ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

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ハローアルソン活動報告会のご案内
第16回ハローアルソン・フィリピン医療アクティビティー発表の集い(御代田町)

ハローアルソン活動報告会「フィリピン医療アクティビティ発表の集い」を、平成29年3月25日(土)エコールみよたにて開催いたします。

2017年(平成29年)フィリピンにおける歯科医療ボランティア活動が2月8日~11日に行われました。
多くの皆様に支えていただき、今年も多数の高校生・中学生が参加することが出来ました。
皆様のご支援に、心から御礼申し上げます。

「人の役に立ちたい」と熱い決意を語る高校生からは、将来を担う大きなパワーを感じます。
次世代を担う高校生が、活動を通して得た貴重な体験談をお聞きいただき、「真の国際平和」「国際貢献」「真の豊かさ」について、共に考えていきたいと思います。

お忙しいとは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご家族、ご友人をお誘いいただき、会場に足を運んでください。

今年も多くの方にご参加いただきますよう、スタッフ一同お待ちしております。

日時

2017年3月25日(土)13:00~開演(12:30開場)

  • 報告会
    現地活動報告の発表、スライド上映、写真・壁新聞の展示、ミニコンサートなど。
  • 懇親会
    報告会終演後に、お食事と歓談のお席をご用意します。

場所

エコールみよた(あつもりホール)
〒389-0207 長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1901-1
電話: 0267-32-2770
地図: http://www.town.miyota.nagano.jp/category/bunnkashisetu/2146.html
 

鉄道

JR長野新幹線で軽井沢駅~しなの鉄道、御代田駅下車 徒歩約5分

佐久I.Cから15分/碓氷軽井沢I.Cから25分

協賛金

  • 報告会 1,000円
  • 懇親会 3,000円(報告会を含む)

※売り上げの全ては、ボランティアの活動資金にさせて頂きます。
※パンフレット作成の都合上、ご購入後の返金はいたしかねます。
※会場にて、未使用の歯ブラシ・タオル・石鹸を集めております。ご協力宜しくお願いいたします。

 

主催

ハローアルソン フィリピン医療を支える会(会長 林春二)

参加お申し込み

下記まで、報告会および懇親会の参加人数をお知らせください。
※お子様連れの方へ: 託児あります。ご希望の方は、お申し込みの際にお申し出ください。

お申し込み・お問い合わせ

林歯科診療所 長野県御代田町 電話: 0267-32-3613

翌日 3月26日(日)は、長野県 坂城町 上平公民館で、報告会を開催します

ハローアルソン活動報告会のご案内

カテゴリ : 
お知らせ
執筆 : 
webmaster 2017-3-17 12:00

ハローアルソン活動報告会のご案内
第16回ハローアルソン・フィリピン医療アクティビティー発表の集い(御代田町)

ハローアルソン活動報告会「フィリピン医療アクティビティ発表の集い」を、平成29年3月25日(土)エコールみよたにて開催いたします。

2017年(平成29年)フィリピンにおける歯科医療ボランティア活動が2月8日~11日に行われました。
多くの皆様に支えていただき、今年も多数の高校生・中学生が参加することが出来ました。
皆様のご支援に、心から御礼申し上げます。

「人の役に立ちたい」と熱い決意を語る高校生からは、将来を担う大きなパワーを感じます。
次世代を担う高校生が、活動を通して得た貴重な体験談をお聞きいただき、「真の国際平和」「国際貢献」「真の豊かさ」について、共に考えていきたいと思います。

お忙しいとは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご家族、ご友人をお誘いいただき、会場に足を運んでください。

今年も多くの方にご参加いただきますよう、スタッフ一同お待ちしております。

日時

2017年3月25日(土)13:00~開演(12:30開場)

  • 報告会
    現地活動報告の発表、スライド上映、写真・壁新聞の展示、ミニコンサートなど。
  • 懇親会
    報告会終演後に、お食事と歓談のお席をご用意します。

場所

エコールみよた(あつもりホール)
〒389-0207 長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1901-1
電話: 0267-32-2770
地図: http://www.town.miyota.nagano.jp/category/bunnkashisetu/2146.html
 

鉄道

JR長野新幹線で軽井沢駅~しなの鉄道、御代田駅下車 徒歩約5分

佐久I.Cから15分/碓氷軽井沢I.Cから25分

協賛金

  • 報告会 1,000円
  • 懇親会 3,000円(報告会を含む)

※売り上げの全ては、ボランティアの活動資金にさせて頂きます。
※パンフレット作成の都合上、ご購入後の返金はいたしかねます。
※会場にて、未使用の歯ブラシ・タオル・石鹸を集めております。ご協力宜しくお願いいたします。
 

主催

ハローアルソン フィリピン医療を支える会(会長 林春二)

参加お申し込み

下記まで、報告会および懇親会の参加人数をお知らせください。
※お子様連れの方へ: 託児あります。ご希望の方は、お申し込みの際にお申し出ください。

お申し込み・お問い合わせ

林歯科診療所 長野県御代田町 電話: 0267-32-3613

翌日 3月26日(日)は、長野県 坂城町 上平公民館で、報告会を開催します

医療奉仕活動

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お知らせ
執筆 : 
webmaster 2017-3-2 9:00

2017年ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア活動報告
医療奉仕活動

  2月9日 2月10日 合計
抜歯人数 196(名)   200(名) 396(名)
抜歯本数 336(本) 341(本) 677(本)
保存修復治療 103(名) 84(名) 187(名)
クリーニング 152(名) 212(名) 364(名)
歯ブラシ練習 38(名) 10(名) 48(名)
入れ歯製作 4(名) 10(名) 14(名)
投薬 2(名) 1(名) 3(名)
耳鼻科 55(名) 73(名) 128(名)
メガネ配布 96(名) 17(名) 113(名)
その他 10(名) 7(名) 17(名)
総数 656(名) 614(名) 1270(名)

私達のこれから

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お知らせ
執筆 : 
webmaster 2017-3-2 8:00

2017年ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア活動報告
私達のこれから

ボランティアは本当に不思議です。

住む場所も、年齢も職業もまるで違う初めて会った人たちが、たった数日間の中で数年来の友人のように心を通わせ、一つの目的の為に一生懸命行動します。

「誰かの為に・・・。」
私達人間は本当はとても優しく温かな心を持つ素晴らしい生き物です。

しかし、時に国境や人種、宗教や価値観、言葉や肌の色など人間が自ら作り上げたものによって残酷で冷たく悲しい生き物へて変わってしまいます。

戦争、差別、環境破壊、そして貧困・・・。

今、私達が生きるこのたった一つの星が悲鳴を上げています。

私達に何ができるのでしょうか。

私達は何をやらなければいけないのでしょうか。

その答えは実はこのたった1本の歯ブラシにあります。

皆さんが集めて下さった歯ブラシ。

この歯ブラシには様々な思いが込められています。

「誰かの為に・・・。」

自分の欲望でも自分の成功でもない、貧困の為たった1本の歯ブラシさえも買えず、痛みに耐え、大切な歯を失ってしまう子供達に心を寄せ、悲しみ、行動に移す、この歯ブラシに込められた思いこそが、この世界に存在するあらゆる問題を解決するたった一つの薬なのです。

私達はそれをこう呼んでいます・・・。

「愛」
この「愛」こそが全てを救う唯一の薬なのです。

私はこの活動を通じそれを皆さんから教えて頂きました。

自分の幸せだけではなく誰かの幸せを自分の幸せのように感じ、誰かの笑顔が自分の喜びに感じられるとしたら、この世界はきっと変わるはずです。

ボランティアは“りんご”と“みかん”です。

私達は無償の医療奉仕活動と生活物資の“りんご”を彼らに手渡します。

そして彼らは共に支え合い、毎日を笑顔で過ごし、みんなで分け与える社会の素晴らしさを私達に教えてくれる“みかん”です。

お互いがお互いの良い所を分け合い、共に支え合い、共に幸せになる。

そんな活動をこれからも目指していきたいっと思います。

是非、みなさんのご協力をよろしくお願い申し上げます。

ハローアルソン・フィリピン医療を支える会団長関口敬人

笑顔のわけ

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お知らせ
執筆 : 
webmaster 2017-3-2 6:00

2017年ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア活動報告
笑顔のわけ



 今回の活動で参加者の皆さんや高校生からとても多く聞こえてきた言葉があります。
それは現地の人たちの「笑顔」です。

「彼らの笑顔が感動できだった。」「私達の事を快く笑顔で受け入れてくれた。」
皆さん現地の方々の素敵な笑顔にとても感動されたようでした。
 しかし、ある高校生が毎晩行われる「高校生マニラ・ミーティング」の時にこんな発言をしました。
「なぜスラムの人たちはあんなに笑っていられるのだろうか。自分だったらあの環境でニコニコしながら生活などできない。」

 ボランティアには「感動」と「悲しみ」が存在しています。
 私達が現地で沢山の感動を得るその裏にはたった1本の歯ブラシさえも買うことが出来ない「悲しみの現実」があります。

 そして「貧困」という問題は私達人間自身が作り上げた最大の不条理なのです。
 
 現在、この地球には73億人を超える人間が生活をしています。誰もが幸せになり、誰もが豊かに生きる平等の権利を持っています。しかし、現実の世界はどうでしょう。
 国境、人種、宗教、言葉や肌の色・・・。全て私達人間が自ら作った価値観によって今まさに「人類の滅亡」が現実のものになりつつある社会を形成しはじめています。
 その中でいつの時代もどんな場所でも最初で最大の不幸を背負うのは「子供達」です。
 私達は自分で努力をしてこの国に生まれたわけではありません。世界中のたった10%しかいない「いわゆる豊かな国」に努力をして生まれたわけではないのです。その反対にスラムの子供たちは自ら望んで汚泥が流れ、糞尿が散乱し、異臭が漂い今日食べる事にも困窮するあの地を選んでいるのではありません。
その現実を知っている私が、あなたが、私達10%の人間がこの現実を「運命だから」といって素通りして良いのでしょうか。
  
 私達は恵まれています。
 
 教育、医療、福祉、私達日本人は誰もが一定の社会的恩恵を受けることができます。そして有り余るほどの食べ物に囲まれ、たったわずかな賞味期限でも「安全」という名のもとに凄まじい量の食糧を破棄しています。爆弾や銃声に怯えることなく清潔で温かな布団でゆっくりと眠ることができます。
 鉛筆を持ち、ノートを買い、音楽、スポーツ、芸術に小さいころから携わり、将来の夢を膨らませながら毎日を幸せに生きることができます。
 このような国は世界にたった10%しかありません。
 
私達は本当に恵まれています。

だからこそ本当は毎日を笑顔で生きることができるはずです。
 
 私は日本とフィリピンの幸せの比較をしているのではありません。
 
しかし、なぜ豊かな国の私達が貧しい国のスラムの人たちの笑顔にこんなにも感動し、悩み、考えるのでしょうか。
 それは「本当の豊かさ」とは物に溢れ、欲望が満たされ、全てが当たり前のように生きられる、そんな物質的なものでは決してないということなのです。
そして貧しさとは食べることが出来ない、学校に通えない、医療が受けられないというだけの問題ではなく、自分が辛くても苦しくても更なる人が目の前にいるならば、手を差し伸べ互いが「悲しみの分母」になることができない「共に生きようとしない」「心の貧しさ」にあるということなのです。
 だからこそ、私達日本人は全てが満たされているはずなのに「笑顔の持つ本当の意味」を知らなかったのではないでしょうか。

 私は皆さんに伝えました。

「私達は嬉しいとき、幸せな時に笑顔になります。何かを得たり、成功したり、それは欲望が満たされた瞬間でもあります。」「私達は幸せな時に笑顔になるのです。」
「しかし、スラムの人たちは何一つ満たされていない。食べ物も、仕事も、お金も。それなのにいつも笑顔でいることが出来る。」「恐らく彼らは“笑顔の持つ本当の意味”を知っているのでしょう。」「それは貧しい暮らしの中でもいつも家族や友人、地域で支え合って悲しみを共有する大切さを生活の中から学んできた。だからこそ、幸せになるためには笑顔でいること。笑顔が幸せをいつか運んでくれると信じているのでしょう。」「彼らは笑顔でいるから幸せになれる。」と考えているのです。

2017年ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア活動報告
活動場所詳細
2月11日 : カビテ市 バランガイ サラマ・マルケス



物資配布人数 500名
(歯ブラシ20本・タオル2枚・固形石鹸2個・お米2キロ)

この地区は私達が10年以上支援を続けている地区です。

ここには毎年最終日に物資配布に訪れ、各支部の高校生が集めた物資や募金、バスケットボールなどを寄付します。
栃木県から参加をしてくれた栃木県立黒磯南高等学校からは生徒会が中心となり、街頭募金活動で得た募金やバスケットボールを沢山寄付してくれました。
会場にバスが到着するとすでにそこには沢山の人たちが私達を待っていてくれました。
住民たちの中には私達の存在をずっと覚えていてくれた人たちも多く「また今年も来てくれてありがとう。」と皆口々に感謝してくれました。
ここでは高校生たちによる「歌のプレゼント」もありました。今年の曲は「上を向いてあるこう。」です。

この曲の歌詞にこんな言葉があります。

幸せは雲の上に・・・・幸せは空の上に・・・・」

私達は同じ雲、同じ空、そして同じ地球で暮らしている同じ人間です。
貧困はその同じ人間同志自らが作り上げた問題です。
4日間一生懸命活動をした高校生たちの歌声が会場に響き、いつかこの歌のように世界中の同じ空の下で暮らす人々にハロアルの思いが届くことを願いました。

2017年ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア活動報告
活動場所詳細
2月10日  :  Brgy. Zone 89 paco area (バランガイ パコエリア)



医療奉仕活動 2日目
患者総数  614名 (耳鼻科73名)


この地域はパコと呼ばれている地域でマニラの中でも大変大きく約100万人の人たちが住んでいます。

その中にあるここのバランガイにはおよそ2,500人が生活をしています。
住民達は主に建築作業員を生業とし、一日約400P(日本円800円程度)の収入で食事は一家5人で一日2回程です。お米のご飯の他におかずが1品、もしくは2品あれば良い方だと話していました。
この地域で病気になった場合は死に至るまで我慢をするか、よほどの場合ではない限り病院にはいくことはできません。薬が有料のため、住民達は限界まで我慢せざるを負えません。
そして歯が痛くなった時は塩を入れたお湯でうがいをして我慢をするそうです。
 この地域は事前に600人分の治療チケットを配布してあります。現地のスタッフが半年前からこの地区に住む全世帯を調べて最も貧しい家庭から600人を優先的に配布しました。
 AM9:00 治療が開始しました。
しかし、昨日とは違い治療会場にやって来る人数がとても少なく、あまり入口ゲートに住民が集まっていません。
確かに600人分は配布され、時間の許す限りいつでも治療ができるように追加のチケットも用意されていたのに大変です。
少しずつ時間が過ぎていきます。会場の皆さんも少し拍子抜けしてしまいました。
それを見た現地統括責任者の今西先生が現地のリーダーに確認をすると現地スタッフから私達にとって意外ともいえる答えが返ってきました。
 「まさかここで無料の歯科治療など受けられるはずがない。しかも日本から何でわざわざここに来るんだ。ましてや無料で治療ができて、そのうえ歯ブラシやタオルまでもらえるなんて。そんな馬鹿な話はない。」と住民達は口々に言っているとの事でした。
 
しかし、一人、二人と治療が終わり住宅エリアに帰ったのでしょうか。その人達が治療の話を聞いて、「どうやら本当に治療をしてくれるらしい。」と他の住民達に言い回ったようです。
治療開始2時間後ぐらいになると、ゲートの外に急激に沢山の人だかりができ始め、午後には数百人の人たちが治療を待つようになりました。
 
この地区は地元ボランティア団体から不定期ではありますが年に1~2回程度食料などの支援を受けていますが、医療活動は勿論の事、海外からの支援などは今回が初めてでした。
その為、活動中、地元テレビ局、新聞社なども取材に訪れ、後日、地元の新聞に写真入りで大きく報道されました。
しかし、もっと徹底した住民への呼びかけがあればもっと多くの人たちの治療ができたかもしれません。
正午、昼食の休憩が終わり再び治療が開始されます。広報担当のシンギさんが大きな声でみんなを鼓舞します。
「今年の医療活動もあと数時間しかありません!みんな全力で頑張りましょう!!」
入口のゲートには沢山の人が並んでいます。
治療開始時とは真逆な光景です。
私の所に一人の男性がやってきました。「先生、入れ歯を作って欲しい。」
お口の中をみると、上下の歯がありません。「入れ歯は高くて到底作れない。ここに来たら入れ歯を作ってくれると言っていた。」
確かに、今回も3名の歯科技工士が参加をしてくれました。しかし、もう既に今回の入れ歯製作の受け入れは終了していました。活動時間内に全ての人たちに入れ歯を作ることはできません。
私は事情を説明して彼に物資を手渡しました。彼は「分かりました、ありがとう。」と言ってにこやかに帰って行きました。
私はその笑顔が今でも忘れられません。悲しそうな、残念そうな・・・・。
私達ハローアルソンの治療チケットはいつの頃からか現地では「神様のチケット」と呼ばれるようになりました。
一生に一回の治療・・・・もう二度と受けることが出来ない治療・・・・。
しかしたとえそのチケットを手にしていたとしても、全ての人たちが満足のいく治療を受けることができるとは限りません。
それは器具、材料の問題であったり、継続的な時間の問題、そして、当日の活動時間の問題など様々な理由がそこにはあります。
特に入れ歯の製作は限られた器材、時間、人数の中でその日のうちに全てを完成させなければなりません。
その為、「義歯ブース」での3人の歯科技工士はそれこそお昼の休憩もとらずにお弁当を食べながら黙々と入れ歯を作ってくれました。
しかしそれでも全てを受け入れることはできません。
「もし・・・・・があったら・・・・」
私はこの言葉を今まで何度つぶやいたことでしょうか。しかし、現実はとても残酷です。
恐らくあの男性は一生涯「しっかり噛む」ということはできないでしょう。
 もうすぐ今年の医療活動が終わりを告げようとしています。
 私の前に最後の患者さんがやってきました。1270人目の患者さんです。
 そして今年最後の患者さんもまた「抜歯」でした。切なさをこらえ私はカルテにチェックをします・・・・。

2017年ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア活動報告
活動場所詳細
2月9日  :  UP campus puck libis (フィリピン大学敷地内スラム)



医療奉仕活動 1日目
患者総数   646名 

この地域は「フィリピン大学」の周辺に形成されたスラムです。

広大な大学の敷地内に人々が無断で住居を立てたり、今は劣化したために使用されなくなった大学職員のための古い住居を無断で利用し、生活をしている人たちが一つの集落を形成しているスラムです。
ここのスラムの住民たちの主な仕事は「バスケットボール」で使用する「ネット」や漁業に使用する網を手作りで作りながら一日約495P(日本円900円)程度の収入で生活をしています。
目の前にはフィリピン国内でも大変有名なフィリピン大学が見えますが、その周囲はとても貧しいエリアが広がりまさに貧富の格差を象徴するような場所の一つです。
そしてこの土地はいわゆる「不法占拠」の為、行政や大学側から突然撤去命令を言い渡されても彼らにはどうすることもできません。

AM9:00
治療会場には早朝から長い列ができ私達の活動の開始を沢山の人々が待ちわびていました。現地統括責任者今西先生の号令で手際よくみんなが各ブースの準備をします。
今回はこの集落の中にあるバスケットコートを治療会場として利用します。
111名の参加メンバーがみんなでバスから一斉に荷物を降ろしていきます。
会場には現地スタッフが用意してくれた木やプラスチックの机やイスをみんなで手際よく並べ、ハロアル診療所の開設を始めます。

消毒ブースには沢山の「抜歯器具」が並べられます。13年前、わずか6人程で訪れた時、道具という道具はほとんどなく、全て自院からの持ち出しでこのフィリピンにやってきました。私は机いっぱいに並べられた器具、薬品をみて思わずあの頃を思い出していました。
この光景一つを見ても本当に沢山の方々のご協力のお蔭だと心から感謝しました。

全ての準備が終わり、その「消毒ブース」に医療関係者たち全員が呼ばれました。
会長 林 春二 先生がこれからの治療にあたり諸注意を伝えます。
そして全員が輪になり手を握りあいます。
「思いを一つにしましょう。私達の技術、知識、情熱で安全に、怪我なく、一人でも多くの患者さんの為に尽くしましょう。」
中心には兵庫県から毎年参加をしてくださる 菅原歯科医院 の菅原先生が最後の気合いの掛け声をかけて下さいました。「頑張るぞー!」「オー!」
会場中に響き渡るみんなの声が今年の医療奉仕活動のスタートの合図となりました。

もうすでに入口のゲートには沢山の人たちがカルテを持って並んでいます。
私は今年も「検診ブース」を担当しました。
このブースはすべての患者さんのお口の中をチェックし、本人が治療する場所、優先するべき治療、それらを一人一人に話、各ブースへ振り分けていくため、言い換えればこの「検診」によって一人のお口の中の今後が決まってしまうとても重要なブースです。

私の目の前に小さな女の子がやってきました。カルテを見ると「8歳」と書かれています。「どうしたの?」「どこが痛いの?」と尋ねると左の奥歯を指さします。
それは既に半分以上崩壊した6歳臼歯、最初に生える大人の歯でした。その歯は黒く茶色く変色し、歯ぐきは化膿しはじめています。「どうしたいの?」と尋ねると「痛いから抜いてほしい。」と小さな声でつぶやきます。その声は震え、目は少し潤んでいます。私はカルテに「抜歯」を選択し、「患者誘導係」の担当の方に「抜歯ブース」へ案内してもらいました。

次々と患者さんが各治療ブースに移動していく中、高校生たちも少し緊張しながら一生懸命取り組んでいました。特に、抜歯ブースでは泣き叫ぶ子供の手を握りながら「カヤモヤン」(頑張って)と叫びながら励まし、自分の無力さと世界の貧困の現実を肌で感じます。

2017年ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア活動報告
活動場所詳細
2月8日 : Brgy . Tanbo Paranaque (バランガイ・タンボ・パラナック)



物資配布人数・・・・600人

 この地域はマニラ市の商業地区の中心地に位置し、市内に通じる主要道路のわきに無数に入り組んだ路地によって形成されたスラムです。

 目の前には工事中の大きな道路や高層ビルの建設風景が見られます。昨年私がこのエリアの視察に来たときには見られなかった風景です。行き交う車の多さと急速に街が変わっていく様子、正にフィリピンの変革を肌で感じるエリアです。

このエリアには約80,000人の人たちが生活をし、主に土木作業員などの仕事をしながら一日300p(日本円で約600円程度)の収入で生活をしています。

このエリアで怪我や病気になった場合はここのリーダーから「貧困証明書」を発行してもらい、近くにある「宝くじ振興会」のような会社が資本提供している無料のヘルスセンターに行くそうです。
しかし、その病院では診断は無料でもそれにかかる薬代は全て有料の為ほとんどの住民が満足な薬を手にすることができません。

ここでは高校生たちが皆さんから頂いた物資をお一人、お一人に手渡しで配布しました。
この物資をもらえる人たちは事前に地元バランガイ(集落)のリーダーやマニラロータリークラブのメンバーがこのエリアで最も貧しい家庭を調査し、下から600世帯を選びました。

物資が入った袋を手にした瞬間、皆さん本当に嬉しそうに笑います。

私がある女性に「このお米は今日食べますか?」と尋ねると「3日ぶりにお米が食べられます。」と言っていました。

フィリピン国内の変化

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お知らせ
執筆 : 
webmaster 2017-3-2 1:00

2017年ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア活動報告
フィリピン国内の変化



 大統領が変わり劇的に変化を遂げるフィリピン。
 私が初めて参加をした13年前は約8000万人程度の人口も2014年には1億人を突破し、現在アジアで最も高い経済成長率を誇る国へと変化を遂げています。
そして日本でも報道されている通り、新大統領の過激とも言える「麻薬犯罪撲滅」のための様々な政策の効果がはっきりとわかるほど、今回私が今までに訪れた中でも最も治安が良く街には至るところに警察官の姿を目にしました。
その反対にあれほどいたホームレスやストリートチルドレンの姿はほとんど見ることはありません。
 もともと、彼らは地方からマニラに職を求めてやってきます。しかし、全ての人たちが満足な仕事に就くことができません。
そしてやむなくホームレスやゴミを拾って生活する「スカベンジャー」となり生活をするしか生きる術がなくなっていきます。
そして両親や兄弟とも離れて生きるストリートチルドレンたちも、一晩中街に立ち、物乞いをして何とか今日を生きぬいてきたのです。

 その彼らに対し政府は「街の治安維持」「街の浄化」の為にまず彼らの徹底的な排除を実施し、もとの地域に帰るように日々管理しながらさらに罰則や時には留置所や刑務所への収監も辞さないほど厳しい処置を行いました。
 
特に街の中心地に存在していた大規模なスラムは人々の生活の拠点となっていましたが反対に最大の麻薬犯罪の温床ともなっていました。
その為、数千人、数万人規模のスラムは取り壊され、数百人程度の小規模なスラムが点在するようになったことから、現地スタッフたちのボランティア支援も街の浄化と共に大変難しくなってしまいました。
 また、「麻薬犯罪撲滅」により街の治安は改善さていく一方、現実にはその「麻薬・薬物」の犯罪によって利益を得て生活をし、家族を養っていた人たちにとって厳しい当局の政策は彼らの生活を一変させ、貧困層の生活はさらなる困窮を極めていったのです。
 
私達が訪れたスラムも同じで、目の前には現在のフィリピンの経済成長を象徴するような高層ビル、高層マンションの建築ラッシュが見られる一方、その恩恵にあやかることが出来ない最貧困層の人たちの生活は以前と何も変わらぬままでした。

ボランティア参加者募集

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ボランティア活動報告(抜粋)

活動理念「四本の柱」

  • 現地での歯科医療を中心とした無償の奉仕活動
  • 歯ブラシ・タオル・固形石鹸など物資の支援活動
  • 世界の貧困問題を通じ、自らの生活を見直し「真の豊かさ」について考える
  • 次世代を担う高校生の参加により、真の国際平和と国際責献について考えてもらう

今西祐介のハロアル・レディオ

毎週金曜日21:00-22:00生放送
レインボータウンFM(88.5MHz)
http://885fm.jp/
歯科医師でミュージシャン今西祐介がパーソナリティの歯科医療ボランティアと楽しいトーク&音楽番組

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