ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

ブログ - 201905のエントリ

祐介先生こんばんは

神奈川県川崎市で起きた19名もの人たちを刃物で殺傷した事件が連日報道されています。

本当に痛ましい限りですね。

通勤通学途中を狙ったこの事件は、小学校6年生の女児と外務省に勤務されていた大変優秀な男性が亡くなり、犯人もその場で自ら命を絶ちました。

もはやこの日本において、子供たちを取り巻く環境には安全という言葉が当てはまらなくなってしまったのでしょうか。

朝「行ってきます」と家を出て、いつものように同級生らが待つバス停に向かい、にぎやかな子供たちの笑い声が聞こえる、そんな日常が一人の狂気的な蛮行によって2名もの尊い命が失われました。

犯人死亡という結末はその動機を明確にする手立てを失ったことで、現在様々な専門家が分析されていると思いますが、失われた命はもう二度と取り戻すことができません。

一命を取り留めた子供たちも、それを目撃した子供たちも心と体に深い傷を負ったことでしょう。

亡くなった方々のご冥福と、一刻も早く子供たちに平穏な日々が戻ることを心からお祈りさせていただきます。

さて、祐介先生、私たちハローアルソンもいよいよ6月に入り、来年度のハロアル 現地活動参加高校生募集の締め切りまで約2か月となりました。

各支部の様子はどうでしょうか。

実は昨日、私の医院に一人の女性が歯ブラシをもってやってきてくれました。

見ると、なんと4年前に参加をした栃木県県立黒磯南高校卒業の菅生文佳(すごうふみか)さんでした。

彼女は2016年度のハロアル卒業生で卒業後、北海道の酪農学園大学に進学し、そこで野生動物の保護や環境問題を学びたいと言っていました。

大学在学中もこちらに里帰りをした際、いつも医院に歯ブラシを届けてくれ、元気な顔を見せてくれていた 彼女が、なんと卒業し生物学の先生となって母校に教育実習生としてやってきたのです。

久しぶりに見た彼女はすっかり大人になっていましたが、昔と同じように
「先生こんにちは」
と笑顔で歯ブラシをたくさん持ってきてくれました。

私は診療中でしたが、
「久しぶりだな、どうだ元気か」
と声をかけ彼女の近況を聞きながら、ハロアルを卒業していった子供たちがこうやって大人になっても協力してくれる嬉しさに感無量な気持ちになりました。

彼女は当時現地で行われるマニラ・ミーティングでこう言っていました。

「このハロアルの活動でいろいろな経験をしました。

そしてこれからも沢山の経験を増やしてそれをさらに伝える側になれればと思っています。」

「これも私の一つの夢だと思います。」

私は彼女との別れ際、伝えました。

「菅生、お前が高校生の時このハロアルに出会って人生や将来を真剣に考えるきっかけを得たなら、こんどは母校の生徒にお前が経験したハロアルの素晴らしさを一生懸命話してきなさい。」

彼女は再び元気よく「はい」と答えて学校に戻っていきました。

祐介先生、ハロアルの音叉は確実に広まっていますね。

2019年5月31日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

再利用

カテゴリ : 
ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2019-5-31 12:00

祐介先生こんばんは。

5月になって5回目のハロアルレディオ、とても得をしたような気持ちです。

先週は「廃棄物の処理」について祐介先生が熱く語っていました。

当日もFAXしましたがその通りです。

買う時に廃棄料込みで販売したらどうかという話でした。

こういう方法をデポジット制と言います。

祐介先生がよく話題にするデンマークの飲み物は、このデポジット制です。

最初から廃棄料が含まれて販売されています。

買った人は空になったプラスチックボトルをお店に持って行くと、廃棄料分が返ってきます。

そしてそのプラスチックボトルは再利用されます。

これも祐介先生が言っていた通り「リユース」と言う手法です。

「再利用」ですから費用もとても安くて済みます。

よく混同されるのが「リサイクル」です。

リサイクルは熱を加えて原料になるペットボトルを溶かし、加工して別の製品にするので処理料がとても高くつきます。

デンマークでは多少面倒でも無駄をなくし、本当に必要なところにお金をかけることを国民が望んでいるので、こういう制度が導入できるのです。

倫理観が高いともいえますし、モラルが高いともいえます。

しかし、日本ではほとんど無理だと思います。

各メーカーがそれぞれ自分好みのプラスチックボトルを使って特徴を出しているので、各社共通の器と言うのはまず無理でしょう。

その上、ボトルのメーカーも互いに競い合っています。

次に購入時に10円位のデポジットならいいとしても、数万円するテレビの時や冷蔵庫なら数千円になることもあり、国民が払ってくれるかと言うとこれも無理でしょう。

かつて日本でも酒屋さんがビールや一升瓶を5~10円で引きとっていましたが、いつの間にか缶ビールやパックに代わってしまいました。

日本では大衆の幸せより、まず自分の利益を優先する人の方が圧倒的に多い気がします。

そして何より販売価格が上がりますので、商店側も歓迎しません。

政治、経済、教育についても全てに通じます。

デンマーク人は自己責任が強く日本のように自分本位ではありません。

とても倫理観が高いと言えます。

みんなで話し合うので意見は沢山出ますが、最終的に決まったことを着実にやっていく国民だからこそ出来るのだと思います。

日本でもそういう国になるように政治家にも教育に関わる人も率先してやって欲しいのですが、実際には批判を受ける人が多いのが実情です。

それでは今夜の歯の一口メモです。

歯周病菌は脳梗塞や心筋梗塞、若い女性にとっては早産や流産の原因になりますが、最近の研究で虫歯菌が血管に入ると脳出血の原因になることが分かってきました。

それらを予防するためには「唾液」をよく出すことです。

唾液の中のラクトフェリンが細菌を殺してくれ、脳出血を予防してくれます。

しっかり噛んで唾液を出してください。

歯と歯肉をしっかり磨くこともとても大切です。

2019年5月31日 医学博士・歯科医師 林 春二

レインボータウンFM「今西祐介のハロアル・レディオ」2019年5月31日は、アーティスト Ricoさん がゲスト出演しました。

祐介先生こんばんは。

庭の松の木のそばにあるクマガイソウが扇型の大きな葉っぱの上に、縦7~8センチ、横3~4センチの提灯のような花を咲かせ、30株近くがユラユラ揺れとても愛らしいです。

ハロアル2019に初参加してくれた長谷部さんは、長野県では指折りの進学校上田高校に入りながら、そこで花を咲かせることなく「さくら国際高等学校」に転校した2年生でした。

ひ弱で面接の時からとても目に付きました。

参加してみるみる内に明るくなり、帰国してから学校のボランティア部の部長に指名されるほどに変わってくれ、今度は全校生の前で発表をするチャンスまでもらってくれました。

スラムに行ったのは2月のことですから、そろそろ記憶が薄れてもおかしくありません。

しかし、周りの人に話していると、まるでフィリピンのスラムにいるかのように記憶が甦り、更にするどい感覚になるのです。

長谷部さんが3ヶ月経った今でも、その感動を伝えているから話すチャンスがもらえたのだと思います。

つい先日、パワーポイントを見せてもらいましたが、長谷部さんが実際に感動したことですから素晴らしいスライドになっていました。

判りやすいストーリーで聞いてくれる学友達の心を揺さぶってくれると思います。

同じ長野県から参加してくれた下平さんの文章を紹介します。
 

――――「チケットがないと貰えない物資なのに、チケットが無くても並んでいる人もいます。

30度を越える中、皆さんは何時間も待てますか?日本の方は待てないと思います。

その物資があの人達にとってはとても貴重です。

物資をくれ、無料で歯科治療をしてくれる人達のことは神様に見えるのでしょう。

だからあのチケットは神様のチケットと呼ばれるのだと改めて感じました。

この活動に出会えて本当に幸せです。

研修から大きな声出しで、その内に思わず泣いてしまうこともあります。

それでも怒られて、悲しくて悲しくて・・・・。

それでも諦めずやって、フィリピンでの活動を終えるとすごい達成感を感じます。

私はいくつかのボランティア活動に参加しましたが、これ以上に達成感を感じるボランティア活動はありません。

活動だけが素晴らしいわけではありません。

数えきれないほど沢山の素晴らしさがあります。

夜、高校生が行うマニラミーティングもたくさんの高校生の本音が聞けて本当に好きです。

みんなそれぞれに大きな夢があったり、これから夢をみつけたい人もいます。

本気で夢について語るみんなは本当に輝いています。」――――



というものです。

今夜紹介した二人は共にハロアルのメンバーやスラムの人達に触れ、日本とは違った環境の中で、人として見逃してはいけない「情」に感動してくれたのです。

これからは自分が得た経験を周りの人に伝え喜んでもらえる人になってください。

それでは今夜の歯の一口メモです。

歯を白くするため、歯を強くするため、歯周病を治したり予防するためにと色々な「歯みがき粉」がコマーシャルで紹介されています。

意味が無いとは言いませんが、何もつけなくても歯ブラシで歯と歯肉をしっかりマッサージしてください。

 

2019年5月24日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは

祐介先生、月曜日の歯科衛生士学校の特別講義、お疲れさまでした。

祐介先生と私は今週の月曜日、東京都日暮里駅前にある太陽歯科衛生士学校の非常勤講師として、今年入学したばかりの新一年生83名を対象に歯科衛生士倫理学の授業をおこなってまいりました。

これは私たちの恩師でもありこの番組でもおなじみのハロアル会長林先生が長年受け持たれていた授業を数年前より私たちがバトンを引き継ぎ、技術や知識だけではなく、心から患者さんを思う優しさと、病気に寄り添う奉仕の心をもった「本当の歯科衛生士」になることを目的として現在、毎年5月に私達がお話させていただいております。

講義時間は90分の二コマ。

私と祐介先生がそれぞれ一コマずつ受け持ち、始めに祐介先生が歯の大切さから命の重みを医療人として一人の人間としてどう考えるか、を、お話しされ、私はその平等である命や幸せの権利の中、不条理にも貧困や差別によって必死に生きるフィリピンのスラムの人たちへハロアル支援を通じて学んだ「人間の心の在り方」をお話しさせていただきました。

しかし、私はいつも思うのですが、やはりこのように講義や講演をさせてもらう際、私たちの言葉や思いが相手の心に伝わるためには、どれだけ私たち自身の生き方や人間性が「本物」か、ということが問われますね。

たとえ話し方が上手く、面白おかしくできたとしても、それが本当の心で、本当の涙で、本物の積み重ねでなければ、決して人の心を動かすことはできないと、しみじみ思いました。

特にこれから私たちと同じ歯科医療で生きる彼女たちに祐介先生が真剣に歯の大切さを語っているとき、私は何度も同じ場面を見ていますが、それでも毎回心に響きます。

これはやはり、本物の積み重ねをずっと貫いた祐介先生だからこそでしょう。

私は教室の後ろで祐介先生の講義を聴きながら、ふと、16年前に初めて林先生に出会ったこと思い出していました。

林先生は出会って間もない私に開口一番、

「患者さんが絶対やって欲しくない治療は歯を抜くことだよ。」

「先生、それは日本でもフィリピンのスラムでも同じ、来年は絶対一緒に現地に行こう。」

とおっしゃいました。

今思うと、あの時の先生の言葉すべてが「本物」であったからこそ、こんな私でも心が震え、今でもこうして皆さんと一緒にいられるのだと思いました。

そして私は講義の中、生徒さんたちに私が16年前に林先生に頂いた言葉を送りました。

「一人の医療人の前に、一人の人間であれ」

まだまだ未熟者の私の言葉がどれだけ生徒さんたちに届いたかわかりませんが、こうして祐介先生と一緒に講義をさせてもらえる喜びと、これからの若い人たちが素晴らしい歯科衛生士になってくれることを夢見て講義を終えました。

そしていつか、私たちの言葉を思い出す時がくるならば、今度は一緒にあのスラムで一人でも多くの人たちの笑顔のために頑張りたいですね・・・。

2019年5月24日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは

新時代「令和」となって2週間が過ぎました。

日常生活でそれほど元号を口にする機会はありませんが、世論調査では多くの国民が新元号をすんなりと受けいれている中、天皇陛下が即位後初めて行う新嘗祭(にいなめさい)大嘗祭(だいじょう)に栃木県産のお米が献上されることが発表されました。

私の地元栃木県那須でも関係者の方だけでなく地域の皆さんも「こんな名誉で光栄」なことはないと、とても喜んでいます。

栃木県は寒暖の差が大きく那須連峰、日光連山の柔らかく澄んだ雪解け水が豊富で、毎年とてもおいしいお米が生産されています。

栃木というと全国ではあまり知名度は低いかもしれませんが、実直で律儀な栃木県民が長年作り続けた「お米」が今回このように脚光を浴びることは、沢山の方にもっと栃木の魅力を知ってもらう良い機会となりそうです。

さて、そんな喜ばしい話題の中、こちらは大変な国会議員がいたようです。

「北方四島ビザなし交流」の訪問団の一員として島を訪問した議員が、北方領土問題について「戦争をしないとどうしようもなくないか」「戦争をしないと取り返せない」などと発言をしました。

およそ国会議員として、また、友好団として全くそぐわないこの発言は連日大きくメディアに取り上げられましたね。

戦争によって多くの犠牲者と深い悲しみを出したこの問題を再び「武力」によって解決しようという発想は断固容認できません。

例え個人の思想の自由といっても、国民を代表とする国会議員にとって、あるまじき発言でしょう。

大先生は「お酒」を理由にされていましたが、大抵酔った時の言動はその人の本音を語りますから、もはや救いようがありません。

また、責任の取り方にも問題があると思います。

今回は離党し無所属となることを宣言していましたが果たしてそれで国民が納得するのでしょうか。

彼も私も戦争を知らない世代です。

戦争によって夢や未来を奪われ、そして大切な命さえも失ったことのない世代です。

しかし、そんな私たちだからこそ、先人たちが苦しみ傷つき、涙したあの時代を、今を生きる世代が声を大にして「平和」を叫ばなければ、戦争により亡くなった多くの方々の尊い命が報われないのではないでしょうか。

ましてや戦争が起こればまず自衛隊の皆さんが戦地に赴くことは誰もがわかることです。

その彼らにも沢山の愛する家族がいます。

それを考えればどんな場面でも軽はずみに「戦争」という言葉は使えないと思います。

ただ、私は今回の問題に触れ、改めて北方領土の問題が世間に出たことで、この元凶となる原因がどこにあるかをマスコミはもっと報道する必要があると思います。

今なお不当に占拠されている現実に怒らずして、馬鹿な政治家のをつるし上げる報道ばかりでは結局何も変わらないと思のですが、祐介先生はどうでしょうか・・・・。

2019年5月17日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは。

令和に代わり、10連休を楽しめた人にとっては喜びが大きかったと思います。

先週の放送の中で、関口団長の体験談がありました。

まだ小さな子どもが兄弟でランドセルを買って先生に届けてくれたという心温まるとてもいい話です。

この話と重なりますが、かつて祐介先生が高崎市にある吉井歯科診療所の院長をしていた頃、たしか5歳くらいの男の子がお母さんと薬局に行ったとき、ハブラシを2本買ってもらい、その1本を祐介先生のところに持ってきてくれ、スラムの人に届けてくれたという話でした。

二人の話に共通しているのは、成人に達した人の話ではなく、まだ親がかりで自分自身が人にお世話にならなければいけない歳の人であっても、「スラムの人達」に応援したくなるということです。

そしてやろうとしたらこういう子供にも出来るボランティアです。

私も色々な経験をしています。

ハローアルソンになる前のことです。

その当時は、今のように高校生が沢山応募してくれるような知名度はありませんでした。

その時、応募してくれたのは軽井沢高校生ただ一名でした。

当時から私は訪問歯科診療をしていましたので、軽井沢病院に入院していた長谷川さんという高齢者の診療に行ったとき、

「今年も高校生が応募してくれました。

入院している長谷川さんにこんなことお願いしてはと失礼ですが高校生カンパしてもらえませんか」

と頼みました。

すると長谷川さんは「カンパなら入院していても出来るね」と言って1万円カンパしてくれました。

その当時、高校生カンパは一年に10万円いくかどうかという時代でしたから、とても嬉しく何度もお礼をしました。

その年のフィリピン医療ボランティアを無事に終え、軽井沢病院に報告がてら治療に行った時のことです。

受付で長谷川さんの診療に来たことを告げると「長谷川さんは昨日亡くなりました」と言われ、本当にびっくりしました。

と同時にあのカンパは長谷川さんが命を懸けて私達に託してくれたカンパだったんだと思うと、あの1万円の重みを感じました。

カンパをお願いしたときの長谷川さんが

「それはいいことだね。

高校生にそういう経験をしてもらうことは将来きっと役に立つ。

大変だろうけど頑張ってね」

と言われたことを20年近くたっても克明に覚えています。

そして命を懸けてカンパしてくれた長谷川さんに恥ずかしくないように頑張っているか不安がよぎります。

今夜は関口団長、祐介先生と私のボランティアを伝えていてもらった感動の話をさせてもらいました。

どこでどんな展開になるか分かりませんが、ハロアルの話をしているとみなさんにも各々の心に響くような感動的な思い出が出来ると思います。

しかし話をしない人にはそういうボランティアの神様からの贈り物は絶対にありません。

それでは今夜の歯の一口メモです。

一時はインプラントをしなければ歯科治療ではないと言われるほど大流行の治療でしたが、最近ではドシャ降りの雨がやんだかのように少なくなりました。

どんな治療をしたとしても、自分の歯よりいいものはありません。

歯と歯肉をしっかりマッサージして血液の循環を高め、自己免疫力を高めることが大切です。

2019年5月17日 医学博士・歯科医師 林 春二

レインボータウンFM「今西祐介のハロアル・レディオ」2019年5月17日は、音楽ユニット miho & ν のmihoさんとソロシンガー遠藤雅美さんがゲスト出演しました。

祐介先生こんばんは

ゴールデンウィークも終わり、また忙しい日々が続きますね。

祐介先生はお休みはどうでしたか。

私は子供たちの野球とソフトボールの部活の応援で久しぶりに一日中外で活動をさせてもらいました。

私の地元栃木県那須ではお天気も良く、毎日大勢の観光客で賑わい、街中も高速道路も大変な渋滞でした。

先日の放送でも祐介先生が安全運転をしていましたが、今回のお休みでは痛ましい大きな事故が多かったように思えます。

その連休中、5月2日に常磐自動車道では車の正面衝突により、20歳の大学生が亡くなるという事故がありました。

実はその方のお名前が数年前にハロアルの現地活動に参加をした高校生と同姓同名だったために、高校生担当の大関さんから私の所に急遽連絡がありました。

私も彼女もとても心配になり、連休明けに事務局長野に問い合わせた所、ハロアルに参加をした生徒ではないことがわかり、私は胸を撫でおろすかのように「良かった」と安堵しました。

しかし、次の瞬間、自分自身に芽生えたその感情にとても恥ずかしくなりました。

身内や知人ではなくても、一人の若者が命を落とし、今、そのご家族が悲しみに暮れるなか、たとえ人違いであってもこのような感情が芽生えてしまう心の未熟さに言いようのない情けなさを感じました。

おそらく、「それは当たり前」と思われるかもしれません。

しかし、15年間フィリピンのボランティアに携わり、貧困の現実を目の当たりにし、彼らの苦しみや悲しみを我が事のように思いながら、人間の心の在り方を学んできた私が、まるで対岸の火事のような感覚になるなんて・・・。

祐介先生、私は人間としてまだまだですね。

貧困も環境問題も、戦争も差別も、そして拉致問題さえも、本当に自分のことのようにみんなが思うことができたら、きっと世界は変わるはずです。

私は自らを反省しながら事故で亡くなわれた一つの尊い命に心からのご冥福を祈りました。

そんな中、昨日私の医院に古くから通ってくださっている患者さんの子供たちが診療中1つのランドセルを持ってやって来てくれました。

お母さんに尋ねると、

「以前、先生の所で今フィリピンの子供たちのためにランドセルを集めていることを話しました。

先日リサイクルショップに行ったとき、1000円で売られているランドセルを見つけて 子供たちがそのことを思い出し、お小遣いを出し合ってこれならば僕たちも買えるね、といって、買ってきました。」

とおっしゃいました。

その兄弟はまだ小学生や幼稚園生です。

私は「ありがとうね、大きくなったら先生とフィリピンでボランティアしようね」と話しました。

私はとても嬉しく感謝するとともに、純粋無垢な彼らのやさしさは私の心の未熟さをいさめました。

一つの命の悲しい終わりと一つのランドセルは私にとって沢山のことを学ばせてくれました・・・。

2019年5月10日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは。

10連休中なのに、ハロアルレディオご苦労様でした。

周りの人が休みで浮かれている時、仕事に振り回される立場の皆さん、本当にご苦労様でした。

これから生まれる僅かな休みを大切にしてオーバーワークにならないように自分の身体をいたわってください。

先週の番組に送った私の文章の中で「大阿闍梨」について書きました。

「大阿闍梨」というのは煩悩を離れ悟りを開いた人のことです。

私達が知っている人ではお釈迦様です。

こういう誰からも愛される、尊い人になって欲しいという話でした。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは第1に、フィリピンスラムに住む人達への無料の歯科治療。

第2に、現地で使うハブラシ、タオル、石鹸を地域の人達に呼び掛けて協力してもらう。

第3に、この活動を通して自分の中に眠っている、優しさや思いやりを思い起こしてもらう。

最後の第4は、この活動に私達だけでなく高校生にも参加してもらい、優しい思いやりのある国際的な日本人になってもらうことを4つの柱に据えて活動しています。

ボランティアですから、難しいことを考えずにできる事を、出来る時にやったらそれで十分です。

こういうボランティアは河川のゴミ拾いであったり、地すべりの被害地の支援のように、沢山の人が必要なボランティアの時です。

ところが対象が人の場合には、人数だけ集まればいいという訳にはいきません。

それなりの資格や知識、経験が求められます。

ハローアルソンの活動は、対象がスラムに住んでいる恵まれない人達であることが特別なことである上に、海外ボランティアを高校生と一緒にやることが加わります。

専門家だけ、あるいは大人だけだったらまだしも、社会人としてスタートしていない高校生が一緒ですから、単なるボランティアではありません。

私達の口のきき方一つにしても、青年に与える影響はどうなのか、青年心理学も当然求められます。

そういうことに気を配ってボランティアしなければならないから、人の言うことを「素直になって」、「素直に聞いて」、「素直に実行する」人であって欲しいのです。

こういう人はボランティアだけでなく、どんな仕事をしていても他の人から尊敬されます。

これがボランティアの「大阿闍梨」です。

関口団長や今西先生がそういう人です。

人によっては「そういう人になりたくない」という人も沢山います。

もちろんそれがいけない訳ではありませんので「どうぞご自由に」というしかありません。

しかしそういう人を世の中では「アマノジャク」と言って嫌います。

本人の耳に入ってこないだけなのです。

それでは今夜の歯の一口メモです。

今から30年前、認知症が問題にされた頃のことです。

歯と脳の関係も問題になっていました。

歯のない人、噛めない人に認知症が多いというデータがそうです。

今では歯、かみ合わせ、歯みがきなどが認知症に大きな影響をしている事に異論を唱える人などいません。

歯と歯肉を磨いて健康で長生きしましょう。

2019年5月10日 医学博士・歯科医師 林 春二

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  • 次世代を担う高校生の参加により、真の国際平和と国際責献について考えてもらう

今西祐介のハロアル・レディオ

毎週金曜日21:00-22:00生放送
レインボータウンFM(88.5MHz)
http://885fm.jp/
歯科医師でミュージシャン今西祐介がパーソナリティの歯科医療ボランティアと楽しいトーク&音楽番組

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