ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

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祐介先生こんばんは

今年も残すところ残りわずか。
今年のハロアルレディオもあと2回となりましたね。

年の瀬も迫り、あわただしい師走のこの時期。
私の診療室からは後ろにそびえ立つ雄大な那須連山を見る事ができます。その山頂もすっかり雪化粧し、刺すような冷たい空気が一層寒さを感じさせます。人間社会の喧噪を他所に、自然はいつも粛々とその役目をはたしながら静かに時を刻みます。
残り少ない暦をめくっていけば自然と自らの一年を振り返り、ただ反省することの多さに驚くばかりです。しかし、それでも健康で毎日を過ごせる今に、心から感謝をし、未だこの寒空の中過酷な生活を強いられている被災地を思えば、宮沢賢治の「この世の中に不幸があるかがり、我の幸無し」という言葉どおり、どんなに自分が恵まれていても、どんなに幸せと感じていても、この世に不幸がある限り、いつも心に留め、隣人をいたわる優しさを持っていたいと願います。

さて、最近私の医院では普段以上にハローアルソン・フィリピンボランティアの為に沢山の物資が毎日届くようになりました。

これも年末の大掃除や子供たちの学期末も重なり、石鹸やタオル、鉛筆やノートを頂けるようになりました。私が「ありがとうございます」というと「大した物じゃなくて」とか「少なくてすみません」とか皆さん謙遜して下さいます。
1本の歯ブラシ、1個の石鹸がどれほど高価で大切に使うか。
私はフィリピンと日本のあまりにも違う環境に、皆さんの優しさを心から感謝するとともに有り余る社会に生きる私達の生活を客観的に見て、少し不安になります。このハローアルソンは支援というボランティアを通じ、私達自身を見つめるきっかけを学ぶ活動でもあります。

今巷ではもうすぐクリスマスですね。

世界中の子供たちがこの日を楽しみにしています。
私達が訪れているスラムの子供たちも例外ではありません。特にキリスト教が主となるフィリピンでは、日本とは違い厳かにかつ、盛大に家族、友人たちと祝うはずです。

しかし、いくら良い子にしていても今日食べることにも困窮し、生きていくことに精一杯な彼達には、日本の子供たちのように楽しいおもちゃのプレゼントなどありません。

一日中ゴミを拾い、赤や青に彩る鮮やかなイルミネーションの街を徘徊しながら生きていく子供たちは、ガラス越しに楽しそうに家族と食事をする風景をただじっと見つめるだけです。

聖なる夜。
命の尊さを説いたイエス・キリストは今のこの地球(ほし)の現状を見て何を思うでしょうか。貧困、戦争、差別、・・・少しずつきしみ始めた人間社会の崩壊を止めるのは決して祈りだけでは解決をすることはできません。私達一人一人の「心」が唯一の救いになります。それをイエスは「愛」と呼びました。

家族、友人、恋人と過ごす夜、世界にはその「愛」を求め必死に生きる子供たちがいることを私達は忘れてはいけませんね。そして少しでもいい、自分ができるささやかな「愛」を分け合える社会を築きましょう。

2011年12月23日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

節目

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2011-12-20 14:50

祐介先生今晩は。

師走に入ったと思ったらもう10日も過ぎてしまいました。なんとなく慌ただしさ(あわただしさ)が感じられるようになりましたがリスナーの皆さんはどうでしょうか。

今週の土曜日にハロアルフィリピン医療ボランティアのメンバーがたくさん参加している「軽井沢臨床歯周懇話会の忘年例会」があります。一年間の「治療の歩み」や「患者さんとの触れ合い」など多岐にわたっていてとても楽しみです。こうした経験を積み重ねて人間は成長するのだと思います。

皆さんは今年の年末を迎えるにあたって正月に立てた計画をどれだけ実行できたでしょうか・・・・。
そして来る年に向かって何を思っているのでしょうか・・・・。
目的もなく、見返ることもなかったら進歩はありません。どんなに大変でも「ひと山」、「一山」越えていくことが大切なのだと思います。

ハロアルフィリピン医療ボランティアは今、高校生が参加する費用のカンパを呼び掛けている最中です。呼びかけに気持ち良く協力してくれる人、知らんぷりをする人、様々ですが毎日少しずつ目標に近づいています。

当院では一日当たり8000円を目標に患者さんに呼び掛けていますが、おかげさまで毎日この目標に近づいています。リスナーの皆さまもどうかよろしくご協力ください。よろしくお願いします。

そばでスタッフの「声かけ」を聞いていると一年ごとにわかりやすくなっていることが分かります。
中でも先輩の言うことや先生の言うことを「素直に聞いて実行している人」は患者さんによく協力してもらえるようです。
しかしスタッフの間でとかく問題を起こしがちの人はこういう面でも患者さんに協力してもらえません。
きっと面白くないはずです。
この活動をやっていると「人間としての在り方」が本当によくわかります。

関口団長、祐介先生朗報です。

先週長野県に来てもらいましたがSBCテレビ(SBC信越放送)で「2012年2月29日」、水曜日のゴールデンタイム19時から20時までの1時間ハロアルフィリピン医療ボランティアの報道をしてくれることになりました。今朝SBCから連絡を受けました。
SBCというのは長野県で一番大きな放送局ですから沢山の皆さんに活動を見てもらえると思います。
そして新しい協力者が出てくれるのではないでしょうか・・・・。

また今度の報告会はさらにひと月後の4月14日、土曜日、長野県御代田町にある“エコールみよた”で行います。この活動を支えてくれた皆さんに1年の報告と現地での様子を紹介させてもらいます。
ぜひお出かけください。とっても楽しい会ですよ・・・・。

今夜の歯の一口メモです。

「総入れ歯」の必要な人が、入れないだけで誤嚥性肺炎になる確率が3倍になってしまいます。
さらに歯磨きがうまい人とそうでない人は2倍の確率になりますから注意してください。
歯がない人は「入れ歯」の洗浄はもちろんですが顎の粘膜もしっかり磨いて刺激を与えてください。それだけで血液の循環が良くなり抵抗力が増します。

「自分の歯」のある人は白い「歯」の部分とピンクの「歯肉」を磨く「ハロアルみがき」でプラークを取り除いて、血行を良くし自己免疫力を高めてください。
それが自分の歯を守る最良の方法です。
歯磨き粉や電動ブラシの必要は全くありません。

2011年12月16日 医学博士・歯科医師 林 春二

飛翔

カテゴリ : 
ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2011-12-20 12:50

祐介先生今晩は。

今朝は初めて雪カキが必要な雪が降りました。
スタッフが全員で駐車場の雪カキをしてくれましたがその姿は普段見る姿と違ってとても頼もしく美しく見えました。こういう一面を見られるのも雪が降ってくれたからこそだと感謝しています。
リスナーの皆さんも朝夕の冷え込みが大分厳しくなっていますので前向きに頑張っていきましょう。

東日本の皆さんはどうでしょうか・・・・。
寒い地方に住んでいる一人として案じています。魚市場の再開の便りや復旧の様子がぼつぼつですがテレビの画面で見られるようになりましたが被災の爪痕は各所に感じられます。
仮設住宅の結露の問題や寒さの問題なども報じられており心配しています。
行政の一日も早い対応を期待してやみません。
大変ですが明るく前を向いて頑張ってください。

関口団長、祐介先生、水曜日はテレビ局との打ち合わせ苦労様でした。
年の瀬に入って時間をとられるのは大変ですが信州までよく来てくれました。本当にご苦労様でした。
これもハロアルフィリピン医療ボランティアの飛躍になるためと受け止め、苦労した分を前向きに受け取ってください。
そして今回の放映が多くの皆さんに感動を覚えてもらえたら嬉しいですね。

“ハロアルフィリピン医療ボランティア2012”も50日余りになりました。
年末年始がありますから実質的には1ケ月余りになります。
今日は現地に送る「荷づくり」の為に地元のボランティアの皆さんが大勢集まってくれました。
寒い中で全国から集まった沢山のタオル、歯ブラシ、石鹸を仕分けしてくれました。
すぐに発送しますのでフィリピンに着けばすぐに、私達を支援してくれているポンセさん一家の人たちが一人分に小分けをしてくれます。

こうして今年参加する70名の皆さんがフィリピンに行けばすぐに活動できるように準備してくれているのです。
皆さんに心から感謝をしましょう。

フィリピンに行かれる皆さんはこうして自分たちを支援してくれる多くの皆さんがいてくれるからこそボランティアが出来ることに感謝をして、現地で活動してほしいと思います。

今度の報告会は2012年4月14日、土曜日、長野県御代田町にある“エコールみよた”に決定しました。
この活動の1年の軌跡と現地での様子、そしてこの活動を支援してくれているみなさんを紹介させてもらいます。

報告会は一般参加者の皆さんからは1000円頂いてこの活動の協力金にさせてもらっています。
軽井沢のすぐ隣で美しい浅間山のふもとにありますのでひと時の安らぎの為に、そして新鮮な信州の空気を味わいにお越しください。
スタッフ一同心をこめてお待ちしております。

今夜の歯の一口メモです。

歯周病が全身に影響したり、歯のない人に認知症が多かったり、歯と全身のかかわりが言われています。しかしまだまだ歯を悪くしてから治す人が多いですが、悪くなる前にしっかりした歯磨きで予防をしましょう。
白い「歯」とピンクの「歯肉」を磨く「ハロアルみがき」でプラークを取り除くだけでなく、血行を良くして自己免疫力を高めてください。

2011年12月9日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは

朝日が昇るのも日に日に遅くなり、今日は一段と寒さが厳しく感じますね。

早朝、少しずつ紫色の光が東の空を照らしはじめると、私の庭には数羽のキジたちが毎朝やってきます。雄鳥の求愛の鳴き声が静寂の空に鳴り響く様は、何とも言えぬ情緒があっていいものです。庭の木々の葉もすっかり落ちました。春には芽が息き、夏には青々と生い茂り、秋には真っ赤に身を焦がした山々も、一年という生命の輪廻が今終わりを告げようとしています。

先日、今年の世相を表す漢字が報道され、やはり「絆」が一位に選ばれました。

3月の震災は戦後奇跡的に復興を遂げた我が国の証しでもある発展を一瞬にして破壊しました。
人々は恐怖と不安の中、我先にと食糧、ガソリンに群がり、日頃おおよそ必要としない程の買いだめが横行し、被害の及ばない都心部にまで一時は品切れ状態が続く程でした。安全と言われていても、被災地に水がないと言われていても、我が子のミルクの為に大量の水を買占め、何かの為に、何かの為にと、コンビニの食料はあっという間に売り切れました。
あの停電の夜、私の家には友人たちが集まり、暖炉で暖をとりながら、ろうそくの炎の下、他愛もない話で不安を紛らわし、それでも命がある喜び、生きていられる喜びを分かち合いました。

この大震災は私達人間が持つ心の正と負の二面性をあらわにしました。
誰しもが持つ自己の部分と、自らの命を犠牲にしてでも誰かの為に尽くす「公」の部分。

津波がくる寸前まで避難を呼びかけ犠牲になった方。
身を呈して水門を閉めに残った消防隊員。
一人でも多くの住民を救う為に殉職した警察官。
放射能との恐怖に晒されながらもこの国の未来の為に今もなお作業をする人達。

その被災地に今週末、女子の実業団駅伝が宮城県で開催されます。
宮城県知事は「松島からスタートして、仙台までの区間、皆さんのお陰で東北がどれだけ復興したか日本中の方々に見ていただきたい」と言いました。
また、ある選手は「走る事が出来ることへ感謝をこめて頑張りたい」と言います。

「絆」の語源は動物などを繋ぎとめる縄より、人と人を繋ぐ言葉として使われます。

まさしく、駅伝の一本のタスキに繋ぐ、心の絆を是非選手の皆さんに頑張って欲しいと思います。

さて、もう一つの「絆」ハロアル・フィリピンボランティアも出発まで残りわずかとなりました。
劣悪な環境で今日食べる事も出来ない子供たちが、私達の到着と、皆さんの優しさを待っています。復興支援もこのフィリピンの子供たちの支援も、ボランティアという優しさの絆で結ばれています。

まだまだ、歯ブラシやタオル、固形石鹸などの物資を募集しております。
リスナーの皆さん、年の瀬に一つ、皆さんのほんの少しの優しさを分けていただけたら幸いです。

2011年12月16日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは

今日はとても寒い日でしたね。今年一番の寒気だそうです。
朝、暖炉に薪をくべながら揺れる炎を見ていると、被災地の方々の過酷な生活に心が痛むとともに、今まで当たり前のように温かな部屋で生活をし、当たり前のように電気やガスを消費する環境に改めて感謝をせざるを負えません。
まだ夜が明けぬ東の空の向こうに、未だ多くの方が苦しみ、深い悲しみの中生活をされていると思うと、決して風化させることなく、日本中で支えあわなければという気持ちになります。

さて、先日、長野県御代田町で開かれた、SBC(長野信越放送)との打ち合わせ、お疲れ様でした。
今年SBCにより「ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア」の現地での活動が30分番組として放映されました。「笑顔を届けたい フィリピン・高校生ボランティアの記録」と題し、この活動に参加をした高校生達のドキュメント番組でした。

日本とはまるで環境の違う環境に生きる同世代の若者たちを見て、高校生たちは様々なことを感じ、学びます。
今、我が国は戦後70年を迎えるに当たり、全てを失った時代から奇跡的な復興を遂げ、世界でも有数の発展国となりました。先人達が耐え忍び必死に目指した豊さは、今の私たちの暮らしの礎となり、私達は何不自由なく生活を送ることができます。

しかし、その「豊かさ」の光の裏に、年間3万人を超える自殺者を生む影を生み、最近では子供が子供を狙う無差別的殺傷事件や、親の死をひた隠し年金を搾取する者、社会的にも弱い老人を狙う振込詐欺や被災者までもを狙う犯罪など、人間の倫理観が問われる事件が多発しています。

私達日本人はあらゆる面で合理性、利便性を追求しました。それがあたかも時代の先(せん)と考え、それこそが豊さの発展の象徴としました。その結果、人と交わることを極力避け、間違った個人自由主義の横行により、挨拶を交わす言葉、労をねぎらう感謝の言葉、そして愛を語る心の言葉さえも、ボタン一つ、メール一つで伝え、リセットさえも可能な社会を作り上げました。

祐介先生。私達の国は本当に豊かなのでしょうか。
そんな無機質化した現代に生きる日本の高校生達が、ヘドロの川で遊び、1日中ゴミを拾い、それでも必死に生きるフィリピンの恵まれない子供たちを目の前にした時、何を感じるでしょうか。

今年参加をした高校生たちは一つのテーマをもとに4日間の活動を行いました。
それは「思いやりとは何か」。
この単純な言葉に高校生たちは悩み、考えます。ある生徒は、貧困地区での活動と分かっているのに、夕食時、目の前に並ぶレストランの食事をみて喜び、残してしまい、その自分の行動に悩みました。また、ある子は、あまりの壮絶な風景と異臭に現実にその地に立っている事さえ忘れてしまうような逃避感にかられ、「今は何も考えられない。ただこの光景を目に焼き付けていきたい」と話しました。

私達「ハローアルソン」は歯科医療提供、物資支援を通じ、貧困問題を考え、これからの日本を支える若者たちとともに本当の豊かさについて考えていきます。
どうかリスナーの皆さんこれからもご支援のほどよろしくお願いします。

2011年12月9日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは

先週の日曜日に開かれた「2012年ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア 事前研修会」お疲れ様でした。

北は北海道、南は沖縄まで、全国からの参加希望を頂き、皆さんには心から感謝するとともに、団長としてその責任の重さと皆さんと一緒に活動ができる喜びと誇りを感じています。

今回、兵庫県から初参加をされる菅原歯科クリニックの菅原先生からお便りを頂きました。

「日曜日にはお忙しい中、お世話になりました。(中略)あまり役立たないとは思いますが、私にもフィリピンの国に少しでも貢献したいという思いは強くあります。なぜなら、この国は私の幼年時代と生活が似ているからです。昔も日本は裸足で生活をし、学校にも行けず働き、幼い子供が下の兄弟をおぶって仕事を手伝っていました。しかし貧しくても家族を思い、父親を思う気持ちは強く、日本人がもう忘れ去った心を持っています。高校生の方に是非この家族の絆の強さを知ってほしいと思います・・」

菅原先生はこのハロアルラジオやHPをご覧になって参加を決意して下さりました。

この活動に参加をされる方々は様々な理由、志を持って参加をして下さります。

医療奉仕の心だけではなく、自分自身の経験の為と思う人もいるでしょう。
ただ漠然と何かをしたいという衝動にかられる人もいるでしょう。
私は以前このハロアルの活動に関してだけは会の活動主旨をきちんと理解して下さる人達、言うなれば生粋のハロアルチームの誕生が最も純粋で意味のあるものだと考えていました。

しかし、元来ボランティアにそれほどの意味や、意義などはあるのでしょうか。

最近ではどんな理由にせよその人が目の前の苦しんでいる人、悲しんでいる人に対し、感じ、行動に移したことが全てであり尊いもののように感じはじめました。

昨年、フィリピンの現地で行われた高校生ミーティングでのことです。
「思いやり」について、というのがテーマでした。「思いやり」とはなんでしょうか、という会長・林先生の問いに、高校生達はボランティアを通じ一生懸命考えていました。そして最終日その一つの答えとして「思いやりとは許すこと」とおっしゃいました。

「許す」それは簡単なようで難しい。
ましてや人間は自己的で、自らの主張、利益、保身を優先しがちです。
しかし、本当にこの物質的豊かさに毒された日本人が、もう一度「やさしさの心」を呼びもどすには、自分が合いいれないような意見、人間でも耳を傾け、許し、認めることが最も大切なのかも知れません。
それを教え、学ばせてくれるのがもしかするとボランティアなのかもしれませんね。
この「思いやり」というテーマは実は高校生だけではなく私たちにも共通する課題でもあります。今周りを見渡せば、沢山の人達、沢山の意見に囲まれてこの活動に参加をさせていただいています。この環境の大変さに「有難さ」を感じ、共に頑張っていきましょう。

2011年12月2日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

師走の波

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2011-12-6 20:40

祐介先生今晩は。

先週の日曜日はハロアル・フィリピン医療ボランティア2012の事前研修会議ご苦労さまでした。全国各地から集まってもらい大変ありがたく思います。

この活動は

  1. フィリピンの恵まれない人に無料の医療ボランティアをする。
  2. そこで使う歯ブラシやタオル石鹸を地域の皆さんに提供してもらう。
  3. 高校生にこの活動に参加してもらって私達の活動を継承してもらう。
  4. そして、これらの活動を通して日本人のやさしさや思いやりを思い起こしてもらい素晴らしい世界人になってもらう。


という4つの柱で成り立っています。

目的を達成するために事前に研修、活動が終わった後で報告会を開き、その年の活動の総括をしています。その回を重ねて10回が過ぎました。その一つがハロアルスタディグループであり、今回の事前研修会です。そして毎年4月に長野県の御代田町で行っている報告会はそれらの総決算になります。

いずれもメンバーはもとより参加を希望する人には門戸を開いて自由に出入り(ではいり)が出来ます。ただし報告会だけは翌年度の活動協力金として会費1000円をもらっています。ありがたいことに毎年300名以上の皆さんが参加してくれ会場が満席になるほどです。

ボランティアの報告会で有料にも関わらずこれだけの皆さんが参加して下さるのはありがたいです。参加を呼び掛けるのは大変ですが会場いっぱいになった皆さんの顔を見るとそれまでの苦労が太陽の光に当たった霜のように一瞬のうちにかき消されてしまいます。

ボランティアの内容ではなくこういう大変なことをするのは「どうしてなのか」不思議に思う人もいると思います。これがメンバーの人間形成にとてつもなく大きな力になるからなのです。

人さまに物資の支援を呼びかけるのはそんなに大変なことではありません。しかし高校生カンパや報告会のチケット販売はお金が絡みますからなかなか大変です。声をかけても皆が協力してくれるわけではありません。協力してもらえないときはがっかりします。

しかしそれは相手が悪いわけではありません。自分だってそういう時協力したでしょうか・・・・。おそらく理由をつけて協力してこなかったと思います。それを今度は自分が呼びかけたからといって簡単に協力してもらえるわけがありません。

だから普段からの生き方が大切なのです。いつでも相手の立場に立ってやっていたら自分が協力してもらいたいとき協力してもらえるはずです。そのためにこのような活動も大切になるのです。これがこの会の「最大の特徴」なのだと思います。

そういう活動を通してハロアルフィリピン医療ボランティアは成長してきました。ありがたいことです。これからも皆さんの絶大なご支援をよろしくお願いいたします。

今夜の歯の一口メモです。

こうした社会生活やボランティア活動をするにも健康な体が大切です。その源はなんといっても自分の健康な歯が一番です。「歯」と「歯肉」を磨いて健康を守りましょう。

2011年12月2日 医学博士・歯科医師 林 春二

欲望

カテゴリ : 
ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2011-11-30 15:00

祐介先生今晩は。

浅間山に雪が降りました。
山の頂に綿帽子をかぶったようでとても美しく青空に映えています。
つい最近まで芝生の上で鬼ごっこをしていた木の葉も姿を消し代わりに霜が降りてお化粧をしたかのようです。
暖房の効いた部屋から見るとまるで別世界のようですが間違いなく寒い冬の入口にさしかかっていることを実感させられます。
こういう四季の移り変わりを見ているだけで生まれてよかったと思わずにはいられません。

最近、そういう思いとは全くかけ離れた次元の「人間の欲望」に限りがないことを教えてくれる事件がありました。日本有数の会社の役員が関連会社のお金100億円を賭けごとに使いこんでしまったというのです。賭けごとはこの役員だけでなく庶民の楽しみでもありますが、同時に賭けごとで身を滅ぼした話も耳にします。

しかしお金があるところにはあるものです。
これだけのお金を賭けごとに使えるほどあるのですから・・・・。
魔(す)ってなくすくらいなら、このお金を税金で納めても同じだったのではないでしょうか。

そうだったらどれほど多くの人が救われたか考えたら実にもったいないと思います。
税金になるというとどんな税金であっても反対という意見になってしまうのはどうしてでしょうか・・・・。

それは自分の「欲望」を直接満足させないからです。

山登りにしてもそうです。
山の頂に「見たくないもの」があったらどうでしょう。
おそらく山登りなどしたいと思う人などいないと思います。ところが実際にはどんなに苦労をしても頂(いただき)に立てば普段見られない美しい景色が見られ、普段経験出来ない体感が得られます。そこに喜びがあり、楽しみがあるからで、苦しみや悲しみだけだったら挑戦する人はまずいないと思います。これは多くの人の話でもそうですし、登山家の話や写真によっても明らかです。

私は賭けごとをやらないからわかりませんが、賭けごとをするのは勝つ喜びがあるから魅力的なのだと思います。負けることがうれしい人はいません。自分の能力以上の賭けごとに「はまる」のはどうかと思いますが、それは第三者としての考えで、当人しかわからない心理があるのでしょう。

それが「欲望」です。

金持ちなのに危険なギャンブルに身を「やつす」ことなど考えられないかもしれませんが欲望とはそういうものです。あればあったでそれ以上を望み尽きることがないのが欲望です。

考えてください。
人間は生まれる時は裸で生まれ、やがて死んでいくときも裸です。
お金があってもなくても同じです。多くを望まず身の丈に合った生活が幸せなのです、多くの人は「今以上」に出来ることが幸せだと考えている人が多いことも事実です。だから発展して豊かになったのだという意見もあります。

本当にそうでしょうか。
出来る限りを望んだ結果が福島原発の事故ではなかったでしょうか。
もしも事故の起きる前から今のように節約や省資源という発想を導入していたらどうだったのでしょうか・・・・。
今回の事件をみて自然の力の大きさと人間の欲望について改めて考えさせられました。

2011年11月25日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは

めっきりと寒くなり、こちら栃木県では先週まで見ごろだった紅葉も、一枚、また一枚と赤や黄色の木々の葉がその身を土に返し始め、肌に刺すような朝の冷気が、もうすぐそこまで来ている冬の訪れを感じ始めさせます。

さて、いよいよ今週末、来年度2012年 ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア 参加者事前研修会が東京で開かれます。

今年は3.11の影響もあり、ハロアルボランティアへの全体的な参加者の減少も予想しておりましたが、例年と同じくらい述べ70名もの方々にご参加いただくことができました。

世界中がかつて経験した事もない大災害の年に、自らの時間、財産を費やし参加を決意していただいた皆さんの優しさに心から感謝申し上げます。

私達の活動は単に現地に行き物資を配り、無償の歯科治療を行うことだけを目的とはしていません。

ましてや自分の経験の為に現地におもむくことでもありません。

世界の現実を目の当たりにし、何を感じるか。
そこで得たものをどのように日本での日々の生活に反映させ、社会全体がより良くなる為に寄与できるかを考えることが大切だと考えています。
ですから4日間の現地での活動も尊いものですが、残りの361日をどのように考えるか、どのように生きているかが問われてきます。

「貧困」という現場は通常の人間であれば率直に「可哀想」と思います。
その時は誰しもが何かをしなければと思うでしょう。
しかし、時間が過ぎ、また物質的な豊かさに溺れた日本の生活に慣れ親しんでいくうちに、最初は「恵まれない子供たちのため」という純粋な心も、いろいろな場面で自己保身に陥り、自らを正当化させ、あらゆる都合と理由をつけ、違った意味でボランティアの本質を捉えがちになっていくのです。

そんな我々の「毒された心」を洗い流してくれるのがこの会のもう一つの良心、高校生たちの存在です。
先日、私の地元から来年参加をする高校生の公認欠席許可と活動主旨のご説明をさせて頂く為に、その生徒の学校に伺いました。教頭先生や担任の先生が出迎えて下さり、校長室に入室するや否や、「関口?」と教頭先生が尋ねるのです。

「あれ?」と思い、顔をよく見ると私が高校の時にお世話になった国語の先生でした。
お世辞にも真面目とは言えない高校時代に唯一普通に接してくれた恩師でした。会議も和やかに進み、無事公認を頂くことが出来ました。私の少しばかりの成長を素直に喜んで下さり、帰り際「今度飲みにでも行こうよ」と気さくに握手を交わして下さった恩師の少し小さくなったような手のぬくもりに、私は月日の早さと、偶然にしては出来過ぎるほどの素敵な再会を、この活動を通じフィリピンの子供たち、そして情熱と夢を抱き参加を決意してくれた目の前の高校生に心から感謝をしました。

祐介先生。このハロアルの本質はなんでしょうか。
未熟な私が今思う事は、何不自由なく暮らす我々日本人が失った「心」、それは素直さ、感謝、謙虚・・それこそを考えることなのだと思います。
決してその意味を忘れず出発までしっかりと準備をしたいと思います。

2011年11月25日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

初雪

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2011-11-20 14:00

祐介先生今晩は。

北の国から早くも雪の便りが聞かれるようになってきました。
早いもので今年もあとわずかです。
残りが少なくなると何となく「気ぜわしく」なってくるから不思議です。

しかし大変ですが、「年末」を迎えることによって、その年に「区切りをつけようとする」のではないでしょうか・・・。

ちょうど竹に節があるのと同じです。
もしもこの区切りがなかったら節のない竹になってしまい「のっぺら」して、しまりません。

ギリシャに続き心配されていたイタリアも政権交代することで、なんとか経済問題が落ち着きそうな気配でよかったと思います。これも一つの「区切り、つまり節」ではないでしょうか・・・。

しかし我が国のほうは大変です。
福島原発事故の影響で福島米に基準以上の残留放射能が出てしまいました。
事故以来心配しながら8ヶ月間丹精込めて作った稲ですが当初心配していた放射能によって商品にならないのですから気の毒です。

また、TPP参加問題では野田総理の説明でははっきり分かりません。
「ノラリ・クラリ」とお茶を濁しているだけで国民の不信感はぬぐえないのではないでしょうか・・・。TPPは全てのものの関税が撤廃されることが基本です。総理の言っているように日本の都合のいいようには出来ないのではないでしょうか・・・。

結局のところ原発事故の問題もTPP参加にしても解決を先送りにしているだけです。

これで日本の「開国」につなげられたとしたら国民は泣いても泣ききれないと思います。
日本のようなやり方をしているのを「のっぺら主義」というのではないでしょうか・・・。
「節のない竹」のようなものだと思います。

けじめをつけることは大変です。
しかし先送りをすればいいのかというとそうではありません。大変でもやらなければならない時は決然とやることが大切なのだと思います。
昨年から今年にかけて幾つもの国で起きている政権交代はその大変なことを「命がけ」でやり抜いたからこそ出来たのではないでしょうか・・・。
そういう思いで政府はTPP問題を考えているとしたら、もっと真剣さが伝えられる説明が出来るのではないでしょうか・・・。

ハロアルフィリピン医療ボランティアの活動は、2月の現地活動に始まり、翌年に報告会をして全ての活動が終わります。
節目が非常にはっきりしています。
そうして出来た節が今年で11個になりました。
つまり11年間ズーッと同じことを続けてきたということです。

時には大変なこともありましたがフィリピンの恵まれない人たちの喜んでくれる笑顔や参加してくれた高校生の感動の笑顔が大きなエネルギーになりました。
もしも「フィリピンの恵まれない人がいなかったら」、そして「高校生がいなかったら」、そして「支援してくれる皆さまがいなかったら」ここまで活動をしてこれなかったと思います。
皆さんに心から感謝します。
そして2012年の活動に参加する25名の高校生のためにカンパをよろしくお願いします。

それでは今夜の歯の一口メモです。
歯磨きは丁寧な磨き方が必要で、「歯」と「歯肉」をしっかり磨き、自己免疫力を高めることが大切です。

2011年11月18日 医学博士・歯科医師 林 春二

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活動理念「四本の柱」

  • 現地での歯科医療を中心とした無償の奉仕活動
  • 歯ブラシ・タオル・固形石鹸など物資の支援活動
  • 世界の貧困問題を通じ、自らの生活を見直し「真の豊かさ」について考える
  • 次世代を担う高校生の参加により、真の国際平和と国際責献について考えてもらう

今西祐介のハロアル・レディオ

毎週金曜日21:00-22:00生放送
レインボータウンFM(88.5MHz)
http://885fm.jp/
歯科医師でミュージシャン今西祐介がパーソナリティの歯科医療ボランティアと楽しいトーク&音楽番組

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