ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

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祐介先生こんばんは

「天高く馬肥ゆる秋」まさしく言葉通り、澄み切った空、さわやかな秋風に日に日に秋の深まりを感じますね。

先日友人のお父さんから今年もありがたいことに新米をたくさん頂きました。聞くところによると今年はとてもお米のできが良いとのことですが、今年も放射能の問題も無く収穫ができ、農家の方々は胸をなで下ろしているに違いありません。

さて、いよいよ来年度 2013年 ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの高校生参加募集が締め切られ、一般参加、医療関係者参加者の募集締め切りも残りわずかとなりました。

今年も30名近くの高校生が募集をしていただき、現在全国の支部では勉強や運動の合間をぬって、事前研修の真っ最中です。

先日、今年は一般参加者の方々が少ないという報告を受けました。
勿論その様な年もあれば、多くの方々に恵まれる年もあります。しかし、ボランティアには人数の決まりや活動内容の限定などは最初から何一つ制約があるわけではありません。求められること、私達が出来ること、それだけを誠心誠意尽くせるかどうかが一番の問題だからです。

ボランティアは様々な事を教えてくれます。

始めた当初は「良いことをした」という満足感を憶え、しかしそれがあまりにも表面的な感性でしか物事を捉えていなかった事に気付き、一生懸命やり続ければやり続けるほど、自分自身の弱さやずるさに気づきます。そして何不自由なく暮らし、有り余る社会に生きる自らの生活を戒め、歯ブラシ1本、タオル1枚を協力して下さる方々の思いに心から感謝をするようになります。

当たり前の生活がどれほど素晴らしいことか。そして、ふとまわりを見渡せば、様々な人達に支えられ、自分自身が生かされていることに気付きます。

今世界では4秒に1人の子供たちが貧困の為、救えるはずの命を失っていきます。

今世界では1億5300万人の子供たちが親を亡くし、学校に通えず教育を受ける機会すらありません。

今、私の医院には地域の子供たちが使わなくなったノートや鉛筆を寄付してくれ、それを再利用する為に「ハロアルボランティアノート」を作っています。子供たちがフィリピンの子の為に持ってきてくれることはとても嬉しい事です。しかし、ハロアルが目指す未来はその先、過剰に求めず、無駄にせず、物や心を大切にする社会です。

「運命」とは何不自由なく暮らす人間たちが聞こえの良い無関心さを偽善化するために作った言葉です。

ボランティアはその人間の傲慢さ、矛盾、不条理のなか、「運命」さえも変えることができる唯一の「愛」の行動です。しかし、自らの財産、時間を費やし得られるものといったらたった一つだけしかありません。でもそのたった一つが恐らくこの世の中で最も尊いものであると私は信じています。

一般参加のみなさん。私達と一緒にその答えを探しに行きませんか。
まだまだ沢山の募集をお待ちしております。

2012年10月12日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

新米

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2012-10-12 18:10

祐介先生今晩は。

信州は日増しに寒さが増していて、いつ初霜が下りてもおかしくなくなりました。

今日スタッフの家から新米をもらいました。秋の実りの第一号です。ありがたく頂戴したいと思います。これからいろいろな食べ物が出てくると思いますが今日の感動ほどの喜びはないと思います。

どうしてかというと、このお米を作っている人は私が懇意にしている上に、長男の男の子の名前にはお爺さんと私の名前の一字「茂(しげる)」、「春(はる)」を使って「茂春(しげはる)」にしてくれました。最近お爺さんが永眠しましたが位牌に戒名まで書かせてもらいました。とっても不思議な縁を感じます。

今夜は9月から始めている「一口(ひとくち)30回咬み」について書いておこうと思います。

「よく咬むことは身体にいい」ことは誰でも知っています。いいことならそうしたらいいのになかなか実行出来ません。それが私達の持っている癖なのです。「なくて七癖(ななくせ)・・・・」というように誰でもさまざまな癖を持っています。「たべかた」で言えば「早食い」、「大食い」、「丸のみ」などがそうです。

大雑把に言ってよく咬まない人、早食いの人は「肥満タイプ」に多いと言えます。肥満は糖尿病や、高血圧の元になる動脈硬化を引き起こしやすくなります。最近では老化を早め、白内障になりやすいことも分かってきました。これらの病気を予防するのにも、治療するのにも「一口30回咬み」は大きな効果があります。

そのいい方法を今夜は書いてみます。分かっているかもしれませんが初心に帰ってやってみてください。

先ずご飯を口に入れる時、今までの半分を目安にして下さい。私は3分の1にしています。はじめは物足りませんがこの方がしっかり咬めます。出来るだけ「小口」にして噛めば噛むほど30回咬みの効果が上がります。食べ物を口に入れたら30回咬むまで絶対に飲み込まない努力も必要です。

こうしたら今まで食べていた量は絶対に食べられません。つまり痩せるということです。しばらくは大変ですがこれで予防や治療効果がある上に、自分の人生に健康という大きな花を咲かせることが出来るのです。ちなみに私の体重はこの1カ月で4キログラム下がりました。現在も継続していますのでこれからの変化をお知らせするのが楽しみです。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアもいよいよ佳境に入ってきました。

一緒に行く25名の高校生も決まり、これから事前研修でこの活動の趣旨や沢山の皆さんが協力してくれてこの活動が出来ていることなどを理解してもらいます。そして多くの経験を積んでもらいたいと願っています。

それでは今夜の歯の一口メモです。

食事を楽しむためには「歯」と「歯肉」を磨く「ハロアル磨き」が一番です。簡単で自己免疫力を高められるからです。

2012年10月12日 医学博士・歯科医師 林 春二

レインボータウンFM「今西祐介のハロアル・レディオ」2012年10月5日は、ミュージシャン 一穂さん がゲスト出演しました。

祐介先生・一穂さん こんばんは

私の地元 栃木県那須塩原市では秋風が日に日に涼しさを増し、庭の楓の木が少しずつ色づき始めました。早朝まだ日が開けきれぬ朝靄の中、所々からキンモクセイのあの独特のやさしい香りが漂い始めると、一層秋の風情を感じます。

私にとって秋の一番の楽しみはなんと言っても「キノコ狩り」です。昔から「キンモクセイの香りがするとカキシメジが採れる」と言われ、秋の味覚の王様「キノコ」の解禁を告げる合図とも言えます。しかし、原発事故の影響で昨年まで大丈夫だった山々も、今年は取ることが出来ません。放射能汚染で苦しむ福島の方々を思えば、たかがキノコ狩りなんてと言うことになりますが、やはり残念です。そしてこれはこの先何十年も取ることが出来ない事を意味しており、改めて人間の罪深さを知りました。

私はここで原発の是非を語るつもりはありませんが、山を壊し、水を汚し、街を、村を破滅に追い込み、人々の暮らし、老人たちの安らぎ、子供たちの夢を奪った人間の傲慢さと欲望の象徴のあっけない末路を痛感したはずなのに、青森の大間では新たな原発が作られようとしています。

何が正しく、何が答えなのかは私には分かりません。
しかし、この問題の最終的結末は取り返しの付かない未来だという答えが分かっているのに何故人間はその破滅の道へと歩むのでしょうか。

先日、栃木県の地方紙である下野新聞社から連絡があり「忘れない3.11」というタイトルで特集を組むことになり、今年の5月、会長の林先生や祐介先生と共にハローアルソン・フィリピン医療を支える会のメンバーと訪れた福島県の仮設住宅での往診の様子を取材したいというお話がありました。その記者との会話のなかで印象的だったのは、皆さん口々に話すのは「忘れ去られている」という言葉が多いと言うことです。

今、テレビのニュースで仮設の方々の苦しみを伝える報道がありますか。

台風の直撃の様子で自転車が倒れたり、都心の電車が止まったりするところは何度も何度もしつこいほど写すのに、一コマでも雨風の中、仮設で苦しみ耐え、生活をしている方々の不憫さを伝えようともしないでなないか。

あの地震から10日後の3月21日、祐介先生や加藤先生たちと、車に出来る限りの物資と医療器具を積み、暗闇の東北道を北上しました。塩竃の町に入り突然目の前のスーパーに大型漁船がつっこみ、町中が湾曲し、静けさと暗闇の中に一切の生命の痕跡を感じられなかったあの光景を今でも私は忘れることができません。憔悴しきった老人たちの姿、親を亡くし、子を亡くし、うつむきながら炊き出しに並ぶ人達・・・

私の患者さんに福島から夫婦で避難し、戻ることが出来ずこの町で暮らす決意をされた方がいます。その夫婦に待望の赤ちゃんができ、もうすぐ生まれます。この子にとって故郷は福島ではなくこの栃木県になります。

もう二度とこのような悲しみを繰り返さないためにも、この子たちの未来の為にみんなで痛みの分母にならなければなりませんね・・

2012年10月5日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

一日一歩

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2012-10-5 18:20

祐介先生今晩は。

田んぼの稲が刈り取られ稲穂がハゼにかけられ深まりゆく秋を感じます。今年は栗の当たり年で何処に行ってもおいしい栗を頂けます。栗に限らず秋の味覚は本当に楽しみです。
そして信州の高い山ではうっすらと紅葉(こうよう)が始まり、秋ならではの贅沢を味わっています。

私事ですが先日スタッフの結婚式に行ってきました。

秋晴れの素晴らしい日でした。

新郎新婦の望みは「お互いに今のままでいて欲しい」ということでした。恋愛時代から結婚式を迎えるまでの日々は楽しいことばかりです。

誰もがそう思ったことでしょう。残念ながら現実はそういかないのです。

今は子供もいないので二人の生活だけを考えればいいかもしれません。

やがて子供が出来るとその子供に振り回され二人の生活は大きく変わります。幼い時は大きくなれ、早く歩けと期待が膨らみます。しかし学校に上がるようになると大変です。中には不登校やいじめに会う子供も出ます。

その時お互いに力を合わせて対応できるかというとそうもいかないのです。忙しい日常に流され夫婦の思いはすれ違うことも少なくないでしょう。

結婚式にお互いに誓った約束はこうしていつの間にか家事や育児に追われすっかり忘れ去られてしまいます。

ちょうど私達が元日に「新年の誓い」を立てたようにです。

大切な目標を立てることも大切ですが、その日のことを反省することの方がもっと大切なのではないかと思います。

今日一日自分は何をしてきたのか、そして人のために何が出来たか、もしも不満足だったら明日頑張りましょう。こうした反省こそ自分を高めていくのではないでしょうか・・・・。

今年もあとわずかで終わってしまいます。
一抹の淋しさを禁じ得ません。振り返ってみれば元日には「今年こそは」と強い決意をしたはずでした。1年の4分の3が終わって、残すところ3月を切ってしまったのに、何にもしていない自分に気付きます。

性格は簡単には変えることが出来ません。和尚さんが来る日も来る日も同じお経を読み続けるのは「和尚さんになろうと決心した時」を忘れないように繰り返しているのだと思います。

私達も簡単なことでも毎日続けることが大切なのではないでしょうか・・・・。

それでは今夜の歯の一口メモです。

「一口30回咬み」をして最初に気付いたのは食事が楽しくないということでした。
ご飯を一口、口に入れ「30回」咬むまで数えているのですから、味を味わうどころではないのです。

日本の食べ方は「口中(こうちゅう)調味(ちょうみ)」といってご飯を入れたところに別のおかずを入れ、ご飯とおかずを合わせた味を楽しんで食べます。「えも知れない」味が味わえるのです。
こうした食べ方をするときには「入れた数」だけ沢山咬まなければなりません。
「一口30回咬み」ではなく、「一口100回咬み」をしたらいいでしょう。
そうすると普段通りでおいしく、楽しい食事が楽しめるはずです。

そのためにも「歯」と「歯肉」を磨く「ハロアル磨き」で自分の健康な歯を守りぬくことが大切です。

2012年10月5日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生今晩は。

あの夏の日の暑さが本当に懐かしくなりました。朝夕は涼しさを通り越して寒いぐらいです。

我が家には妻の両親が一緒に暮らしていますが、そろって91歳になりますので昨日はストーブに火をつけてしまいました。
これから気温は日増しに下がって秋本番に向かい、食べ物もおいしくなり、美しい紅葉狩り(もみじがり)にと、楽しみが沢山増えています。

高齢者にとって季節の変わり目は身体にこたえますので十分気を付けてください。
もしも外出した時には、手洗いとウガイを徹底することで病気の予防に大きな効果があります。
「転ばぬ先の杖」油断しないでくれぐれも気をつけましょう。

自民党の新総裁に安倍晋三 元総理が決まりました。
5年前の自民党の総裁で、総理大臣の時に病気で途中挫折した過去がありますので、この難局を乗り越えられるのか心配です。あれから自民党は総選挙に大敗して野党になってしまいましたが、その総裁に返り咲いたのですから今度はしっかり頑張ってほしいと思います。

モンゴル出身の日馬富士(はるまふじ)が大相撲の第70代横綱になりました。
大関で二場所連続全勝優勝ですから文句のつけようのない昇進でした。おめでとうございました。横綱の地位を守るためには今まで以上に鍛えなければならないと思います。怪我に気をつけて精進して欲しいと思います。

これで東西に横綱がそろいます。モンゴル出身の横綱は3人目、大相撲は日本の国技です。一日も早く日本人横綱が誕生して欲しいものです。全てがグローバル化している今、そう考えられない私は了見(りょうけん)が狭すぎるのでしょうか・・・・。

ハローアルソンフィリピン医療ボランティア2013も、いよいよ佳境に入ってきました。

本部には林歯科診療所の空き地を借りて8畳二間の事務所兼倉庫ができあがり、今まで診療所に置かせてもらっていた物資を移動し始めました。これからは雨が降っても、寒い冬の日であっても心置きなく物資の整理が出来ます。

今回こうして長野県の援助が受けられたのは皆様のお陰で長年続けてこられたからです。心から感謝しております。これからも今まで以上に支援して下さい。お願いします。

それでは今夜の歯の一口メモです。

「よく咬むこと」はいいことだとわかっていますが、一口に「30回」咬むと言ってもなかなか大変です。

日本食の食べ方は「ご飯」を口に入れ一口か二口咬んだところに、さらに別のおかずを入れ、ご飯とおかずの合わさった味を楽しんで食べています。これを「口中調味(こうちゅうちょうみ)」といって、「えも知れない」味わいになる日本独特の食べ方です。

口の中には「一口分(ひとくちぶん)」どころか「何口分(なんくちぶん)」も入ってしまいます。しかし多くの人は、せいぜい5~6回咬むといつの間にか飲み込んでしまいます。ですから日本人の食事は早いのです。こういう食べ方ですと「一口30回咬み」は難しいので「一口60回以上」咬みして下さい。

そのためにも「歯」と「歯肉」を磨く「ハロアル磨き」で自分の健康な歯を守りぬくことが大切です。

2012年9月28日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは

平成14年9月17日 あの日もこんな小雨降る日でした。私の医院も、もうといいますか、まだまだといいますか、今年の9月をもちまして10周年を迎えることが出来ました。

しかし、医療の世界は、一方では患者の病の根絶と治癒を願い、一方ではその病がなければ成り立たぬ因果な商売ともいえます。究極の理想ではありますが、10年の年月を費やしても未だ病の根絶までには至らぬ現状に、自分の技量不足を痛感しながら、それでも当院に足を運んでくださる皆様の為にこれからも誠心誠意尽くしていきたいと、気持ちも新たに11年目を迎える所存です。

また、この番組でお馴染みの林先生からは「迷ったら原点に立ち返り基本から見直す努力を忘れるな」という意味を込め「飛翔」というお言葉を頂きました。

私にとってこの10年間は本当にいろいろなことがありましたが、やはりこのハロアルボランティアとの出会いは人生を180°変えたといっても過言ではありません。

何も知らずただ自分の技術で恵まれない子供達を助けたい一心で参加をした1年目。

世界の現実と自分の力の小ささを知り、本当に私たちがやらなければいけないことを真剣に考えだした2年目。

団長の責務を任され、この活動の本質や意義を見つめなおし歩み始めた3年目。

そして、多くの参加者やリスナーの皆さんを始め全国の沢山の方々に支援、協力をしていただきました。フィリピンの貧困の現状から本当に人間として大切なものは何かという答えを求め続け、豊かさや優しさの意味をこのボランティアを通し、考えてきました。

しかし、いまだ道半ば。明確な答えの形を築けぬまま、目の前の道を歩む日々ですが、私にとって幸いなことはいつも私の周りには祐介先生を始め多くの仲間が支えてくれるということです。

先日も地元の悪友たちから大きな壁掛け時計を頂きました。そこには「更なる10年、20年をともに・・」とメッセージが添えられており、那須の山猿軍団にしては洒落たプレゼントだと感動しました。

林先生からのお手紙にこう書いてありました。

「医者や先生と呼ばれる人間は社会生活の中では特別扱いされ、どこに行っても優遇される。しかし弱い立場の人の為にボランティアをすると自分の足りなさに気づき、努力することの大切さを学ぶ」

まさに「我以外すべて師なり」です。

私の医院に毎月必ずお口のお掃除に来るたび、ハブラシやタオルを少しずつ持ってきてくださる方がいます。最近では自分の趣味で作った人形や切り絵をボランティアとして販売して欲しいと言って下さる方たちがいます。町のあちらこちらにハロアルの募金箱が設置され始めました。

しかし少しずつ大きく広がり始めた今だからこそ、歯ブラシ1本に思いを託し下さる皆さんのお気持ちを裏切ることのないよう、これからの年月を頑張っていきたいと思います。

いよいよ来年の活動まで5か月を切りました。今年も多くの参加者、高校生たちとの出会いがとても楽しみです。しかしもうすぐいよいよ40歳。お互い体に気を付け頑張りましょうね。

2012年9月28日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

人の道

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2012-9-21 21:00

祐介先生今晩は。

信州では暑かった夏の日は何処へやら・・・・、朝夕はめっきり肌寒さを感じるようになりました。空はどこまでも澄み渡り、夏の空にみられた入道雲はすっかり姿を消してしまいました。その代わりに帚(ほうき)ではいたような美しいスジ雲やうろこ雲が見られます。

先日診療に来た身障者の施設の理事長であると共に組合の会長をしている人から、「自分の知らない間に大切なことを事務局長が無断でしてしまった。幸い大きな問題はなかったがどういう風に事務局長に言ったらいいだろうか・・・・」という相談がありました。
その理事長は私の診療所に来る直前だったので、不愉快な気持ちを露(あら)わにして、「治療から帰って来てから話すから待っていろ」と、怒りをあらわにしてきたようです。

私は「ただ怒らない方がいいですよ。反発されるだけです。むしろ、ちゃんと自分が指示しなくて申し訳なかった。もしも間違いがあったり重複(ちょうふく)してしまったら先方に迷惑がかかるので、簡単なようなことでも必ず指示を仰ぐように話したらどうでしょうか・・・・。」と言うと、「そんなことでけじめがつきますかね」と不満げな顔をしていました。

その後日談です。
私の言ったように話してみたそうです。すると事務局長はわかりましたと言って重複してしまった施設にお詫びしてから理事長のところに来て、心から済まなそうに謝って、「これからは必ず指示を仰ぎます」と気持ちよく言ってくれたそうです。

怒られて気持ちの良い人はいません。怒るときはしっかり怒り、その代わりよく出来た時はほめることが大切なのだと思います。もしも怒るべきときに怒らなければ人は育ちません。逆に怒ってばかりでも育ちません。「飴(あめ)と鞭(むち)」ということわざもあります。「甘(あま)からず辛(から)からず」、程よい加減が大切なのではないでしょうか・・・・。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2013に参加する高校生の事前研修が始まりました。
今年の参加者の中には群馬県の新島学園高校の生徒会長がいます。
数年前にも高校駅伝で有名な佐久長聖高校の生徒会長黒岩君がいましたが、やはりこういう生徒のいる年の活気は違います。
保護者、高校生とフィリピン医療を支える会の3者面談でも今までにない意気込みを感じました。

この事前研修を診療中にすることは大変ですが何もかもが信じられないような世情の中で純粋な高校生に触れあえることはとても素晴らしいことです。
私達自身の向上にも大きな効果があると思います。

それでは今夜の歯の一口メモです。

当診療所では「一口30回咬み」を始めました。まだ5日ばかりですから何とも言えませんが、沢山咬むことで唾液も多くなり、いつもの食べ物が全くと言っていいほど違って感じられます。食べる量も普段よりは少なくなっているように感じます。
この効果については順次報告していきます。
しっかり咬むためには「歯」と「歯肉」を磨く「ハロアル磨き」で自分の健康な歯を守り抜くことが大切です。

2012年9月21日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは

先日のハローアルソン・フィリピン医療ボランティア 事前会議 お疲れ様でした。

16日の日曜日から19日の4日間、私達は団長の私を含め、副団長 岡山県きもと・まなべ歯科クリニックの木本先生、そして現地活動責任者でもある祐介先生の3人で、フィリピン・マニラに来年度の活動を円滑で更なる有意義なものにするために、現地スタッフと共に事前会議をおこなってまいりました。

私達のハロアルは毎年最も過ごしやすく、雨期の少ない2月に現地に行き、医療奉仕活動、物資支援活動をおこなっています。

そして毎年有り難いことに参加者が少しずつ増え、特に私達の活動の4本の柱の一つである、高校生の参加が今年は30名を超える応募をいただきました。そのため、現地では大型バス2台を要し、活動場所へ向かう道中やボランティア活動中の安全面や大人数で食事の際、使用する場所やその内容等の衛生面での問題点など、この活動が始まった当初数十名でおこなっていたときよりも、多くのチェック項目が浮き彫りになって来ました。

人数が多くなればそれだけの活動効果は期待できますが反対に特に海外でのこのような場所での活動は多くのリスクを伴う場合もあります。勿論、ボランティアというものは求められるものに臨機応変に対応し、ましてや海外、スラムという特種な場所での活動は、日本と同じような価値観、常識はまるで通用しません。

しかし、このハローアルソンが最も大切にしている「沢山の人達からほんの少しの優しさを分けて貰う活動」と言うのはやはり「安全」という言葉からは切っても切り離せないと考えています。命がけで全てをなげうつボランティアの奉仕の精神もとても尊いものですが、元来人間が持つ優しさの心を紡ぎ合わせ、また、運命と言うにはあまりにも過酷な環境で生きるフィリピンの子供達から、何不自由なく生きる私達日本人が考え、学ばなければならないことを共に共有する活動を目指しています。

私達が今回訪れた日、大きな台風がマニラを直撃するといわれていました。

現地のメンバー達と夕食を終え、街を歩いていると雨が降る道路沿いに止めてある車の後ろから突然1人の男性が近寄って来ます。「マネー・プリーズ」「マネー・プリーズ」私はその姿を見て絶句しました。その男性の両足は腰下から無く、異常に細い突起物が飛び出しており、両手で地面を這いながら私達に近づいて来るのです。

通常ストリートチルドレンがお金や物売りを要求した場合はそれに応えることは良くはありません。そのお金が犯罪組織に渡り薬物売買の資金となりうるからです。しかし、障害を抱えているというよりも、雨が降れば店の軒下で眠り、一日中、一生、この場所で物乞いをしなければ生きることの出来ないこの男性に私は思わず500ペソ(日本円で1000円)を渡しました。その時の男性の喜びと驚き、感謝に満ちた笑顔を私は一生忘れません。そして「良いことをした」と言うよりも何とも言えない切ない気持ちになりました。

私達が向かう国の光と影は日本人の到底理解しがたい現実を突きつけます。

今年もまた多くの仲間と共に悩み、考え、自分に何が出来るかを見つめていきたいと思います。

2012年9月21日 ハローアルソン!ハロアル・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

秋の空

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
執筆 : 
hayashi 2012-9-14 23:00

祐介先生今晩は。

夏には見られなかった高く澄んだ空、朝夕の風の涼しさの中に秋の気配が感じられます。

軽井沢には白くをたなびかせる浅間山があります。美しい山で見る人に安らぎを与えてくれる名峰です。その山肌は活火山特有で一本の草木もありません。そのため山肌は季節ごとに色を変えて、みる人を楽しませてくれます。秋になるとまるで夕日に当たっているかのように赤く染まります。最近山肌が夏の青い色から赤く染まり始め秋が近いことを知らせています。

ロンドンオリンピックに続いて開催されたパラリンピックも無事終わりました。
日本選手の活躍は多くの人々に感動をくれました。
頂いた感動をこれからは自分の生活に生かしていきたいと思います。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2013も残すところ5か月足らずになりました。
高校生の事前研修、参加者全員が東京で行う全体会議、年が明けると間もなく現地でのボランティア、そして3月30日になると「ハロアル報告会」と行事が目白押しに続きます。

報告会は4月の中旬に行っていましたが、次回は半月ほど繰り上がりますのでこの準備も大変になります。報告会の入場料1000円とここで使う報告集を1冊300円で買ってもらって、この代金が次年度の高校生カンパに繰り入れられます。

毎回沢山の皆さんに協力していただいて、この活動を12年間続けることが出来ました。
参加してくれた高校生は今回の高校生を合わせると130名に上ります。卒業生の中にはこの活動を通して自分の進路が決まり、すでに医療機関で働き始めた看護師さんも数人います。うれしい限りです。

今年はこれらの高校生に近況を報告してもらったり、フィリピン医療ボランティアをいつも思い出してもらえるような取り組みを考えています。

その一つが高校生向けのハロアル新聞で本会の近況を伝えたいと思います。

「をすれば影がさす」という言葉があるように私達がいつも高校生の話をしていれば高校生の方から近づいて来てくれるのではないかと期待しています。

それでは今夜の歯の一口メモです。

最近歯の必要性がとても大きく扱われるようになりました。
歯は生きるために必要な咀嚼機関ですからとっても良いことです。歯がなければ自分で栄養を取れなくなってしまいます。歯でしっかり噛んで十分唾液を出す人は余り太りません。それは食べたものが血液に取り入れられ満腹中枢が刺激され沢山食べなくてもおなかがいっぱいになるからです。そのためには柔らかいものではなく「硬いもの」か「パサパサした物」がいいのです。そいう食材があまり出回っていませんので工夫して食べるようにして下さい。
そして「歯」と「歯肉」を磨く「ハロアルみがき」をしっかり行って下さい。

2012年9月14日 医学博士・歯科医師 林 春二

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  • 次世代を担う高校生の参加により、真の国際平和と国際責献について考えてもらう

今西祐介のハロアル・レディオ

毎週金曜日21:00-22:00生放送
レインボータウンFM(88.5MHz)
http://885fm.jp/
歯科医師でミュージシャン今西祐介がパーソナリティの歯科医療ボランティアと楽しいトーク&音楽番組

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