ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

ブログ - sekiguchiさんのエントリ

祐介先生こんばんは

昨日、10月31日をもちまして、2020年度のハローアルソン・フィリピン医療ボランティアの現地一般参加者の締め切りとさせていただきました。

今年はすでに過去最多となる75名の高校生が現地活動に参加をします。

私たち大人も彼らに負けず頑張っていきましょう。

さて、祐介先生、私たちの会では高校生が参加をするにあたっていくつかの参加要項を設けていますね。

その中に「学校長の承諾」という項目があります。

これは未来ある高校生たちが意を決してこの活動に参加をするにあたり、どうか、学校側、先生たちにも彼らの背中を押してもらうことが、彼らにとっても胸を張って活動に参加をできる環境づくりになると考えているからです。

しかし、たとえ最善の準備をしたとしても、海外での活動、ましてやスラムという特別な環境下では、どんなことが起きるかは誰も予想はできません。

その時、万が一の怪我や事故、そして命に関わる問題も起きる事も念頭にいれ、私たちは参加者全員に海外傷害保険を準備しています。

しかし通常、以下の範囲ではこの保険が適応されません。

それは個人の故意的な重大な過失や自殺行為、または戦争やその他の変乱などです。

今回、この文言を明記させて頂いたうえで、参加を承諾して頂くことになりました。

これは決して問題が生じたときに学校側に過失や責任を背負わせるためではなく、ボランティアにおいて考えられるあらゆる想定内での準備と、その責任は全て私たちにあるということが前提での内容です。

しかし、今回75名の高校生、全32校のうち、1校だけがこの承諾を得ることができませんでした。

担任の先生からは参加をすることには大変賛同するが、先ほどの文言があると、万が一のことがあった場合学校側もそれを承諾していたのか、ということになってしまうので、承諾書類にはサインできない、と連絡をいただきました。

私はそういう意味合いではないことも、責任は全て私たちにあることもお話ししましたが、私の力不足でその高校生は参加はできますが、彼女の背中の支えを増やしてあげることはできませんでした。

私は学校や先生を非難しているわけではありません。

いわゆる組織が抱える典型的な問題も理解しています。

ただ、私は先生に一言だけ伝えました。

貴校の生徒さんは私を含め、会全員で支え、一生懸命彼女と一緒に頑張ってきます。

どうか、帰国後、生徒さんに学校内で活動の内容を報告できる場を作ってあげてください。

そして、たった4日間ですが、劇的に変化をする若者の「力」を皆さんで見てあげてください。

会長林先生はいつも「全ての責任は私の命をもって私がとる」とおっしゃいます。

祐介先生、私も既に火がつきましたよ。

私も団長として、一人の大人として、本当の大人の「覚悟」を彼らにしっかりと見せ、一人でも多くのフィリピンの子供たちのために全身全霊をかけて頑張っていこうと思います。

2019年11月1日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは

台風19号の爪痕も癒えぬまま、20号、さらに今日は台風21号が本州太平洋側を通過します。

このお手紙が届くころはいったいどんな被害が出ているか予測もつきません。

特に先の台風で被害にあわれた地域の皆様にはどうか身の安全を第一に考え、避難なさってください。

私の地元栃木県那須も未だ台風19号の影響が収束していません。

私の町には「蛇尾川」(じゃびがわ)と呼ばれ、普段、川には水が流れておらず地下水流として地面の下に水脈があり、いつもはカラカラの渇水状態になっている川があります。

しかし、今では大雨の影響でまるで以前から水が流れているかのように上流からの放水により川には水が流れています。

また、これから収穫を迎える名産の「いちご」にも大きな被害がでました。

長野県の「リンゴ」、千葉県の「のり」など農林水産物の被害も甚大です。

そんな多くの人たちが困っている最中に、詐欺や盗みを働くが出てきている報道を耳にすると、本当に腹が立ちますね。

家を失い、町を失い、家族や友人を失い、悲痛な苦しみの中、それでも「人」を信じ、助け合わなければならない時に、悪事を働くとはもはやまともな人間のではありません。

どうか、被災地の方々はくれぐれもご注意ください。

さて、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアもいよいよ一般参加者の締め切り日10月31日が近づいて参りました。

今年は70名を超える高校生の参加が既に決定しておりますが、先日も、今年一般として参加をし、現地では写真班を担当してくれた茨城県の山川さんから、今回は自分の会社のスタッフと一緒に参加をしたいと連絡をいただきました。

とても嬉しく思いましたが、私が一番嬉しいのは、彼が帰国後、おそらく現地での活動や自分が感じたこと、そしてこのハロアルの素晴らしさを一生懸命スタッフに語ってくれたのでしょう。

そして彼の情熱や思いが言霊となってスタッフの心を揺さぶり、一人の人間の行動を変えることができたということです。

祐介先生、これが「共鳴」ということなのでしょう。

私が16年前初めてこの活動に参加をした時にハロアル会長林春二先生からいただいた「人間は共鳴器官である。

良い人間、優しい人間の周りには同じように素晴らしい人間が集まる。

反対に悪いことを考え、ずるい人間の周りには気が付いたらやはり同じような考えの人間が集まってきてしまう。」

「関口先生、共鳴器官になりなさい。」

まさに、山川さんはハロアルに参加をし、最も難しく、最も大切な「広げる」という活動をしてくれました。

彼の共鳴器官の音叉はまだ一人かもしれません。

しかし、それが新たなハロアルの始まりとなってバトンとなるのです。

来年の活動場所はハロアル史上最も過酷な環境になるため、現地とも毎日のように連絡を取り合っています。

祐介先生、私たちももっと大きな音叉となって頑張っていきましょう。

2019年10月25日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは

先日の台風19号は大変な被害をもたらしました。

現在の所、死者77人、不明者9人となり、未だ沢山の地区で断水、停電が続いています。

また、驚異的な大雨は全国で68河川、125カ所の堤防決壊が見られ、浸水被害に合われた方々にはこれから二次災害の恐れもありますのでどうかお気をつけください。

私の地元、栃木県も大変な被害がありました。

私の住んでいる那須には「那珂川」と呼ばれる全国的にも有名な河川があります。

ここは夏場はアユ釣りのメッカとしても知られ、私も今年幾度となく訪れました。

秋には紅葉を見ながら川下りなどを楽しみ、冬は川沿いの露天風呂から見る雪景色は本当に幻想的です。

そんな私たちの生活に密着している河川がたった1日の雨によって荒れ狂う龍のように私たちの町を襲いました。

毎回このような自然災害を見るたびに、人間の無力さと自然の恐ろしさを痛感しますが、毎年繰り返され、年々その脅威を増す災害の大きさを考えれば早急に対策を抜本的に見直す必要があるかもしれませんね。

被害に合われた方々に心からのお悔やみと、私もこれからできる限りの支援をしていきたいと思います。

また、ハロアル高校生担当の大関さんからハロアルに参加をした高校生たちも何人か被害に遭ったとの報告を頂きましたが、幸い大事には至らなかったようです。

このように大関さんがいつも卒業生たちにも思いを寄せてくださるので、本当に有難い限りですが、特に長野県は甚大な被害を受けた地域の一つです。

ハロアルで学んだ助け合いの精神で、多くのハロアルOB/OGが復興支援に協力することを願っています。

さて、祐介先生、ハローアルソ・フィリピン医療ボランティアもいよいよ準備が始まりました。

私は昨日の水曜日、参加をされる医師・歯科医師の先生方が現地で医療行為を行うために必要な書類を厚生労働省に申請してまいりました。

私たちハロアルの活動は、フィリピンの貧困地区の集落や地区のリーダーたちから現地チームを通じ、治療支援の要請を受け、それをフィリピン領事館、およびフィリピン行政機関が正式に認め、外国人による国内医療行為を認証した上で行っております。

そのため一人の先生が現地で医療行為をするには沢山の申請が必要になり、また、12月に入ると、フィリピンではクリスマスシーズンとなり、あまり行政機関がうまく機能しないという事情から、今回は例年より1か月早い申請となりました。

災害に遭われた方の支援も、一日をたった100円で暮らすスラムの子供たちの支援も、私たちが素通りし、見て見ぬふりをしてしまえば、何も変わることはできません。

現地に行くことができなくても、その思いを歯ブラシに変え、100円の募金に変えることで実は最初に変わるのは私たち自身の心なのです。

どうかみんなで復興を支え、是非、ハロアルの活動にもご協力ください。

2019年10月18日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは

今季最大の台風19号がいよいよ本州を直撃しそうです。

このお手紙を書いている今、私の地元栃木県那須は朝からどんよりとした雨雲に覆われ、まさにこれから大雨が降りそうな、そんな天気です。

このお手紙を読んでいただいているころ、東京はどのような状況になっているでしょうか。

前回の台風の被害もまだまだ収束しない千葉県の方々や河川や海岸に近い皆さんも十分気を付けてください。

さて、先日大変うれしい話題が報道されましたね。

ノーベル化学賞に日本人の吉野さんが受賞されました。

祐介先生、関西人特有なのでしょうか?

ユーモラスで明るく、そして探求心溢れるとても人間味のある化学者の姿は、テレビを見ている私たちもうれしくなる、そんな記者会見でしたね。

私はその記者会見を見ながらとても心に残る言葉がありました。

それはある記者が吉野さんに「どうしてそんなに謙虚でいられるのか。」

と質問をしたところ、吉野さんは「私の座右の銘は:実ほど頭を垂れる稲穂かな です。」

とお答えになりました。

祐介先生、この言葉をどこかでいつも耳にしていませんか? そうです。

このハロアル・フィリピン医療ボランティアの会長でもあり、私たちの師匠でもある、林春二先生がいつも口にされている言葉です。

おそらく、私などはこれまでに100万回は耳にしているかもしれません。

先生と言われ、団長と言われ、ボランティアをすごいね、素晴らしいね、と評価され、これまでに大きな事故やケガもなく活動ができているからこそ、常に謙虚で感謝の気持ちを忘れてはいけない、と、いつも先生から注入されている言葉です。

私たちハローアルソンも来年の2月の出発まで残り3か月半となりました。

先週の土曜日、ハロアル高校生担当の大関さんが私の地元へ遊びに来てくれ、その時物資としてボールペン3本を持ってきてくれました。

私はそのボールペンを受け取り、ふと、思いました。

「ある面から見れば、たった3本かもしれない。

しかし、東京から那須に遊びに来る際、3本でもハロアルのために物資をカバンに入れてくれたと思うと、この3本のボールペンには数万本の価値がある。」

私は本当にうれしく思いました。

そして心から感謝しました。

祐介先生、こういう一つ一つの歩みが道を作り、高校生たちもまた、この道を歩んでくれるのですね。

その夜、偶然にもハロアルメンバーの木村至信先生が栃木県でライブがあったらしく、メンバー等と私の地元にやってきて、大関さんを交え私の友人たちと楽しい宴を開くことができました。

ちなみに、木村先生は何も持ってきてくれず、大量にお酒を飲んでいかれましたが・・・

さあ、祐介先生、今年はどちらが「頭を垂れる稲穂」になれるか、お互い勝負ですね。

しかし、駄目ですよ!

あなたは心では思ってなくても頭を垂れる人だから!

あくまでも心からの謙虚な気持ちが大切です。

残り3か月半しっかり準備していきましょう!!

2019年10月11日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは

ここ数日さわやかな秋晴れが続いていましたが、今日は私の地元栃木県那須では朝から雨が降り続き、肌寒い一日となりました。

夏も終わり秋本番となりますが、先月末から山梨のキャンプ場で7歳の女の子が行方不明になった事件は未だ捜索が続いています。

テレビではご両親の悲痛な叫びが報道されていますが、本当に心が痛みます。

警察は事件性も視野に入れているようですが、もしまだ山中に取り残されているのではれば、こんな寒空の中、さぞ、心細いことでしょう。

一刻も早い発見を心から願うばかりです。

さて、私たちハローアルソン・フィリピン医療ボランティアではいよいよ来年2月の出発まで4か月となりました。

各支部では現地参加高校生たちの研修が始まり、事務局、各担当者もそれぞれの準備を開始していることと思います。

特に、今年は過去最多となる高校生が参加を希望してくれて、歯科医師の先生方も25名と、例年を上回る応募をいただいております。

祐介先生、突然ですが、ハロアルの活動で良い所とはどんなところだと思いますか? 私はたくさんある中で、特に大切にしているのは「平等性」という感覚です。

この活動には沢山の方々が参加をしてくださいます。

そこには職種であり、年齢であり、社会的立場の違いも多々あります。

そんな中で、フィリピンの恵まれない子供たちを助けよう、というたった一つの目的に心を寄せ合い、助け合い、共に過ごすことに、 歯医者の先生も、高校生も、年齢も何ら関係ありません。

私たち歯医者は私たちができることを一生懸命やり、高校生たちは自分に何ができるかを自問自答しながら、精いっぱい現地で活動をしてくれます。

一般社会では中々まみえることのない人たちが手をつなぎあう・・・、そこにはボランティア精神に最も大切な「平等性」が存在しなければ、決して成功することができないと考えています。

私がこのように考えるのも、16年前、初めてハロアル会長林先生にお会いした時、先生からこう言っていただきました。

「関口先生、世の中で先生、先生、と呼ばれている人間にはろくな人はいないよ。

先生と呼ばれれば、悪い気はしないし、自分が偉くなったように感じる人もいる。

しかし、先生と呼ばれるからこそピエロになってみんなを楽しませ、幸せにし、ボランティアに参加をすることで、謙虚さを学ぶ。

それが先生という立場の大切なことですよ。」

ハロアルは確かに医療支援を主としていますが、そこには大関さんのように10年以上も一般参加としてこの活動を支えてくださる人もいれば、シンギのように一年の4日だけでも別人のように清い心でみんなを引っ張ってくれる人もいます。

今年も多くの先生方が参加をしてくださいますが、私も一人の歯科医師として謙虚に感謝の気持ちを忘れず、そしてそれを皆さんにわかって頂けるよう、頑張りたいと思います。

2019年10月4日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは

日に日に秋らしさを感じる季節になりましたね。

私の地元栃木県那須では、今朝などは少し肌寒いくらいになり、もうすぐそこまで秋の足音が聞こえてくるようです。

地元ではすでに稲刈りが始まり、先日は友人の家から、今年一番の「新米」を頂きました。

今年は長引く雨の影響か日照時間が例年より少ないかも・・といっていましたが、 今年も栃木のお米はとても美味しく、今度祐介先生、牟田さんにも送らせて頂きますね。

さて、祐介先生、いよいよ明日の午後からハローアルソン・フィリピン医療ボランティアでは団長の私、現地統括責任者の祐介先生、器材担当、岡山県木本先生、情報・データー管理担当、愛知県加藤先生 と共に来年の活動のために事前調査に出発します。

今回も沢山のエリアから応募があったようで、現地リーダーたちもその候補地を選定するのに一苦労のようです。

もちろん、全てのエリアで活動できるのが理想ではありますが、130名を超える日本のメンバーに加え、現地チームを入れれば優に200名を超える団体を一挙に集約できる場所やその安全性、移動なども考慮しなければなりません。

しかし、私たちの活動は基本的にこちらからの要望は一切行いません。

ボランティアは相手が望むことに誠心誠意尽くす、という考えから、活動エリアの決定は基本的には現地のメンバーの意見を尊重します。

ましてや、現在、マニラを中心とした沢山の集落のリーダーたちがハロアルの活動誘致に応募をして、私たちが調査に行く候補地に選ばれるまでに8年待ちという状況であり、その中からたった2つのエリアだけが2月の医療活動場所に選ばれるのです。

そして数千人、数万人の住民の中からわずか1000人が治療を受けられるチケットを手にします。

現地の人たちはその奇跡的なチケットを手にしたとき、「神様のチケット」と呼んで早朝から沢山の人たちが列をなすのです。

今回の事前調査は今までにない取り組みも行います。

祐介先生等が現地視察をしている時、私はフィリピン国内での医師・歯科医師の医療行為を申請する日本の厚労省にあたる「PRC」という行政機関で担当者と今後の活動について会議を行うことになりました。

これからこの活動がよりフィリピン国内で認知され、日本とフィリピンの友好の懸け橋になれるように、しっかりと話し合いをしてきたいと思います。

今朝、会長の林春二とのお電話のやり取りで、

「沢山の高校生が増えることで大変と思うかもしれないが、それがボランティア。

大人が大変と思うことに一生懸命やる姿を今の子供たちに見せることが大切です。」
とおっしゃっていました。

私も団長としてこのようなお仕事をさせてもらえる喜びと責任を感じながら、一生懸命取り組んで行きたいと思います。

2019年9月20日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人    

祐介先生こんばんは

まず、台風15号の影響で多大なる被害にあわれた方々、特に現在も断水や停電で大変な生活を余儀なくされている千葉県の方々に心からのお悔やみと、一刻も早く平穏な生活が取り戻せることを心からお祈り申し上げます。

また、ご自分の自宅も被害に合われながらも早期の復旧のために不眠不休の作業をされている東電の社員、作業員の方々、ボランティアの方々、どうかお体にお気をつけ頑張ってください。

徐々にではありますが電気が回復したご家庭の方がテレビのインタビューで、
「こんなにも電気のある生活が有難いなんて・・。

でも、まだ停電されて苦しんでいる方々もいらっしゃると思うと、本当に早い復旧を願っています。」
とおっしゃっていました。

日本人らしい他人を気遣う優しい言葉に、電気をつけ、テレビを見ながらそれを聞いている私も少しだけ心が救われた感じになりました。

しかし、祐介先生、当たり前の生活が突如当たり前でなくなったとき、私たちは初めてその大切さを知りますね。

私たちのハローアルソン・フィリピン医療ボランティアでも、フィリピンのスラムで一日たった100円で生活をし、毎日ゴミに埋もれながら劣悪な環境で生きる子供たちに支援することで、参加をした高校生たちからは
「自分たちの生活がいかに恵まれているか」
「当たり前のありがたさがとても分かった」
という言葉を多く聞きます。

幸せは不幸と比較して感じるものではありません。

また、人はそれぞれが幸せと不幸の価値観を持ち、それを一方的に良し悪しを判断することはできません。

しかし、本当はとても貴重で、大切だとわかっているはずなのに、私たち日本人のようにすべてが有り余り、生きるために必要なすべての物が当たり前のように存在する環境は、時として、失って初めてその大切さに気付くことが多いと思います。

私自身も既に15年間フィリピンのスラムを見続けてきているにも関わらず、当たり前のすばらしさを常に実感しながら生きていくのはとても困難です。

だからこそ、やり続け、訴え続け、学び続け、そして今回の災害支援だけにとどまらず、私たちは幸運にも「当たり前のすばらしさ」を知っているからこそ、みんなで手を取り合って支えなければなりませんね。

災害や天災はいつ、どこで起きるかわかりません。

そのためにやはり日頃からの準備や対策が必要になってきますが、最も大切なことは物質的な準備もさることながら、このような災害時に苦しんでいる人、悲しんでいる人、に対し、いかに心を寄り添い、助け合う行動に移せるか、だと思います。

しかし、このような「優しさの心」は普段そのような思いで生きていなければ、突然そのように思うことは難しいですね。

ハロアルも同じです。

だからこそ、現地に行く4日間よりも日ごろの361日が大切になってきます。

2019年9月13日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは

いやぁ~、今日は久しぶりの晴れ間だったのではないでしょうか。

私の地元栃木県那須は朝から真夏日とまではいかなくても、初秋を感じさせるさわやかな一日でした。

しかし、全国的に見れば三重県をはじめ九州、沖縄などは大雨の予報も出ており、どうかその地域の皆さんはお気をつけくださいね。

また、新たに台風15号も週末には本州に近づくようでこちらも十分気を付けなければなりません。

さて、リスナーの皆様にお願いがあります。

私たちハローアルソン・フィリピン医療ボランティアでは現在、歯ブラシ・タオル・固形石鹸などを集めておりますが、今年から新たに「バスタオル」もご協力をお願いしたいと思います。

こちらは新品または新品同様のもので結構です。

8月末に行われたハロアル高校生担当者会議でも議題に上がったのですが、2年前より現地での医療奉仕活動のほかに「シャワーブース」を設けることになりました。

これはスラムの子供たちの衛生的管理の観点から、やにまみれた体や髪の毛を私たちがきれいな水を使い石鹸やシャンプーなどで洗ってあげる活動です。

スラムでは石鹸やシャンプーは勿論のこと、きれいな水で体を洗うことはほとんどできません。

子供たちは皆、スコールが降れば表に出て雨どいから流れる雨水をシャワー替わりに使っています。

そこで2年前よりこのシャワーブースの活動を始めたところ、 とても反響が大きく、来年はさらにブースを増設する予定です。

そこで、現在バスタオルが大変不足しており、ぜひ、皆さんのタオルできれいになった子供たちをくるんであげたいと、今年からバスタオルも支援物資として募集させていただきます。

しかし、祐介先生、現実はまだまだ改善しなければ、いや、何とかして改善させたい問題がいくつかありますね。

例えば、現地でシャワーで使用する水は給水車にためた水なのですが、これがとても冷たく、日が差す場所であれば快適なのですが、曇り空や日陰になるとさすがの子供たちもブルブル震えています。

また、私はずっと気になっていたのですが、特に女の子たちはきれいに洗っても、なかなか髪の毛が乾きません。

そこで今思案中なのが、現地にて自家発電機を利用し、ドライヤーを何台か購入して髪の毛まで乾かしてあげてはどうかと思っています。

そのほか、出発までには時間がありますので、色々な意見を聞きながら少しでも彼らの笑顔のために頑張りたいですね。

この活動は来年で15年目を迎えます。

現地ではすべて歯を抜かなければならなかったあの頃から沢山の人たちのご協力と知恵で今では子供たちの体までボランティアの愛でくるむことができます。

どうか皆さん、ぜひ、ご自宅に眠っているバスタオルをスラムの子供たちのためにご協力ください。

よろしくお願いします。

2019年9月6日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは

祐介先生、今週の日曜日は大変お疲れさまでした。

私たちハローアルソン・フィリピン医療ボランティアでは25日の日曜日、東京にて 来年度の活動のための高校生担当者会議が行われ、各支部の担当者が集まり、今までの反省点、改善点など様々な意見を交わしました。

来年度はすでに過去最多となる74名の高校生が現地活動を希望してくれています。

この活動は4本の柱で成り立っており、勿論、医療支援、生活物資支援を軸としていますが、同時に、同じ人間でありながら「貧困」という私たち人間自ら作り上げた「不平等」をいかに現実としてとらえ、自らの生活を見直し、そして次の世代を作る若き高校生たちに、人と人とが手をつなぎ合わせ生きていくことの大切さを伝えることを目的としています。

そのため、私たちの会も、このバトンが語り続けてもらうために万全の準備と私たち大人たちの思いを一つにし、高校生の彼らに「ハロアルに来てよかった!」「ボランティアって素晴らしい!」と思ってもらうこともとても大きな責任と考えています。

祐介先生。

今、世間では野球の侍JAPANの高校生たちの日の丸問題がありますね。

今の日韓関係から高校生の安全を考え胸元から日の丸をとって韓国に行った問題です。

様々な問題がありますが、私はナショナリズム的な発想とは別に、ハロアルの高校生を現地に連れていく心境と同じように考えています。

それは「大人の覚悟」です。

侍ジャパンの高校生たちにとって「野球」は彼らの青春、今の人生の全てです。

ハロアルの高校生たちもこのボランティアに参加するまでに沢山の研修を重ね、自分の将来や夢や希望をもって参加をします。

それを迎え入れる我々大人が彼らのすべてを受け止め、 励まし、そしてどんな時も矢面に立ち守り、責任を取る「覚悟」です。

私たちの会、会長林春二先生は事あるごとに「責任は私がとる」「この活動に命を懸けている」とおっしゃいます。

その言葉は本当に重みがあり私はいつも先生と自分との覚悟の差に自分の未熟さを痛感しています。

この高野連も全く同じことでしょう。

日本の代表たる若者たちを大人が、連盟が、国が守らずして何が日の丸でしょうか。

しかも、例え日韓関係が良くなくても日の丸を隠して相手の国に乗り込み、さも、問題が起きるであろう的な発想は逆にスポーツを政治に持ち込み相手国に対しても失礼な行為だとなぜ気づかないのでしょうか。

まさしく、事なかれ主義の覚悟のない大人たちの典型としか言いようがありません。

祐介先生。

あなたは74名の高校生たちと共に活動をする「覚悟」ができていますか。

私は正直、会長のようななレベルではありません。

だからこそ、今回の会議のように「仲間」を集い小さな覚悟でもそれを結集させるのが私の責任だと思っています。

そして今年も全員で彼らのため、そしてスラムの人たちのために頑張ろうと思います。

2019年8月30日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

祐介先生こんばんは

お盆休みも終わり、ここ数日は台風や気圧の影響で雨が多い日が続きますね。

このような時期は体調も崩しやすいのでリスナーの皆さん、どうかお気を付けてください。

さて、私たちハローアルソン・フィリピン医療ボランティアではいよいよ高校生の募集も終わり、明後日25日日曜日には東京で「高校生担当者会議」が開かれます。

この会議も今年で4年目となりました。

この会議を開催することになったのは4年前、それまで20名~30名ほどの高校生参加人数に対し、その年は50名近くの高校生が現地参加を希望してくれました。

その際、私を含め今西先生、そして会長林先生とご相談をし、様々な思いを胸に私たちの活動に参加を希望してくれる彼らに対して、大人たちがどれほど真剣に彼らと共に活動をすることに意義を見出せるかをもう一度話し合い、気持ちを一つにするために、高校生参加募集が締め切られる8月の最終日曜日にこの会議を開く事となりました。

今回は全国から27名の皆さんが会議に出席してくださります。

岡山県の木本先生や宮城県の三浦先生、新潟県の羽尾先生などは遠方より駆けつけてくれ、また皆さん貴重な日曜日のお休みにハロアルのためにお時間を作って頂き、心から感謝しています。

祐介先生、今年は74名の高校生が現地参加をしてくれます。

もちろん、これは過去最多となる人数ですね。

15年前たった3人から始まったハロアル高校生ボランティアも今では70名を超える若者が参加を希望してくれます。

本当に嬉しく思います。

そして今年、栃木支部からは私の高校からの友人でもありその奥さんは私が開業した時から一緒に働いてくれている歯科衛生士でもある、長男の菊池蓮君が参加をします。

私は彼が生まれた時から知っており、小さい頃抱っこもし、小学校、中学校、高校と陰ながら応援をしてきました。

そんな彼は今年長野県エコール御代田で開かれたハロアルボランティア報告会に来てくれ、客席から今年参加をした同世代の高校生たちの発表を聞いていました。

その姿を見た彼が何を感じたのかはわかりません。

しかし、間違いなく彼の中の「何か」が変わったのでしょう。

私は彼に言いました。

「これがいいよ、これが素晴らしいよ、と言ってもらっているのに、それを素直に「やってみよう」と思えなかったら、それは大きなチャンスを逃すことになるのでは。」

「人生において分岐点となる出来事はそうそうない。

勇気を持って挑戦してみたら。」

彼の心にどれだけ響いたかわかりませんが、彼の志望動機書には「自分には何ができるかわかりませんが、何事にも挑戦したい。」

と書かれていました。

甲子園も終わり今年も素晴らしい高校生たちの若さ溢れる感動がありました。

祐介先生、ハロアルも負けてはいられませね。

ハロアルの甲子園はこれから始まります。

私たちも心を一つにして今年もがんばりましょうね。

2019年8月23日 ハローアルソン・フィリピン医療を支える会 団長 関口敬人

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  • 次世代を担う高校生の参加により、真の国際平和と国際責献について考えてもらう

今西祐介のハロアル・レディオ

毎週金曜日21:00-22:00生放送
レインボータウンFM(88.5MHz)
http://885fm.jp/
歯科医師でミュージシャン今西祐介がパーソナリティの歯科医療ボランティアと楽しいトーク&音楽番組

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