ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

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祐介先生今晩は。

春の遅い信州でも大分緑が多くなりました。家の芝も大分色づいてきましたがまだ枯れた所があちこちにあります。これから日一日、緑の面積が増えていくのが楽しみです。

またまた未曾有(みぞう)と言われる災害が起こりました。
日本では縁がないと思われていた「竜巻(たつまき)」の被害です。あっという間に2000戸が被害を受け、四季の変化が美しく、温暖で、山や水がきれいだと言われていた日本ではないかのような悪夢に見舞われてしまいました。被災された家はこれから梅雨を迎える時に大変だと思います。
早急に国が補償してくれることを願います。「明日は我が身」ということもあります。みんなで応援しましょう。

昨年は日本中が東日本の大震災に続く福島原発事故のショックで語られませんでしたが今回の竜巻も「地球規模」で気象の異常が起こっている可能性がないわけではありません。
他人事ではなく自分事としてとらえなければならないと思います。

2010年9月3日、祐介先生の番組のエッセーにこんなことを書きました。

「気象庁の発表によると記録が残されているこの113年でこの年が一番暑い夏でした。この暑さを乗り切るためにクーラーや扇風機に頼るのは仕方ありませんが、また電気の消費量が増えてしまいます。そして地球の温暖化にさらに拍車をかけてしまうことになりそうです。暑さを乗り切ればいいというものではありません。そのツケがまた回ってきます。この気温が高くなっている原因について考える必要はないでしょうか。」というものです。

関西では今年の夏の電力不足が予想され大変な思いをしている人が多いと思います。心からお見舞いします。だからといって「原発を動かせばいい」というものではありません。安全性の確保や万が一事故が発生した時に司令塔になる免振棟の整備が第一でしょう。

もしも現在のもので安全だというのなら莫大(ばくだい)な経費をかけて2015年までに新しい免振棟を造る意味が分かりません。さらに大きな問題は現在のところ使用燃料の最終処理が出来ないことです。

ですから今年は大変でしょうが原発に頼らないで何とか乗り切る工夫が必要なのではないでしょうか・・・・。
そしてこの難問にしっかり答えることが先進国に住む私達の使命で世界中の人の幸せにつながります。

企業の生産性を高めるためや日常生活を快適にするために危険を無視して原発を動かしてしまったら数年先にはもっと困る事態になってしまいます。

昨年東京電力管内や東北電力管内では事業者も住民も力を合わせて節電を実行し、停電しないように協力しました。ここは何としても未来の日本のために越えなければならない試練だと思います。

今月の22,23日にハローアルソン・フィリピン医療ボランティアは総勢30名で福島県の浪江町に行ってきます。この活動をするにあたって地元の“がんばろう!復興ボランティアセンター”の皆さんの協力と当院に通っている皆さんからお米の提供をしてもらっています。

2012年5月11日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは

「麦の秋」。
これは5月を指す「季語」の一つで、金色に実る麦の穂があたかも秋の稲穂のように見えることから持ち入られている言葉です。

このように古くから季節の変化によって森羅万象から沢山の言葉を生みだす日本人の知恵と、何年もの時を経て受け継がれる歴史と情緒の深さにただ、感嘆するばかりです。

しかし、「陽春」から「初夏」にかけて桜も散り始め、新緑の季節へと移りゆくこの時期、多くの子供たちが希望と不安を抱え迎えた4月の新学期、新入学からの生活から、授業も始まり、友達もでき、さあ、これから楽しい学校生活が待っていようとしていた矢先、全国で痛ましい交通事故が最近後を絶ちません。

幼い学童の楽しい通学路が一変して悪夢のような惨劇へと変わり、運転手のモラルと不注意が取り返しのつかない大事故へと繋がってしまいました。中には子供たちを見守る母親も犠牲になり、そのお腹にはもうすぐ生まれようとしていた新たな命もありました。さらに事故を起こした人間が無免許で18歳であったことから、「未成年」という法の庇護の下、様々な制約が存在し、被害者御遺族の心中は察するに余りあります。

今回の事故の根本的な問題はもちろん車を運転する人間のモラル、これに尽きます。

しかし私も地元で車を運転する身ですが、時にこのような道路を通学路に使わなくてもと思う場所もいくつかあります。

「いたしかたない」と言えばそれまでなのですが、根底にはこの国の行政の在り方そのものに問題があるように思います。

それは「何を最も優先するのか」ということです。

車社会といわれる現代において、今の日本の道路状況はまさしく強者ありき、車中心の構造です。田舎に行けば行くほど細い路地では通学路でもガードレールなどなく子供たちは端へ端へと追いやられ、通学時、時間制限は設けてはいるものの、抜け道や近道と称し心無い者のルール違反は後を絶ちません。

私はテレビに映る事故の映像を見ながら、ふと、祐介先生と訪れたデンマークを思い出しました。

「ノーマライゼーション」(強者、弱者が共生する社会)の考え方。

初めてデンマークを訪れた時、あまりの静かさに驚きました。
それは町を走る車の騒音やクラクションがほとんどありません。そして歩行者、自転車専用道路がもっとも優先され、また罰則も厳しく、交差点や細い路地でさえとても安全に歩くことができます。
その象徴たるものが「雪の除雪」ではないでしょうか。日本では冬場、道路に積った雪は除雪車が通り、朝になると車が走れるようにしてくれます。しかし、その雪はほとんどが歩道に追いやられてしまい歩行者は歩くことができない場合があります。しかし、デンマークでは歩道の雪をまず除雪します。

「何を最も優先するべきか」ここに、世界最高レベルといわれる福祉国家の原点があるように感じました。
人間のモラルというのは一長一短で構成されるものではありません。
被災地を見捨て消費税と一兵卒といった政治家の献金問題ばかりを騒ぎ立て、国民生活が第一と言っておきながら公約なんて知らん顔をする輩たちが蔓延る政治家たちに、このデンマークの考え方は到底理解はできないでしょう。

今日はゴールデンウイーク中日。
多くの方が家族と共に休暇を楽しむなか、悲しみにふけるご家族の御心と亡くなった方々の安らかな眠りを心よりお祈り申し上げます。

2012年5月4日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

守ること

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2012-5-4 22:00

祐介先生今晩は。

ゴールデンウイークに入り観光地は沢山の人が出ているようでよかったです。しかしこんな時に大きな事故に見舞われ大変な思いをされた方もいます。お悔(く)やみとお見舞いを申し上げます。同時に皆さんも事故にはくれぐれも気を付けましょう。

当たり前のことですが交通法規は「何のため」にあるかということです。
運転手をいじめる為ではありません。「制限速度」を守ることで他人に対しても、自分も安全な運転が出来るからです。皆さんも家を出る時から帰宅するまで「制限速度」を守ってください。もしも完全に出来た人がいれば凄(すご)いと思います。今の車はすぐに「制限速度」をオーバーしてしまい、スピードをコントロールすることの方が大変なのです。そして最近起こっている事故は全て「速度」が絡(から)んでいる「人為的(じんいてき)な事故である」ことに注意することが必要なのではないでしょうか・・・・。

思い出してみれば、昨年の今頃は3.11大震災というとてつもない「自然界の力」によって、東日本の被災地はもちろん日本中が悲しみに襲(おそ)われ花見や宴会を自粛(じしゅく)する人が続出しました。
日本中が打ちのめされていた中でも東北からは「復興につなげるように花見や宴会をやって東北の酒を使って欲しい」という声さえ上がったほどでした。悲しくてもこういう声を大切にしなければならないと思った人も多かったと思います。

ところが1年経った今年は「東北地方の酒」の消費にどれだけ協力できたかどうか分かりませんが、花見酒で急性アルコール中毒になり病院に運ばれる人が例年の倍以上出たそうです。
どんな思いにしても病気になるほど飲むのはどうなのでしょうか・・・・。
東北の皆さんだって喜ぶよりむしろ悲しんだ人の方が多かったのではないかと心配しています。

ハローアルソンフィリピン医療ボランティアは震災直後には義援金、ハブラシ、マスクなどの支援をさせてもらいました。そして関口先生、祐介先生、加藤先生がいち早く宮城県の大槌町に歯科の支援に行きました。

第2弾として今月の22,23日の二日間、福島県の浪江町の仮設住宅に住んでいる高齢者を対象に歯科の訪問診療に行くことが決まりました。もちろん出来ることはどんなことでもする予定です。

この活動をするにあたって“がんばろう!なみえ復興ボランティアセンター”浪江町社会福祉協議会の皆さんに協力してもらっています。

それでは今夜の歯の一口メモです。

最近入院患者さんの口腔ケアをしっかりやろうという機運が高まってきました。
特に手術を必要とする患者さんの予後に大きな効果を出すことが様々な調査で分かってきたからです。歯磨きは歯だけでなく歯肉のマッサージも大切です。それが自己免疫力を高める「ハロアルみがき」です。

2012年5月4日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは

先週からようやく私の地元 栃木県那須塩原市も桜が満開となり、日頃見なれた街並みも淡いピンク色の花びらで一杯です。

診療室の窓からは田植えに備え農家の方々が、冬場静かに眠っていた田圃に水を張り、土を耕している様子が見られるようになり、相変わらずの長閑な田舎町の風景に心が和みます。
しかし、皆さんが口々におっしゃるのはやはり原発、放射能の影響と、今も続く風評被害への懸念です。震災から1年が経ち、今なお残る大きな傷跡を改めて感じずにはいられません。

さて先週、私の家に、ちょっとした出来事がありました。

私の家には3年ほど前から「ツバメ」が巣を作るようになりました。
毎年春になると親鳥たちが一生懸命、草や泥を集め、巣を作り、卵を産み、子育てをします。そして4~5羽の雛鳥が孵化し、巣立って行きます。ツバメは生まれた所に帰ってくると言われ、その家に幸運をもたらすとも言います。

ある年は作った巣が小さく、生命力と競争力が弱い雛は毎回親鳥が運ぶ餌を食べることができず、周りが大きく成長するにつれ、いつしか巣の端に追いやられ、最後は地面に落とされてしまいました。親鳥たちもその現状をどうすることもできず、いつになく「チー、チー」と鳴きながら、残りの雛に餌を与えています。
私は7歳と4歳になる我が子に、我が家の居候ツバメの様子から、命の尊さ、親が子を思う気持ち、そして自然の厳しさ、摂理を教えてきました。

しかし、先日早朝、7歳の息子があろうことか、庭に水を撒くホースでふざけて、ツバメの巣に水を掛け壊してしまいました。
「しまった」という顔の息子に私は有無を言わさずキツイげんこつをし、彼に話をしました。私は常に息子に「己の欲せざる所、人施すことなかれ」(自分が嫌と思う事を人にしてはいけない)と教えています。では、ツバメなら良いのか。虫一匹、草花一輪なら良いのか。人間がこの地球上で共に生き、生かされている同じ「命」に差はないこと、強いものが弱い者を助け、共生することの尊さを教えています。しかし子供は時に残酷です。自分も幼少のころ同じように父に怒られた記憶が蘇ります。
怒られて涙を流す息子に「どうして駄目なの」という疑問と答えを話す前に、「駄目なものは絶対に駄目」という人間としての絶対的ルールを体と言葉で教える必要があると思いました。
それは「人を殺して何故いけないのか」ということと同じです。
その疑問、答えの前に「絶対にダメ」というものが前提にならなければなりません。

その後、息子が巣の残骸を片付けていると2羽のツバメが大きな声で鳴きながら飛びまわっています。俯きながら学校に向かう息子の後ろ姿を見て、正直こちらも胸が痛くなりますが、「しつけ」とはこう言うことなのかと実感しながら私も親として学びました。
それ以来玄関先がとても静かになってしまい、言葉には出さずとも時折巣があった場所をじっと見つめる息子の目が何とも言えません。

「もう一度作り直してくれないか・・」
するとたった今この原稿を書いていると隣の携帯に家内からメールが入りました。
「ツバメが巣を作り始めたよ・・」
なんともう一度我が家に居候が戻ってきてくれました。
今度は家族の一員としてみんなで迎えてあげようと思います・・・

2012年4月27日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

花の競演

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2012-4-27 22:00

祐介先生今晩は。

ここ二、三日暖かい日が続いて庭の梅がようやく咲き始め、黄色い水仙、紫つつじ、ムスカリがかわいらしい花を開き美しい花の競演(きょうえん)を始めました。花の便りの遅い信州もこれからまっしぐらに春へ突入です。

昨日は朝5時に起きて軽井沢発6時33分発の新幹線で東京の太陽歯科衛生士専門学校に講義に行ってきました。新入生対象でしたからどんな学生かとても興味がありましたが、とても静かな学生たちばかりでびっくりしました。
本当のところ、これでやっていけるのか不安がよぎったほどでした。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアには高校生が参加していますのでこの学生たちと比べると大きな違いがあるように感じられました。
海外ボランティアに参加しようとする意欲があるからなのでしょうか私と初対面の面接の時でも、もっと「ハキハキ」していたように思います。
私の高校生の時と比べても雲泥(うんでい)の差です。

高校生はその面接試験を通り、初めて事前研修に入ります。
事前研修に入ると声の出し方や挨拶の仕方など個人個人に任せるのではなく、大きな声やハッキリした発音が出せるように練習します。この段階では高校生の特徴がよく出ます。
素直に反応できる子はいいのですが、何度も繰り返しダメ出しを受けて泣き出す子、ふてくされる子など様々です。

大きな声を出すことは日本と違う環境であっても身の安全を図るために絶対に必要なものですから一切妥協は許されません。厳しいトレーニングですがこの間も事前研修に来た日は必ずレポートを提出してもらいます。
そして次の課題を出していきます。こういうトレーニングを乗り越えて現地でのボランティアに行けるのです。

そして言葉や習慣の違う外国の現場で感じた経験をマニラのホテルで話し合う「高校生ミーティング」があります。これが最も大きな特徴になっています。
普段と全く違う環境の中で、普段体験することがないボランティアをした後ですから、いやがおうにも感性が研ぎ澄まされていきます。

そして帰国してからそれらの全てをレポートし、自分の活動の評価をするのです。短い期間であっても大きな変化につながります。この間の高校生の成長は誰の目にも明らかになります。

それに引き換えこの日の学生たちはようやく入学試験の難関を突破し、ホッとしているのが実によく感じられるのです。本当は一番輝いていてもおかしくないのに、どことなく目標を見失っているように感じられました。

しかしこれからいろいろな経験を通してだんだん成長していくでしょう。この日感じた「頼りなさ」は若芽のような初々しさとも思えます。
一日も早く安心感のある大木(たいぼく)に育ってほしいと思いました。

さて今夜の歯の一口メモです。

インプラント治療の相談コーナーが出来るようです。
自分の歯のなくなった所に金属の柱を立てるのですから問題を生じるケースも少なくないはずです。予防法としては間違っても自分の歯を抜いてまでしないで下さい。そして咬み応えのあるものをしっかり噛む習慣をつけてください。それが健康だけでなく、長生きの秘訣につながります。

歯磨きは「白い歯」だけでなく、「ピンクの歯肉」もしっかり磨きましょう。それがハロアルみがきです。

2012年4月27日 医学博士・歯科医師 林 春二

レインボータウンFM「今西祐介のハロアル・レディオ」2012年4月27日は、ミュージカル俳優・ミュージシャン 麻田キョウヤさん がゲスト出演しました。

祐介先生こんばんは

ようやく私の地元 栃木県那須塩原市も桜が満開になりました。

しかし暖かくなってきたと思えば、ここ最近はお天気に恵まれず小雨が続く毎日です。今朝などは肌寒く、せっかく咲いた桜も、もう数日で散ってしまうかと思うと何とも儚い桜の花びらに一層の郷愁を感じます。

「3月の風と4月の雨が5月の花を咲かせる」といいますが、この雨も、恵みの雨と考えれば、自然の摂理をあるがままに受け入れ春夏秋冬を楽しむことができる「日本」という国がいかに素晴らしいか、改めて感じます。

ある日の報道で福島県の避難区域に咲く、桜並木が映し出されました。

原発の影響で立ち入ることが出来ない住民達のたっての希望で特別に許可されたそうです。
ひと影もなく閑散とした町並みに静かに咲き続ける桜の様子を見ると、いかにこの災害が大きな爪後を残したか、そして人間の罪の深さと、これから私達が何を求め、何をしなければいけないのかを深く考えさせられます。

さて、先日、お陰さまをもちまして、「2012年度 ハローアルソン・フィリピンボランティア報告会」を無事行う事が出来ました。

長野県御代田町で行われたこの発表会には地域住民の方々やこの番組のリスナーの方々まで約320名のお客様にご来場いただきました。

リスナーの方の中には何と神戸から来られた方もいらっしゃり、本当に有難く思います。
会では現地報告をはじめ、医療関係者達の報告、高校生、そして祐介先生やキョウヤさん、一穂さんたちアーティストチームによるハロアルレディオ in 御代田も行いました。
皆さの歌声と現地での様子がスライドに流されるとその臨場感と音楽が持つ素晴らしさに、来場されたお客様たちからは大きな拍手が鳴り響いていました。

今回、参加者の皆さんの発表の中にとても多く使われていた言葉は「感謝」でした。
この活動は現地フィリピンに行き、恵まれない子供たちの為に医療と物資の無償の活動をします。ボランティアを「する側」「される側」に分けるとするならば、普通は「する側」が感謝をされると思いがちです。

しかし実際は我々「する側」の方が、「ありがとう」の持つ本当の意味を学びます。
現地で私達が投げかけてもらう感謝の言葉は、日本で歯ブラシ1本、タオル1枚を私達に託して下さる皆さんの優しさのお陰です。

会長の林先生の言葉です。

「人」という字は二人の人間が互いに支えあっているように見える。しかし、今にも倒れそうな人をその下で支え続けているようにも解釈することができる。ボランティアはその人という字の下の部分、つまり支える人にならなければいけない。
人間は自分からどれだけ多くの「ありがとう」を言うことによって、いかに人の世話になり、人によって生かされているかを知ります。
そして人間は「ありがとう」という言葉をどれだけ周りの人達に言ってもらえるかによって心の豊かさを育むことになります。

報告会の翌日、1年に1度訪れる馴染みのお蕎麦はいつもながら格別の味でした。

暖かな陽気に包まれ素晴らしい感動を頂けたことをこの会を支えて下さる全ての皆さんに心から感謝をいたします。

2012年4月20日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生今晩は。

東京では葉桜だと言うのに軽井沢ではまだ梅が咲きません。決して広くはない日本なのにこんなに違いがあるなんて不思議です。しかし真っ白だった浅間山の雪も大分溶けて、間違いなく春がすぐ傍(そば)まできていることがよくわかります。

4月14日はご苦労様でした。あいにく雨でしたが沢山の皆様が来場してくれ、感謝の一言です。当日の入場者は355名でした。会場になっている“エコールみよた”は320席しかありませんから満席以上の皆様が来てくれました。
普段の努力や行いがいかに大切かということを痛感しました。

今回はこの活動に協力しているFM軽井沢のパーソナリティーの清水とも子さんがはじめて司会をしてくれ、YUTAI君の三味線の演奏で始まりました。

そして、今までずっと最後の方でやってもらっていた祐介先生のハロアルレディオをオープニングで30分間、祐介先生、キョーヤさん、一穂さん、ジャンビーと一緒に会場を盛り上げてもらいました。これまでは最後の方でしたから帰る人も出て、空席の目立つ中で演奏をしてもらうこともありましたが、今回は沢山のお客さんの前でしたからやりがいがあったのではないでしょうか・・・・。

続いて高校生の報告でした。信義(しんぎ)さんの軽妙なアドリブの効いた司会で楽しく聞くことが出来ました。
毎年高校生の報告は大きな感動をくれるのですが今年もそうでした。
初めて参加した高校生が異国の恵まれない人に触れる中で、自分たちがいかに恵まれているかを知って、親への感謝や日本という国への感謝が湧いてきたそうです。これは一人や二人ではなく、みんなが口をそろえて言うのですから、異様だと思ったかもしれません。
しかしこれが事実なのです。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアがいかに大きなインパクトを持っているかということだと思います。高校生は8月に面接をし、何日も事前研修に通い、年が明けあけてフィリピンに行って慣れないボランティアをし、帰ってきてから報告集の原稿を書き、この日の発表に備えたのです。その間、学校は普段通りにあるのですから高校生はよく頑張ってくれたと思います。
半年にわたる活動はこれで終わりです。これからは今までに培った力を学校や社会で発揮して素晴らしい人になって欲しいと思います。

もちろん私達も来年のボランティアに向けて出発をしました。

その第一弾が次の高校生の募集です。
当院では患者さんに呼びかけてすでに何人かの希望者を見つけました。成績のいい人でもかまいませんし、この活動を契機に人生を切り開いていこうという人でもかまいません。気持ちのある人はどんどん申し込んでください。

それでは今夜の歯の一口メモです。

新学期を迎え、定期健診をする学校が多いと思いますが検診の日だけ歯磨きをしても駄目です。その日を契機としてしっかり磨く習慣をつけてください。歯磨きの失敗が歯を悪くするのですから、歯科医院に行って自分にあった歯磨きを教えてもらったらいいと思います。
歯磨きをおろそかにするような先生なら早く他の医院に変えた方がいいでしょう。
「歯」と「歯肉」を磨く「ハロアルみがき」で自己免疫力を高めることが大切です

2012年4月20日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生 一穂さん こんばんは

先週、爆弾低気圧と言われた強風が日本列島に大きな被害をもたらしたかと思えば、今週は各地で5月中旬の暖かさとなり、桜前線も北上し始め、ようやく私の地元栃木県も、ちらほらと淡い桃色の花びらが咲き始めました。

日本人にとって「桜」は特別な花といってもいいでしょう。
古くから「花は桜木 人は武士」といわれ、満開に咲き誇る様よりも、短い一生を終える花びらの散りゆく潔さに、日本人の美学を感じます。

一方、もう一つの春の花、「梅」は、その一輪、一輪の凛とした紅色の花びらもさることながら、一本、一本の枝や幹までの風情と、その匂いまでも楽しみます。

「観梅の心、観桜の目」といわれるように、梅のようにそのひとひら、ひとひらを大切にするきめ細やかな心と、物事をおおらかに観望できる目が、大切ですね。

しかし、日本人が脈々と受け継いできた、梅のような粛々とした謙虚さと、桜のような潔さはどこにいったのでしょうか。

私はあまりワイドショー的な報道には疎いのですが、お笑芸人が国籍を変えカンボジアのオリンピック選手としてマラソンに出場するという事を知りました。さらにその番組ではコメンテーターや司会者が「頑張って欲しい」というようなコメントを発していました。

祐介先生はどう思いますか。
確かにスポーツ選手の中には日本人として帰化し、代表選手になった方はいらっしゃるでしょう。しかし、その内容と今回は全く違うような気がします。

国籍とはいったい何でしょうか。
私はなんて愚かで無知で厭らしい行為なのだろうと思いました。彼は日本人という世界一自由な国の特権と、それを得るために先人達が血のにじむような努力をし、築き上げた日本人としての誇りを破棄してしまったのです。そしてカンボジアに限らず世界の国々が持つあらゆる制約をこれから受けなければなりません。彼は何の為にこのような行為をしたのでしょうか。恐らくお金のためではないでしょう。であるとすれば、名誉のためか。単にオリンピックに出たいという我欲のためか。
いずれにせよ、彼のとった行為は明らかにカンボジア人を愚弄した行為であり、「あの国の人間になれば代表になれる」という利己的で浅ましい考えではないでしょうか。その背景にどのような事情があるにせよ、このような報道に対し誰か、「それはおかしいのでは」と言う人間がいないのか。

人間は生まれ来る歴史の中で、その土地、その地域、その国の社会的恩恵の中で生きている。その人間の運命は必ずしも平等ではなく、むしろ不条理さが多い方が当たり前だと思う。だからこそ、人間には無限の可能性と現実を変化させるための力を神様は与えてくれたのだ。それこそが努力や鍛練なのである。しかし時に、努力した人間が全て報われるとは限らない。だけれども何かを成し得た人間はすべからく努力をしている。

私の好きなサッカー選手「ラモス 瑠偉」さんの言葉です。
「日の丸をつけて君が代を聞く。最高だ。こんな美しい国旗他にないよ。どんなに苦しくても膝が痛くても、日の丸をつけていると思うと頑張れる。この国に恩返しをする。家族に、仲間に、日本人に恩返しをする・・」

満開の桜の下でお酒を飲み楽しむのもいいでしょう。
しかし、その桜が綴る日本人の心の歴史を少しでも感じながら観桜してみてはどうでしょうか。

2012年4月13日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

マンネリ

カテゴリ : 
ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2012-4-13 22:00

祐介先生今晩は。

春の遅い信州も大分春らしくなりました。頬(ほほ)をなでる風にも温(ぬく)もりが感じられ、冬から春への時(とき)が刻まれているのがよく分かります。野球ファン待望のプロ野球のリーグ戦も始まり一喜一憂(いっきいちゆう)している人が増えたのではないでしょうか・・・・。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの報告会もいよいよ明日に迫りました。大分前から準備を始めたつもりでしたが、いざ明日となるともっと時間が欲しいような気もします。

心配していたチケットはお陰さまで昨年並みの協力が得られました。ありがとうございます。これで来場者の方は例年並みに行きそうですが天気の方がどうも心配です。信州の天気は荒れそうですので遠方からお越しの皆さんは温かい支度(したく)で来てください。

開催地が何と言っても1万4千人の町ですから10年以上やってくるとマンネリを感じる人も少なくないようです。報告会の内容を大幅に変えるのはとても大変ですから何とか工夫して頑張っています。

この活動はフィリピンでの無料の歯科医療、その人たちへの物資の提供、皆さんにその物資を協力してもらうこと、そしてこの活動に高校生に参加してもらうことが大黒柱になっています。
しかし奉仕場所は違いますが毎年新しいことがあるわけではありません。
したがって新しいことを報告出来るわけはありません。マンネリと言われればそうなってしまうのだと思います。しかし継続に意味があるようにも思います。

そもそもボランティアというのはそういうものではないでしょうか・・・・。

昨年のように大きな災害があれば別ですけれどそれは不幸なことです。ですからボランティアで新しいことを期待することなど無理というものです。

私達と比較するのは「はばかり」ますが3.11大震災のボランティアにしても昨年の初めの頃は1か月に18万人を超すボランティアが集まったそうですが、今年になると減ってしまい、今では1万8千人になってしまったそうです。当初のなんと10分の1です。

日本人はもともと「熱しやすく冷めやすい」と言われますが、身の毛のよだつような大震災は別だと思っていました。しかも、誰もが「未曾有(みぞう)」の大震災だと言っていたにもかかわらずこういう状態ですから、私達のようなちっぽけな団体の活動が大きなインパクトを与え続けることなど所詮(しょせん)無理だと思います。

しかし報告会、懇親会合わせて400名以上の皆さんが協力してくれるのは本当にありがたいことです。協力してくれている皆さんの「温かい気持ち」と「心の結びつき」を強く感じます。まさしく「絆」が結ばれている証(あかし)です。
そしてこのことはこれからも今まで以上にこの活動に全身(ぜんしん)全霊(ぜんれい)で当たりなさいという神の声と受け止めたいと思います。

それでは今夜の歯の一口メモです。

失明や白内障の原因になる糖尿病ですが歯周病を放置していると悪化しやすくなります。
また、糖尿病の人が歯周病になりやすいこともわかっています。
原因は歯の汚れ、プラークにあります。
「歯」と「歯肉」を磨く「ハロアルミガキ」で血行を良くし、自己免疫力を高め、健康な体を作りましょう。

2012年4月13日 医学博士・歯科医師 林 春二

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  • 歯ブラシ・タオル・固形石鹸など物資の支援活動
  • 世界の貧困問題を通じ、自らの生活を見直し「真の豊かさ」について考える
  • 次世代を担う高校生の参加により、真の国際平和と国際責献について考えてもらう

今西祐介のハロアル・レディオ

毎週金曜日21:00-22:00生放送
レインボータウンFM(79.2MHz)
http://www.792fm.com/
歯科医師でミュージシャン今西祐介がパーソナリティの歯科医療ボランティアと楽しいトーク&音楽番組

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