ハローアルソン「ハロアル」は歯ブラシ1本でできるボランティア

フィリピン医療を支える会 ハローアルソン

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尊い命

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ハロアル・レディオ » 林春二先生からのお便り
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hayashi 2018-8-17 12:00

祐介先生こんばんは。

暑い日が続きますが、祐介先生お元気ですか・・・・。

高校野球の熱戦が繰り広げられて沢山の人に感動をくれています。

また15日には山口県で2歳の子供が3日ぶりに発見され感動させられました。

何より尊い命が救われて良かったです。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアに参加してくれた高校生が、マニラで「この世の中で一番大切なもの」というテーマや、「蜘蛛の糸」から何を学んでくれたのかを話し合うマニラミーティングがあります。

この世で一番大切なものはというと、「お金、友人、家族・・・・」など様々な意見が出されましたが、「命」というのは意外に少なかったように思います。

純粋な高校生達は自分のことが大切なので、カンダタの所に下りてきた蜘蛛の糸を「自分のものだ」と言ってしまったように、自分達も言ってしまうかもしれないという意見が圧倒的に多かったように思います。

お金も友人も家族も全て大切ですが、それも自分の命があってのものです。

ハローアルソンで一番大切にしているのは「命」です。

経済的に恵まれない人の命も、私達のように豊かな社会で生活している人の命も、命は全く同じです。

その命を支える歯の大切さも変わりありません。

生まれた場所が違うだけで、生きるための歯を守ることさえできないスラムの人達に私達がハブラシを届けることと、お釈迦様がカンダタを救おうと銀の蜘蛛の糸を垂らしてくれたのと何ら変わりありません。

それを生かすも殺すも本人次第になります。

しかしカンダタのように「この糸は俺のものだ」と独り占めしようとすると、アッという間にのに落とされてしまいます。

困ることだらけかもしれませんが、スラムの人が他の人のために尽くそうという気持ちを持ってもらえるかどうかは、私達ハローアルソンのメンバーの接し方次第です。

もしもこの「大切なこと」を届けられなければ、この活動に参加して自分達はどん底生活をしているスラムの人達から、生きる力や笑顔の大きな魔力を感じとれるかもしれませんが、スラムの人たちの大切な命を救うことは出来ないのです。

自分の欲望を打ち消して、ただひたすらスラムの人達のためになるように、全身全霊で頑張る人達の所に神様が降りてきて、私達だけではとても出来ないような不思議な力がもらえるのだと思います。

あの山口県の山中で、ただひたすら子供の命の無事を祈って歩を進めたところに、300人以上の警察官が探せなかった子供を見つける力が降りてくれたのではないでしょうか。

私達もハローアルソン・フィリピン医療ボランティアという名前を掲げている以上、この人に負けない大きな力をもらえるよう、ひたすらスラムの人達の幸せを願って頑張りましょう。

2018年8月17日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

先週は「歯を抜かない」「歯は命の源」と言う話を混ぜながら、「ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア」の名前の由来について紹介しました。

祐介先生の「スラムの人に虫歯になって欲しくない」という強い思いがよくわかってもらえたと思います。

先週、洗足学園から参加してくれたモエカさんの話がありました。

彼女こそこの活動の理想的な参加者です。

その理由は、第一に参加して様々なことに気づきまわりの人達に話してくれたこと、第二にどんなに素晴らしい人でも、最初から上手くいく訳ではないことに気づかせてもらったこと、第三に言い続けているうちにラジオの番組で話をする機会に巡り会えたこと、第四に自分の学校から参加者が出て欲しかったけれど、思わぬところから大人の参加者が出てくれたこと、そして第五に最初から3年経ったところで、最初に願っていた洗足学園から数名の参加者が出てくれたことです。

この活動はフィリピンに行ってスラムの人達と直接触れ合うことも大切ですが、それは単に自己満足に過ぎません。

人が触れ合ったか、自分がしたかというだけのことです。

それよりも人の言うことを素直に聞けたり、人のやったことを素直に感動できたら今回と同じように喜べます。

今回との大きな違いは「素直にやれ」と言われたことをやったから、もらえたご褒美だということです。

きっと「天にも昇りたい」ほどのうれしさが込み上げてきたと思います。

この感動を味わって欲しいから、参加者の皆さんに「種まき」をするようにお願いしているのです。

関口団長も「ボランティアは感動的だからその瞬間は燃え上がるけれど長続きしにくい」と話していたように、どんな感動的なことでも、悲しいことでも時間の経過と共に忘れ去られる運命にあります。

ところが今回のモエカさんのように言い続けていると、思わぬ人から協力をしてもらえ、しかもご褒美がもらえます。

これがやり続ける継続の力ということです。

それを全てモエカさんは経験してくれたのです。

更にこの喜びが大きくなるように言い続けて下さい。

そうすると周りの人から決して悪口を言われるようなことはありません。

むしろ賞賛されるでしょう。

実は本当の喜びを感じることが出来るのは「カンパ」してもらえる人になってくれることです。

チケットを買ってもらったり、高校生カンパに協力してくれるように頼むことです。

難しいです。

「断られたら」とか「お金のことを言って嫌なやつ」と思われないかと思うから一歩を踏み出せません。

そういう私だって最初から皆さんに協力してもらえたわけではありません。

何人にも何人にもお願いしているうちに、一人また一人と増えてきたに過ぎません。

協力者が出るたびに喜びと感謝の気持ちが湧いてきました。

同時に協力してくれる人だけでなく、協力してくれなくても反対されないだけでも周りの人達がいい人か分かってきて喜びに変わりました。

すると高校生の参加も増えて今では50人を超す人数になっていました。

リスナーの皆様も周りの人達にハローアルソン・フィリピン医療ボランティアのことを話して、一人でも多くの仲間を作ってください。

そして「モエカさんの喜び」を感じてもらいたいです。

それからモエカさんさらに頑張れ!!

2018年8月10日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

暑い暑いと言っているうちに7月も終わり8月に入ってしまいました。

と言うと、夏が終わったかのようですが、暑い夏はまだこれから優に1ヶ月は続きます。

くれぐれも熱中症にならないよう気をつけてください。

豪雨被害に遭われた皆様、お元気で一日も早く元の生活に戻れますように心から願っています。

7月31日を持ちまして高校生の募集を締め切らせてもらいました。

そもそもこのボランティアは、フィリピン医療ボランティアに初めて参加してくれた今西先生が最初に巡り会った「アルソン君」の出会いに始まります。

本格的な医療ボランティアに参加した祐介先生に割り当てられたアルソン君は、上の顎の前歯4本が同じように虫歯になり、「痛くて抜いて欲しい」ということでした。

私は日本で40年前から診療していますが、どんなに困難な歯の治療でも「抜く」ということを考えたことはありません。

「どうしたらこの歯の保存ができるだろう?」「どうしたらこの歯を一日でも長く残してやれるだろう?」という思いで夢中でした。

ふと気がつくといつの間にか74歳になってしまい、これから何年先までこの思いと体力が続くやら不安に駆られることも多くなりました。

だからと言って、「抜いてしまおう」とは思いません。

「歯は命を支える大切な器官」、つまり「歯は命の源」だからです。

当時、横浜の歯科医院で働いていた祐介先生が、癌患者さんに巡り会い「先生に任せるから、一番いい診療をして欲しい。お金はいくらかかってもいい」と言われ、私のところに「歯を抜かない」診療を求めてくるようになって、しばらく経った頃のことです。

どんなに不安定な歯でもその人の一生を支えるために歯が自ら抜けるようなことはありません。

「これは駄目だ」という発想の歯科医によって抜かれてしまうのです。

どんなに強風の中でも、木々の葉は全て落ちてしまうわけではありません。

木の生命を支えるためにしっかりしがみついて生きています。

それなら青々と茂ったこの時期の木の葉は全て落ちないかというと、そんなこともありません。

風もない穏やかな日であってもパラリと舞い落ちることもあります。

けれどもその木を痛めません。

大切な自分の生命を守る歯がこうした抜け方をすることが一番いいのです。

歯を強制的に抜くと様々な変化をします。

一番大きな傷害は、歯の神経がちぎられてしまうということです。

そして骨も元には戻りません。

ところが自然に抜けてしまうように仕向けてやるとこういう弊害は全く起らないのです。

こういう診療に自分の将来の活路を見出していた祐介先生とって、目の前の10歳になったばかりのアルソン君の前歯4本を「抜け」という指示は全く受け入れられなかったと思います。

立ち尽くす祐介先生に、更に大きな声で「抜いてやれ!!」と声をかけました。

こんな経験を二度としたくないという思いから、このボランティアは「ハローアルソン・フィリピンボランティア」と名づけられたのです。

その活動に今年も50人以上の高校生が応募してくれました。

みんなで心して次の活動にも全力で向かいましょう。

2018年8月3日 医学博士・歯科医師 林 春二

優しさや思いやり

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ハロアル・レディオ
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hayashi 2018-7-27 12:00

祐介先生こんばんは。

この夏の熱中症で病院に搬送された人は7月に入ってから15日までで1万5,000人に上っています。

こんなことは過去に一度もありませんでした。

日本中が何日間も猛暑日になったり熱帯夜になったり、珍しいことばかりです。

とりわけ豪雨被害を受けた西日本の皆様にとってはなおさらでしょう。

しかし大きな災害があると「未曾有の・・・・」とか「初めての・・・・」とか「今まで経験の無い・・・・」などとばかり言っていてよいのでしょうか。

今から25年前のことになります。

私は「地球温暖化」は私達が豊かさを実感するために、大量生産・大量消費をしすぎたために起こっている大自然の怒りだと感じていました。

世界一大きなボランティア団体でこのことを言い続けてきましたが、関心を持ってもらえませんでした。

それに気づいて対策を講じたら、私達が先人から受け継いだ美しい星、地球を次の世代の人達にきれいなままで受け渡していけるのではないだろうか・・・・。

それが引き継ぐ人の義務なのです。

自分の代だけは好き勝手にし、なるようになったらその時と・・・・というのでは身勝手というものです。

確かに今まで経験したことが無いからと言って、東日本大震災でも避難しなかった人、今回の西日本の豪雨被害でも、最後の最後まで避難しないで家族や周りの人達に手を焼かせてしまった人のケースなどが紹介されています。

本当に残念です。

私達はどうしても自分の知識や経験を優先し、人の言うことを素直に信じません。

そして何かあると、その前の注意や指導が無かったかのごとく怒ります。

これではいつまで経っても「未曾有の・・・・」ということになってしまいます。

それは経験が生かされないからです。

東日本も西日本も、北海道、九州、四国にしても、この10年の間に嫌というほど大きな被害を受けてしまいました。

ここで心をすっかり入れ替えて、この災害のもとは自分自身にあると受け止め、自分のためでなくほかの人のためにやり変えていきましょう。

インターネットによる商品購入は、宅配便の増加につながり販売や配達料は増えるかもしれませんが、相応の環境破壊は進みます。

この発想が今までの大量生産・大量消費のやり方です。

ここに歯止めをしなければ、今までよりもっと大きな氷山が流れてきて近くの海辺にある集落を津波が襲って住民の命を奪ってしまうかもしれません。

他の国の人のことだからというのではなく、どこの国であってもこの美しい地球の住人なのです。

全ての人のためにお互い励ましあってこの難局を乗り越えましょう。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアはフィリピンのスラムの恵まれない人達への支援と同時に、私達の中に眠っている優しさや思いやりを思い起こしてくれる活動です。

皆様も一緒に優しさや思いやりを思い起こしてみませんか・・・・。

2018年7月27日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

西日本の豪雨被害に遭われた皆様本当にお気の毒様です。

そして亡くなられた方々のが安らかな眠りにつきますように心から祈っています。

また日本中猛暑で大変な状況ですが、とりわけ被災地の方々やボランティアに行かれている皆様、くれぐれも熱中症にならないよう水分補給、休憩時間を十分取りながらことに当たってください。

ニュースではボランティアが全く入らない地域の報道をしていましたが、一分でも早く支援が入ることを祈っている中で被災地の皆様がお互いに協力し合っている報道もあり心が打たれます。

こんな時こそみんなでやりくりする大切さがよく判ります。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアでも、岡山支部長の木本先生を中心に当会として今どんなことが出来るか現地に入って検討中です。

こちらも一秒でも早く実行できるように頑張っていきます。

こういう災害が起きるたびに私は思うのですが、この国の対応のさがとても気になります。

同じ日本人のためです。

私達は多少の我慢は出来ます。

被災者が明るさを取り戻し、やる気を起こさせる政策を実施して欲しいです。

トランプ大統領が来れば一機1,000億近いイージスアショアーをポイと買ってしまう政府が、災害地の復興や福祉医療には何かと難癖をつけ、出し渋りをします。

そして決まって「財源が無い」の一言です。

なのに兵器には財源は無いのにどうして買えるのでしょうか。

アメリカと日本どちらを向いている政府なのか。

本当に不思議な国です。

国会でもそうです。

質問のピントを外しおいのことを長々としゃべりまくり、無駄な時間を費やし最終的には強行採決です。

これはどうみても独裁社会のやり方で、民主国家とは言えません。

民主国家といえば、官僚の決済文書の書き換えの不条理に耐えかねて自死の道に走った人がいるのに知らん振りです。

こういうなりふり構わないことが出来る人に心があるとは思えません。

こういう心があるとはとても言い切れない人に、この美しい日本を任せきりでいいのでしょうか・・・・。

こんな国の国会議員ですから、西日本に今まで経験したことのない豪雨だというのに飲んで騒いでいる写真をTwittrに載せてしまうのです。

かつてフランスの外交家ポールクローデルは「明治時代の日本人は貧しいがとても高貴だ。

もしこの地球上に一つの民族を残すとすれば、日本人以外に考えられない」と言わせた日本人はすごいと思います。

そしてその明治の人達はこの皆さんのあり方をどう見ているのでしょうか。

哀れな国会議員がいる一方で、日本人として誇りに思える行いを示してくれた人達がいました。

今回のサッカーロシアカップで、自分達の座った客席を無言で片付けてくれた応援団の人達です。

更にその極みはデンマーク戦のあとの選手たちのロッカーのあのきれいな姿でした。

それに比べ今の官僚や政治家の皆さん、あの人達に身の処し方を教えてもらってください。

2018年7月20日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

西日本の皆さん、大変な豪雨でしたね。

この雨による死者も200人を超し、平成に入って最悪の被害になってしまいました。

ことに広島の皆さんは、4年前にも大被害を受けただけに、お気の毒で言葉をかけようにも言葉が見つかりません。

ありきたりですがこんな時こそ、みんなで心を合わせて乗り切っていきましょう。

そして尊い命を落とされた皆様には心からのお悔やみを申し上げます。

どうぞ安らかにお休み下さい。

ここに来てあちらこちらから講演の依頼が来ています。

その一つが障害者施設の学園です。

埼玉県にあり、そこの小林薫先生がハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2017に参加してくれたご縁で連絡をもらいました。

薫先生は不思議なことに日本に帰って職場に復帰すると会う人ごとにハローアルソンの体験を話したくなるのです。

胸の底から湧き出る思いに呼応するかのように実際に人に話してみると、聞いてくれる人達が今まで見せたことの無いように熱心に話しに耳を傾けてくれました。

「ハローアルソンのドクター達が一様に示しているスラムの治療に対する対応」、「高校生とマニラミーティングで接する先生方の姿勢」、「メンバーの一人ひとりに気配りと感謝することを実践しているリーダーの姿」・・・・。

どれもこれも感動的で思い出深いボランティアのことが次々と浮かんできます。

それだけではありません。

その一つ一つを語っていくと、次から次に泉のごとく話題が浮かび、職場の人達からもっと話を聞きたいということになって私に講演を依頼してくれることになったのだそうです。

私達のハローアルソンのボランティアに流れている最も大切なものは「思いやり」と「やさしさ」です。

どんなに力がある人でも、相手を気遣うことが出来なかったらその一回で終わってしまいます。

だからその活動は広がっていきません。

ハローアルソンが15回以上も続いているのは、長い間頑張ってくれている関口団長や祐介先生のリーダーシップが素晴らしいからです。

しかしそれだけでは、長く続けることも活動を広げることもままならないでしょう。

このボランティアに参加してくれている全ての役員の皆さんと協力してくれる全ての皆さんに優しい思いやりがある上にお互いに力をあわせてやる気が満ちているからだと思います。

支援物資を集めたり、高校生カンパを呼びかけるのは本当に大変です。

それにも増してこのボランティアのまとめの報告会に参加してもらうことも、千円かかることをお願いすることも大変なのです。

しかしこれらの大変なことは最初から横たわっているわけではありません。

私達の「心の中」に巣食っているものなのです。

この負の思いをぶち破って話してみると、「えっ!何で!」と思うほど全てうまくいってしまいます。

つまりハローアルソンのボランティアは「素直になって」「素直に聞いて」「素直に実行する」と大きな宝物を掘り当てるという実践の哲学に裏づけされているのです。

今夜の主人公、小林薫先生がハロアルの経験を職場の人達に話すと多くの先生方の関心を集め、私の講演を実現させてくれました。

こうした力がハローアルソンの輪を広げてくれているのです。

2018年7月13日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

梅雨が明けたと思ったら真夏のような暑さが続き、台風7号の影響で関西の皆さんは大雨で大変でした。

北海道の皆様も台風7号が温帯低気圧になってから大雨で、昨年に続き大きな被害に遭ってしまいました。

これ以上災害が広がらないように祈っています。

既に被害を受けられてしまった方には心からお見舞い申し上げます。

山の多い日本は自然災害も少なくありません。

みんなで力を合わせて頑張りましょう。

それにつけてもサッカーのロシア大会で日本チームの皆さん本当にご苦労様でした。

選手やチームの皆さんのお蔭で、どんなに大きな勇気をもらったことか・・・・言葉では言い表せません。

この試合で私達も力を合わせて、お互いに能力以上の力が発揮できるようにしなければならないことを、改めて気づかされました。

私達のような平々凡々な人間は、何か刺激的なことがあると夢中になって日本中沸きあがるような騒ぎをしますが、果たしてそれでよかったのでしょうか。

 今回の男子ワールドカップロシア大会の前の大会2014年ブラジル大会の時は、日本チームは予選リーグで一勝も出来ずに敗退して涙を飲んでしまいました。

あの時は多くの人達が虚脱感に襲われたと思います。

その直前の2011年、女子のワールドカップで日本チームが初優勝し、日本中の皆さんに大きなエネルギーをくれました。

今回日本代表は、それこそ血のにじむような努力を重ねてロシア大会に臨んだと思います。

しかしこの2011年と言えば忘れられないほど大きな災害が東北・長野で起こりました。

マグニチュード9.0の大震災です。

その上不幸にして安全でしかも安く、日本のように資源の少ない国にとっては最善の発電だといわれた原発も大きな事故を起こしてしまいました。

大自然の力の前ではまるで歯が立たず、もろくも原発神話は崩れ去りました。

 人間が作ったものですから、やがて壊れるのは仕方の無いことかもしれません。

その後熊本を襲った地震で、築城以来頑丈な城として名が通っていた熊本城も、多くの場所が壊される不幸に襲われたことからも分かります。

しかしこの災害はどんなに大変でも手をかければ復旧・復興が不可能ではありません。

 では福島原発はどうでしょうか。

どんなに時間をかけても、どんなにお金をかけても復旧はおろか復興など出来ないかもしれないのです。

それどころか、この災害で新たに発生した原子力のデブリを片付けることは不可能に近いかもしれません。

それなのに私達はワールドカップに出場した選手のように死にもの狂いで考えなくても良かったのでしょうか。

 文部省にしてもそうです。

公文書改ざんや、今回発覚した局長の子弟の裏口入学のように、自分達の都合のために国費を無駄に使う余裕など無かったはずです。

同じ国民の中に人々を感動の渦の中にくれるサムライブルーの戦士がいる一方で、国の威信をかけて働かなければならない官僚が勝手をしていたのでは笑われてしまいます。

2018年7月6日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

 フィリピンボランティアご苦労様でした。

この時期のフィリピンは、雨が多くて大変だったでしょうね。

何はともあれ無事に帰国おめでとうございます。

 先日、長野県岩村田高校の小岩井先生がお嬢さんに頼まれたと言って、ダンボールいっぱいのタオルを届けてくれました。

今年岩村田高校に報告集を沢山届けましたので、それを見てくれたようです。

2017年版、2016年版の報告集も持って帰ってもらいました。

欲をかいてはいけないかもしれませんが、在校生からの参加申し込みがあればいいなと思っています。

今週はハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2016と2017に参加してくれた日本歯科大学新潟校の2年生になった茉耶さんからのメールを紹介します。

・・・・林先生ご無沙汰しております。

2年にあがり学校生活にも慣れてきました。

私は林先生がなさっている「訪問診療」にとても興味を持ちました。

さらに大学でも先生から声をかけていただき、訪問診療に関することを学ぶクラブに入りました。

そこで私は(Student Clinician Research Program )という学生が主体となって研究を行い、学会発表をするという会の代表に選ばれました。

(日本歯科医師会の主催している歯学生の研究発表会で各大学により選抜された歯学部の学生1名が出場し持ちブースで審査員への説明および質疑応答をすべて英語を使用して行う。

優勝者は、日本代表として、アメリカで開催されるADA年次大会中に開催されるSCRP大会に参加する。

)それを林先生に伝えたくて連絡しました。

こんな大きな代表になることは、正直とても不安で自分に出来るかどうか引き受けた今でも心配になります。

林先生何かアドバイスをいただけませんか?ハロアルで学んだことをこの機会に是非生かしたいのでお願いします。

・・・・というものでした。

茉耶さんは現在歯科大学の2年生ですが、彼女が今の場所にたどり着くまでは大変な思いをしています。

小学校・中学校を満足に学校に通えませんでした。

いわゆる「いじめ」です。

そして高校に進学しますが、そこでも登校できずに、悔いの残る高校生活になってしまいました。

そんな時友人に誘われ、ハローアルソンの活動に参加する道が開けました。

しかしフィリピンへ行く許可が出てから最低5回の事前研修を受けなければならないのですが、体調がすぐれず、その上に精神的にも追い込まれてしまい新潟支部長の羽尾先生や事務局長の市川さんの親身な指導で、初めてのフィリピン医療ボランティア2016に参加することが出来ました。

その時の報告集に載せた感想文は「恵まれ人」というタイトルで書いてくれました。

選択する自由が当たり前、それならば私は険しい道を選びます。

スラムの人達の人生とイジメに遭ってうまくいかなかった自分の人生を重ね、たいへんな 環境の中で力強く生きるスラムの人から見ると自分は「」と気づき、この活動によって大きな力をもらい奮い立たされたと結んでいました。

 その茉耶さんが大学では生き生きとやっていることに喜びを感じます。

出来るならば私が診療が出来る間に一緒に診療をしたいと思います。

頑張れ茉耶さん!ハロアルの仲間が心から応援しています。

2018年6月29日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

4年に一度のサッカーワールドカップが始まりました。

先日はコスタリカに勝利、日本選手の頑張りよかったですね。

オリンピックの時もそうでしたが、スポーツの祭典は沢山の人達が一気に盛り上がります。

いつもこうした楽しみだけならいいのですが、そうは行きません。

どんなに楽しい時でも、朝になれば太陽が上がり夕方になれば太陽が沈みます。

太古の昔から今に至るまで、変わることなく繰り返されています。

今月に入って千葉・群馬・大阪と地震が続いて起こり、ついに大阪では死者が出てしまいました。

水道管が破れ水道水が吹き出している光景は、大自然の力をまざまざと感じさせられます。

災害地の皆様、力を落とさないで頑張ってください。

心より皆様の奮闘をお祈りしています。

今月も半ばを過ぎて“ハロアル2019”の活動に参加したいという高校生から申し込みが届き始めました。

今回届いたのは、新潟県妙高市在住の高校生と、今年の活動2018に参加してくれた長野県田辺希さんの後輩で医師を目指している高校生です。

彼には私達がやっているフィリピンのスラムに住む人達の治療を通して医師とはどうあるべきなのか、私達が社会人としてどう見えるのかを考えてもらえたらうれしいです。

ハロアルの活動は医者や歯医者だけの活動ではありません。

あらゆる職種の人達や高校生が協力してスラムの人達に喜んでもらうための活動です。

そしてその活動で使うハブラシ・タオル・石鹸は、医師や歯科医師の皆さんも協力してくれますが、現在集まっている中のほんの少しです。

その何十倍どころか何百倍もの物資は、私達の周りにいる医者や歯医者でない人達からの協力で集められています。

中には5歳の幼稚園児も協力してくれています。

そして一緒に参加してくれる高校生には一人に対して、8万円の補助をしていますが、そのほとんどがこの人達からの支援によるものです。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアというと、フィリピンのスラムに行って無料の歯科治療をすることだけだと思っている人もいるかと思います。

実はハブラシ・タオル・石鹸などの生活用品の支援であったり、日本中で協力してくださる皆さんの優しい思いやりを届ける活動でもあるのです。

毎年現地では数万点どころか数十万点に及ぶ物資を一人ひとりに渡すために現地でハブラシ20本ずつ、タオル3枚に石鹸1個の包みを作るのですが、当日集まってくる人数によっては、せっかく数えて作った包みを壊して歯ブラシを半分にしなければならないこともあります。

この時一緒に行っている高校生は不満な顔をしないで汗を流しながら新しい包みを作ってくれます。

こうしたやりくりが、日に二度も三度にもなることがありました。

それでも全く不平や不満をいう高校生はいません。

大人の皆様なら「何でせっかく作ったのをやり直すのだ」とか、「やる前にちゃんと計画してくれ」と不平不満が出て、素直に行動に移せません。

私達が高校生に期待しているのは、こうした“縁の下”の力がボランティアに必要だということを私達大人に教えてもらいたいのが理由の一つです。

2018年6月22日 医学博士・歯科医師 林 春二

祐介先生こんばんは。

先週はハロアルレディオに出演させてもらいありがとうございました。

生番組で祐介先生と時間を共有していると1時間がアッと言う間に流れ、もうおしまいかと思うほどでした。

本来は「歯と口の健康週間」ということでしたので、もっと「健康」について語らなくてはならなかったのに、どうしても「ハロアルフィリピン医療ボランティア」について話が進んでしまい失礼しました。

そもそも「健康」というのは、肉体的に問題が無いだけでなく精神的にも経済的にも社会的にも問題が無いことです。

言い換えるとそれぞれが不自由なく他と調和し、それぞれが独立していても、集合したとしてもバランスよく機能している状態、あるいは機能していることだと思います。

歯と口については「歯」が欠けたり、う蝕や歯周病になっていないだけでなく、顎の関節や下顎を動かす筋肉ともバランスがとれ、不自由なく使える状態を言うのだと思います。

では身体全体の健康とのバランスについてはどうでしょうか。

私達はこの様々なパーツには目が行きがちですが、お互いのバランスについてはどうしても忘れがちです。

ことに身体の健康を考えると身体に不都合が無いだけでなく、他の組織や環境とよく調和しているかというとそうとは言えないことも多いと思います。

最近スポーツ界で危険な行為で、相手に怪我をさせてしまった事例がありました。

「スポーツマンとしての倫理観」を疑うような側面があったのだと思います。

しかしそれ以上に指導者の無責任さはどうでしょうか。

学生を育てる人としての倫理観があったとはとても思えません。

人を育てるのですから優しい思いやりのある言葉や行動が必要だと思うのです。

それを暴力的な行為やパワーハラスメントをしていたのでは、人はついて来ないと思います。

指導者としてのバランスがあまりにも偏っていたということです。

ここ数回のハローアルソン・フィリピン医療ボランティアに参加した高校生の感想文を読んでいて気がつくのは「かっこいい大人の姿」、あるいは「自分が大人になったらハロアルの先生達のような大人になりたい」と書いている高校生が多いことです。

関口団長や今西先生が、高校生達の指導者として立派だということです。

これこそが指導者としてあるべき姿なのです。

今スポーツ界で起こっている暴力的な反則行為を起こしてしまう学生や、パワーハラスメントで練習さえ出来ないオリンピックの金メダリストがいるという現実は、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアをやっている人にはとても理解できません。

恵まれないフィリピンのスラムの人達の応援を通して人間としてやらなければならないこと、には優しく思いやりをかけること、そして自分に対してはどこまでも厳しく謙虚な行動が取れる人になることを教えてもらっています。

この活動をする人は誰からも好かれ、誰からも目標にされるような人になってしまいます。

教育者の皆さんもぜひ参加してみてください。

2018年6月15日 医学博士・歯科医師 林 春二

ボランティア参加者募集

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活動理念「四本の柱」

  • 現地での歯科医療を中心とした無償の奉仕活動
  • 歯ブラシ・タオル・固形石鹸など物資の支援活動
  • 世界の貧困問題を通じ、自らの生活を見直し「真の豊かさ」について考える
  • 次世代を担う高校生の参加により、真の国際平和と国際責献について考えてもらう

今西祐介のハロアル・レディオ

毎週金曜日21:00-22:00生放送
レインボータウンFM(79.2MHz)
http://www.792fm.com/
歯科医師でミュージシャン今西祐介がパーソナリティの歯科医療ボランティアと楽しいトーク&音楽番組

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