ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

ブログ - 201806のエントリ

祐介先生こんばんは。

 フィリピンボランティアご苦労様でした。

この時期のフィリピンは、雨が多くて大変だったでしょうね。

何はともあれ無事に帰国おめでとうございます。

 先日、長野県岩村田高校の小岩井先生がお嬢さんに頼まれたと言って、ダンボールいっぱいのタオルを届けてくれました。

今年岩村田高校に報告集を沢山届けましたので、それを見てくれたようです。

2017年版、2016年版の報告集も持って帰ってもらいました。

欲をかいてはいけないかもしれませんが、在校生からの参加申し込みがあればいいなと思っています。

今週はハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2016と2017に参加してくれた日本歯科大学新潟校の2年生になった茉耶さんからのメールを紹介します。

・・・・林先生ご無沙汰しております。

2年にあがり学校生活にも慣れてきました。

私は林先生がなさっている「訪問診療」にとても興味を持ちました。

さらに大学でも先生から声をかけていただき、訪問診療に関することを学ぶクラブに入りました。

そこで私は(Student Clinician Research Program )という学生が主体となって研究を行い、学会発表をするという会の代表に選ばれました。

(日本歯科医師会の主催している歯学生の研究発表会で各大学により選抜された歯学部の学生1名が出場し持ちブースで審査員への説明および質疑応答をすべて英語を使用して行う。

優勝者は、日本代表として、アメリカで開催されるADA年次大会中に開催されるSCRP大会に参加する。

)それを林先生に伝えたくて連絡しました。

こんな大きな代表になることは、正直とても不安で自分に出来るかどうか引き受けた今でも心配になります。

林先生何かアドバイスをいただけませんか?ハロアルで学んだことをこの機会に是非生かしたいのでお願いします。

・・・・というものでした。

茉耶さんは現在歯科大学の2年生ですが、彼女が今の場所にたどり着くまでは大変な思いをしています。

小学校・中学校を満足に学校に通えませんでした。

いわゆる「いじめ」です。

そして高校に進学しますが、そこでも登校できずに、悔いの残る高校生活になってしまいました。

そんな時友人に誘われ、ハローアルソンの活動に参加する道が開けました。

しかしフィリピンへ行く許可が出てから最低5回の事前研修を受けなければならないのですが、体調がすぐれず、その上に精神的にも追い込まれてしまい新潟支部長の羽尾先生や事務局長の市川さんの親身な指導で、初めてのフィリピン医療ボランティア2016に参加することが出来ました。

その時の報告集に載せた感想文は「恵まれ人」というタイトルで書いてくれました。

選択する自由が当たり前、それならば私は険しい道を選びます。

スラムの人達の人生とイジメに遭ってうまくいかなかった自分の人生を重ね、たいへんな 環境の中で力強く生きるスラムの人から見ると自分は「」と気づき、この活動によって大きな力をもらい奮い立たされたと結んでいました。

 その茉耶さんが大学では生き生きとやっていることに喜びを感じます。

出来るならば私が診療が出来る間に一緒に診療をしたいと思います。

頑張れ茉耶さん!ハロアルの仲間が心から応援しています。

2018年6月29日 医学博士・歯科医師 林 春二

レインボータウンFM「今西祐介のハロアル・レディオ」2018年6月29日は、モデル 雄城さん がゲスト出演しました。

祐介先生こんばんは。

4年に一度のサッカーワールドカップが始まりました。

先日はコスタリカに勝利、日本選手の頑張りよかったですね。

オリンピックの時もそうでしたが、スポーツの祭典は沢山の人達が一気に盛り上がります。

いつもこうした楽しみだけならいいのですが、そうは行きません。

どんなに楽しい時でも、朝になれば太陽が上がり夕方になれば太陽が沈みます。

太古の昔から今に至るまで、変わることなく繰り返されています。

今月に入って千葉・群馬・大阪と地震が続いて起こり、ついに大阪では死者が出てしまいました。

水道管が破れ水道水が吹き出している光景は、大自然の力をまざまざと感じさせられます。

災害地の皆様、力を落とさないで頑張ってください。

心より皆様の奮闘をお祈りしています。

今月も半ばを過ぎて“ハロアル2019”の活動に参加したいという高校生から申し込みが届き始めました。

今回届いたのは、新潟県妙高市在住の高校生と、今年の活動2018に参加してくれた長野県田辺希さんの後輩で医師を目指している高校生です。

彼には私達がやっているフィリピンのスラムに住む人達の治療を通して医師とはどうあるべきなのか、私達が社会人としてどう見えるのかを考えてもらえたらうれしいです。

ハロアルの活動は医者や歯医者だけの活動ではありません。

あらゆる職種の人達や高校生が協力してスラムの人達に喜んでもらうための活動です。

そしてその活動で使うハブラシ・タオル・石鹸は、医師や歯科医師の皆さんも協力してくれますが、現在集まっている中のほんの少しです。

その何十倍どころか何百倍もの物資は、私達の周りにいる医者や歯医者でない人達からの協力で集められています。

中には5歳の幼稚園児も協力してくれています。

そして一緒に参加してくれる高校生には一人に対して、8万円の補助をしていますが、そのほとんどがこの人達からの支援によるものです。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアというと、フィリピンのスラムに行って無料の歯科治療をすることだけだと思っている人もいるかと思います。

実はハブラシ・タオル・石鹸などの生活用品の支援であったり、日本中で協力してくださる皆さんの優しい思いやりを届ける活動でもあるのです。

毎年現地では数万点どころか数十万点に及ぶ物資を一人ひとりに渡すために現地でハブラシ20本ずつ、タオル3枚に石鹸1個の包みを作るのですが、当日集まってくる人数によっては、せっかく数えて作った包みを壊して歯ブラシを半分にしなければならないこともあります。

この時一緒に行っている高校生は不満な顔をしないで汗を流しながら新しい包みを作ってくれます。

こうしたやりくりが、日に二度も三度にもなることがありました。

それでも全く不平や不満をいう高校生はいません。

大人の皆様なら「何でせっかく作ったのをやり直すのだ」とか、「やる前にちゃんと計画してくれ」と不平不満が出て、素直に行動に移せません。

私達が高校生に期待しているのは、こうした“縁の下”の力がボランティアに必要だということを私達大人に教えてもらいたいのが理由の一つです。

2018年6月22日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは

突然ですが、ここでリスナーの皆さんにご報告させていただきます。

明後日24日からハローアルソン・フィリピン医療を支える会団長の私関口と、現地統括責任者今西先生、器材担当木本先生、加藤先生、の4名でハロアル特別プロジェクトとして、現地マニラ・ロータリークラブリーダー・リッキー氏と共に今までとは全く違ったエリアへ無償の歯科治療と物資の支援を行ってまいります。

これは約4年前から私とリッキー氏との間で今後のボランティア活動の方向性やお互いの考え方を話し合っているうちに、彼がこんなことを言っていました。

「セキ、私たちがこのミッションで今最も大切にしていることはあなた方日本チームの安全です。

ここ数年あなた達はとても人数が多くなりました。

それはフィリピンの人たちにとってとても喜ばしいことで心から感謝をします。

しかし、それは同時に私たちの活動の範囲を限定するものでもあります。

移動時間や活動場所、人数、衛生面、すべてにおいて今まで以上に準備と調査が必要となり、それによってこの活動に適した地域を選択していきます。

それはとても確実な方法でもありますが、言い換えれば、本来ならばもっと支援を必要としている地域に行くことができないということにもなります。」

実は私もここ数年活動が大きくなるにしたがって、喜びと、どこか私自身ジレンマのようなものを感じていました。

この活動は4本の柱という活動理念を掲げています。

無償の歯科治療、生活物資の支援・自分自身の生活の見直し、そして高校生の参加です。

現在、100名を超す参加者に恵まれ毎年2月は本当に素晴らしい活動を行っています。

そして50名近い高校生が毎年沢山の感動を与えてくれ、ボランティアを通じ大きく成長してくれています。

しかし、本来、この活動は「たった1本の歯ブラシさえも買えない子供たちの為に」、祐介先生が出会ったわずか10歳の男の子のアルソン君の前歯4本を抜かなければならない壮絶な現実を少しでも皆さんに知っていただくために、始まった活動です。

それが、いつしか会が大きくなり、その内容も少しずつ変化していく中で、現地の人たちの本当の願いを受け入れることができなくなってしまった部分も生まれてしまいました。

ボランティアには正解も失敗もない。

私はそれならば、自分のできる範囲で、何か新しい取り組みをしたいとずっと思っていた所、今回4年の準備期間を経て、ハローアルソンの"H"とロータリークラブの"R"を取り、H&R PEACE PROJECTを立ち上げました。

今回マニラから片道12時間以上をかけて私たち4人と現地スタッフで途中車を下車し山道を登りながら全く医療や教育を受けることができない最貧困層の村に支援に行ってまいります。

活動の詳細につきましては後日ご報告させていただきます。

今サッカーで日の丸を胸に日本の若き侍が一生懸命頑張っています。

私もハロアルの魂を胸にしっかりと頑張ってこようと思います。

2018年6月22日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

レインボータウンFM「今西祐介のハロアル・レディオ」2018年6月22日は、音楽ユニット SURFACE 椎名慶治さん、永谷喬夫さんがゲスト出演しました。

祐介先生こんばんは  いよいよ4年に一度のサッカー・ワールドカップがロシアで開催されましたね。

基本的に私はサッカーにあまり興味はありませんが、やはり日の丸を背負い国の威信と誇りをかけて戦う日本選手団を応援せずしてなにが日本人だ!ということで、この時だけは、にわかサッカーファンになってしまいます。

しかし、報道を見ていると、何やら代表選手の選考やら監督の電撃解任やらで、色々な人たちが一億総ツッコミをいれていますが、そもそもこの本大会に出場できるのは全世界でたった32か国、予選にいたっては開催国ロシアを除いてなんと208の国と地域の中から勝ち取った切符なのです。

彼らの活躍がなければ、このような気持ちにさえならないのですから、まず、我が国の選手たちを誇りに思い、どんな結果になるにせよ最後までみんなで応援しようではありませんか。

よくこのワールドカップを「武器を持たない戦争」という表現をしますが、以前、旧ユーゴの世界的プレイヤーで日本でもおなじみのストイコビッチ選手がこう言っていました。

「サッカーを戦争に例える人間は本当の戦争を知らない」1991年から約10年間にわたり勃発したユーゴスラビア連邦解体による内戦紛争に巻き込まれた世界屈指のサッカー選手の言葉本当に奥が深いと感じます。

戦争は大好きなサッカーでさえも奪ってしまうということを私たちは知っているにも関わらず、人間は幾度となく戦争という愚かな過ちを繰り返してしまいます。

今、世界では二つの国の代表の言葉一つ一つに注目が集まっています。

史上初の米朝首脳会談が行われ、平和への第一歩か、それとも何も進展のないままなのか。

そして我が国では「拉致問題解決」という最も大切な問題に一筋の光明が差し始めているかのように思われます。

一方では、この機会を逃せば永久に解決することができないとまで言われ、もちろん、森カケ問題も重要でしょうが、正直私には現在の安倍総理以外にこの問題を解決できる政治家は存在しないと思います。

現、野党第一党の某国対委員長の大先生などは以前、「北朝鮮には戦後補償も何もしていないのだから、そのことをセットにせず9人、10人帰せ、ばかり言ってもフェアじゃない」と一体どこの国の政治家かと疑わざるを得ない発言までする大先生までいらっしゃいます。

ある新聞のコラムに拉致被害者横田めぐみさんのお母さんがめぐみさんに宛てた手紙が掲載されています。

その冒頭はいつも「めぐみちゃん、こんにちは」から始まります。

幼子を連れ去られたあの時からずっと「めぐみちゃん、めぐみちゃん」と呼び掛けているそうです。

そして、今回の会談で拉致問題が取り上げられた際でも「喜び勇のではなく、嘆き悲しむのでもなく、常に真ん中の心でいる」とおっしゃっていました。

40年間、拉致という「国家犯罪」を解決できないこの国に計り知れない落胆を抱きながらも、それでも希望を捨てずに日々生きてこられている方々の思いを決して忘れてはならないと思います。

2018年6月15日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは。

先週はハロアルレディオに出演させてもらいありがとうございました。

生番組で祐介先生と時間を共有していると1時間がアッと言う間に流れ、もうおしまいかと思うほどでした。

本来は「歯と口の健康週間」ということでしたので、もっと「健康」について語らなくてはならなかったのに、どうしても「ハロアルフィリピン医療ボランティア」について話が進んでしまい失礼しました。

そもそも「健康」というのは、肉体的に問題が無いだけでなく精神的にも経済的にも社会的にも問題が無いことです。

言い換えるとそれぞれが不自由なく他と調和し、それぞれが独立していても、集合したとしてもバランスよく機能している状態、あるいは機能していることだと思います。

歯と口については「歯」が欠けたり、う蝕や歯周病になっていないだけでなく、顎の関節や下顎を動かす筋肉ともバランスがとれ、不自由なく使える状態を言うのだと思います。

では身体全体の健康とのバランスについてはどうでしょうか。

私達はこの様々なパーツには目が行きがちですが、お互いのバランスについてはどうしても忘れがちです。

ことに身体の健康を考えると身体に不都合が無いだけでなく、他の組織や環境とよく調和しているかというとそうとは言えないことも多いと思います。

最近スポーツ界で危険な行為で、相手に怪我をさせてしまった事例がありました。

「スポーツマンとしての倫理観」を疑うような側面があったのだと思います。

しかしそれ以上に指導者の無責任さはどうでしょうか。

学生を育てる人としての倫理観があったとはとても思えません。

人を育てるのですから優しい思いやりのある言葉や行動が必要だと思うのです。

それを暴力的な行為やパワーハラスメントをしていたのでは、人はついて来ないと思います。

指導者としてのバランスがあまりにも偏っていたということです。

ここ数回のハローアルソン・フィリピン医療ボランティアに参加した高校生の感想文を読んでいて気がつくのは「かっこいい大人の姿」、あるいは「自分が大人になったらハロアルの先生達のような大人になりたい」と書いている高校生が多いことです。

関口団長や今西先生が、高校生達の指導者として立派だということです。

これこそが指導者としてあるべき姿なのです。

今スポーツ界で起こっている暴力的な反則行為を起こしてしまう学生や、パワーハラスメントで練習さえ出来ないオリンピックの金メダリストがいるという現実は、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアをやっている人にはとても理解できません。

恵まれないフィリピンのスラムの人達の応援を通して人間としてやらなければならないこと、には優しく思いやりをかけること、そして自分に対してはどこまでも厳しく謙虚な行動が取れる人になることを教えてもらっています。

この活動をする人は誰からも好かれ、誰からも目標にされるような人になってしまいます。

教育者の皆さんもぜひ参加してみてください。

2018年6月15日 医学博士・歯科医師 林 春二

レインボータウンFM「今西祐介のハロアル・レディオ」2018年6月15日は、シンガー IBUKIさん がゲスト出演しました。

言動一致

カテゴリ : 
ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2018-6-8 14:00

祐介先生こんばんは。

今週はハロアルレディオに生出演です。

どんな話になるのか今から楽しみです。

そもそもこの「ハロアルレディオ」は、フィリピンのスラムに住む10歳の男の子アルソン君の生えたばかりの前歯4本を抜くことになったときの衝撃的な出会いから、二度と再びこういう子供が出ないようにという祐介先生の考えの出来た番組です。

スラムの人達はその日食べるお米も無く、お金も無い人達です。

そのため病気になっても病院に行くことさえ出来ません。

病院は無料で診てはくれますが、薬代は自分で払わなければなりません。

そのためお金の無いスラムの人達は病院に行けないのです。

もちろん歯が痛くても治療を受けられません。

歯が痛くなったら、こめかみをこすって「痛いの痛いの飛んでいけ」と痛みが去るのを待つか、海水を温めて我慢するだけだと言います。

こういう人達にとってハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは治療を受ける唯一のチャンスなのです。

いつの間にかこのチケットを「神様のチケット」ととても喜んでくれるようになりました。

現在の日本でも同じようなことが起こっています。

経済的格差が広がって、窓口負担が大変なために痛みが止まったら、その先の治療を受けないで中断してしまう人が歯科では51%、医科では35%、医科歯科あわせると41%もいることが全国保険医協会連合会のアンケート調査で分かりました。

これは経済力が小さくなる高齢者や障害を持つ人、あるいはシングルマザー世帯、生活保護を受けている人に顕著に表れています。

これは医療や福祉に関わる患者負担が大きくなると、経済力の無い人達にとって個人の力では中断するしか対応策が無いということを物語っているのです。

今の日本にはこういう現実があるのに、社会福祉に関わる予算をどんどん削っています。

その反対にここ数年軍事費はどんどん伸びているのです。

軍事費を0にすべきだとは思いませんが、生活力の落ちている人達にとっての社会保障費もとても大切です。

この意見が関口団長と私の意見が真っ向から反対だと受け取られたのかもしれません。

こういう現実を捉えた上で国を守るために必要な国民のための社会保障費まで削りながら「もり・かけ」問題のように、わけの分からない莫大なお金を使ってしまうことが問題なのです。

一年以上もこの問題をやっているのだから、早く終わりにして他の議論をしろという意見もよく聞きますが、その意見もよく判ります。

しかし私は一人の人間として、命を引き換えにされている人がいる以上これを無視することは出来ないのです。

こういうわけの分からないやり方をする人達が「憲法改正」を唱えても、多くの国民は納得しないでしょう。

政治家は一般の人達より「言うこと」と「やること」に心を配らなければならないのだと思います。

つまり「言動一致」しなくては、この国を支えている国民を不幸にしてしまうからです。

2018年6月8日 医学博士・歯科医師 林 春二

林先生、祐介先生、こんばんは

今週は6月4日から始まった「歯の衛生週間」にちなんで、ハロアル会長 林春二先生がゲストですね。

祐介先生には何度もお願いしているのですが、ぜひ、今度11月8日の「いい歯の日」には林先生とご一緒させてください。

よろしくお願いします。

さて、私たちハローアルソンも来年の活動で14回目を迎えます。

14年前、私たちは日本でこれほど「歯の大切さ」を訴えながらも、フィリピンのスラムでは継続的治療や器材、材料などの様々な理由から、痛みを取る最後の手段として、沢山の人たちの歯を抜かなければならない現実に出会いました。

そして、慢性的栄養不良のスラムの子供たちがたった1本の虫歯の菌によって、全身に影響を及ぼし、命を失ってしまうことを知りました。

そこで私たちはその虫歯を作らせない最大の予防である「歯磨き」を子供たちに教えることで、「たった1本の歯ブラシでも命を救うことができる」ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアを立ち上げたのです。

当初、林先生を中心にわずか20名足らずのメンバーでスタートしたこの活動は、今では100名を超す現地参加者に恵まれ、年間2000本程度の歯ブラシも、現在数万本を超えるまで皆さんからご協力をいただけるようになりました。

そしてハロアルの最大の特徴でもある「高校生」たちの参加も今までで400名近い若者たちが現地活動に参加をし、様々な経験、思いを胸に社会に飛び立ってくれました。

林先生、祐介先生、私は今まで一度たりとも14年前初めて訪れたスラムの地で、抜歯をしたあの日のことを忘れたことはありません。

日本では治せる歯に抜歯器具をかけ、自分自身を納得させるように次々と抜いてしまったあの日。

私にとって一人の歯科医師として、そして一人の人間として、何をしなければならないのかを真剣に考えるきっかけとなった日でした。

ある年ではあまりの子供たちのお口の悲惨さに涙し、ある年では隣で祐介先生と二人で抜歯担当となり、治療会場中に響き渡る子供たちの鳴き声に心を痛めました。

そして、数えきれないほどの歯を抜き、歯科医師として、ハロアルとしての未熟さを痛感しながらも「サラマッポ・ありがとう」と血の付いたガーゼを噛みながら何度も感謝をする現地の人たちの笑顔に心がさいなまれました。

そしてそのたびに日本に帰り自分の診療所の患者さんを見ながら「決して歯抜くまい」と誓いながらも、未だ未熟な自分の技術に反省する日々です。

しかし、そんな中でも「先生頑張って」と、今日も数本の歯ブラシを輪ゴムにくくりコツコツと沢山の患者さんが物資を持ってきてくれます。

私は歯科医師として「医療」を通じ患者さんの健康を支えていますが、実はその原動力となるのはやはりこの医院に足を運んで下さる患者さんであり、そして、一人の人間として心の在り方を示してくれているのはフィリピンの貧しいスラムの子供たちの存在のおかげです。

「医療人である前に一人の人間であれ」林先生から頂いたこの言葉を胸に14年前の初心を決して忘れずこれからも頑張っていこうと思います。

2018年6月8日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口 敬人

ボランティア参加者募集

高校生ボランティア募集要項 医療従事者および一般 募集要項 活動についてのお問い合わせ

歯ブラシを集めよう!

  • 歯ブラシ(新品)
    ※ホテル等の使い捨てタイプも可
  • タオル・てぬぐい(新品)
    ※サイズ不問。粗品タオルも可
  • 固形せっけん(新品)
    ※液体ソープは不可
  • 鉛筆・ノート・クレヨン・色鉛筆
    ※使いかけも可

支援物資・カンパ送付先
歯ブラシ回収箱ダウンロード

メインメニュー

ブログカテゴリ一覧

ブログカレンダー

« « 2018 6月 » »
27 28 29 30 31 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

新着ブログ記事

新着ニュース&リリース

ボランティア活動報告(抜粋)

活動理念「四本の柱」

  • 現地での歯科医療を中心とした無償の奉仕活動
  • 歯ブラシ・タオル・固形石鹸など物資の支援活動
  • 世界の貧困問題を通じ、自らの生活を見直し「真の豊かさ」について考える
  • 次世代を担う高校生の参加により、真の国際平和と国際責献について考えてもらう

今西祐介のハロアル・レディオ

毎週金曜日21:00-22:00生放送
レインボータウンFM(88.5MHz)
http://885fm.jp/
歯科医師でミュージシャン今西祐介がパーソナリティの歯科医療ボランティアと楽しいトーク&音楽番組

リンク