時、それでも頑張れたのはいつかこの苦労が身になると信じていたからだと思います。

そのおかげで今の私の診療の一端はあの頃学んだ事がとても役に立っています。

だから私はその子にも、”まずはやめない。まずは頑張る、社会はある意味では「忍耐」が必要な時もある”と話ました。

そして仕事ができる喜び、社会に貢献できる喜び、それを感じられるようになったら、いつかそれが叶わない人たちの為に人生のなかでもう一つ自分に出来る何かに取り組み、それが必ず自分の心の成長に繋がることを話ました。

そして4月はもう一つ。

私には忘れられない月でもあります。

先週の土曜日4月1日は私の医院に10年間務めてくれたスタッフの命日でした。

早いものでもう1年が過ぎてしまいました。

私はその日、仕事だった為、夜、彼女の墓前に行きました。

夜にお墓参りと思う方もいらっしゃるでしょうが、彼女も私の忙しい身をずっと知っていましたから、その辺の事情は大目にみてくれるでしょう。

綺麗なお花がありました。

私はお線香に火をつけ手を合わせます。

その日は土曜日、私の医院では毎週土曜日になると多くのスタッフたちがおそろいのピンク色のTシャツを着て診療に当たります。

それは生前彼女が好きだった色で、1年経った今でも、私も含め全員が彼女の死を偲び、惜しんでいます。

「先生、いつか先生と一緒に現地で活動がしたいです。」

そんな彼女の言葉が思い出されます。

私が現地に出発をする朝、誰よりも早くメールで「先生頑張って下さい」と励ましてくれました。

この活動にはそんな思いも込められていると思うと、私は彼女の墓前に手を合わせ「君島、今年も頑張るからな。」と誓いました。

2017年4月7日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

ボランティア参加者募集

高校生ボランティア募集要項 医療従事者および一般 募集要項 活動についてのお問い合わせ

歯ブラシを集めよう!

  • 歯ブラシ(新品)
    ※ホテル等の使い捨てタイプも可
  • タオル・てぬぐい(新品)
    ※サイズ不問。粗品タオルも可
  • 固形せっけん(新品)
    ※液体ソープは不可
  • 鉛筆・ノート・クレヨン・色鉛筆
    ※使いかけも可
  • 夏物衣類
    ※新品衣料、洗濯済み古着

支援物資・カンパ送付先
歯ブラシ回収箱ダウンロード

メインメニュー

ブログカテゴリ一覧

ブログカレンダー

« « 2018 1月 » »
31 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 1 2 3

新着ブログ記事

新着ニュース&リリース

ボランティア活動報告(抜粋)

活動理念「四本の柱」

  • 現地での歯科医療を中心とした無償の奉仕活動
  • 歯ブラシ・タオル・固形石鹸など物資の支援活動
  • 世界の貧困問題を通じ、自らの生活を見直し「真の豊かさ」について考える
  • 次世代を担う高校生の参加により、真の国際平和と国際責献について考えてもらう

今西祐介のハロアル・レディオ

毎週金曜日21:00-22:00生放送
レインボータウンFM(79.2MHz)
http://www.792fm.com/
歯科医師でミュージシャン今西祐介がパーソナリティの歯科医療ボランティアと楽しいトーク&音楽番組

リンク